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2020-07-04 11:56

05.withコロナ時代、人に会わなければおしゃれは不要か from Radiotalk

本日のテーマ

「外出する機会が減って、服を買わなくなった」という声が聞こえ始めた緊急事態宣言発令当初から今まで、いろいろな人を観察してわかったこと。誰にも会わなければ人にはおしゃれは不要なのでしょうか?

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン #Radiotalk
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なかなか減りませんね。コロナウイルスの感染者数ね。なんか東京増えてきちゃいましたよ。
やっぱりコロナが流行る以前に比べて、人と会う機会がカクッと減った人多いんじゃないですかね。
その時どうでしょう?人間って誰とも会わないとしても、おしゃれってするんでしょうか。
これ、私結構前からすごく興味があった部分で、計らずもそれを確認できた時期に、特に緊急事態宣言中はなってしまったわけなんですけども、
その時にすごく興味深い動きを周りでたくさん見たんですね。
人は誰とも会わないとしてもおしゃれをするのか。今日はそんなテーマでお届けしていきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ。 この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込み、
おしゃれの呪いをバッサバッサと解いていきます。 服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙です。 今日もよろしくお願いします。
今日は私はですね久々にパーソナルスタリストスクールの授業を対面で、対面は久々でしたね。
ずっとオンラインで配信したんですけども対面でやっておりまして、先ほどまで3時間みっちりと喋り続けて、
もちろんマスクをして飛沫防止のパーテーションに入りですが、喋り続けていたので普段よりはちょっと口回ってるかな、どうかなという感じですがどうでしょうか。
はいということで今日のテーマは、そんなわけで私は今日は比較的人に会った方ではあるんですが、どうでしょう皆さん、人に会う機会極端に減ったっていう方すごく多いと思うんですね。
特に緊急事態宣言中っていうのは、本当に外に出ずに仕事がある方も代宅ワークに変わって、ちょっとたまに朝晩、朝と終わりの時間に会議、
ズームでするだけみたいな方は、本当に上だけ着替えて下パジャマのままっていう方も多かったと思いますし、そういったテレビ会議というかウェブ会議すらない方は本当に1日パジャマで誰とも喋らずに終わったっていう人も多かったと思うんですね。
そういう中で私は周りの私のパーソナルスタイリングのお客様とか、あとはオンラインサロンやってるんですけど、オンラインサロンの会員さんとは毎日限定チャットで繋がってますので、
そういう方の動きをある一つのテーマに沿って観察したんです。それは冒頭に言ったこと、人は誰とも会わなくてもオシャレをするのかということを考えたんですね。
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なんでこんなことを特に考えたかというと、ここ数年知ってる方は多いと思うんですが、イメコンってよく言われるんですけども、その似合う似合わないの診断ってたくさん増えたんですよ。
例えばパーソナルカラー診断と呼ばれるものとか、これはその人に似合う色を診断して、それを使ったファッションとかコスメの方法がわかる診断なんですが、
そういったものとか、あとは顔立ちに合うものを、合うファッションを見つけるための診断とか、あとは体型に合うものを見つけるための診断とか、もちろん私もサービスとして提供してるんですが、そういった似合うものを着ることイコールファッションみたいな流れがここ数年すごく強まってるんですね。
なのでファッション雑誌もそういった診断のタイプ別の特集になったりとか、似合う、似合わないっていうことを全面的に押し出した作りが非常に増えてきたということなんですね。
これに限らず、ここ数年のファッションって機能性に寄りすぎてるっていうのはすごく感じてるんです。
例えば防寒性が高い、ユニクロのヒートテックなんかそうですよね。防寒性が高いものとか、逆にエアリズムみたいに涼しいもの、この体感気温の調整っていうのも機能性ですよね。
あとは汗をかいてもすぐ乾くっていう給水速乾とか、あとはスーツなんかでも家で洗濯できるとか、アイロンがいらないシャツとか、これ全部機能性ですよね。
そういった機能性を謳うファッションがすごく増えてきて、それが人気を集めていると思うんです。
で、その似合う、似合わないっていうのもこういった機能の延長線上だと思うんですね。
その人から似合うって結局人からの評価が上がるということなので、そういう意味ではそのコミュニケーションにおける機能性が、服の機能性が高い。
コミュニケーション上のメリットが高いっていうことでその服を買う。そういうふうに何か機能的なメリットがあるからその服を買う。
メリットがあるからこの服買ってねっていうセールストークが多くなってきたっていうのが、ここ数年のアパレルなんじゃないかなと思ってるんですね。
でも実際にその機能性、着心地とかね、あと洗濯のしやすさみたいなのはともかくとしても、その人に合わなくなれば似合うっていう機能性って不要じゃないですか。ほとんど人に合わないんだもん。
もちろん自分が鏡を見た時に自分の外見に似合っていることが自分として気持ちいいっていう人は、もちろんね人と会わなくても似合う似合わないって大事なことだと思うんですけれども、
他者から好感度を得るために服を使いたいという人にとっては、他者に合わなくなったら似合う服を着る意味はなくなるわけです。
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そうなると似合うイコールおしゃれである人にとったら、人と会わなくなったらおしゃれしなくなっちゃうんじゃないかなっていうのがすごく気になったんです。
で、そういった面でちょっと観察したんですね。そうするとやっぱり緊急事態宣言発令1週間程度はですね、やっぱりもう服なんかどうでもよくなっちゃったっていう声がすごく大きく聞かれたんですよ。
SNSもそうですし、私がやってるオンラインサロンの服装心理ラボの会員さんなんかも、なんかほとんど着替えてませんみたいな声もあったり、あとは服買ってませんなんていう声もあったりしたんですね。
もう服買わなくていいやっていうモードが強かったわけです。
でも2週間、緊急事態宣言発令から2週間経ったぐらいですかね、だんだんちょっとね、照明が変わってきたことを感じたんです。
こんな声が聞こえ始めたんですよね。 ずっと適当な格好をしてたら、なんか嫌になってきた。
だから、用もないんだけど、あんまり着てなかった、可愛くて買ったワンピース、引っ張り出して着ちゃったとかですね。
人と会う機会とか出かける機会もないのに、いっちょら、今いっちょらってあんま言わないか、お出かけ着、気に入ってる服、なぜか着てます、みたいな声がちらほら出てきた。
あとは、もう服買わなくていいやって言ってた会員さんが、ワンマイルウェアって呼ばれるような、家でも着れるし、外にも出ていける、可愛い服ないかなって検索し始めたり。
それがどんどん進んでいくと、もっとこんな風に考える人が増えてくるんですよね。
あれ、人と会わないんだったら、好き勝手な服着ていいんじゃないの?
ってことなんです。そんな声が増えてきたんですよね。
で、おそらくね、これ私の周りにいるお客様とか会員さんっていうのは、そもそもアパレル業界の人じゃないんですけど、多分元々アパレルにいる人、元々オシャレが得意で好きな人っていうのは、そんな過程を経ずに始めから、外出自粛期間でも綺麗な格好、オシャレな格好してた人多かったと思うんですよ。
なんですけど、そうじゃない人の中に、この外出自粛期間中で初めて人のために似合う服を着る、人に見られることが前提でオシャレをするのではなくて、初めて自分のために自分が好きなオシャレをするっていうことに、いう経験を積んだ人っていうのがすごくいたんです。
そういうことに目覚めた人がすごく多かったんですよね。
で、これ結構ね、私大きいことだと思いますし、すごくアパレルとかオシャレの転換点じゃないかなって思うんですよ。
もともとアパレル業界の人っていうのは、そういう自分のためのオシャレをしてる人が多いかっていうと、決してそうではなくて、実際私自身もちょっと前までは、人からオシャレだと思われるためにしか服を着なかった人なんですけど、私の場合には、このコロナ自粛以前に、子供を産んで出産後しばらく出かけられないという期間があって、
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この期間に、今回会員さんたちが経験したような、人のためのオシャレから自分のためのオシャレにシフトするっていう経験をすでにしてたんですね。
その転換ってすごく自分にとって大きくて、この外向きのオシャレに注力している時よりも、はるかにやっぱりオシャレが楽しくなるんです。オシャレをしてて幸せになるんです。
これ何かっていうと、やっぱり人のためのオシャレっていうのは、どこか自分の声を置き去りにしている部分があるんですね。
自分がたとえ好きじゃなくても、会社のルールだからその服を着るとか、自分がそんなに好きじゃないけど、人から見て似合うからこの服を着るとか、でもそうじゃなくて、高くなくてもいいんです。
安いものでもいいんですけども、夜々の部屋着から、ちょっと自分がふと冷蔵庫に何か物を取りに行く時に、鏡に映った時に、「あ、可愛い!」って思えるような部屋着を着る。
これってすごく自分を大事にすることにつながると思うんです。自分を大事にしていると、どんどん自分をやっぱり好きになれるんですよね。
この自分を好きになれるオシャレっていうことに、このコロナを通じて気づく人が、私が感じたように増えたのだとしたら、すごく今アパレル苦境だって思われてるんですけど、実はすごくチャンスなんじゃないかなというふうに思ってるんですね。
なので私はこれからの皆さんのオシャレっていうのがすごい楽しみですし、そういう自分のためのオシャレみたいなものをもっと広げていきたいなって思っています。
なので次回以降は、好きなオシャレの見つけ方とか、似合うオシャレと好きなオシャレが違った時の調整法なんかもお話ししていければなと思います。
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それではまた次回の配信でお会いしましょう。さようなら。
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