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スピーカー 1
うちあわせCast第百四十九回ということで、今回もゲストにたくさんお会いしております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
3週間ぶりぐらいですけども、ニュースのネタがたくさんあるんですけども、
ちょっとだけ言っておくと、ものかき堂さんが提供している辞書アプリのセールが行われてまして、
4月23までなので、まだ全然期間があるんで、一応リンクも貼っておきますが、
普通にアプリからアクセスしたら分かると思うんで、辞書は腐るものじゃないので、
安いときに買っておくのがきちいだと思います。
あと、わーぽろソフト、Easy Wordもセール中ということで、
普段はちょっとお高いのですが、ややお安く買えるらしいので、興味がある方は。
スピーカー 2
かわせみも?
スピーカー 1
かわせみは買ってないですね。
スピーカー 2
かわせみいいですよ。
スピーカー 1
僕ら二人ともかわせみユーザーですね。
そうですね。
このカーソル界隈は結構かわせみ使ってる人が多いかなという感じです。
何がどういいのかっていうと、結構難しいんですけどね。
スピーカー 2
だからATOCほど重装備じゃないけど、それに近い変換効率があって、
早くて軽いって感じですかね。
スピーカー 1
最近ATOC使ってないから、かつてATOCがどうやったかもちょっと認識できないんですけど、
バランスがいいという感じかな。
スピーカー 2
あと、キーのカスタマイズができる。
スピーカー 1
そうか。ATOCはできないんか。
スピーカー 2
ATOCはできるんですけど、今多分Macだったら、Macの標準関連変換使ってる人が結構今多いと思うんですけど、
あれはキーのカスタマイズができないんですよね。
スピーカー 1
そうかそうか。Macの標準よりも何か変換できるかわせみとかATOCの使うメリットがそこにあるということですね。
そうですね。
特に変換キーをどれにするかというやつですよね、要するに。変換確定キーか。
確定キーですね。それは僕が個人的に。
とりあえずエンターが遠いということですね、日本。
スピーカー 2
エンターというか、リターンを確定キーに使わなくても済むようになる。
もっと近いキーでできるようになるということですね。
スピーカー 1
よくキーボード界隈では言われるんですけど、日本語の場合、漢字確定のためにエンターとかをよく押すわけですが、
アルファベット入力は本当に開言を押すときにしかエンターキーを使わないわけで、押す頻度が違うわけですね、要するに。
そうです。
だからアメリカ人にとっての確定キーはスペースなわけですから。
そうなんです。
Shift、Spaceとかで漢字変換を確定すると便利だよという話で、
スピーカー 2
僕もShift、Enterにカワセミの機能を使って定義してますね。
Shift、Spaceはいいです。
スピーカー 1
なんかでも最近ライフハックってそういうこじんまりしたネタをあんまり扱わなくなってきましたね、なんとなく。
今みたいにちょっとした話題。結構重要だなと思うんですけど。
スピーカー 2
結構これは小さいけど大きいですよね。
スピーカー 1
頻繁に使うキーっていうか操作ですからね、貢献度は高いかなと思いますね。
あとですね、軽く売れるとスマホとメモ帳を最強バディにしようというKDP、
多分セフトパブリッシングの本、たてがめさんの本で、僕はケンポンでケンファファイルいただいて読んだんですけど、
一応アナログの手帳、手帳というかメモ帳か、小さいサイズのノートを、
これいつも悩むんですけどセリフマネジメントするとして使おうというようなことなんですけど、
非常にシンプルでありながらノートっていろいろ書けるよねと。
線を引くとかするといわゆる手帳的な機能になるし、
そうしたらそれが手帳2.0じゃなくて手帳0.2っていう原初の手帳みたいな書き方ができるよというようなことが提案されている本で、
内容的には血に足のついた内容なんですけど、正直タイトルはシンプル手帳を始めようぐらいのほうが良かったんじゃないかなとちょっと思いましたね、この本は。
メモ帳っていうとメモする話かなと思いますけど、
やっぱり内容としては手帳的な役割を担わせるということですし、
なんせたってがみさんが書く本ですから、
もうちょっと手帳感を出したほうがアピールしやすかったんではないかなとちょっと思いましたね。
スピーカー 2
たてがみさん、手帳に関しては非常におねぶとな思想を持っておられるので。
スピーカー 1
今回それが強く出るというよりはもうちょっとノウハウ寄りに書かれている本だったので、
基本的にアナログツールなんで、アナログの工夫とかが気になっている方はチェックしてみるとよろしいかなというところと、
あと、RSS in JSONというのがございましてですね、ちょっとびっくりしたんですけども、
RSSって普通はXMLなんですね。
分からん方は分からんでもいいんですけど、
XMLなんですけど、最近XMLやインターネット界は特にJavaScriptとかJSONというものでデータ通信することが多いと。
というわけで、JSONで作れるRSSパターを定義しましたっていうやつなんですよ。
これ、レイブワイナーが自分でやってるんですね。
すごいな、やっぱりキャッチアップを怠らない感じが彼はいつもあるよなと。
常に現役でやるんだなというところで、もちろんRSSリーダーがJSONを処理できないともちろん使えないわけですけど、
現状ツールで処理するのとJSONのほうがはるかに楽なんで、
今後出てくるようなRSSリーダーがJSONに対応したら楽ちんになることを見越して定義されてます。
基本的にXM5は快速構造でデータを定義しているので、JSONも同じことができるんで、
しかもJSONのほうが緩いから拡張性もあるということで、
こっちのほうが使い勝手がいいんじゃないかなとは思ってますが、今後流行るかどうかはわかりません。
とりあえずデイブさんすごいなと思ったという一見です。
スピーカー 2
60代ですよ、もうデイブさんは。
スピーカー 1
バリバリ現役で自分で行動書いて、しかもこうやって新しい時代に合わせたものを、
最近サイトもリニューアルされてありましたけど、すごいよなと思います。
あと一個、これはWorkwearという考え方。
STAさん、これスターさんと呼んでいいかとかいつも迷ってるんですけども、
提案されたやつで、リンクは貼っておくんですけど、
これ何と言ったらいいんかな、難しいんですけど、
ハードウェアとかソフトウェアっていう感じのウェアなんですね。
Workwearだから、ウェアって身につけるものというような意味合いだと思うんですけども、
簡単に言うと、かつて仕事時とかライフハックとかって呼ばれてたものを、
パターン化して定義して、使えるようにしようということで、
スクラップボックスに内容がまとまってるんですね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
ある種の言い換えでもありますし、ほにゃららパターンというようなものでもあるんですけど、
こういうまとめ方は一つ面白いなと。
変な話、ライフハックっていうのが対象がライフになったおかげで、
あらゆるものを吸い込んでしまうわけですね、カテゴリーとしては。
それを一回Workという流度に落とすことで、
よりソリッドな感じになるんではないかなと、
スピーカー 2
ちょっと関心を持って眺めております。
これをわーっと眺めていると、確かにこれまでのその種の概念が走馬灯のように。
スピーカー 1
上がってくるし。
このコンセプト自体は、こういうのを例にしてもいいし、
自分たちの仕事の中からこのワークウェアっていうのを見つけ出して作っていきましょうという提案でもあるらしく。
スピーカー 2
悪くないというか、一方的に落ち着けるものよりは実際的なものになるんじゃないかなというところですね。
ぱっと今、思考のOSの上に乗っけるアプリケーションみたいな感じですね。
そんな感じですね。
スピーカー 1
ワーク限定版というか、仕事という領域に限ったものになっているというところで、
こういう草の根的な情報エンジニアリングというか、
名前は難しいですけど、非常にいいなと思って眺めておりました。
スピーカー 2
面白いですね。
もうちょっとよく見てみてください。
スピーカー 1
僕も似たようなことを、西井さんの技術とかで似たようなことを。
僕はミドルウェアみたいなことを考えてたんですけど、
中小度を変えないままに、ハードウェアとソフトウェアの間ぐらいみたいな感じ。
でも、ワークウェアという言い方は、僕はその仕事に限定するのはあんまり好きではないですが、
何かある領域に限ってノウハウを集めるというのは、
スピーカー 2
ライフハックどうこういうよりは、もうちょっと具体的なものになりやすいんじゃないかなと思う次第ですね。
スピーカー 1
というところで、他にもいくつかあるんですがその辺にしておいて、
本題のタスク管理とノートについてなんですが、いろいろ話題が複数にあったんですけども、
Works for Lifeタスク管理ツールについて
スピーカー 1
僕が一番最初に見たのがWorks for Lifeという、これは老舗のブログなんですけど、GTDKの。
TikTikっていうSNSに似た名前のタスク管理ツールがありまして、
これ結構高性能、高機能型なんですね。いろいろできちゃうよということで。
僕も目の隅で見てて使ってはいなかったんですけど、これが使いやすいという記事で、
そのいいところが、ノートっていうものをその同一のツールの中に置くことができると。
料理とかレシピとかっていうものを、例えば実際に作ってみて、
よかったらノート化して置いておくことができるっていうふうに、
タスクプラスアルファはノートも扱えるということが便利だという話を聞いて、
ふんふんって思ってたのと、あとたくさんがツイートされてたのが3月29なんで2週間ほど前かな。
どう考えてもタスク管理のツールとメモノートのツールは一体であるべきだという話。
これ僕もそうだなと思ってて、それとは別に結局さっきのさてかみさんのメモ帳の話と通じるんですけど、
アナログのツールの場合って、一つのツール上、ツールっていうと大げさか、
一つのノートの上にいろんなファンクションが載るわけですね。
それが最もわかりやすいのが手帳というツールなんですけど、
手帳というツールはカレンダーもメモも微暴録もすべて一つのノート、一つのツールに載っていると。
逆に一方、現状の例えばSyncsとかでもそうなんですけども、
タスクを扱う場合、基本的にはタスクを扱うと。
それ以外のツールは別のツールにしてよねという感じで分化されていると。
だからタスクを管理しているときに発生するメモとかノートをどうするのかというような
トラブルではないんですけど、ちょっとしたスムースレスなことが起きてしまう問題が、
問題というか僕らそれがほとんど当たり前になってしまって問題ってあるとは気づいてないぐらいの状況になっていると。
タスク管理ツールとノートツールの分離
スピーカー 1
その点Outlinerとかというのは汎用ツールでタスク管理に特化していない分、
タスク以外の情報も載せられていいよねというのがメリットというか特徴であると思いますし、
実際例えばEvernoteでもテキストとタスクを一緒に扱うということが、
最近ちょっと前のアップデートでできるようになっていますし、
タスクだけを抽出しても扱えるようになっているということを考えたときに、
僕の観点としてはノートツール上でタスクが扱えれば万々台ではないかなとは思いますし、
Outlinerのような感じでもいいんですけど、
タスクだけで扱うことの無理さ加減っていうことが近年まであんまり認識されていなかったなとは思うんですが、
これはツール開発者がそういう設計質を持っているからそうなのか、
それとも多くのタスク管理はリストだけあればいいということなのかどうなんでしょうね。
スピーカー 2
僕は個人的には近年まで認識されていなかったというよりもGTD以降そうなってしまったんだ。
GTDをアプリにする。
だからスマホ以降ですよね。
そうか。
以降そうなってしまったように僕には思えるんですけれども、
なぜならスマホ以前もいわゆるPDAと呼ばれていたですね、
パームとかさらに遡ればニュータンとかシャープのザウルスとかあったわけじゃないですか、あの手の。
あれって別にタスク専用アプリという概念じゃなかったんですよね。
全部メモ、タスクスケジュールメモっていうのが当然のように同一パッケージの中に入っていた。
それは多分手帳から来てるわけですよね。
まあそうですよね。
それが、スマホにおけるアプリというジャンルとしてタスク管理というものが作られるようになったときに別れてしまった。
なぜか別れてしまったというふうに僕には見える。
なぜ別れたんでしょうね。変な話ですけど。
タスク管理の起源と逸脱
スピーカー 2
でもやっぱりタスク管理っていう言葉ができたのってGPじゃないですか。ライフハック以降ですよね。
スピーカー 1
ライフハック以降ですね。それまではせいぜいto doリストとかto doもちょっとなかったかな。
日本だとやることリストとかっていう概念を上げて、タスク管理という行業紙ものはなかったし、
名前が実際に影響を与えるという感じもあって、
タスク管理って言うとタスクを管理するんでしょうということに対象が限定されてしまうというところはありませんね。
タスク管理ツールを作ろうってなったら、タスクを載せるリストを作ろうということになってしまうんかな。
例えばRemember the Milkとか、あの辺とか本当にリストみたいな感じでしたし、
to doリストも基本的にはその流れにあって、一応メモはタスクにひも付ける形では残せますけども、
基本的には最上位項目がタスクになっている。
プロジェクトのタグが最上位項目という感じで、
そのTikTikがノートができるっていう発想はその流れからやっぱり逸脱なんですけど、
利用者の観点からいうと、原点回帰というか、やっぱりそうだよねーみたいなところがある。
スピーカー 2
他の人はタスクリストを作るときに、メモとかノートはどうしてるんだろう。
当然のように別に取ってるんでしょうけど、自然じゃないかと思うんですよね。
だけど、物心ついたらタスクかどうかとすると、単にそういうもんだと思っちゃうかもしれないですけど。
だって絶対必要ですよね、一緒に扱うことが。
スピーカー 1
たとえば、土田さんが日常的にやることをダイナリストなりワークフローリーダーに書くと。
おそらくチェックボックスみたいなの使ってはらへんと思うんですけど、
項目が並んでて、実行したらコンプリートにするか何とかっていう作業をしてるときに、
メモとかノートとかが自然に発生しているということじゃないか、実際として。
そうですね。
スピーカー 2
それはタスクをやってるときに発生するのか、そこに書けたほうがいいよねということなんですよね。
どうなるんだろうな。発生するよな、本当に考えて。
タスクに付随してメモが発生するってのもあるんですけど、そもそもタスクを書き出すという行為というか。
スピーカー 1
タスクってメモの一種じゃないかと思うんですよね。
スピーカー 2
あるいはメモとして書き出されるタスクっていうことですね。
やることに関するメモではないかと。
スピーカー 1
メモとして扱うタスク管理の手法ということだと思います。
たとえば、やることをデータベースの一項目として管理するタスク管理っていうのもあると思うんですよ。
スピーカー 2
その場合はメモが入る余地がないってことだよね、要するにその場合は。
そうですかね。そうなのか。
スピーカー 1
例えば、そういうデータベース的な扱いではどういうことかというと、ある項目をデータベースに登録する。
スピーカー 2
それを例えば、ある日に発生させることもできるし、1週間後にリピートで発生することもできるっていうように、ある種のオブジェクトを使っていく。
スピーカー 1
そういう場合はデータベースとして書き留めたということになると思うんで、いわゆるデイリータスクリスト的なやって書き消して終わりみたいなのはメモ的に扱っているということだと思います。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
おそらくデータベース的な発生で言うと、メモが起こらんとは言いませんが、
スピーカー 2
メモはあんまりないか、あっても派生的なものか、あるいはそうなるように、そう扱えるように仕事そのものがデザインされている。
スピーカー 1
だから、タスク管理の基本メソッドの3ぐらいに細分化せよっていうのがあるんですね。
でも具体的に取れる行動に落とし込めという話があって、細分化すればするほどいいみたいな風潮もあるわけですが、
スピーカー 2
そうするとタスクリストに最終的に飲もうっていうのはもうアクションなわけですね。
スピーカー 1
そうするともうやるだけっていうことになって、おそらくメモノートみたいなのが発生しにくいのかなという予想はありますね。
だからこの実行の局面で言うと、もしかしたら確かにいらない。
究極的に言うとチェックリストをチェックしてこなしていくだけの場合、メモとかノートとかいらないとは思うんですけど、
問題はそのタスク実行なわけですね。タスク管理はもう少し広い領域があって、
そもそも何をするのかを決めるというところがあるわけですね、タスク管理の上では。
ここでは考えるという行為が必要なわけですね。
考えるという行為に必要なのはメモとノートっていうのがいるわけですね。
だから準アクションの場合は多分いらないとか、必要であってはいけない、考えるっていうことがあってはいけない領域までいくと準アクションになっていると。
その反対に準思考みたいなのがあって、これは行動じゃなくて考えること。
大抵タスク管理はその間に位置していると。
タスクとメモの一体性
スピーカー 1
ここの間に位置している場合はメモとかノートとかっていうのが必要になってくるという感じがあって。
タスク管理をどう進めていくのかっていうメンタルモデルが多分違っているというか、確立されていないというか、まだモヤモヤしている。
リストがあって上からこなしていきますっていうのがタスク管理なのか、リストをどう作るのかっていうところを踏まえるのかっていうところが多分違うんじゃないかな。
タスク管理ツールがリスト型のやつって、リスト作れますよねっていう前提で始まってる。
あなたリスト作れますよねっていう前提で始まってるけど、そもそもそのリストをどうやって作るのかっていうことを考えたときに、
例えばアウトライナー的な機能がないと困るよねっていうところが多分あって。
そこの前提が違うというか、ずれてるんかな、どうなのかな。
スピーカー 2
もちろんさっき蔵下さんが言ったデータベース的なものとメモ的なものの違いっていうのもある。
それを考える機能をつけるかどうかっていう話だと思うんですけど、
それ以前にタスクが発生する局面って、例えば打ち合わせがなんかいますよと。
打ち合わせしててメモが取るじゃないですか。
じゃあこれ来週まであれですねみたいなメモを取るじゃないですか。
そこからタスクが発生してますよね。
スピーカー 1
そうですね、それは間違いなくそうです。
スピーカー 2
だから当然、同じ場所に書きたいわけですよね。
スピーカー 1
だからその同じ場所っていうのが例えばどういうコンテキストでおっしゃってるのかですけど、
例えばアウトライナーであれば同じ場所っていうのはもうその項目の下ぐらいのニュアンスなのか、
それともそのツールの上であれば同じ場所と言えるのかということなんですけど。
スピーカー 2
ツールオリエンテッドに考えちゃうとそうなるんですけど、
現実に何を使っていようが、
例えば打ち合わせをして自分がやらなきゃいけないことはこれですねとか、
これはいつまでですね、いつまでですね、あるいは次の打ち合わせは来週の水曜日ですねっていうと、
そこからスケジュールというかカレンダーに書いたりすることがそのメモには書かれるわけだし、
自分がやることのタスクとして書かれることもあるし、
要するにそのメモから多分転記するわけじゃないですか。
カレンダーなりタスクリストなりに。
例えばフランクリン・プランナーみたいなタイプの見開き手入りタイプのリフィール。
右側がメモ、ノート欄になってて左側に時間、1日のこの時間のメモリーとタスク書く欄があったりしたじゃないですか。
だから要するに当然一緒にこれらは扱うよねっていう設計になってたんですよね。
そうですね。
で、仮にアウトライナーを使う場合は、
例えば1日のアウトラインの中にメモという項目とタスクという項目を例えば立てて、
それぞれその下に書くっていう、分けで書くっていう考え方もできるし、
僕みたいにタスク的なことを書いてその下にメモを書いちゃうっていう、
同じ階層に書いちゃうっていう考え方もあるし、
自由に変えられるわけですけど、
どう書かれるかは多分ツールの形とか特性によって変わってくるんですけど、
とにかくそれって一体のものじゃないかっていう。
その一体のものをどういう形に乗っけていくかっていうのは、
多分ツールの特性によって変わってくるわけですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
ただその分かれていていい場面というのはそんなにないんじゃないかと思うんですよね。
スピーカー 1
そうか。
例えばですけど、Notionっていうツールがあるんですけどね。
あるんですけどね。
例えばあれ、ページを個別に作れるんで、
例えばさっき言った打ち合わせがあったとしたら、
その打ち合わせのページなりを作るわけですね。
そこで何があったとか、そのページにスケジュールの予定も設定できますし、
その議事録をそのページ内に記述することも当然できるわけですね。
一つの打ち合わせのノートっていうオブジェクトを作るわけですね。
そこでタスクを書いてもいいんです。
もちろん書くこともチェックボックスは作れません。
でもおそらくNotionを使ってる人は、
タスクデータベースとは別におそらく作られてる可能性が高いと。
ということは、議事録の中でタスクが発生したら、
タスクデータベースページを開いて記入するか、
よくできた人であれば、
タスクデータベースにタスクを追加するボタンっていうのを自分で作れるんで、
それをポチッと押して入力して、
その入力したらタスクデータベースに自動的に追加されますという形にできますね。
これは一応同一のツールに入ってるわけじゃないですか。
ツールによる情報の動きと適正度
スピーカー 1
ただ、今僕らが言っている同一のツールで扱えるメリットとは違う気がするんですけど、この場合は。
結局別のツールの居場所が同じURLの中にあるだけのような感じがするんですけど。
それでも全く別のツールを使ってるにはまだ距離は近いですけどね。
スピーカー 2
要するにメモからタスクっていう一方向ならそれでいい気がするんですけど、
タスクからさらにメモ側に戻る場合も多分あるじゃないですか。
スピーカー 1
その場合はタスクデータベースを作ったときに、
そのデータベースと発生した打ち合わせのオブジェクトページをリンクさせることができるんで、
僕がそういうことを言われたら、「いや、このボタンを押せば戻せますよ。」とは言えますけど、
した意向意ではないですね、別に。
スピーカー 2
それで自分の頭の中の動きが無理なくその上に乗っかって流れるのであれば、全然それでもいいはずなんですよね。
ただ流れない場面が、ノーションがっていうことじゃなくて、
タスク管理ツールだけでタスク管理をしようとすると、どうも流れづらいことがあるんじゃないかなとは思うんですけど。
スピーカー 1
そうか。だからおそらく3つパターンがあって、
ジュンリスト型のタスク管理ツール、タスク管理するためだけのツールっていうのがあって、
ノートツール、様々な情報を扱えるノートツールの中にあるタスク機能っていうものがあって、
最極法はタスク管理ツールじゃないアウトライナーみたいなリスト、構造的リストを扱えるツールで、
タスクとメモ、ないしノートっていうのを一緒に扱うっていうパターン。
この3つのパターンがあって、
おそらくジュンリスト型のタスク管理ツールの場合は、メモとかノートの行き先がどうしても別になってしまう。
スピーカー 2
タスクにひも付けられて独立して扱うことができないので、困ったことになるのではないかということなのかな、この場合は。
だからノーションとかでもそのことを意識して、ノーションは逆に何でも作ろうと思えば作れちゃうと思うんで。
自分のタスクなりメモを扱うときの自分の頭の中でどういうふうに情報が動くのかっていうことを意識して、
それに即したものを作れていれば、たぶんいけちゃうような気もしますよね。
スピーカー 1
そっか。だからその人が脳内でどんなふうにメモとかタスクの情報の動きというか、変化というか。
ここで適正度が出てこないですけど、動かし方をしているのかということが把握されていて、それとツールの運用が合致していたら別に問題ないけども、
それが分からないとどんなツールが目の前に差し出されても使うのは難しいということにはなりそうですね。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
僕は結構エバーノートのタスクの仕組みっていうのがいいかなと思ってまして。
チェックボックスとは別にエバーノートの純機能でタスクというのがありまして、
ノートの中に普通の何でもよくさっき言った打ち合わせのノートの中に、
普通に議事録をガーって書いて自分のタスクが発生したというのを確認したらタスクっていう項目を追加してそのタスクを設定すると。
エヴァノートのタスク管理ツール
スピーカー 1
そうするとサイドバーのタスクを押せば、全てのノートにあるあなたが設定したタスクっていうのが抽出して、
議事的にタスクリストっていうのが作られる。
タスクの項目からチェックしたらノートの方の項目もチェックされるという相互になっているので、
これはいわゆる文芸的タスク管理の一つの形やなと思っているんですけど、
やっぱりノートとノートを書くこと、メモを書く場所とタスクっていうのが共通にありながらも、
タスクはタスクとして見えるというものがあれば、
要するにテンポラリーなタスクリストというわけですから、
スピーカー 2
これが一番デジタル的かなという感じはしますね。
スピーカー 1
確かにそうですね。
スピーカー 2
確かにそれは文芸的タスク管理ですよね。
文芸的プログラミングでやるような文章、ドキュメントを記述してコードが提供されるというのと同じ。
スピーカー 1
コードだけをバスして実行することができるというのと、
それと全く構図的に同じことをしているし、
おそらく普通に何かしらのプロジェクトについてノートを作っている場合、
その発生のさせ方が一番分かりやすい。
例えばこれこれこういうことがあったっていう記述から絶対そのタスクっていうのが生まれてきますし、
そのタスクを書いた後にこのタスクはこういうことだっていう説明も下に文章で書けるので、
だから別のアウトライナーでもチェックボックスを使えば同種のことができるんですが、
割とEvernote Smartにそれをやってくれるかなというとこで、
ノートツールとか汎用ツール、テキストエディターでもできるんですけども、
いろいろ裏技をできるんですけど、
そういうものがあれば、
単純にテキストの中にタスクを入れるとリストとしての閲覧性が悪くなるんで、
どうしてもそれは使い勝手が悪いと思うんですけど、
リストとして抽出できるんであれば、そもそもリストツールがあんまりいらないということにはなるかなというところですね。
スピーカー 2
それもでも一方通行感がないんですか、それ。
リストとして抽出する。
じゃあリストから上には登る。
スピーカー 1
上には登れないですね。だからそのタスクそのものはその流度に留まってしまいますね。
それを操作しようと思ったらやっぱりアウトライナーしかないですね。
データベースに登録しても結局それ以上上には登れなくなってしまうんで。
だからタスクそのもののチェックはどちらからでもできるという意味では相互的ですけど、
ノートとタスクの共存
スピーカー 1
視点が固定されてしまいますね。
タスクはもうタスクだという固定感はどうしてもあって。
一番発生して登録したタスクをこれをもっと複数の手順がいるなって分解しようと思ったら、
一回そのノートに戻ってタスクを解除してということをする必要があるんで、
やっぱり動的さはちょっとどころか結構薄れるところはありますね。
スピーカー 2
本当にアクションのレベルにまで分解されているのであれば、
本当に多分それをチェックすることは必要ないのかもしれないですよね。
スピーカー 1
普段から業務がその流度で回っている、あるいは訓練されているのであれば、
あんまり破綻みたいなのはないんじゃないですかね。
今後僕はそうやってエヴァノートのタスクっていいですねって言っていながら、
僕は使ってないわけですけども。
スピーカー 2
やり方の考え方としては悪くはないかなとは思いますけどね。
スピーカー 1
難しいな。だから純粋にリストだけで作業管理することをほとんど最近してないので、
なんかするときは大体作業記録をつけながら書いているので、
その作業記録の上の方にタスクリストがあるんで、
リストとノートが一体化した環境がもうデフォルトになってますし、
テキストエディター以外だったらアウトライナーを使うんで、
スピーカー 2
それも結局絶対混じることになるので。
スピーカー 1
久しぶりにリストだけでやってみたら案外いけるって思うか、
やっぱり窮屈思うかはちょっとわからないんですけど。
スピーカー 2
そうですね。
はい、どうぞ。
スピーカー 1
タスク管理ツールを今アプリストアで探して使い始めたら、
じゅっちゅうはっくリストしかないものにぶつかるわけじゃないですか。
このことが何か、もしかしたら悪影響を及ぼしている可能性はあるかもしれないですね。
スピーカー 2
そうだと思うんです。
それでいい場面はもちろんありますけど、
問題はそれでは回らないというか、それで良くない人も、
結局それがタスク管理のツールだと思っちゃうと、
その中でロックされてしまうというか。
タスク管理専用ツールじゃないほうがいい場面っていうのはたくさんあるんですよね。
要するにタスクを扱うためにはタスクだけじゃ済まないっていうことがあると次。
タスクだけ切り分けられますよっていう、
それが超自覚的にできる仕事だったり、
自分のものの考え方だったりがある人は全然それでいいし、
逆にむしろそのほうがうまくいくかもしれないけど、
そうじゃない人がタスク管理だからタスク管理アプリだよねっていう感じで
スピーカー 1
タスク管理アプリを使ってしまうと、うまくいかないこともあるかもしれないなっていう。
そうか。いろいろなウェブの記事とかを見て、
ObsidianとかNotionを使い始めたらすごくうまく回るようになりましたみたいな話があって、
それをやり方を紹介してるのを見ると、別に何の変哲もないわけですよ。
タスク管理がこっちにあって、メモがあって、便利でしょみたいな話があって、
僕はずっとそれを負に落ちてなかったんですけど、今の話を聞いて負に落ちたのは、
今までもしかしたらタスク管理をリストだけでやってたとしたら、
それはよっぽど限りは不自由があったやろうなって。
そのときに例えば総合的なノートツールを仮に使ったとしたら、メモとノート取れるじゃんっていうことになって、
初めてフィールドが広がったみたいなことを体験されてたとしたら、
スピーカー 2
それは確かに大きな変化がそこにあったやろうなと、ちょっと今思いましたけどね。
だからそうなんですよね。
ツールとして一緒に扱えるというのもあるし、
そのタスクを考えているときって、前もどこかで書いた気がしますけど、
例えばある仕事のタスクを書き出しているときに、
スピーカー 1
頭の中でその仕事そのものが始まっちゃうときってあるじゃないですか。
スピーカー 2
そのときについタスクじゃないことを、仕事の内容に関することをタスク管理アプリの中に書いてしまおうとしたりとか、
逆にノートを引っ張り出してきて、今やろうとしてたタスクの整理を途中で終わっちゃって、
ノートなりリーガルパッドなり、仕事の考え方をそこで始めちゃうみたいなことがあると思うんですけど、
でもそれってすごく自然なことだと思うんですよね。
そうですね。それは自然なことだと思います。
しかも同じ一連の思考じゃないですか、頭の中では。
そうですね。
タスクについて考えることが、タスクだけで頭の中で完結するということのほうが少ない気がする。
スピーカー 1
そうですね。よっぽど定型のことを毎日繰り返し入力するのでない限りはそうですね。
そうなんですよね。
だからとりあえず、そのタスク管理リストツール以外に日常的にノートツールを使っているものがあると。
例えばタスクリストを起こす前にノートに書くとか、タスクリストを書いてるときに思いついたかったらノートをここに書くっていうことが行われてるとしたら、
ツールが分離されてたとしてもおおむね順調というか健全な感じはします。
iPhoneアプリの場合は結構めんどくさいですけどね。
その2つのアプリ行ったり来たりするのめんどくさい。
iPadの場合は画面を2つに分割できるので、まだちょっとマシかなと。
パソコンの場合はマルチウィンドウなので全然余裕。
だからそこで複数ツールを使っているのはいいと思うんですけど、
ノートを書くという習慣が仮にない人がいて、
で、タスク管理するのにはタスク管理ツールですよねって言って、
あのリスト型のツールを渡されると。
だとしたらすごい困るんでしょうね、きっと。
おそらくは。
リスト型タスク管理ツールの制約
スピーカー 1
リストを作れないし、作ったとしてもすごい頭の中でワンワンってしながらリストを作ることになるんじゃないですか。
つまり原稿用紙に間違いのない一文を書く。
後戻りできないような感じでリストを作るようなことに多分なってしまいますから。
だって例えばアウトラインならばダーって書いていって、
あとで流度を合わせたりとか表現を合わせたりっていうのはナチュラルな操作じゃないですか。
スピーカー 2
基本的には。
スピーカー 1
でも例えばタスク管理ツールってもう最初から決定項なんですよ、あれって要するに。
適切な文言と流度で書くっていうことが何か要請されているというか。
入力した後で後でっていう感じは薄いんですよね。
スピーカー 2
直しづらいですもんね。
スピーカー 1
直しづらいです。
スピーカー 2
直そうというのが、よし直そうというスイッチがいる。
スピーカー 1
スカートの純粋なアウトラインの場合は普通に文字書き換えたりとかエンターキー一発押すだけですけど、
編集ボタンを押しダイヤルを表示させて内容を書き換えて保存ボタンを押すっていう大体いうインターフェースなので、
こうするとやっぱり自然な編集っていうのが行われにくい。
そういうアフォーダンスを持っている気がするんですけど、
その状況でじゃあタスクリスト作りましょうって言われたらだいぶしんどいと思いますね。
だから。
スピーカー 2
そうですね。
だからほとんどの人はだからほとんどの人と言っちゃうところがありますけど、
多くの人が、僕もそうだったんですけど、タスクじゃないものを書いちゃうわけですよね。
そうですね。
そのタスクリストとして。
例えば宿題をやるというタスクがあったときに宿題とか書いちゃうわけですよね。
スピーカー 1
そうですね。書いちゃいますね。
スピーカー 2
あるいはお母さんの誕生日が来月だと。
母誕生日プレゼントとか書いちゃうわけですよ。
スピーカー 1
もっと悪かったら誕生日とか書いちゃいますよね。
スピーカー 2
そうですね。
ただその例えばアウトライナーを使ったとしても最初はそう書くかもしれないけれども、
その後で、いわゆるよくあるタスクの細分化が下の階層に落として行われるかもしれないし、
逆にもっと複雑な動きをして、最終的にタスクとしては全く違うものになっていく可能性もある。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
ですよね。
だからその操作というか動きが発生することを考えていないというか、
最初からタスクが書けることを止めてくるんですよね。
スピーカー 1
うまく使えなくてほとんど当然ぐらいのレベルですよね、要するに言ったら。
例えば細分化するとかレベルアップするかっていうことを、
そういうちょっと高度な編集だけじゃなくて、
宿題って書いたものを、例えば数学の宿題って書き直すっていうただのリライトすらも
普通のタスクカルツーでは難しい。難しいというかちょっとハードルが高い。
だから構造も流度も文言も、すべてバシッと決めて書かなければならないのは大分難しいですよね。
スピーカー 2
そうなんですよね。
チェックオフできる、完了したらチェックができるレベルのアクションを書くように作ってあるにもかかわらず、
最初からそれを書くっていうのは結構難しい。
難しいんですよ。難しいと思うんですよね。
スピーカー 1
そうですね。だからノートツールを使っている場合はその1回タスクについて考えて、
考えたものをタスクリストにする、転記するという形ができますし、
アウトライナーだったらその書いたものを考えて書き換えながら整えていくっていうことができる。
アプローチは違いますけど、要するにリビジョン的なアプローチでタスクリストっていうのを作り上げていくという感覚になりますが、
リスト固定型の場合、特にタスク以外のものを書けない場合はその動作が難しくなってしまうと。
やっぱりノート、TikTikのノートっていう項目があるのはやっぱり素晴らしい。
素晴らしいというか、当てどうせんというか。
スピーカー 2
そうなんですよね。
タスク管理ツールの場合、タスクに従属するものとしてのノートなら書けるようになっているものがほとんどなんですけど、そうじゃないんですよね。
タスクの上位にノートでもない。
スピーカー 1
ないんですね。
スピーカー 2
別なんですよね、たぶん。
スピーカー 1
基本的には別のものですよね。
スピーカー 2
そんなに逆に高度な連動というのはそんなに実は必要なくて、
単に2種類の、要するにタスクではないもやもやとしたことが何でも書けるランと、
タスクリストのデザイン
スピーカー 2
タスクリストが左右に分かれているだけでもいいような気がする。
昔の手帳じゃないかって感じですよね。
スピーカー 1
手帳って基本的には見開きじゃないですか。
それ時点でもう普通のシングルペインの情報量多いですよね。
そうですね。
スピーカー 2
よくできてるんですよ、手帳制度。
スピーカー 1
いいですね。それを間違いなく。
最低限インボックスはタスク欄であってはいけないというのがありますね。
スピーカー 2
ノート欄がなくてもいいけど、インボックスはメモ欄であってほしいって言ってんだからね。
スピーカー 1
そもそもなんでタスクがインボックスに入ることになってるのかは謎ですけどね。
Todoistはそうなってる。だからGTDアプリを作る場合は、インボックスはメモ欄になってるべきっていうね、どう考えても。
スピーカー 2
そうですね。少なくともタスクとして完成したものと同じ形であってはいけないというかそうなんですよね。
タスクでもいいけれども、タスクじゃないものも書けるべきです。
スピーカー 1
インボックスであるものはタスクであってはいけないじゃないですか。
これは何かを考えてないわけですから。
そうですよね。だからGTDで言うならば、インボックスには入っているものを取り出して、これは何かって。
スピーカー 2
まだタスクかどうかわからないわけですよね。
スピーカー 1
わからないわけですから。そこに入ってるものは属性を設定できず、属性を設定したものだけが各種リストに振り分けられるから、
スピーカー 2
インボックスは絶対メモ欄であるべきですね。だからその意味では。
スピーカー 1
だから普通のタスクリストツールでも、インボックスにメモとノートが自由に書ければ、
おそらく機能はほとんどさっき言ったものと近しいものを、
データ管理の問題
スピーカー 1
2つ表示できるか、1つのシングルビュー切り替えるかで結構違うと思いますが、
使いにくさみたいのはだいぶ減る気がしますね。
スピーカー 2
例えば自動的にタイムスタンプが入って、時系列に並んでいくようなタイプのメモ欄が
インボックスを兼ねる形でついていて、っていう感じですかね。
スピーカー 1
それでだいぶ違うんじゃないですか。ノート属性を与えたらノート欄に行ってもいいし、
何も属性が与えられなかったらインボックスにずっと置いとくとか、いろいろデザインの仕方はありますけど、
全てが同種が同じリストの形式で構成されているというのは、概念的に無理がありますね。
スピーカー 2
それが始まったのはやっぱり明らかにGTDアプリからですね。
スピーカー 1
アプリからですね。だからGTDの理念じゃないですもんね。
GTDはそうじゃないんです、本来のアナログGTDは。
初期の頃は特にツール作るのも難しいでしょうし、データの形式を少なくとも2パターン持たなきゃいけないわけですから、
めんどくさいのも間違いなくめんどくさいわけで。
スピーカー 2
もう一つの要するにデータベースの中で管理するわけですからね、そのアプリ的には。
スピーカー 1
その表示の仕方をメタによって変える必要があるし、そうなるとだいぶめんどくさい。
AppNoteっていうノートアプリが先に僕よく紹介してますけど、
Evernoteはソートの順番を入れ替えられたけど任意の順番に入れ替えることはできないけど、AppNoteはできるんですけどね。
スピーカー 2
それと似たことを自分の例えばTextBoxでやろうとすると、ものすごいめんどくさいなってことに気付くんですよ。
スピーカー 1
データ順を持ってるってことはノートの情報とは別にソート順の情報も持ってるわけですよ。
スピーカー 2
単一のデータベースでは済まないわけですね。
スピーカー 1
こんなことをするぐらいならソート順変えるだけでいいじゃんってなると思います。
プログラマー的に無駄な数字のような感じがするので、やっぱりデータを複数の形で持つっていうのはあんまり作法の良いことでもないので。
かといって、ノートのほうにこれは何番目に表示されるんだっていう属性を持たすのもなんか変なので。
だから結局あのやるかどうしようと思ったら、少なくとも複数の順番とどのノートを参照しているのかっていう、
項目を持つだけのリストをまた別に持つ必要があって。
そういうふうに複数のものを扱うのって、やっぱりどんどんめんどくさくなっている。
しかも最近のツールはやっぱり背後にデータベースを持っていることが大半なので、そうなるとやっぱりデータベース的なアプリのデザインになってくる。
昔の場合は、例えばEmacsのオーグモードって基本的にテキストファイルがあるわけですよね。
だからそのデータベース的にはなりにくい。
例えばEmacsのオーグモードのアジェンダという機能は、元々テキストファイルを全部から、
さっきのEvernoteと一緒で抽出して、スケジュールの情報だけ抜き出して表示するみたいな非データベース的なやり方なんですけど。
そのままやっぱりビューの設計が非常に自由になりますね、基本的には。
スピーカー 2
でもそれによってオーグモードの中で、例えば文章を書くこともできちゃうし。
できちゃいますね。
っていうことですよね。
確かに書くこともできる。
考え事もその中でもできる。
スピーカー 1
その包括性はデータベース型じゃない。
インデックスは作ってるかもしれないけど、基本的にデータそのものがテキストファイルの形で残ってるからというところがあって、
データベースを使うとなると、やっぱりオブジェクト的な管理になってきて、そうなると並び方は相当だよねっていうことになってきて、
表示が単純化していくというような秘訣が多分あるんでしょうけど。
スピーカー 2
だからオムニアウトライナーのアドインとして、
Kinkless GTD、KGTDっていうのが作られてて、それがすごくGTD初期の中では非常に良かったんで、
これをじゃあオムニ3000アプリにしようということでオムニフォーカスが来たときに、
タスク管理のアプリとして機能をきちんと実装するためにデータベースになっちゃったんですよね。
もともと単一ファイルだってやっていたものが、見た目が似てるんだけど中身はデータベースになっちゃったんですよね。
実はそこで日付トレンドする機能とかリマインドする機能っていうのがついた代わりに、
編集の柔軟性は失われていったと。
スピーカー 1
まだある役割に特化されて効率化的に処理しようと思ったらそうなってしまう。
そう考えたら例えばアウトライナーでタスク管理ってすごい非効率というか、
最新のタスク管理に比べればだいぶ面倒くさいことを手動でやらなきゃいけないですからね。
スピーカー 2
そうなんですよ。
それこそリマインド、要するに現代的なタスク管理アプリなら当然ついているような機能はないわけですかね。
タスクの実行と自己判断
スピーカー 1
リマインダーもリピーターもだいぶ手でやらなきゃいけないからね。
ある程度の利便性はトレンドとして諦めることになるけども、
自分の頭を動かすということを担保したかったらできればそっち側のほうがテキストベースなりアウトラインベースのほうがいいかな。
最近、例えばノートの場合って議事録取ったらボタンを押せばAIがタスクを抽出してくれるみたいなことがあるわけですよ。
タスク管理の最極北みたいなところですけど、
頭は使わなくていいってことですよね、基本的に。
そうですね。
スピーカー 2
もしかしたらそれでいいのかもしれませんけど、大抵の仕事は。
それで抽出してくれたタスクのリストを見て、
次これね、次これねって実行していけるならそれでもいいと思うんですけど。
スピーカー 1
実行していける人が会社員として働いてるんじゃないか。
分からないですけど。
そこはなんとも言えない。
喜んでる方もいっぱいいたので。
スピーカー 2
毎回同じようなタスクしか発生しない場合はそれでいいでしょうね、おそらくは。
スピーカー 1
同じような会議があって同じようなタスクしか発生しない場合はそれでいいような気がしますけど。
スピーカー 2
あれは何なんでしょうね。
その文面から日付とか記述した内容から判断して抽出してくれるっていう感じなんですかね。
スピーカー 1
具体的には生成AIがどう処理してるかは僕には見えませんけど、
そのような手がかりをつかんでいる。
エヴァノートのAIとすでに似たことができますね。
やることなんですかって言ったらプロジェクトノートとかに書いてあるやることを
スピーカー 2
表示してくれたりはできます。
たぶん抽出と表示はちゃんとやってくれるんだろうと思うんですよね。
そういうのは非常に得意ですね。
それはたぶん、使う前に感覚的に思っているよりもきっとちゃんとやってくれるような気がするんですよね。
ただちゃんとやってくれた、それを見て自分が本当に行動できるかどうかは、
要するにAIの機能はちゃんとしてるかもしれないけれども、
それを見て自分がちゃんと動けるかどうかっていうのは自分は自信がない。
スピーカー 1
僕も自信はないですね。
スピーカー 2
なんとなくタスクに対して納得感がないと動けないっていう人は、
スピーカー 1
おそらくそれではなかなか動けないんじゃないかなと思うんですけど。
スピーカー 2
AIはちゃんとやってくれるんだけど自分がちゃんとできないっていう。
スピーカー 1
それはあると思いますよ。
ある種、組織の一員として行動するためには、
その判断を一旦消さないといけない場面も多数あって、
そういう意味では、提示されたタスクをこなすだけのほうが楽なことは多分あると思うんですけど。
スピーカー 2
最終的に誰の責任になるかわかりませんが、その行為の。
でもそれができる人が仕事ができるということはあるかもしれない。
スピーカー 1
それは思います。
ついつい考えちゃうような人の場合は、
スピーカー 2
それをサポートしてくれるツールのほうが使いやすいというようなことかもしれないですね。
自分が仕事ができないことが漏洩したら。
スピーカー 1
そういうタイプの仕事の進み方ができないということじゃないですかね。
例えば、同じ手順繰り返すと言うと、
料理のレシピとかっていうのは、逆に余計なことしたらいけないわけですね。
料理の素人がちょっと考えてやったらあかんことが多いので、
心を無にして言われたことをするっていう機能のほうがよくて、
そういう場合ってやっぱりリストだけのツールのほうがよかったりするでしょうけど、
料理が終わった後にその料理の感想を書くみたいなノートはあってもいいと思うんで、
ある種の行為の前後にやっぱり思考というか感想というか施策っていうのが発生するんで、
タスク管理ツール上か別かはともかく、ノートツールはあったほうがいいし、
ノートツールがあればタスク管理ツールがいらない可能性もあって、
組み合わせはあれですけど、タスク管理ツールとノートツールを持つか、
ノートを書けるタスク管理ツールを持つか、アウトライナーみたいな総合的なもので両方やってしまおうかみたいな、
そういう組み方、セットの組み方っていうのが多分人によってあるんでしょう。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
難しい。他の人がどうやってタスクを進めているのかがポイントですね。
要するにタスクを作っているのかと進めているのかっていうところがポイントかな。
例えばアサインされたものを受諾して実行するだけの場合は、
リストだけで、いやーそれもそんなことは言えへんか。そんなことは言えへんわなあ。
僕まともな会社員をしたことがないので、残念ながら。
だから世間一般の会社員の仕事の進み方がよくわかってないところがあるんですよね。
スピーカー 2
どうされてるんやろな。
もちろん人によりますけど、やっぱりこの界隈ばっかり見てるとみんながタスク管理とか考えてるように思えますけど、
世の中の大多数の人はそんなこと考えてない。
僕は会社員だったのももうだいぶ前になっちゃいましたけど、
例えば仕事が来るじゃないですか。仕事が発生したときに締め切りが4月30日。
手帳というかカレンダーの4月30日のときに、ところにプロジェクトなんとか締め切りとか書くわけですよ、その人は。
そしておもむろに仕事をやり始めて、その日に終わらない。
それしかやってない人って結構多いんですよね。
それでできちゃう人ももちろんいるし。
できる人は全然それでいいわけですよね。
だけどできない人もいるわけですよ。
僕もそうですけど、僕以外にもできない人っていて。
スピーカー 1
できないのになんでそれしか書かないんだとは思うと言いますよね。
スピーカー 2
なんでカレンダーの締め切りの日にそれを締め切りとしか書いてないんだっていう。
できるならいいんですけど。
スピーカー 1
できないのになんでそれしか書かないんだとは思う。
僕以外に書いてもできないことがある。
最善に手を尽くしてすらできないことがありますからね。
ちなみに、たくさんのタスク管理をするっていうことを小柄において、
タスクリストと未来日記
スピーカー 1
リスト形式以外の例えばボード的なものとか使ったことあります?
スピーカー 2
トレーロの。
ないですね。デジタルツールではないです。
スピーカー 1
アナログツールではある?
スピーカー 2
アナログツールでは昔厚紙、ボール紙みたいなのを折りたたんだやつに付箋。
だからトレーロ式ですよね。
そうですね。
仕事ごとに横軸が仕事で縦軸が……あれはあれですね。
野口幸男さん式かもしれないですね。
スピーカー 1
秘書イライズというやつですね。
そうそうそうそう。トゥールボードみたいな。
横にプロジェクトの種類で縦がそのプロジェクトに関するタスクが並んでるみたいな。
スピーカー 2
タスクを付箋にペタペタペタって貼って終わったら剥がすみたいなのをやったことありますけど、
スピーカー 1
まあどうでしょうね。ないよりは全然マシでしたね。
スピーカー 2
これが答え屋という感じではなかった?
書き切れなくなっちゃうんですよ。付箋も書きすぎて。
なるほど。
1列だと収まらなくなっちゃうんですよね。
そうですね。できればデジタルで書きたいということですね。
あれも比較的粗い粒度で書けば実行できる人なら使えるじゃないですかね。
スピーカー 1
おそらくそうですね。出版社への原稿を3月1日までみたいなタスクだけで実行できる人用のやつですね、あれは。
スピーカー 2
そうですね。だと思うんですよね。
ただ昔はどれだけ細かくやろうとしても、そのレベル以上細かくできなかったわけですよね、アナログツールの場合は。
僕最初に就職した会社はまだ個人のパソコンというものがなかったんですよ、PCというものが。
コンピューターの会社なのに。
だからつらかったんですよね。
そうですね、そりゃ。
だからキャンパスノートしかないんですよ。
でもそうか。グーってそういう環境から生まれますよね、きっとね。
そうですね。
僕そのときはワープロ専用機にすでに慣れちゃっていたので。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
だから業務日誌を書くのも全部手書きをしなきゃいけない。
スピーカー 1
異国やな。
スピーカー 2
結構あれきつかったですね。
タイムシェアリングの端末でワープロ代わりに使おうとして怒られたりしてましたけど。
まあそりゃそうでしょ。
スピーカー 1
その話と現代の環境ってもう、世代とか世紀が違うぐらいの隔絶の感ありますね。
スピーカー 2
違いますね。
すごいな。
それでその会社は1年ぐらいで辞めちゃって、
大学行ったりとかして、数年後にまた仕事をし始めたときには、
逆にパソコンのPCの時代が来ていたのです。
スピーカー 1
そのPCの時代として、個人のタスク管理みたいなのは、
たくさん含め周りの人はまだ手帳が強かったんですね。
スピーカー 2
手帳ですよ、もちろんですよ。
それ用のアプリみたいなものもないし。
スピーカー 1
ないことはないですね。マイクロソフトスケジュールとか。
スピーカー 2
こないだ話に出たロータスオーガナイザーとか。
自腹で買ってきて、勝手にインストールとかしてましたね。
スピーカー 1
昔はそういうことができたんですけど。
スピーカー 2
必死に自腹で買ったアプリをインストールするみたいなことをやってましたね。
スピーカー 1
まあそうか。
会社のパソコンでは自由なアプリが使えない問題もあるから。
スピーカー 2
ありますね。
スピーカー 1
難しいな、その場合はな。
特にクラウドツールのアクセスが難しい場合、
スピーカー 2
今までの話の前提がだいぶ崩れますからね、基本的には。
そうですね。だからそれこそWord、Excelで工夫してやる。
Word、ExcelならOutlookも入ってるだろうし。
辛いのはカレンダー共有されちゃうというか、
勝手に空いてる時間に予定入れられるみたいなのは難しいですよね。
スピーカー 1
現代的な、たとえば22歳の人が今年仕事入りましたって、
じゃあタスク管理どうしますかってどうするんですかね。
スピーカー 2
イマジネーションが追いつかないですね。
どうするんでしょうね。人はどうやってタスク管理アプリを。
こんなにいっぱいみんなタスク管理って、
僕が見聞きするこの界隈ではみんな言ってるけれども、
スピーカー 1
リアルで会う人でそんなもん使ってる人はほとんど見たことない。
スピーカー 2
僕の身内家族でもいないですね。
スピーカー 1
上の世代は当然そういうのは使ってなくても当然ですけども、
近い世代、若い世代、たとえば学生さんとかも、
基本的に受動的というか、授業を受けてからのリアクションみたいなところだから、
あんまり報道の制御っていうのがないのか。
いわゆる意識高い就職活動をしてる人は、
そういうの使ってそうですけどね、イメージ・潜入感として。
スピーカー 2
まあ、ノーション使ってるかもしれない。
スピーカー 1
ああ、そうか。やっぱりツールベースで入って、
スピーカー 2
そのツールでこんなことができるんよという感じなのかな。
結局そういうのが好きな人っていうのが。
スピーカー 1
いますね、それはもちろんね。
スピーカー 2
趣味的なところから入ることもあるでしょうし。
スピーカー 1
その、新入社員の研修とかでタスク教えてるのかな。
教えてないと思います。
スピーカー 2
自然には出会わないとしたら、なかなか厳しい道のりですね。
たぶん社内ツールみたいなものの使い方は、
スピーカー 1
そうか、そうか、そうか。
スピーカー 2
習いますよね、きっと。
スピーカー 1
それは絶対使いにくい。
なぜ社内ツールは使いにくいのかっていうのを一つ新商業みたいくらいですけど、
スピーカー 2
おそらく使いにくいでしょうね、あれ。
社内で、15年前に社内の誰かがVBAで作ったなとかみたいなのもあれば、
サイボーズのなんか洗ったりとかいうのもあるし、
普通にアウトロックだったりするのもアウトロックとエクスチェンジだんちゃらだんちゃら。
まあ今はそんなものかもしれませんけど。
スピーカー 1
まあでもやっぱりそうかな。
ツールの使い方とかは教えてもらったし、
タスク管理とはなんぞやっていうコアの概念とか、
さっき言ったタスクを考えるって何みたいなことは、
スピーカー 2
それはノンタッチなんでしょうね、きっと。
ないですね。
アサインされるタスクっていう概念はあるかもしれないですけど、
今ここでタスク管理って言っている意味でのタスクというのはあんまりないんじゃないかな。
ヒントリストみたいなものあるかもしれないですよね。
スピーカー 1
だからアサインされるものとしてのタスクは、
狭い意味でのタスクは実行されるべきもの以上なわけですから、
それこそ考えないわけで、だからまあいらない。
逆に言うと、でも例えばそれはプライベートのやることとか、
人生に応じての行動とかっていうのを考えることが必須なわけですから、
だからむしろ全人類的に必要なのは考えるほうなんですよね、
どう考えても。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そういう技法にどう接触してもらえるかっていうところかな。
伝えたいものがあるとしたらね。
スピーカー 2
まあでもあれですよね。
タスクをアサインされて、これを金曜日までにやるぞと思ったんだけどどうもうまくできない。
そういうときにどうしようかと思って、
本屋さんに行くなりネットであれするなりして、
そういうものに行き当たるっていうパターンはあるでしょうね。
スピーカー 1
まあそうか。
でも今の書店の人気コーナーで見つかるのとか、
現在のGoogleの上位に出てくるものが果たしてその役に立つのか、
難しい問題もあるわけですけど。
アナログツーで言えばバレットジャーナルみたいな、
キラキラしてない方のバレットジャーナルみたいな概念にたどり着けば、
あえてメモとタスクを一緒に書くってことから始まるので、
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
最先はいいと思うんですけど。
そうじゃない入り口から入るとちょっとややこしいとなりますね。
スピーカー 2
そうですね。
あと完全に自己流で方法を作り上げちゃう人っていうのもいて、
僕が前の会社にいたときに一番すごいなと思ったのは、
僕が新人研修を担当した世代の子たちがいるんですね。
その中である女性なんですけど、
その人はタスクを書くんじゃなくて未来日記を書いちゃうんですよ。
タスクリスト作成とフィードバック
スピーカー 2
あらゆることに未来日記を書くんですね。
文章で書くんですよ、全部。
なるほど。
これから自分はどのような道を経てゴールに至るのかっていうので、
全部文章で書いちゃうんですよ。
スピーカー 1
5分、10分の行動じゃなくて、
1日とか1週間とか1ヶ月のタームのレビューの話をするんですか。
スピーカー 2
そうです。
まあ1ヶ月分毎日書くわけじゃないんでしょうけど。
だからこのアサインされた仕事について、まず自分は何をするのかと。
初めてだから、以前その仕事を担当したことのあるなんとか先輩のところに話を聞きに行く。
みたいな文章を書くんですよね。
明らかに圧倒的に仕事ができるようになるスピードが速かったですね。
スピーカー 1
そうでしょうね。
スピーカー 2
でもそれって結局、リストではないけれども、
タスクだけじゃなくて、自分の行動全てを文章の形で考えていたわけですよね。
そうですね。
で、文章にしてみると、
この先こうやろうと思ってやってきたけど、うまくいかないかもみたいなことを文章で見てるんですよね。
スピーカー 1
はい、そうでしょうね、きっとね。
スピーカー 2
ここまで考えたけどこの先、このままのやり方だとうまくいかないかもっていうのをどうも文章で書きながら気づくんですよね。
スピーカー 1
うーん、なるほど。
スピーカー 2
で、そうするとまた先輩のところに、
すいません、この仕事でこうやろうと思ってるんですけど、
こうやるとこうなっちゃいそうな気がするんですけどどうですかねとか聞きに行くわけですよ。
スピーカー 1
だって聞かれたほうも、そこまでクリアやったら答えやすいですよね。
スピーカー 2
そうそうそう、そうなっちゃうからそこはダメだよ。
スピーカー 1
そうすると未来日記を少し遡って書き直すんですよ。
リビジョンですね。
スピーカー 2
リビジョン、そうそうそう。
あれね、結構無意識に参考にしてるかもしれないですね。
だって未来日記って言葉はロッカーで使いましたもんね、アウトラインの作り方の話で。
多分、自分が新人研修した新人に影響を受けて。
スピーカー 1
でもすごいな、それは要するに結局タスクリスト作りって脳内のシミュレーションを走らせて、
そのシミュレーションのアウトラインをリスト化したものがタスクリスト。
要点要点だけを書き残したものがタスクリストとして権限化してるわけですから。
だからその文章そのままで残すことはタスク代わりの原体験みたいなもので、
むしろそれを経ないリスト作りが失敗するんですね。
そうですね。
スピーカー 2
彼女はたぶんカレンダーと大学ノートなんですよ。
大学ノートにびっしり未来日記みたいなものを書いてるんです。
忙しくなるとそれを書いてる暇がなくなるのかもしれないですけど。
確かに。
でも考え方は非常に参考になるというか。
スピーカー 1
そうですね。やっぱり勇気があるなと思うのは、
未来日記を書き直すということができるというところがすごいですよね。
だから変な言い方ですけど、道具としてちゃんと使ってるという感じがする。
スピーカー 2
そうですね。
たぶんシミュレーションするんですよね。
たぶん文章を書くためにリアルに想像する。
リアルに想像すると、これだと間に合わないかもとか感じるんですよね。
なるほどね。
スピーカー 1
たぶんそうだと思うんですよね。
そうですね。
タスクリストをどう作ってるのかというところが実は重要で。
過剰書き、項目を並べたらリストを作ってるんでしょう?
そういう表面的なものじゃなくて、
反転がどこからやってきたのかというところがたぶんコアなんですよね。
考えるコアの部分を支えるのが先ほど文章で書くというところで、
そこが抜けると、いわゆる絵空ごとのアウトラインと同じことになってしまう。
それは動画でも使いようがないし。
新しいプロジェクトに参画するような場合は、
間違いなく自分の作ったタスクリストって役に立たないので、
そこら辺をケアできると。
レシピでもやっぱり料理作った後に気づいて、
あそこはああやったなっていうのがあって、
レシピそのものがフィードバックで変わっていくっていうのがよく起こることなんですね。
スピーカー 2
起こりますね。
リストの動的性
スピーカー 1
あらゆるチェックリストもたぶんそうで、
実際にチェックしてみたらこの項目を追加した方がいいとか、
あるいはこの項目は重複してるから一個でいいっていう実践的な経験から
リストにフィードバックが起こるので、
やっぱりリストは動的なものであるべきで、
その動的さは経験するとか考えるによって変わっていくので、
ノートとか無しというのはあまりにも簡素なものにならざるを得ない。
本人がさっき言ったようにシミュレーションをクリアにした上で、
それを思い出すために書いてるものをやったら別に何も問題はないんですけど、
スピーチするときにメモ書きをキーワードしか書かない人とかっていますけど、
それと同じようにリストを使うんであれば、
簡素なものでもいいと思うんですけど、
考えることをしながらというのでやっぱりリストだけでは弱いんでしょうね。
僕も結局あらゆるリスト系使ってきたけど、
スピーカー 2
やっぱりどうじゃないどこに移っているのはそこの物足りなさがあるからでしょうね、きっと。
リスト系がダメなわけではなくて、
やっぱり僕今でもTask管理アプリのThingsとか素晴らしいと今でも思ってますし、
その部分のいわゆるタスクを管理する部分の機能は本当によくできてると思うんですよね。
だからその機能の部分はあってもいいんですけど。
そうですね。
これだけで完結しようとすると厳しいかなと思うんですよね。
スピーカー 1
Task管理型のツール、リストツールはTaskを、
管理の言葉が広すぎるんやろな。
作成されたTaskの扱いには避けてても、
Taskをどう制作するのかという前段階、プレタスク管理は助けてくれないことが多いので、
そこは合わせて持ったほうがいいし、
あとはTaskが終わった後もやっぱりロギング仕事とかも書いてますけど、
やっぱり何か書いたほうがいいんですよね、終わった後も。
チェックリストつけて終わりじゃなくて、
自分が何をしたかを振り返ることの、
それが仕事に対する感度を上げる、観察力を上げるということがあるので。
だからやっぱりリスト作りました、上からこなしました、終了ということで、
もちろん回る仕事もあると思うからそれはそれでいいんですけど、
そうじゃないノートを別にもう一個持っておくか、
ノート系のツールでやることは、
僕は作ったこともそれ以外の仕事の進め方を落としめるという意味ではなく、
スピーカー 2
僕が誰かに仕事の進め方を教えるとしたら、やっぱりそういう進め方を教えたいですね、どっちかっていう。
スピーカー 1
結構人に勧める場合って、
たとえばトゥードリスト使いやすいからいいですよって言いがちですけど、
今までの議論を考えるとやっぱり不十分やなという感じはしますね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
初心者ほど文章から書いたほうがいい気がしますね、さっきのシミュレーションの話で言うと。
スピーカー 2
文章で書くことが向いてるタイプとそうじゃないタイプがいるような気はしますけど。
でもシミュレーションをどれだけクリアに走らせるかっていう観点は多分抜けないと思うので。
スピーカー 1
そのシミュレーションの実況をちゃんとテキストで残しておけば、
自分のシミュレーションどこが悪かったかも後から観察できるようになるので。
だからタスクリストに一発登録ができるのって、実はやっぱ中級者じゃないかなという話ですね。
タスク化に慣れた。
スピーカー 2
かもしれないですね。
スピーカー 1
だからまずは状況を把握しましょう。そこから自分のやることを見つけましょう。
その中で一番最近取り組むものを決めましょうみたいな、
そういう段取りのメンタルモデルっていうのが確立された後に、
リストを作るという行為が生まれるはずなので。
でもそういうことを教えてくれる本もあんまりないんですよね、実は。
スピーカー 2
ないですね。
見かけたことがない気がするな。
ロギング仕事をしてるからそういうの言ってますね。
スピーカー 1
タスク管理ツールの詳しい、昨日の紹介の本はいっぱいありますけど、
後ろに走っている思考とそのツールをどうブリッジするかっていう観点の本ってやっぱり少ないんですね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そこを教えられたら面白いかな。
人が文章をどう書いてるのかもわからないけど、
人がどうタスクリストを作って使ってるのかもわからないですからね。
外部から観察できないんで。
スピーカー 2
そうですね。
なかなか深遠な話だよな。
でも本当その職場では、スケジュール以外にやることに関して何か書いていたというのは、彼女だけでしたね。
スピーカー 1
リストじゃなくてそれは文章だった。
記録を残している形。
さっきも言ったように、合う合わないがあるんでどんな形もいいですけど。
よくそれで仕事が回ってますよね、その他の人。本当に。ちょっと僕は信じがたいですけど。
スピーカー 2
だからやっぱりすごく時間が空いてる、残業がすごく多かったということの理由の一つだと思います。
構造的な問題もあるんですけど。
逆に今はその当時よりずっとその残業に厳しくなっているはずなので。
タスク管理と団取りの文化
スピーカー 1
本当に回ってんのかなと。僕はもう分かんないですけど。
回ってないのが日本の現在の経済状況を反映してるんではないかな。
そもそも残業不安のせいで賃金底上げっていうのが状態化してたので、
生産性向上というものが笑い傘でしかないわけですね。やる意味がないし。
スピーカー 2
一方でその生産性向上っていうのが目的化してる人たちもいて、それはそれで当然ちょっと違うやろうという話になってて。
スピーカー 1
フリーランスとかって、自分の実労働の効率の良さ、能力の良さが直結するわけですから、これは説実な問題なわけですね。
全くやらないと回らないし、趣味化してしまうと今度は逆の生産性が起こるんで。
どうしてもちょうどいい塩梅に落ち着かざるを得ないわけですけど。
そうじゃない環境の場合って、なかなか日本の場合しかも労働者に対する裁量をあまり高くしない傾向にあるので、
やろうとすらなかなか思わないというのはあるのかもしれないですけどね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
タスク管理のやり方っていう、すげえ当たり前に多いで誰も言ってないことはちょっとまとめてみたいですね。
スピーカー 2
意外にない。
スピーカー 1
意外にないですね。
スピーカー 2
そもそもタスク管理という言葉でいいのかということもありますし。
スピーカー 1
タスク管理を含むけど、それより上位概念も含むのも間違いなく。
スピーカー 2
しかも一般の受けが悪いんで。
その名前がつく前から、このような営みは団取りと言われてるほど行われてきたわけですから。
身近ではないと思うんですけど、タスク管理という言葉が異質という感じかな。
でも日本の場合って、逆に日本のそういう組織の中では伝統的に、
団取りとか根回しとかという概念のもとにものすごい高度なことが行われていたりもしたんですよね、昔から。
逆にそれこそが仕事であるみたいなこともあったような気がするんですよね。
スピーカー 1
そうですね。団取りという言葉もいろいろ文明がありますけど、根回し文化ではありますね、確かにね。
スピーカー 2
だからやっぱり主眼がタスクじゃないんやな、きっと。
スピーカー 1
雰囲気とか人のあれとか、そういうものが主なターゲットオブジェクトで。
スピーカー 2
タスクなんてものは、みたいな感じじゃないですか、きっと。
重要なのは人脈である。
スピーカー 1
そうそう、そういう感じ。あとはよろしくで終わらせる、みたいな感じで。
作業を手順化しないほうが、その後で融通効かせやすいみたいなことも多分あるでしょうから。
タスク管理ツールの難しさとアナログの活用
スピーカー 1
そういう文化についているのかもしれないですけど。
スピーカー 2
それも大事なことですけどね。
スピーカー 1
もちろん間違ってないと思うんですけど。
やっぱりタスク管理っていうリュートの捉え方がアメリカ的というか西洋的というか、そんな感じはしますね。
スピーカー 2
行為、報道を主眼とするというような感じは。
タスクマネジメントの直訳なんでしょうね。
おそらくそうだと思いますね。
スピーカー 1
マネジメントっていうのはそもそも管理なのかっていう。
違うでしょう。
スピーカー 2
わからないですよね。
スピーカー 1
少なくともドラッガーが言ったマネジメントは管理としては訳せないと思いますけど。
一番適切な役は経営ですけど、でもそれも違う。日本語にするとずれていくんで。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そこはタスクの経営っていうことだと思います。
時間の終始がちゃんと合うように行動を作っていく。
目的、目標に向けてリソースを最大限に生かせるような決定を行うというニュアンスがあるので。
経営ということなんですけど。
日本人ほど経営との距離感がある。そこもないというのは大げさですけど。
私です。
言うのは面白いですね。面白いと思いますけど。
スピーカー 2
実感を持って理解されるかっていうと、それもなかなか怪しいかなというイメージですね。
スピーカー 1
僕も経営とか言ってますけど、それが自分ができているわけでは全然ないんですよ。
言われたことにただ従うんじゃなくて、大きな目的のもとで何をすべきかを考えるっていうことが行われたとしたら、
小さな経営がそこで日々発生しているということだとは僕は思いますけども。
ノウハウの以前に文化的影響というか傾向があって、そこを無視して方法を押し付けたところでうまくいくこともないというのはあるわけですからね。
なかなか一筋縄でいかない話ですね。
スピーカー 2
でも本当にタスク管理ツールでタスクだけ扱おうとしてもうまく扱えないときには、
ちょっともしかしたら単なるノートとかテキストエディターとかそういうものに一回戻ってみるというのも一つのやり方じゃないかなと思いますね。
スピーカー 1
あと本当にパソコンを普段使ってリストツールがあるんやったら、
机の上に手書きのノートとかカードとか何でもいいんですけど、置いておくと全然違うと思いますね。
特に普段ノートツールとかにカッチリしたことを書いてる場合って、さっき言ったザッタなメモ書きをしにくい場合があるんですけど、
スピーカー 2
手書きで、しかも切り捨てて捨てるようなものが机の上にあると書きやすいんですよね、そういうザッタも。
スピーカー 1
そのザッタな書き込みが整理されたリスト作りをサポートしてくれるんで。
だから本来デジタルでもザッタに書いていいんですけど、ザッタに書きにくい場合はそういうときにこそアナログとのハイブリッドが活かせるかなと思いますね。
スピーカー 2
確かに。
そういう意味ではリーガルパッドとかっていいんでしょうか。
スピーカー 1
いいと思いますね。最高にいいと思いますね。
ピリピリって破るという身体的な回だけでも、なんかもう一回使いたくなるという技があるので。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
情報カードの厚みのある情報カードはね、やっぱりちょっとちゃんと書こうという気持ちになりやすいので。
スピーカー 2
紙が良すぎますよね。
スピーカー 1
そうそう。保存用のものに書くのはちょっとあれなんで、やっぱりロディアとかリーガルパッドみたいなペリペリで始めから破ることが想定されてる方が雑に書きやすいですね。
スピーカー 2
それこそ捨てるのに勇気がという感じがするんだったら、それこそ封筒に入れて立てときゃいいわけですかね。
スピーカー 1
そうですね。保存しようと思えば保存もできるし、別に写真を撮って残しておいてもいいし。
捨てること前提あればコピー用紙とか失敗したコピー用紙の裏とか、いろいろ書くものは山のようにあるのでね。
考えて書くことを通してリストも作っていくことが、よろしいのではないかという話ですね。
スピーカー 2
タスク管理ツールというか、タスクリストですらここまで難しい問題をはらんでいるということに、僕たちはあまり気づかないままあれを使ってるわけですね。
でもタスクリストというかタスク管理アプリというものがむしろ難しくしちゃったという面もありますよね。
ハードルを上げてますね、その広義のね。もっと雑なとこから始められたらいいですよというところは確かにありますね。
スピーカー 1
そんなところで、もし皆さんのデジタルタスク管理、特にリストの使い方と併用しているツールなどの話があれば、
ハッシュタグチャスキャストひらがなで打ち合わせアルフェットキャストまでいただければと思います。
タスクさん何かお知らせしたいこととかございますでしょうか。
スピーカー 2
特に今日はありません。
スピーカー 1
はい、じゃあ今回はこれまでにしたいと思います。お疲れ様でした。
スピーカー 2
お疲れ様でした。