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2021-02-04 12:00

186.「女は話が長い」だと?!時間の感じ方の主観性 from Radiotalk

飛び込んでくるニュースにクラクラさせられることの多かったここ数日。久々に時事ネタを取り上げつつ、時間やコミュニケーションの主観性について語りました。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
00:09
本日も音楽からのスタートでございました、
おしゃれの呪いを解くラジオ、186回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み
イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、
自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、
日本服装心理学協会代表理事の久野里太でございます。
今日もよろしくお願いいたします。
ということで、大体音楽から始まる回というのは、
私のつれづれ語りな回が多い。
つれづれ語りなので、音楽を入れるタイミングを
一致することが多いので、
始めにかけとこうという三段なわけなんですけどもね。
今日はこれ、当日に収録しているんですけども、
某会長の出現ネタで、
だいぶツイッターとかでいろいろ吹き上がってまして、
私もご多分にもれず、生物学的には女性でございますので、
あの発言聞いて、
怒りが沸くやら、情けないやら、
呆れるやら、悲しいやらでね。
ツイッターで、
あんな発言の一部分を切り取って、
卑怯だろうと、
ああいうのは発言全部を見た方がいいんだ、
なんてことが回ってきてたので、
確かになと思って、
全文読んだんですよね。
そしたら、印象変わらなかったですよね。
わかんないところか、もっと酷かったですよね。
確かに全文読むの大事だなと思いましたね。
もっと酷いなと、よく理解できましたよね。
こういう話でね、
私は別に政治のプロとかでも何でもないので、
私がすべき話は何だろうなと考えたときに、
そもそも本当に、
女性の話は長いのかっていうことですよ。
女性の話は長いのか。
これを、
調べた論文はないのかなということで、
やっぱり心理学的アプローチとしては、
論文から当たりましょうということでね。
なんか調べた論文はないのかなーなんて、
ちょろちょろ調べたら、
ちょっとありまして、
結構前のアメリカ政治学会が出した調査というか、
論文なので、
心理学の論文ではなかったんですけど、
その議会が、
議会の中での時間配分とジェンダーの関係性みたいな話で、
その結論としてはね、
やっぱり議会を支配的に占めている性別の方が、
話が長くなるよねっていう結論で、
結果的にはその時、
男性の方が圧倒的に人数が多かったので、
男性の方が話が長いよねってことになったんですよ。
おやおやと。
おやおやと。
男性の方が話が長いんじゃないかと。
実際の時間はともかくとして、
03:00
心理学ではよくですね、
時間の感じ方については、
心理学はもちろん専門分野ですからね、
よく研究される分野でございますね。
時間10分は10分でも、
このラジオの配信も12分でございますが、
もしかしたらその配信会によって、
今日短かったなって感じる人もいれば、
今日長かったなって感じる会もあったりして、
同じ人でも同じ12分でも、
そのラジオの内容によって、
長く感じたり短く感じたりすることがあるというのは、
皆さん実感としてあるんじゃないかなと思います。
この時間の感じ方、
時間はあくまで10分は10分、
誰にも平等な10分なんですが、
時間の感じ方は非常に主観的なものなんですよね。
この時間の感じ方を、
研究されている先生として非常に有名なのが、
千葉大学にいらっしゃる、
市川誠教授という方がいらっしゃいまして、
その方が時間の近くの専門で、
いろいろ一般向けにも、
たくさん本を出していらっしゃる方なんですけども、
その方の話から引用させていただくと、
時間の感じ方には、
それが変わる要因がいくつかありますが、
まず一番大きいのが、
注意の大きさによって変わるとおっしゃってますね。
時間の経過に向ける注意の大きさによって変わる。
つまり、時間の経過のことばっかり、
時間何分経ったかな、
時間のことばっかり考えていると、
人間は時間を長く感じるということです。
大抵、楽しかったり、
何かその場で楽しいことが起こっていたり、
夢中になることが起こっていたりすると、
時間の経過に意識を向けていられない状態の場合に、
人はその時間を短く感じます。
ということは、
その時間が長く感じるということは、
その場で起こっていることに
注意・集中しておらず、
時間の方ばっかりに集中していると、
時間が長く感じるんだよということですよね。
ということは、
人間はその場で何かできることが
面白かったり夢中になっていたら、
時間を長く感じるはずがないということなんですよね。
ちょっと含みを持たせましたけどね。
そしてもう一つ、
身体的な代謝によっても
時間の感じ方って変わると言われているんですね。
代謝というのは、
具体的に分かりやすいところで言うと、
心拍数、胸のドキドキ、呼吸数、
この辺が増えると、
時間は短く感じると言われています。
なので、運動をしているときに
時間が短く感じるというのもこの辺なんですけどね。
なので、某区団の会長はですね、
女性の話を聞いているときに、
女性の話が明確に時間として客観的に長い
という証拠はないわけですから、
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そうなると主観的なんだよねということになるわけで、
女性の話を聞いているときに、
話じゃなくて、
時間何分経っているかなというふうに
注意を払っているか、
もしくはすごくドキドキしているか、
どっちかなんじゃないでしょうかねって
いうことになるわけですよね。
ことほど左右にですね、
人間が誰かが喋っているときに
ことに対してどう感じるかとかね、
人とのコミュニケーションでどう感じているかを
自分がどう感じているか、
どう思ったかを喋ることは、
これ自己紹介なんですよね。
自分がどう感じているか、
主観なんですよ。
自己紹介にしかなりえないわけで、
それをこう堂々と言ってしまうというのは
とても恐ろしいことだなと思いますよね。
自分がこの場で相手と、
誰か誰かとコミュニケーションを取っているときに
どう感じているかというのは、
そのままそれは自分の価値観だったり、
自分自身を表してしまうことでもあるわけで、
ですからやっぱりそれを内省的にね、
自分を変えりみるという意味では
すごく考えるべきなんじゃないかなと。
あのニュースを見て、
確かに女性の話長いよなって感じた人が
もしいるのであれば、
なぜ自分は長く感じてしまうのかと、
いうことを一度変えりみるというのがね、
一番でないけど、いいんじゃないかなと
一回考えてみた方がいいんじゃないかなって思うんですよね。
こういったことはですね、
カウンセラーになるときにね、
カウンセラーにとってはいつも意識していることで、
人と、カウンセラーの場合にはクライアントというね、
自分が担当する方、患者さんですよね。
クライアントと対話しているとき、
カウンセリングしているときに、
カウンセラー自身が何を感じるかには
非常に敏感になっておきなさいというのは
言われることなんですね。
非常に意識しなきゃいけない。
なので私はパーソナルスタイリングのときにも、
もちろんパーソナルスタイリングのお客様と対峙するときに
自分がどう感じるかというのはすごく大事にしています。
それはですね、
自分のことについても、
相手と対峙してどう感じたかというのは
自分の例えば思い込みだったり主観だったりにも
気づかせてくれます。
例えばクライアントさんが何か喋っていることに対して
なぜか自分がカウンセラーがスタイリストが
イライラしてしまったら
それは何か自分の中にある
それこそ思い込みとか呪いとかを
刺激されている。
それで勝手に受け取った自分が
マイナス感情を湧き起こさせている
ということかもしれない。
それはクライアントの問題ではなくて
自分の問題ですよね。
それをクライアントに転化しないように
ぶつけないように意識しなければならないし
逆にクライアントがわざとカウンセラースタイリストを
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イライラさせようとして
煽ってくるような言葉を放ってくるときもあります。
そういうときには何かこのクライアントが
カウンセラースタイリストを煽る原因は何だろう
というふうにして考えていく。
こういうふうにして
主観自分が感じたことというのは
自分と相手の関係性を考えるために
自分で振り返り考えて
活かしていくべきものなんですよね。
ちょうど今日の某会長のニュースの前に
数日前に同じくツイッターで
ぽっちゃり体験の方が
ファッションセンスに自信がなくて
あるパーソナルスタイリストのサービスを利用したら
体験にすごくダメ出しをされて
全然楽しめなくて
そのときにお買い物の動向で服を買ったんだけど
それを見るたびに嫌な記憶が身勝っちゃうらしいんだよね
というツイッターが流れてきて
それもまた
今日流れてきたニュースと同様に
私的には非常に情けなく
申し訳なく思ったんですよね。
それもですよ
パーソナルスタイリストが
そう言ってしまった
太ってるからダメなのよって
パーソナルスタイリストが思ってしまったのは
それはまさしく
自分のスタイリングスキルの無さを
刺激されたからなんですよね
正直言って
太ってる太ってないというのは
本当にご本人にこんなこと言ったら
もっと深刻な悩みなんだよって言われたら
申し訳ないんですけど
体が大きいか小さいか
スタイリングする面積が
大きいか小さいかだけなんですよ
プロのスタイリストにとっては
なのでその面積が大きくなったからといって
スタイリングはしづらいなんていうことじゃ
困ってしまうわけですよ
プロとしてはね
やっぱりパーソナルスタイリングではなくて
モデルさんを相手にするような
スタイリングしかしてこなかった人っていうのは
モデルさんたちの
ほとんどが
体が小さい
細い面積が少ないので
その面積が少ないスタイリングに
慣れてしまっているだけ
なんですよね
その面積が少ないスタイリングしかできてなかった
自分を認めたくないので
クライアント
お客様にそういうことを言ってしまう
何か相手に対して
自分が感じたことを
放つときには
それは相手のせいではなくて
自分の主観
自分の価値観とか
自分の何か
何か自分の中にある原因
が反応した
だけの感情なんじゃないか
っていう振り返りは
どんな人にとっても大事だな
なんてことをここ数日のことで
感じましたね
これも一生
理解していくべきことだなと
思っておりますよ
皆さんどう感じられましたでしょうかね
またこの番組では
引き続きファッションへのお悩みも
募集しております
どしどしマシュマロからお寄せください
それではまた次回の配信でお会いしましょう
おやすみなさい
12:00

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