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2023-08-12 12:00

676.フレンチスリーブは本当に二の腕を細く見せるのか問題 from Radiotalk

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あるインフルエンサーさんの疑問を引用させて頂く形でのツイートがそこそこたくさんの方に見て頂けたようなので、このPodcastでも詳しく解説します。それは、「フレンチスリーブは本当に二の腕を細く見せるのか問題」。そもそもフレンチスリーブとは?なぜ二の腕が細く見える人とそうでない人がいるの?というところから、服のデザインを体型カバーという観点から訴求することの問題についてまで、時間目一杯幅広く語りました。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
00:05
はい、ということで始まります。おしゃれの呪いトークラジオ。本日で676回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバーサバーっと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで公認心理師の久野梨彩です。本日もよろしくお願いします。
さあ、世間の皆さんはお盆休みでいらっしゃるということなんですけど、どうなんですかね。
本週にも台風直撃ということでちょっとお出かけも見合わせようかなという方も多いのかなと思うんですけども、
私はちょっと先週、一足早く夏休みいただきましたので、盆は普通にこのラジオも更新していこうかと思ってますので、
盆休みをともに引き続き聴いていただけたら嬉しいです。
さあ、おとといぐらいだったかな、私とは全然業界が違うインフルエンサーさんがツイートしてたことに関して、
ちょっと引用させていただいて、ファッション系の補足的な知識的なツイートをさせていただいたら、そこそこいろんな方に見ていただきまして、
やっぱりみんなこの辺興味あるのかなということで、とはいえツイッターって結構持ち数少ないので、
もう少しちゃんとお伝えしたいなということで、このポッドキャストでもお話しようかなと思うんですけども、
どういう話題かというと、フレンチスリーブってわかりますかね、スリーブ、袖のデザインの一種のことなんですけども、
フレンチスリーブっていうのは、普通の半袖が袖の肩から肘までの3分の1ぐらいをしっかり隠すような丈が平均だとすると、
もっと短い、ちょこっとだけ袖があるような形のデザインの袖のことをフレンチスリーブと言うんですね。
これがよく雑誌なんかでは、気になる二の腕をカバーしてくれるとか、二の腕と肩を程よくカバーしてくれるみたいな、
そういう訴求をされていることが多いんだけど、でも私にとっては面白い、一番太く見える気がするっていうような疑問を追悼された方がいて、
こういう悩みを持っていらっしゃる方が結構多いなということで、私なりの観点で補足をさせていただいたんですよ。
どういうことかというと、フレンチスリーブ、確かに二の腕を本当に隠すのであれば、ちょこっとしか袖がないフレンチスリーブよりは長い袖の方がいいというのは、それは最もなことなんですけども、
それが二の腕を逆に全部隠すのではなくて、ちょこっとだけある袖の方が二の腕がカバーされるという現象が起こるときも、条件が揃うとあるんです、実は。
03:12
これはカバーっていうと、皆さんイコール隠すっていうイメージを抱かれるので、隠れてないじゃんっていうね、短い袖で隠れてないじゃんっていうふうに誤解されがちなんですけども、
カバーって二種類あって、今言ったような文字通り隠す、隠してカバーするっていうやり方もあれば、もう一つ目の錯覚を起こしてカバーする、そう見えなくするっていうね、
ネガティブな部分がその目の錯覚によってわかりづらくするっていうような方向性のカバーもあるわけで、フレンチスリーブではこの交差を指して言われることが多いんですね。
どういうことかというと、二の腕が太いと思っているときに、果たしてその二の腕が本当に太いんでしょうかっていうことがありまして、
肩幅が狭いことで相対的に二の腕が太く見えてるっていうケースも結構あったりするんです。
これどういうことかっていうと、人間って例えば二の腕だけを見ているようでいて、そこだけを見ていることってほとんどないんですよ。
二の腕を見てるときってだいたい視野の中には肩幅だったり肩だったりとか首だったりとか近隣の箇所も同時に見ていますよね。
そうすると二の腕だけが太いかどうかっていうのをチェックしているのではなく、近くにあるものとの比較で太いか細いかっていうのを判断しているケースが結構あるんですね。
なので肩幅が狭いとそれに対して二の腕のボリュームが目立ってしまって、結果的に二の腕がそんなに実は太くないのに太く見えてるってこともあるわけです。
その場合には肩幅を広げてあげれば二の腕が細くなるっていうことは、そういう錯覚を起こすことは非常に有効で、この錯覚を起こすのにフレンチスリーブが使えるんです。
フレンチスリーブって肩、ちょこっとしか袖がない分、肩を延長したみたいな、ピョンと肩が飛び出たみたいな見え方をできるデザインなんかも結構あるので、そういうものを着ると肩幅を広げることで二の腕が細くなるっていうことは、そういうことを実現することは可能と。
こういうふうに自分が悩んでた箇所っていうのが、実はその箇所自体に問題があるんじゃなくて、近くにあるものとの比較でたまたまそう見えてるだけっていうケースがすごくたくさんあって、
例えば、私首が太いんですとか肩幅すごくたくましいんですって言ってる人が、実際ちゃんと身長のバランスから計測してみると、顔が小さいだけだと。身長のバランス的に考えたら肩幅が決して広いわけじゃないんだけども、顔は小さい。だからその顔との比較で肩幅が広く見えてるだけなんだよとか、
あとは身長のバランスから手が長いだけで足は実際短くはないんだけども、その手の長さのせいで足が短く見えてることとかもとてもよくあるので、その近くにあるものとの単純な比較じゃなくて、身長っていう全体的なバランスの中でどういう配分になってるのかっていうのを見ないと、なかなか本当にその場所が、いわゆるその人との悪さをしてるかっていうのはわからないんですね。
06:22
だからそれをしっかり数字で測って比率を算出して、どこが身長に対して本当にボリュームが大きいのかっていうのを算出するのがうちでやってる体型診断なんですね。
だからそういうふうに正確なバランスを知ることで、じゃあ本当に二の腕にボリュームがあるのか、それともそうじゃない場合には肩幅広げたらいいのかみたいな、その取るべき対策っていうのが、適切な対策っていうのが変わってくるので、やっぱりそこはね、一箇所だけを見るんじゃなくて、全体のバランスの中で考えてほしいなっていうのはまずあるわけですよ。
なんですけども、これとは別にね、こういうここまでがツイートした内容なんですけど、これにはもうちょっと深い問題があって、じゃあね、私のそのツイートを見た時に、私肩幅狭くないけど二の腕フレンチスリーブ似合わないんだよなっていうふうなコメントをされる方もいたりとかするんですけど、じゃあその肩幅が狭いかどうかも本当にわかってますかっていうのがあって、
これね、一回計測しないとわかんないんですよね。自分が肩幅って思ってるところが、実は二の腕のことをそれ指してますよっていうケースも我々から見るとたくさんありますしね。だからこの辺は本当に一回計測ちゃんとした方がいいよって、とても思います。
それに加えてちょっと気になったのが、やっぱりこのそもそもね、アパレル業界だったりファッション業界が何かの商品を訴求する時、売りたい時に、やっぱりここ数年、その商品が持っている機能性を訴求してしまうことがあまりに多すぎるんじゃないかなって思うんですよね。
そもそもフレンチスリーブの良さを伝える時に、二の腕をカバーしてくれるとか肩をカバーしてくれるって言わなきゃよかったわけじゃないですか。全員の二の腕カバーには繋がらないわけですよ。平たく言うとね。一部の人には繋がるけどそうじゃない人もいるわけで。
だったらそれ言わなきゃいい話なんですよ。だけどそのそれを言っちゃうっていうのは、やっぱりその機能性、その商品の機能性というメリットを歌わなかったら、それを伝えなかったら売れないっていうなんか思い込みみたいなのも結構アパレル業界の中には実はあるんですよね。
機能性を訴求するっていうのもそうだし、もっと嫌な言い方をすると、相手の消費者のコンプレックスを刺激することで、その商品を売ってきてしまっていたっていうところがあって。
09:01
これは私もその企業当初ね結構あのファッションライティングするときに、そういうこれを着れば痩せて見えるよみたいなことは結構書いてしまったことがあったので、自分自身の反省としてもすごく思っていて。
だからその私が代表している4スタイルパーソナルスタイルとスクールでもそうですし、あと私結構小売店向けにアパレル販売員さん向けに販売研修なんかもやっているので、その時にもお伝えしてるんですけど、やっぱりそのコンプレックスを刺激するとか、リスクを回避するためにこれ買った方がいいよみたいな売り方ってもうこういうツイートがなんていうのかなあのすごくバズっちゃうところから言ってもやっぱり限界が来てるんだと思うんですよ。
リスク回避だけで売る、コンプレックス刺激して機能性だけ訴えて売るっていうのはね、だって違うじゃんって言われたらそれまでだしねっていうことで、だからそうじゃなくってやっぱりこのフレンチスリーブっていうのは何も身の腕をカバーするために生まれたデザインではないわけですよ。
やっぱりそのちょこっとした袖がその全体のその洋服の女性らしさを女性らしい印象を高めてくれたりとか、かわいらしいイメージになったりとかっていうようなその印象を出すっていうメリット、デザイン的な意味合いも当然あるわけで、そこもちゃんと歌っていかないといけないんじゃないかなって。
デザインの持っている良さとかどういうイメージになれるかとか、そういったことも同時に伝えていかないといけないんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
もちろんこれはパーソナルスタリストになるにしてもね、やっぱりコンプレックス刺激して、こういう体型の人はこういうものしか着られないよって言ってしまいがちだし、
このバズった元々のツイートにも私は骨格タイプ、○○タイプだからフレンチスウェーバー着られないんですって言ってる方たくさんいるんだけど、実際そうじゃないわけですよ。
着方、どんな体型の人でもうまく着る方法はあるので。でもそういうふうに思い込ませてしまうと、そこで止まっちゃうから、結局リピートの理由もなくなるわけですよ、スタリストの。
審査を受けたらそれで終わりだね、この服は着られなくてこの服は着ないで以上ですねってなっちゃうので、やっぱりスタリスト、イメージコンサルタント自身の首を絞めていることにもなるし、ファッション業界全体がシュリンクしていくし、お客さんにとってはファッションの楽しみ方がすごく狭くなってしまうと思うので、
やっぱりこのデザインはこういう体型をカバーしてくれるだけじゃない良さっていうのは、私自身ももうちょっと伝えていかなきゃいけないのかななんていうふうに思っております。
なので、そういうふうに多角的にオシャレを楽しむ人を増やしたいなというふうに思っていらっしゃる方は、ぜひFPSSに入学して一緒に広げていっていただきたいなというふうに思っていますので、現在第16期生徒募集中ですので、よろしければ番組概要欄にありますリンクを見てみてください。それではまた。
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