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2021-05-04 12:00

251.似合う服を知ったのにおしゃれが楽しくなくなってきた・・・そのとき心で起こっていること。 from Radiotalk

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ビリー・アイリッシュが「British Vogue」6月号の表紙で体のラインが出るファッションで登場し、話題になっています。彼女は、体のラインが出ない服を着ることがポリシーだったわけではなく「着たい服を好きに着ている」。とのこと。実は、この「自分で服を自由に選んでいる感覚」こそ、おしゃれを楽しむために最も必要な感覚。でもこの感覚、「似合う服」からおしゃれの世界に入ると、遠ざかってしまうことがあるんです。学習心理学の見地を元に、解説します。

◆取り上げたニュースはこちらで読めます https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_608f4ea7e4b05af50dc4d5fa

◆おしゃれの楽しさを味わうためのスキルが身につく、オンラインファッションスクール「服装心理lab.」https://community.camp-fire.jp/projects/view/208757

◆書籍「最高にしっくり似合う服選び」好評発売中! https://www.amazon.co.jp/dp/4058012390/


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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで、昨日もお伝えしましたが、本日も超アナログな方法で録音していますので、ちょっと音質悪かったらご容赦ください。
おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で252回目の配信でございます。
今日はね、また当日に収録してますので、ちょっとタイムリーなニュースをということで、
ハーフポストとか、いろんなネットメディアで流れてましたけどね、ビリーアイリッシュっているじゃないですか。
あの人が、ブリティッシュ防具ですね、イギリスの防具の6月号で表紙を飾って、ちょっとこれまでにないファッションで登場して話題を集めていて、
それに関するインタビューがちょっとちらっと載っているという感じのニュースが流れていましたので、ちょっとその辺の話から入っていこうかなと思うんですけど、
ビリーアイリッシュって、ご存じない方は名前検索していただければ出てくると思うんですけど、結構これまではダボダボのファッションだったんですよね。
なんでそういうファッションをしているのかっていうことも過去のインタビューで、それも防具だったかな、Lラジンですけど語っていて、
結構胸がボリュームがあるということで、自分の胸元に注目を集めたくないということで、ダボダボの服を着ているっていう話を以前してたようなんですよね。
自分の体型が分からなかったら誰にも何も言われないからみたいな感じで、その服を着ていたと。
ところが今回のブレティッシュ防具のロックアウト装甲では一変して、非常に体のラインが分かるような、
グッチのコルセットとか、ランジェリーブランドのスカートとかをまとって出てきていて、非常に胸のラインもしっかり分かるし、
そしてコルセットっていうのは補正下着なので、ウエストもギュッと絞っているわけですよ。
本当にこれまでの体のラインをルーズンに隠すようなものとは一転して、全然違うシルエットになっているということで、
それに関してインタビューしたんですけど、自分の、つまりこのビリアリシは女性らしい自分のスタイルを見せないことがポリシーだったわけではないっていうことなんですよね。
ここって結構誤解されやすいなと思っていて、女性が自分の見た目でうんの言われたくないっていう時に、
じゃあその見た目がわかんないような格好をすればいいじゃないかっていうのも、またそれはそれで呪いというか、
ビリアリシが言いたいことは要は、好きにさせてくれよってことですよね。
それも本当におっしゃる通りだなと思っていて、このインタビューの中でも、
ボディポジティブ、つまり自分の様子に、どんな様子であれ自分の様子をポジティブに捉えるのであれば、コルセットっていう自分の様子を変えるものですよね。
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ウエストを実際にグッとくびれさせるものですけども、コルセットをつけるのはおかしいって言われるかもしれないけど、そうじゃないんだと。
自分の外見に関係なく、好きな服、着たい服を好きなように着てるだけなんだよっていう話をしていて、おっしゃる通りなんですよね。
ボディポジティブとか、女性らしくあれへのカウンターカルチャーというか、反発的な社会運動って、ともすればその逆の呪いをかけがしたなってすごい思っていて、
例えばちょっと前に、ハイヒールを女性にばかり無理に履かせるなって運動あったじゃないですか。
あれすごい正しいと思うんですよ。正しいと思うんですけど、でもその運動にのめり込むあまり、ハイヒールを好きで履いてる女性に、あなたがそんなヒールを履いてるから私たちまでヒールを矯正させるんだって詰めるのは、おかど違いじゃないですか。
一番いいのはやっぱり着たい人は着る、履きたい人はそれを履く。でも履きたくない時に矯正されないっていうことだと思うんですよね。
同じように、例えば体のラインに出てる服を着てると、例えばそんな服着てるから痴漢に合うんだとか、変な目で見られるんだっていうのがおかど違いで、やっぱりこれ男性とセットアウトですけど、好きな服を着たいように着るっていうのがベストなわけですよ。
だからね、それをちゃんと言ってくれるっていうのは、なかなかそこまで意識がいってない人多いと思うんですけど、すごい大事なことだなと思っていて、なので最近もう5年前くらいから、私企業研修でね、企業の目指しため研修なんかでも言ってることなんですよ。
特定のマナーで縛るというよりは、やっぱり本人が選べることが大事だっていうね。で、実はその本人が選べる状態っていうのは、おしゃれが楽しくなる状態でもあるんですよ。何か一つのポリシーにのっとって、ある種それに縛られておしゃれをしてる時より、やっぱり自分が自由に選べる状態、着たい服を好きに着てる状態の方がはるかに楽しくなる。
それ何でかっていうと、ファッションに限ったことじゃないんですね。やっぱりモチベーションにまつわる心理学の話なんですけど、心理学、モチベーション、動機づけって言われるんですけどね。そのモチベーションを上げるためにどうするかっていうのが、2種類大きくあるんですけど、
外発的動機づけ、ちょっと難しい言葉が出てきますけど、外発的動機づけと内発的動機づけっていう2種類に分かれます。
外発的動機づけっていうのは、外からの要因によってモチベーションが出てる状態。だから誰かから強制されてるとか、もしくは誰かにそれをやるとご褒美もらえるみたいな状態ですよね。
ファッションで言うと、例えばこれを着ていると誰かに褒められるとかですね。あとはオシャレをしていると男性にモテる、女性にモテる、異性にモテるっていうのも外発的動機づけですよね。
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それに対して内発的動機づけっていうのは、自分の心の中から湧き上がってくるモチベーション。
オシャレで言うと、単純にオシャレに興味があってやっている。人にどう言われたとかではなくて、自分がオシャレに興味があってやっている。自分がオシャレをすることで気持ちがワクワクするからやっている。これが内発的動機づけ。
やっぱり後者の方がモチベーションもより高まるし、外からの要因でモチベーションが上がっている状態よりもより高まるし、あとはやっぱり環境に左右されづらくって長続きするし楽しいんですよ。
自分の中から湧き上がってくるモチベーションでやった方が。なのでオシャレもそうなってほしいなってすごい思っていてね。
じゃあ、自分の内からモチベーションが湧き上がってくる状態にどうやって持っていくかっていうと、今度は自己決定理論っていうのがあります。難しいですね。
自己決定理論。その中に一つ大事なこと、最も大事なこと。今回の問題に一番よく関連するからっていうところで自立性っていう大事さがあるんですね。
自立性。自分の自に立する性ですね。自立性。これは自分で行動を選んで主体的に動けるっていう状態。つまりまさに着たい服を好きに着てる状態ですよ。
ですから、着たい服を好きに着てる状態、好きに着られるっていう状態を味わえて、初めて逆に言うとファッションが楽しい。
興味があるっていう内からのモチベーションが湧き上がってくるっていうことなんですよね。
で、実はあの、いめこん診断とかね、その似合う服を着て褒められてる状態って、もうここまで来ると分かりますよね。
外発的と浮気づけのことが多いんですよ。人から褒められたからこれ着てる。いめこんの先生からこれがいいって言われたからそれを着ている状態。
これって自立的かっていうと、そうじゃない状態も結構ある。もちろん自立的に人がどうこう言うんじゃなくて、自分が自分で鏡見たときに自分の外見に似合ってる服を着てる方が気持ちいいから着てる。
これは内発的ですよ。自立的。自分で選んだ行動ですよね。でもそうじゃないこと結構あるんですよ。似合うって言われたからこれを着てるっていう状態になってる場合もあるんですよね。
そうするとですよ、それをずっとやってるうちに、もちろん似合うし周りからも褒められるようになりますよね。
だけど、なんでだろう、自分が楽しくないっていう状態になっちゃうことって結構あるんですよね。
これを聞いてる方の中にも心当たりある方いるかもしれませんね。
イメコンの診断を受けて似合う服を着ればオシャレが楽しくなると思ってたのに、確かに周りから褒められることは増えたけど、なんかあんまり自分的に楽しくない気がする。
なんでだろう。これは自立的じゃないから、自分で選んで着ているわけじゃないからなんですよね。
だから似合う服を着るか着ないかは別として、やっぱりどういう服を着るかっていうのを自分で選び取れるようになるっていうことが、本当にオシャレを楽しくするためには非常に大事なんですね。
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でもそのためには、自分で選べる自立性以外にもう2つ大事なことがあります。
1つは有能性、自分は有能だって思えること。つまりオシャレで言うと、自分にはオシャレをする能力がある。コーディネートを考えることができる。
自分にとって適切な服を選ぶことができるっていうスキルがあると感じられることを自分で。
なのでつまり、どんなレベルを求めるかはその人によりますけども、やっぱりある程度自分で洋服を選んで組み合わせられるようにならないと、なかなか楽しいっていう状態になれないんですよ。
だからいつまでもメコンの先生とかスタリストとかに洋服を選んでもらってる状態では、なかなかその状態まで達成でたどり着けないということなんですね。
もう1つは関係性。これは人との関係性の中でその気持ちを伸ばしていくことなので、例えば洋服を着て、新しい洋服を着た時に誰かと楽しさを分かち合えるとかね。
そういうことをその人との関係性の中で育んでいくということも大事なんですよ。
なのでこの自立性、有能性、関係性、この3つのうち私がこれまでの個人スタイリングだけで提供できなかったのが、まずは関係性ですよね。
グループでやってるんじゃないから。なかなかその人間関係の中でおしゃれ楽しもうっていうのができなかったわけですよ。
あとは有能性も限りがありますよね。どうしても個人スタイリングって私が選んで差し上げるサービス形態なので、お客様のおしゃれなスキルを伸ばしていくっていうことはサービス時間内ではどうしても限界があった。
なので、2019年の12月から始めた服装シニラボ。オンラインでいろんなファッションレッスンが受けられて、かつ仲間、会員と一緒にチャットでエディトリができて、自分の着こなしを投稿できてすぐにフィードバックをもらう場を作るっていうのは、
このおしゃれが自分の心の中から楽しいって思える状態を作るために必要な3つのこの要素を育むために絶対必要だったってことなんですよね。
これさ、やっぱり1年半やってみて、やっぱこれすごいなって思う。学習心理学だからすごいの当たり前なんだけど、やっぱり効果がすごい。最強ですよね。
本当に私の個人スタイリングだけではたどり着けなかった場所にみんなたどり着いてくれてるし、この頃でみゆくんも本当にみんないろいろ自発的におしゃれを楽しんで投稿してくれて、それでますます楽しくなるっていう本当にいいスパイラルができてるんですよね。
だからね、このビリー・アイリッシュのインタビューもぜひネットである程度見るので読んでいただきたいんですけど、このビリー・アイリッシュの機体服を好きに着てるって状態が羨ましいし慣れたいけどちょっとピンとこないっていう人こそ、ちょっとね服装審査部にもぜひ入ってみていただきたいなと思ってます。
このニュースへのリンク概要欄に貼っておきますのでぜひ見てみてください。
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