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鉄たび漫遊記 第42号 出発進行
毎度、ご乗車ありがとうございます。
鉄たび漫遊記は、鉄男と旅好きのしんちゃんが、
鉄たびについてゆるーく語るポッドキャスト番組です。
鉄たび漫遊記
スモールパッキングコンフォートなオートバイキャンプ道具あります。
北海道、夕張、快速旅団の近況などをご報告。
ゆいろくポッドキャストは、ほぼ毎週土曜日、夕方更新しています。
聞いてください。
みなさん、こんにちは。
鉄たび漫遊記、パーソナリティを務めさせていただきます。
しんちゃんと申します。よろしくお願いします。
いよいよゴールデンウィークに突入しましたが、
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
私は約1週間ほどお休みになったんですけども、
しかし、私の住んでいるところは緊急事態宣言が出てしまいましたので、
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ちょっとお出かけするのは難しいかもしれません。
まあ、こうなったらですね、
お家にこもってネット配信の動画を見たり、
テレビゲームをして過ごそうかと思っています。
でも、3密を避けられるなら、
どこかお出かけしようかなと思っていますけども、
どうしたものかなと考えています。
さて、今回は新幹線シリーズ第5弾として、
新幹線観光列車編と題してまして、
E3系ミニ新幹線の車両を利用した観光列車についてお話ししたいと思います。
では、詳しくは本編です。
では、本編です。
今回も新幹線のお話となります。
今回は新幹線観光列車編と題しましてお話ししたいと思います。
近年、各地で列車に乗ることを目的とした観光列車が増えています。
そんな数ある観光列車の中で、
今回はミニ新幹線E3系を利用した観光列車がありますので、ご紹介したいと思います。
その一つが、山形新幹線を走るトレイユ・ツバサです。
トレイユ・ツバサは、2014年平成26年7月19日にデビューしました観光列車で、
福島駅から山形県の新庄駅間を土日・休日を中心に年間120日程度運行している観光列車で、
秋田新幹線用に運行していたE3系を改造して生まれた新しい観光列車なのです。
列車名となっているトレイユとは、英語のトレイン・列車とフランス語で太陽を意味するソレイユを合わせた造語で、
この列車の特徴は何といっても足湯が設置されているんですね。
そう、なんとトレイユ・ツバサは車内で足湯が楽しめる観光列車なんです。
トレイユ・ツバサは全席指定の6両編成で11号車から16号車の構成となっています。
山形・新庄側から16号車となっていまして、16号車には足湯が設置されています。
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この足湯なんですけども、もともとありました座席をすべて撤去しまして、
石張りの小上がりを設けた上に、膝丈ほどの深さの紅花色した赤い湯船が2つ設置されています。
この湯船なんですけども、車両が走行しますとどうしても湯面が揺れるんですね。
そのために湯船の中にお湯が波立たないように透明のアクリルの仕切りが入っています。
でもどうしても車両の発車時や停車時、またはカーブを通過する時には湯船のお湯が動くんですね。
すると湯面の高さが変わります。
この感覚は非常に不思議というか、面白いんですね。
こんな足湯、今までに体験したことがないので、面白い足湯となっています。
さて、この足湯なんですけども、利用料金は450円となっています。
足湯の利用方法なんですが、乗車しまして15号車にあるカウンターバーで購入できます。
そうそう、この料金にはですね、トレイ湯翼のロゴが入ったタオルもセットになっていますので、
もし当日タオルとかお持ちでなくても大丈夫ですのでご安心ください。
そしてですね、15号車には先ほどお話ししましたけども、バーカウンターと湯上がりラウンジというフリースペースが設けられています。
まずは湯上がりラウンジなんですけども、畳のお座敷席になっていまして、桜のテーブルがドーンと置いてありまして、掘りごたつのような席となっています。
スマホなどの充電に便利な電源コーナーも設けてあります。
それとバーカウンターがありまして、こちらでは山形県の地酒屋、フルーツジュースなどを販売しています。
湯上がり後にですね、くつろぐには非常にいいフリースペースとなっています。
12号車から14号車は畳敷きのボックス席となっていまして、2対1の3列となっています。
座席と座席の間には大きなカバ材のテーブルが据えてありまして、各座席には電流将棋駒のデザインされた座布団が敷かれてあります。
そして11号車は普通の指定席となっています。
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乗車するならば12号車から14号車の畳敷きのボックス席の方が味わいがあっていいかと思います。
さてカラーリングなんですけども、山形県の座王の雪をモチーフにしました白色をベースに、
先頭車両の正面の顔はですね、山形県を流れるもがみ川をモチーフにした青色に塗装され、
側面には山形県の名宝がっさんをモチーフにした緑色で甲が描かれているデザインとなっています。
この車両のデザインを担当したのも奥山清之さんが担当されています。
という観光列車なんですけども、車両に揺られながら足湯に入るのもいいものですよね。
ぜひ皆さんも一度乗ってみてはいかがでしょうか。
そしてもう一つE3系新幹線を利用した観光列車がありました。
ありましたと過去形になっているのは残念なことに、
昨年2020年令和2年12月19日で運行を終了してしまった現備新幹線のことです。
現代美術をテーマにした観光列車で、色々な分野のアーティストが各車両ごとに現代アートを展示していました。
車内では美術館のように芸術作品を鑑賞できる観光列車でした。
列車名の現備の由来は現代美術の略称からということです。
JR東日本はこの現備新幹線のことを
走る美術館、世界最速の芸術鑑賞、また全席ミュージアム空間と歌っていました。
そんな現備新幹線の運転区間は上越新幹線の各駅停車の時として運行され、
新潟から越後伊沢間を土日を中心に1日3往復していました。
デビューは2016年、平成28年の4月29日で、
当初は旅行商品のビューとしてセット販売が多かったのですが、
後に自由席での切符も発売されましたので、
観光列車としては珍しく気軽に乗車できる列車ではありました。
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さて編成なんですけども、6両編成で11号車から16号車で構成されています。
各車両ごとに担当アーティストによるインテリアのデザインがされています。
では各車両を説明していきますと、
まず東京寄りの11号車は厳美新幹線唯一の指定席で、
2対1の横3列の座席配列になっています。
担当アーティストは絵画の松本直さんが担当しており、
五穀豊穣、祝祭、光をテーマにしたアート作品となっていて、
黄色と黒やグレーで彩られた座席や床がインパクトのあるアート作品になっています。
また窓のブラインドには外が明るい時には黄色く見えるんですけども、
トンネルなど外が暗くなると模様が浮かび上がる仕掛けになっています。
続きまして12号車からなんですけども、12号車からは自由席となっています。
車内のレイアウトも片方の窓を埋めましてアート作品を展示する壁となっています。
通路を挟んで反対側には窓側にソファーを配置するレイアウトと変更されています。
ソファーでくつろぎながらアート作品や車窓を眺めるのはゆったりとした時間が流れていくことでしょう。
では12号車の担当アーティストは平面の小村雄介さんが担当しており、
壁一面にミラータイルを貼り付けたアート作品となっています。
列車が走行中、このミラータイルに車窓が映り込んで、絵も言われぬ幻想的な感覚のアート作品となっています。
続きまして13号車なんですけども、こちらはカフェとキッズスペースになっています。
カフェの担当アーティストは絵画の小武家健太郎さんが担当しており、
壁には三国峠や新潟の山並み、また里山の風景を大胆な色使いで描かれています。
そしてカフェの横には飲食スペースとしてテーブルと椅子が置かれており、
テーブルでのんびりとくつろぎながらコーヒーやスイーツを楽しむことができます。
また併設のキッズスペースの担当アーティストは絵画彫刻のパラモデルさんが担当しており、
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壁にはプラレールのレールを模した模様がデザインされており、
所々に山を連想させるオブジェが貼り付けられています。
これはですね、山間部を走る上越新幹線をイメージしたデザインとなっているようです。
このキッズスペースはカーペット敷でプラレールが置いてありまして、
お子さんは自由にプラレールで遊べるようになっています。
次は14号車の担当アーティストは写真の石川直樹さんが担当されており、
壁一面がフォトギャラリーとなっています。
これはパキスタンと中国の国境付近のカラコムル山脈にあるエベレストに次いで、
世界第2位の高さを誇るK2の写真が展示されています。
K2の雪山の写真を眺めていると、新潟の雪深い山々が思い浮かばれますよね。
さて次は15号車の担当アーティストは立体の工人遥香さんが担当しており、
壁にはガルス張りのケースの中に革物に映る風景を再現したアート作品となっています。
色とりどりの花が重なったような上下対称の作品が透明の糸で吊られて展示しており、
走行する列車の中では車輛の揺れによって変化する作品となっています。
そして最後に16号車の担当アーティストは映像の秋井のまたさんとブライアン・アルフレッドさんが担当しており、
壁に大型モニターがいくつも並べて担当アーティストのアート映像が流れていました。
さらに外観のデザインなんですけども、写真家映画監督の二永美香さんが担当されていまして、
黒を基調に夏の夜空を彩る沿線の長岡の花火を大きく描いたインパクトのある外観が特徴でした。
この黒を基調にしたカラーリングから鉄道ファンの間では黒い新幹線と言われていました。
しかし世界で唯一の走る美術館であった限備新幹線なんですけども、車両の老朽化により惜しまれながらも昨年12月に運行を終了してしまいました。
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残念なことにですね、限備新幹線の後継となる観光列車についてはですね、
現時点では予定がないということでしたので非常に残念で仕方ありません。
ということで、これまで5回にわたってお話ししてきました新幹線シリーズですけども、ひとまずここで一くぐりとしたいと思います。
また機会があればですね、新幹線についていろいろとお話ししたいと思います。
もしよければですね、皆様からのリクエストもお持ちしておりますのでよろしくお願いいたします。
さて、そろそろお時間となりましたので今回の新幹線観光列車編のお話はこの辺にしたいと思います。
ではエンディングにまわりたいと思います。
北九州に住んでるおばさんがアニメや映画などオタク成分たっぷりにお話ししてるよ。
北九州の片隅みんな聞いてね。
ではエンディングです。今回の新幹線観光列車編のお話はいかがでしたでしょうか。
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本編でも紹介しました厳備新幹線は私も大好きな観光列車だったんですけども、残念ながら昨年末に運行を終了してしまいました。
とても残念だなぁと思っているんですけども、今まで鉄道会社は早く目的地へ到着する速達性や乗り心地など居住性に注力してきましたが、厳備新幹線は全く別の方向性でしたね。
目的地までの移動時間を利用して現代アートを楽しんで穏やかな気持ちで移動時間を過ごしてもらうように工夫されてました。できることならもっとこういった列車が増えてほしいと思うところなんですけども、なかなか難しいんですかねこれは。
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さて今回はこれにて終了したいと思います。では次回をお楽しみに。失礼いたします。あほい。
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お待ちしております。ありがとうございました。