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322回目の配信でございます、おしゃれの呪いを解くラジオ。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。本日もよろしくお願いいたします。
さあ、昨日ね、おしゃれが全くわからないという人は、まずはファッションを考える、知るための枠組みから学びましょうよっていう話をしました。
その枠組みの中の一つが、例えば私の本、「最高にしっくり似合う服選び」でご紹介している顔パーツ診断、顔に似合う服のタイプ分類であったり、あとは体型診断、体型に似合う服のタイプ分類だったり、パーソナルカラー診断、似合う色のタイプ分類だったりということなんですよね。
そういう枠組みがあると、漠然とね、この世の中に余ったある服の中から自分に似合う服を選ぼうとするよりは、はるかにその服選びがやりやすくなるし、その枠組みを利用して他者のおしゃれを見ることで、より学べることも多くなるよっていうお話をしていきました。
ただこのね、枠組み、フレームなんて言いますけども、なんで枠組みに沿って考えることを心理学でもフレーミングなんて言ったりします。このね、フレーミングって別にあの服選び、服に対して考える時だけじゃなくて、いろんなこと、その日常で何かを考える時って必ずやっぱりフレーミング、フレームって自分の中で持ってるんですよね。考え方の枠組みって。
で、その考え方がうまくいかなくって、何か悩みが出ちゃったりする時には、そのフレームを変えましょう、枠組みを変えましょうってことをリフレーミングなんて言ったりするんですね、心理学では。なんでよく使う言葉なんですけど。
ただこのね、フレーム、枠組みで捉えづらい問題っていうのがあって、それが私たちの心なんですね。なので、ファッションの悩みも単純にその外見に似合う服とか、似合う服がわからないなとか、ファッションのルールがわかんないなっていうような問題だけであれば、
似合う服を選ぶメソッドを使って、その枠組みを覚えて適応していけば解決できます。でも、外見的な問題じゃなくて、そこにね、自分の本当はこういう服が好きなんだよな、こういう服は着たいんだよなっていう思いとか、あとは自分がなんとなく抱えているコンプレックス、
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本当はこういう風に見られたいな、若く見られたくないな、もうちょっと大人っぽく見られたいなとかね、そういうコンプレックスとか、あとは本当はこうなりたいんだよなっていう理想像とか、そういう揺れ動くもの、そしてその悩みの種類が決まってないもの。悩みって無限にあるじゃないですか。悩みの種類ってこの4タイプしかないですっていうことはまずありえないわけで、基本的には無限にありますよね。10人いたら10通りの悩み、好みがある。
そういう風に、その無限にあるもの、これだけしかないよっていう風に限定できないものっていうのは、枠組み、フレームで考えることは難しいんですよね。なので、そういった心の問題も含めて、私の書籍のタイトルになってますけども、しっくりくる服を探そうと思うと、これまたなかなか難しいっていうことになるわけです。
なので、本当にその心の問題をメインで考えて、そこもしっくりくる、好きだし似合うし、自分のコンプレックスも解消できるし、なりたい理想像も自分で体現できるし、みたいな内面もかなり神したファッションを目指していきたい、その内面を解決していきたいっていうことだと、やっぱりその内面の問題を理解できるスタイリストに直接依頼して、直接やっぱり人間に解決していきたい。
個別に話を聞いてもらって解決してもらうしか、なかなか難しいなと思うんですよね。
で、このフレームで解決できる問題、枠組みさえあれば解決できる問題、例えば似合う服を選ぶとかだけですけど、そういうのっていうのは、変な話、AIでも今後解決できちゃうんです。
AIの世界でのフレーム問題っていうのがよくあって、AIっていうのは決まった枠組み、限定的な情報ですよね。
ここからここまで覚えればいい、その中で判断すればいいっていう物事はAI得意なんですよ。
なので、例えばパーソナルカラー診断も徐々にそういう技術が出始めてますけれども、スプリング、サマー、オータム、ウィンターの4種類しかないと、この4タイプに区分すればいいみたいな、そういう診断は正直人間がやらなくても、たぶんいずれAIができるようになります。
これ、それ以外の私の顔パーツ診断とか体型診断でも同じことです。
ロジックがしっかりあって、そのロジック通りにやっていけば結果が出る問題というのは、AIでいずれ解決できてしまうわけです。
ただ、ロジックがしっかりないもの、またその問題が限定されずに無限に広がっていくもの、さっき言ったコロナ問題のように、これはAIでは解決まだできないんですよ。
というのは、AIにもその処理要領に限界が、上限がありますから、無限にある問題を無限に考えて解決するというのは不可能なんですね。
それがでもできちゃうのが、やっぱり人間のすごさなんですよね。
なので、そういう意味で、これからおしゃれな問題を解決していきたいと考えている人は、もしかするともう数年待ったら、その枠組み問題で解決できるようなものは、わざわざ人に頼まなくても、オンラインでAIでピッと押せば、すぐ答えが出てくるようなシステムが出てくるかもしれない。
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そうすると、今よりももっと受けやすくなる可能性はありますよね。
ただ単に似合うだけじゃなくて、無限に広がる心の問題、自分の好きとか、こうなりたいみたいなところまで含めたアドバイスというのをAIからもらうというのは、多分なかなか時間がかかる。
当分かなり長い時間難しいんじゃないかな。
それができるってことは、ほぼ人間と同じように会話ができる、ロボットができるようになるってことなので、かなり先だと思うんですよね。
なので、それはなかなか難しい。やっぱりそれは、いずれにしても、しばらくは人間に頼むしかないってことになると思うんですよね。
ということは、こういうイメージコンサルタントとかパーソナルスタリストとか、私と同じような仕事を目指している人は、正直診断系、例えばパーソナルカラー診断とか、そういうものを一生懸命それだけを身につけていても、いずれAIに取ってかわられちゃうっていう危険性が高いわけですよ。
診断だけを学んで、それだけをやっていても、いずれそれはフレームがあるものなので、ロジックがあるものなので、コンピューターに覚え込ませればいずれできるようになっちゃう。
なので、そこだけをやっていると今後厳しいかもねっていう話をよく、うちの4スタイルパーソナルスタリストスクールではしています。
なので、うちのスクールでは診断は本当、さらっとしかやらない。さらっとしかやらないって語弊があるけど、ちゃんとしっかりできるようにはやるんだけど、それありきだと思わないでねって言っています。
それは前提として、やっぱりその先のお客様の好きなスタイリングをどう叶えてあげるかとか、そのお客様が何を好きなのかっていうのを引き出すスキルとか、そういうところをしっかり身につけてねっていう、そっちに結構重点を置いてるんですね。
それが服装心理学なんですけど、なのでそういうフレーミングできない問題、まさに心理学ですけどね、そこをやっぱりスキルとして持っておかないと今後厳しいんじゃないかなっていうふうに思います。
やっぱりフレーミングできる問題っていうのはAIにとって変わられるだけじゃなくて、1回やってもらったらそれで終わりっていうのはあるんですよ。
基本的には揺れ動かないものなので、特にパーソナルカラーとかは一生変わらないものなので、それをやってもらったら1回で終わっちゃうので、やっぱりビジネス的にはなかなか厳しいんですよね。
そういう意味で、今後人にファッションをアドバイスするような職に就きたいなと思っている方は、やっぱり心の問題、人間でしか解決できない問題も含めてアドバイスできるように勉強していかないと、なかなかこれからの時代は厳しいんじゃないかなと。
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逆に言えば、そこは永遠多分コンピューターには解決できない問題になると思うので、どんどんニーズが増えていきます。
心の問題を知っておくことは、ファッションをきっかけにもっと幅広い悩みに回答できることになるっていうことなので、そういう意味でもね、服装心理学を活用したマンツーマンのサービスっていうのは私はすごく未来があるなって。
ファッションアドバイスだけじゃなくて、今現状でもそうですけど、アパレルでの商品企画だったり、あとは反則ですよね、マーケティング反則だったり、全般にいきますし、本当にいろんな分野で活用できるものだなと思っています。
なのでね、いろんな分野で活用できるし、コンピューターでは解ききれない問題っていうのは単純に面白いですよ。本当にやってて面白い。
なので、そういう意味でもね、本当に一人でも多くの人に知ってもらいたいし、これからどんどん広がっていく分野だから、まだまだ人手も足りないのでね、どんどん気になる方は学びに来てほしいなと思いますし、
まずその辺にだけ味わってみたいなという方は、オンラインサロンの服装シーンラボだとどういうことをやるのかっていうのもすごく体験しやすいので、まずそこから試してみるのもお勧めです。
ぜひぜひ一人でも多くの方に知っていただけたらなというふうに思っています。
ということで、この番組ではまだまだ皆さんからのおしゃれなお悩み、心理学的なお悩み、まだまだお待ちしております。
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それではまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。