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2021-07-19 11:53

300.私がリアルタイムで感じていた、90年代の空気 from Radiotalk

90年代半ばのインタビュー記事が話題です。「本当にあの時代って、あんな記事が許される時代だったの?」と若い世代から質問されたことをきっかけに、まさに90年代に青春を過ごしてきた私ができうる限りあの空気感を伝えるべくしゃべってみました。

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はい、週が明けました月曜日でございます。皆さんいかがお過ごしでしょうか。おしゃれの呪いを解くラジオ、いきなり噛んじゃった。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日でちょうどぴったり、多分300回目でございまーす。
なんかぴったりっていいですね。気持ちいいですね。ありがとうございます。はい、ということで今日は音楽からのスタートということで、つれずれ話をと思っているんですけども、
ちょうど配信ギリギリに収録しているので、ほぼライブっていう感じなんですけど、先週末からオリンピックのオリパラの音楽の大山田圭吾さんの件が結構燃え上がってたじゃないですか。
ついさっき、辞任の意向ということで速報が入ってきて、それ見てたんですけど、それに絡んで、ちょうど週末に、私より若い世代の人に、
本当に、あの大山田さんのインタビューで、90年代当時の若者は全然受け入れているムードだったんですか?って、心底不思議そうに質問されたんですよ。
まあそうですよね。そのインタビューの内容を見ていない方も多いかと思うんですけど、あんまり読まないほうがいいんですよね。読んでて気持ちいいもんでは全然ないですね。
人によってはちょっとフラッシュバックを起こすような、かなりひどい。いじめっていう言葉で賄賞化しちゃいけないくらいひどい内容ですよね。
なので、本当に90年ってあれがオッケーな雰囲気だったのって、そりゃ思うよなって思うんですよ。私ちょうど年齢的に90年代が青春のど真ん中で、高校時代と大学時代は90年代で過ごしてきましたので、
あのインタビューもリアルタイムで見てましたし、どんなムードだったか、あくまで私っていうフィルターを通した感覚なので、同じ世代の方でも全然受け止め方違う方もいるし、と思うんですけど、ちょっとお話ししてみようかなと思ったんですよ。
で、私というフィルターがかかる話なので、私がどういう感じだったかっていうのを先に伝えておこうと思うんですけど、まず文化的には私サブカル派ではなかったんですよね。
サブカル派とメインストリーム派っていうのがやっぱり当時あって、コーネリアスっていう音楽とか、私音楽そんな詳しくないのでね、あんまり話するとちょっと詳しい人に怒られたのでなんですけど、
まあそういうサブカル派がいる一方で、当時メジャーシーンといえば、メジャーシーンって言い方じゃなくて王道というかね、というのは小室哲也さん系の音楽ですよね。
アムロナミエさんとか、グローブとか、TKサウンドってやつですよ、あの辺とか、あとはパフィさんとか、ちょっと90年代半ばぐらいだとジュディアン・ド・マリーとか、その辺だったんです。
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その辺のメジャー、ドメジャーが大好き派だったので、私自身は全然サブカル派ではなかったので、山田圭吾さんとかもちろんしてたけど全然詳しくはないし、そのインタビューで載せた雑誌を毎月、あれ月間ですよね、読むほどかっていうとそこまでもない感じ、どっちかというとファッション誌読んでましたっていうタイプです。
私、今のこの仕事になってから専門学校の講師とかもやってるんで、今の専門学生、若者の雰囲気とか見てると、結構何が好きかっていうことであまりパキッと分かれてない気がするんですよ。
なんか見た目バリバリ夢川系のラルム系のファッションをしてる女の子とバリバリハードなK-POP系のファッションをしてる子がすごい仲良かったりとかするんですけど、今はそんなに好きなものによってあんまり仲良くない、仲良いっていうのが左右されないのかななんて思うんですけど、昔はねやっぱり結構それによって仲良しグループがパキッと分かれる感じではあったかなと。
でもその中で私は割と他の人よりもあんまり特定のグループに属するのが好きじゃなかったのもあって、割とど真ん中なグループと一方でサブカルが好きなような女の子とも仲良かったみたいな感じでしたね。
で、90年代はどんな雰囲気だったかというと、確かにああいう雰囲気があったというか、あのインタビューはあまりに人良いけどね、あれはさすがに90年代の私もドン引きだったけれども、でもああいうものが出る雰囲気はあったんですよ。つまり逆張り的な感じ。
というのはこの辺ファッションも絡めて話していくとちょっと分かりやすいかなと思うんですけど、経済的に言うと、頑張れば頑張るほど良くなるっていう経済成長期が日本があったわけですよね。そこから80年代入ってとにかく頑張らなくてもなんならOKみたいな、なんか全部うまくいくみたいなバブル期があり、そしてバブルが弾けた後のサブカルなわけですよ。
世代的にあのインタビューなわけですよ。バブルが弾けちゃったんで、もうなんか頑張っても頑張ってもどうにもならないという時代にどんどん入っていったときに、なんていうかしらけムードっていうか、なんか頑張ってもしょうがないじゃんみたいな。
なんかもっと方の力に頑張るなんてバカバカしい、頑張るなんてバカだみたいな感じとか、なんかメジャーなものなんてダサいみたいな、そういう逆張り的なムードがあったことは確かなんですよ。
それが過激派になっていたときに、ああいう露悪的な趣味というか、ちょっと他の人が眉を潜めるようなものをあえて好む、笑って話すみたいな空気へと育っていったっていうところはあったかなと思いますね。
ただ、それがみんながみんな許してたかというと全然そういうわけではないんだけど、そういうものが生まれる土壌はあったっていう言い方が正しいのかな。そういう感じですよね。
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だから、ああいう空気があったから、だからあのインタビューが出てもおかしくないんだよ。ああいう発言をした人に罪はないんだよとまでは全然言えない。みんながみんなあんなことを言う世代ではなかったと思う。私の感覚としては。
だけど、ああいうインタビューが生まれて、あれを好む人が言ってそういったことは確かだなっていうのは確かにありますね。
ファッションに関してもね。バブルが弾けて90年代半ばから古着が流行ったりして、古着もある意味逆張りじゃないですか。新品じゃなくて、あえて古いものを着る、あえてみたいな感じとか。古着が流行ってその後ミニマムにいって、とにかくシンプルな感じのファッションが流行って。
それもねやっぱりバブルのやり戻しだと思うので、そういうそのあえて逆を行くみたいな空気があったことは確か。
で、かつ割と仲間意識がどんどん強硬になった時代ではあったなとは思うんですよ。さっき言ったようにその文化が違うと好きなアーティストが違ったらもう友達じゃないみたいな。好きなアーティストごとに派閥が分かれてるみたいな。極端にそんな感じで。
やっぱりその仲間意識がすごく強かった時代ではあったので、その内輪受け、いわゆる今一般語になりましたけど内輪受けみたいなムードもすごくあったので、その中でちょっと変な風に盛り上がっちゃって調子乗っちゃって急先鋒、過激派になっちゃったっていうのがインタビューの界隈なのかなっていう感じはしますよね。
で、私はもともと90年代のその空気を私自身が当時どう感じたかっていうと、頑張るのがバカバカしいっていうか、自分が頑張るのがバカバカしいって思うだけならまだいいんだけど、やっぱり頑張ってる人を冷やかすとか、頑張ってる人を下に構えて見るだけならいいけど冷やかすと口出すみたいなことが結構まかり通ってた文化空気はあったんですよ。
それがすごいあるね。
例えば、私、文化祭とか体育祭とかすごい燃えるタイプだったんだけど、それを必ずバカにして、なんであいつ燃えちゃってみたいなことを言ってる男子グループがクラスの隅っこにいるみたいな感じ。
で、練習、男子練習しようよとか言っててもバカバカしいから帰るみたいな、なんかそういう人たちがいるみたいな。そういう人たちは決して、なんていうのかな、割と声が大きい人としているっていう感じかな。
それはすごいあったんですよ。本当にあった。やだったし、やだったし、もったいないなって思ってたっていうのもあるけど、やだった。
で、その点、今ってわかんないよ、わかんないけど、うちの子供もまだ中高生じゃないしね、全然4歳だしわかんないけど、旗から見てると、なんかそんなに頑張る人をバカにする空気って学生の中になさそうな気がして、なんかみんなダンス頑張ったりとか体育祭すごい燃えたりとかしているっていうのは、そういうまっすぐさが戻ってきたっていうのかな。
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っていうのは、今は素晴らしいなって思うし、だからあの頃のインタビューはすごくひどかったけど、そういう意味では確実にちゃんとみんな良くなってるんだと思うんですよ。
文化がすごく良くなってる、良い方向に進行してるんじゃないかなっていうのは思うので、その良い方向に成長する、全体が成長する前の出来事として、やっぱりあれは確実にああいう時代もあったにはあった。
だけど時代のせいにしちゃいけない話なのかなって思いますね。そんなことをうつうつと嫌なことがたくさんあったなって思いながら考えてたら、あのちょうど昨日の夜配信されたのかな、あのルックバックっていうね、あのジャンププラスっていうんですか、あのサイトで無料で配信されている漫画がすごく今話題になってますけど、あれを読んでなんかそういうむしゃくしゃも取れましたね。
なんかぜひまた読んでもらう方は読んでください。なんかそういう頑張る人がバカにされない物語でもあるし、あの時ああしとけばよかったみたいな誰もが持っているような傷にそっと寄り添って手を当ててくれるような物語だったり、なんかああいうのが生まれてすごく評価される。
少ないセリフの漫画なんですけど、少ないセリフでもみんなが理解して評価されるっていう意味でも、なんか時代は良くなってるんじゃないかなっていうふうには、すごくなんかね90年代がすいませんって思ったんだけど、ちょっと同じ時代的には。
だけど時代は良くなってるんだなと思って、ちゃんとそれは感じて自分もその中にちゃんと入っていこうと、そんなことをトラトラ考えた週末でございました。熱くなってきたので皆さん体調には気をつけてね、頑張っていきましょうね。
はい、ということで同じ世代の90年代のあの頃の思い出的な感想もお待ちしております。私の目からじゃない別のフィルターがかかった、またご感想とかあの頃の思いみたいなのもあると思うので、ぜひぜひ番組概要欄にありますマシュマロから送っていただければ特命で送れますので、ぜひご利用ください。
もちろんそれ以外のファッションに関するお悩み、ご質問も引き続きお待ちしております。マシュマロかラジオトークのお便り機能で送ってください。そしてこの番組の更新情報は各ポッドキャストサービスで登録をすると、ラジオトークでフォローすると受け取ることができますので、ぜひぜひ登録フォローの方よろしくお願いいたします。それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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