どうもみなさんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人が緩くトークするラジオ番組です。
お相手は、私小説が好きの回のダイチと、
通常巡るカフェのミエの二人でお送りします。文学のプロではない二人ですが、東京と京都をつないでお互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。
お互いの紹介に関しては、2021年最初の回で話しているので、そちらを聞きください。
本編入る前にですね、ちょっとお知らせしたいことがあります。
来月がですね、このラジオ一周年ということになるので、これまで紹介した本の中から課題本を選び、読書会を開催したいと思っています。
この課題本ですが、リスナーの方々の投票で決めたいと思っておりまして、
今ノートで投票フォーム展開してますので、そちらをチェックしていただいて、ぜひ投票だけでもご参加いただければなと思います。
そうですね。投票は5月22日土曜日が締め切りとなっていて、その次の日に日曜日、23日日曜日に課題本を決定しようと思っています。
ちなみに読書会は7月3日の土曜日に開催しますので、
ぜひね、ちょっと参加できそうだったら気軽に参加していただけるとありがたいなと思っています。
よろしくお願いします。あ、そうか投票まではこれが最後の配信か。
そうですね。
なるほど。じゃあちょっとこれ聞いた人はノートでぜひ投票してもらうと、もしかしたらそんなに集まってないかもしれないんで。
結構40作品近く今までやってきて、なんかねすごいもうバラけると思うんですよね。なんか票が。
確かに。
そうですね。意外とスイッチとかで1票の力が大きくなっていくかなと思うので、もう躊躇わずに投票してもらえるとありがたいですね。
ぜひご協力よろしくお願いします。
お願いします。
じゃあ本編行きたいと思います。今回はベルナルド・アチャガのアコーディオン弾きの息子という作品をご紹介したいと思います。
こちらも日本翻訳大賞最終選考大賞作品のうちの今回最後になりますね。5作品中最後になります。
結構長い道のりでしたね5作。なんか読むのが。
特に最後のアコーディオン弾きは、あの息子は完全に私ゴールデンウィークこれで潰れましたね。
いやー僕も本当に丸2日くらい潰れましたね。
そうですよね。
今回の5作品の中で一番ページ数多いのはこのアコーディオンで、570ページくらいあって、ゴールデンウィークがないとちょっと読めない本かなとは思っちゃいましたね。
毎回やっぱり一冊はこういうドンキボンクラスがノミネされてますよね。
本当ですよね。
で、日本翻訳大賞なんですけど、5月18日、明日。
配信聞いてる人もいろいろいるのか。これ配信が5月17だと思うんですけど、18日明日火曜日発表でございます。ドキドキしてますね。
そうですね。
で、5作品読んできて、今日ちょっとベルナルドアチャガンの話をこれからはするんですけれども、
みえさんと私で撮るとね、どれが撮るか予想してみようかなと思います。
1日前。収録してるのはね、ちょっと結構前なんですけども。
1日前で配信聞く人のタイミングによっては、もう知ってるよっていう人がいるかもしれないですけど、
私とみえさんがどれを撮るか予想したのを皆さんにお聞かせしたいなと思うので。
そうですね。受賞作の結果知らない方は、これ聞いた上で結果を確認してもらえると面白いかなと思います。
じゃあ、私からいきますか。
じゃあ、お願いします。
私はもうあれですね、ユディット・シャランスキー、細井直子役、失われたいくつかのものの目録だと思ってます。
おお。
だと思ってますね。
結構、もうこれ1本ですよね。
でも、今日話すアコーディオン弾きの息子もか、失われたいくつかのものの目録かなと。
ああ。
どっちかだなと思ってますけど。
まあ、自分のこの、去年もうすでに読んでたっていうところも踏まえていくと、ちょっと撮ってもらいたいみたいのは。
ああ。
強いので。
そうですよね。なんか推薦出してますからね。
ちょっとそっちが撮るんじゃないかな。
まあでも実際すごく話した回聞いてもらえば分かると思うんですけど、めちゃめちゃいい本だったし、役も多分素晴らしいので、
失われたいくつかのものの目録ではないかと思っております。
うん。
でも確かになんか分かる気がしますね。
みえさんは?
僕やっぱり最後に読んだというのもあって、なんかすごいアコーディオン弾きの息子が思い入れが強くてですね。
ああ。
やっぱりこれはすごいなって。
そうですよね。
思って。
あと、本当に印象というかもう心に腐ってきたのは、1984年に生まれたという。
それは分かる。
はい。
ハオジンワンの書いた書籍。これもすごい良かったですし。
で、確かにね、僕大地さんがプッシュする、失われたいくつかのものの目録、やっぱ翻訳すごいし、それもね、分かるんですよね。
結構ね、フライデーブラックも良かったですし。
うん。
でも今回、本当ご作品読んで思ったのが、すごい大作がもうばっかり残ってるなというのがあって、
逆にこの結構重たい本が残ってる中で、マーダーボットダイアリーが取ってしまったらめっちゃ面白いんじゃないかなって。
いやでも、訳良かったですもんね、マーダーボットね。
はい、訳すごい良いですね。
すごい良いですよね。
そうです。
確かにこれは最終候補に入ってくるのを名付けるやつですけど。
大穴と言っていいか分かんないですけど、僕このご作品の中で一番軽く読めてしまうマーダーボットダイアリー、ちょっとあえて予想してみようと思います。
あ、マーダーボットでいきます?
お、マーダーボットでいきます。
おお、すげえ。
思い入れづらいのはアコーディオンなんですけど、そうなんですか。
じゃあ私たちの予想は、私が失われたいくつかのものの目録で、みなさんがマーダーボットダイアリーということでいいんですね。
そうですね。いや、これってマーダーボットダイアリー選ばれたら。
いや、でもあり得ると思うけど、全然あり得ると思うけど。
他の4作品を抑えて、これでいいのかっていうのはちょっと思っちゃいますけどね。
確かに。でも役に当たられる人だからね。
まあ、そうですよね。
先の表も重要だっていう話だけど。
なるほど、ちょっと予想外でした。私、アコーディオンかと思ったのに。
じゃあ、アコーディオン弾きの息子の話をしましょう。
そうですね。では本日紹介するのは、ベルナルド・アチェガのアコーディオン弾きの息子になります。
金子奈美さん役で、新潮クレストブックスから2020年に出版されています。
じゃあ、ちょっと私の方からあらすじを。
1999年、カルフォルニアで死んだ男が書き残したアコーディオン弾きの息子という回想録。
親友である作家は、バスコ語で書かれたこの手記をもとに、彼ら二人の物語を紡ぎ始める。
死んだ幼馴染が家族にもよらない言葉で綴り、向き合おうとした覚悟とは何だったのか。
故郷の美しい自然、牧突で正気あふれる人々。
名師として知られた幼馴染の父のもう一つの顔。
スペイン内戦とフランコ独裁、そしてテロの時代へ。
暴力の歴史に晒された若者たちの震える魂。
痛ましい記憶を力強く繊細に描き出す。
多彩な人物が躍動するバスコ現代文学の頂点。
このバスコ語文学っていうのがすごい珍しいというか、
バスコ語自体話す人って今100万人もいないって言われていて、結構珍しいです。
まずまあ、皆さんバスコってなんだって思ったと思う。
バスコ語ってなんだよって思われたと思うんですけど。
まあ、この説明はちょっと後でします。
もうちょっと後でしっかりします。
そんなに今話す人が少ない言語なんだなっていうのは、
スペインとフランスにまたがったある地域で話されている言語で、
今三枝さんが言った通り100万人?
いかないくらいですかね。
この言語についてはちょっと詳しく後で話します。
日本で何作かバスコ語文学が翻訳されているんですけど、
この金子奈美さんっていう方が今回翻訳されていらっしゃるんですけど、
この方がキルメ・ウリーベか、むしろ小さな英雄の物語っていうのを以前訳して、
これが第2回日本翻訳大賞、大賞作品となってたりするんですけど、
珍しいですよね。金子奈美さんしか多分日本で訳せない言語ですよね。
訳せる人すごく限られていると思いますけど。
金子奈美さんはもう1984年生まれの結構若い方なんですけど、
なかなかこの骨太な作品を訳されていて。
そうですよね。
若いですよね。
36でしょ?7でしょ?
うん、そうですよね。
だって、むしろ役したときいくつだったの?すごい若いですよね。
そうですね。
むしろってもう数年前だと思うので、
そうですね。30歳くらいですよね。
すごい方がいらっしゃるなと。日本に。
ちょっとびっくりしました。
なんか、もっと私5年配の方なのかなって勝手に思ってました。
僕も本当に思ってました、それは。
最後にこれ、役者プロフィールを読んだんですよ。
読み終わった後に。
1984年生まれてくれたって嘘?と思って。
わかったと思ったんですけど。
すごい方がいらっしゃるんです。
心強いというか、これからたくさん役してほしいですね。
そうですよね。
しかも日本語がいいというか、