はじめるラジオキャンパスサンデー、今日は11月12日日曜日ですね。
シリーズ、シーズン3に入って26個目のエピソードになります。
今日は日曜日ですので、第1コーナー人生いろいろ、第2コーナー思い出の一曲、第3コーナー北海道あれこれ、第4コーナーザ・冬一郎散歩でお送りしていきます。
第3コーナーは、今週の札幌というのをやめまして、北海道あれこれということで、ちょっと範囲を広げて、時期も広げて、広く話題を提供できるようにしようかなと思っています。
今日の人生いろいろのコーナーでは、少し元学長、私2つの大学で学長だったんですけども、元学長な人生というのをちょっと今日は語ってみようかなと思っています。
ザ・冬一郎散歩のコーナーでは、冬一郎の名前の由来当てクイズのヒントをさらにちょっと加えてみようかなと思っていますので、ぜひ最後までお聞きいただければと思います。
では、はじめるラジオキャンパスサンデー、11月12日、今日もよろしくお願いします。
はじめるラジオキャンパスサンデー、11月12日、シーズン3、26個目のエピソードになります。
今日は人生いろいろということで、私の学長体験、いっぱい語ることあるんですけど、今日は元学長な人生ということで、少しお話ししてみようかなと思っています。
なんで学長になっちゃったのか、なんでしかも2つの大学でやることになっちゃったのか、さらに言えばなんで58歳でリタイアすることになったのか、いろいろ語りたいことはいっぱいあるんですが、今日はその話は置いておいて、
学長という大学の学長というのは、特に私立大学の学長なんですよね。もっと言えば地方の小規模な、さらに言えば芸術系の大学の学長をやったんですよね。
これかなり特殊なんですよね。さらに言えば私の専門、政治学ということで、政治学者が芸術系の大学の学長、一つは音楽大学だったわけですけれども、これもかなりイレギュラーなことなんですよね。
なんでこんなイレギュラーなことが起きちゃったのかと。私は別に学長をやりたかったわけじゃなくて、全力で拒否してたんですけども、最初になったのは2010年、46歳のとき。しかも教授になってなくて、まだ准教授という立場でなっちゃったんですね。
しかも政治学者で、しかも音楽大学私立のね。これはもうイレギュラーなんですよね。本当にやりたくなかった。だけど、受けざるを得ない状況になっちゃった。
これはただ単に私個人の問題というよりも、日本の私立大学が今置かれている、もっと言えば21世紀に入ってから、日本の私立大学が置かれている環境がやっぱり非常に厳しいものになってきた。
日本の私立大学は戦後にわーっと膨らむんですよ。戦争終わって、子どもの数が増えて、高等成長の波に乗って、みんなが学歴を求めて高等教育に進学するようになって、進学率もどんどん上がる。子どもの数は増える、進学率は上がる。だから大学が必要になる。
ただ国、国立、公立はそう簡単に作れないわけですよね。そこを急ピッチで穴埋めするべく、もっと言えばこれは儲かるぜと思った宗教法人やらいろんな方々が私学を作ったわけです。
作れば作っただけ学生はあふれるし、集まるし、今から言えば大した教育しなくても学費は取れるという時代だったんですね。これが1960年代、70年代、80年代ぐらいまでそうでしたね。
この状況が変わってくるのはやっぱり1990年代を過ぎた頃、90年代半ば以降ですかね、本格的に変わってきたのは。いわゆる少子化です。子どもの数が減った。大学進学率もそれほど伸びなくなってきたという中で、だけど大学は膨らみきってしまった。
実は臨時的定員というのがあって、これちょっと知らない人は知らないと思うんですけど、その大学の定員があるんですけど、各大学学部各科ごとにね。この定員というのは文部科学省が認可しないと認められない。
子どもが増えて進学者が増えたときに、これを恒常的な、正式の定員にしてしまうと後で困ると思った文部科学省が臨時的定員なら認めますというふうに臨時的定員に認めたんですね。
私が最初に学長になった音楽大学は、本当は定員150名、恒常的定員だったんですが、臨時的定員が50名ついてたんです。
この臨時的定員を、少子化が始まるので終わりにしましょうという話が、1990年代後半に出てきたわけね。これに対して全国の私学が、いや定員は返したくないと。臨時的定員はね。
そんな中で文部科学省はもうだったら、ある程度は認めてやると。
これいろんな基準あったんですが、特に小さな大学はそのまま認めてもいいと。
だから私がいたとこで150に臨時的定員50があって200だったんですが、もうそのまま認めてもいいと。
それはもう大学で検討して決めてくれと。そういう話になったんですね。
ただ臨時的定員がたくさんついてたところで、大規模なところは臨時的定員の半分までしか認めません。
いろんな計算式ができて、基準が決まったんです。
でも全体としては、もう定員は大学がそういうんだったら、もう好きにしなさいという感じになっちゃったんですね。
これが西暦2000年問題で、西暦2000年までに結論を出せという話だったわけですよね。
どこの私立大学も定員はなるべくたくさんにしておきたい。
これは経営の問題を考えても学生が多い方がいいわけですから。
ただ定員が多くても学生が来るわけじゃないんですよね。
今度その後21世紀に入って出てきたのが定員充足率というね。
定員充足率が低いところは補助金減らしますよみたいな話がね、その後今度21世紀に出てくるんですが、それはまた別の話ということで。
そんな中でですね、結構どこの大学も2000年に向けてなるべく臨時的定員は恒常的定員に振替えちゃいたいと。
あまり定員は減らしたくないという動きをしたわけですね。
そうすると日本全体で大学の定員は減らないわけです。
だけど少子化は進行するわけです。
だから21世紀に入ってから定員割れする大学が続出するわけですね。
あれから四半世紀が経ちました。
今やもう私立大学の6割ぐらいが定員割れしているというね。
ようやく定員をちょっと削る大学が出てきたんですけれども、そんな状況があるわけです。
これは私の言い方なんですが、20世紀は、20世紀ってほど長くないんですね。
1950年代、60年代から私学は数が増えてきて、日本ではね、急激に増えるわけです。
たかだか1960年、70年、80年、30年間ぐらいでガーッと膨らむわけですよね。
どんどん新設するという形になったわけです。
この時は学部学科増やして、大学増やして、定員増やしても学生が来たわけです。
つまり商売下手くそでもお客さん来たんです。
みんなお腹空いてラーメン食べたかったから。
ラーメン屋がどんどんできてもラーメンが売れたと。
ところがお客さんが減っちゃって、もうラーメン屋は閑古鳥がなき始めると。
まずいラーメンからだんだんだんだん売れなくなっていく。
そうすると店がつぶれる。そういう時代に入ったわけね。
そうするとラーメン屋さんは、これは経営をやらなきゃいけない、広報もしなきゃいけない、宣伝もしなきゃいけない、
おいしいラーメンにする努力もしなきゃいけない、お客さんへのサービスもしなきゃいけない、
いろんなことを考えて、要するに経営に乗り出すわけです。
ところがですね、素人がにわか経営やってもうまくいくわけじゃない。
うまくいくわけないということで、これがまた下手くそな大学がたくさんあったりするわけですよね。
そんな中で芸術系の地方の私学ってのは意外と下手くそだったわけです。経営がね。
そんなこともあって、私も別に経営が上手なわけじゃないですけれども、
ただ多分音楽とかやってる人よりは一応政治学とかやってきたので、
まだ多少社会の仕組みとかね、あるいは少し組織運営とかね、
そんなことは多少は長けているという話で、結局、
おはちが回ってきたという。かなりきつかったんですけれども、
一応やり切ったつもりなんですね、自分としてはね。
それがまあ多少うまくいったものだから、今度別の大学で、北の方の札幌の方の大学で、
やっぱり音楽とか美術を持っているところで、もう学長に来てくれって。
呼んだはいいけど、ここもここで経営は下手くそで、いろんなことがありました。
そんな中でこれ取り留めなくなるんで、とりあえずそんなことで、
まあこれは単なる私の個人的な問題というよりも、
日本の私立大学が置かれた状況、歴史的な状況、社会的な状況の中で、
こういうイレギュラーが起きちゃったと、そこで私の人生もある程度左右されたということで、
ただそこでいろいろやっぱり考えたりしたこと、
さて、第3コーナー、北海道あれこれ。
今回から今週の札幌をやめて。ネタがないので、
今週の札幌をやめて、北海道あれこれというふうにコーナーのタイトルを変えました。
そんな北海道あれこれですが、やっぱり最新のニュースは初雪ですね。
11月11日ポッキーの日の朝、札幌市内も初雪が降りました。
まあ1センチも降らなかったですね。
ちょっとうっすら表面、地表ですね、うっすらちょっと積もったけどもすぐとけちゃったと。
午後からは晴れ間も広がってということなんですが、
実は今日11月12日、今お昼頃なんですけど、これからもう寒くなりまして、
今日あたりから氷が張ってますね。霜も立って氷も張ってということで、
私は屋外で、夏の間は水道を屋外から引いて、
1階の改装したガレージのところにちょっと水場を自分で作ったんですね。
洗面台も買って、水道もくっつけて自分でね、もう水道屋さんになった気分で。
これを今朝から止めました。
これからは水道が使えない。
今日朝、数日前から公園のトイレももう使えなくなりました。
入口が閉鎖されて冬季、冬の間は使用禁止ということで閉鎖されました。
それから公園の水道ありますよね。
これも今朝、もう使えないように縛ってありましたね。
この水道のところはこの後、藁のむしろもかぶせられて、
凍らないようにぎゅうぎゅう巻きにされるんですが、
そんな風景が目立ってきたのと、
あとは河川敷だけじゃないですが、公園とか河川敷の樹木ですね。
これも縄で巻いてぐるぐるにするんです。
どういうことかというと、雪が積もると枝が折れちゃうし枯れちゃいますよね。
なので、まとめて束ねてぐるぐる巻きにするんです。
木の方はたまったもんじゃないかもしれないけど、それは木を守るためにですね。
そういうこともするということで、
今、冬支度が毎日毎日進んでいるのが札幌、北海道の状況ですね。
気温ももう0度前後になりました。
ちょっと1週間前からはもう10度ぐらいがくんと下がった感じで、
そろそろ暖房もつけないとなぁと思いながらも、
わが家は冬一郎ファーストですので、北海道犬は暑いの苦手なので、
今がちょうど快適みたいなんでね。
今室内10度になりましたね、とうとうね。
10度ぐらいになりましたけれども、
私はあったかい格好してね、室内でも毛布をかぶって、
毛布みたいな着ぐるみをかぶって収録をしているわけですけど、
そんな北海道になってきました。
いよいよ雪の季節ということで、
これからそうですね、いつ本格的に雪が積もるようになるかというと、
もう間近でしょうね。
問題は、あともう一つ話題になるのが根雪。
根雪ね、根っこの雪ね。
根雪がいつから始まるか。
つまり、降ったものが溶けるとまだ本格的な冬じゃないんですね。
雪が降ってもそれが溶けるうちは本格的な冬じゃなくて、
札幌北海道の本格的な冬っていうのは雪が溶けなくなる。
根雪になる。
道も道路もすべて雪に覆われ尽くされて、
それが春まで溶けない。
大体話題になるのが雪が降ると、
これは根雪になるかなと、まだ溶けるかなというのが話題になって、
根雪になると本当に本格的な冬ということになるので、
近所の方と顔会わせると、これ根雪になりますかね、
いやまだ溶けるんじゃないですか、
そんな話題が始まるのもこの時期なんですよね。
これは私これで7年目になりますけど、北海道。
やっぱり毎年違うんですね、状況がね。
なかなか雪が降らない年もあって、
降らないなと思っていると年末ぐらいにドカーッと降って、
もう一気に根雪になる年とか、
あるいはもう10月に結構バサーッと降って積もって、
だけどそれは2日3日で溶けて、
また結構冬の訪れが早く根雪が11月末ぐらいから始まるときもなくはないということなんですが、
ここのところは結構冬は遅かったんですが、
今年はなんとなく夏は暑かったんですけど、
冬も早く来そうな予感がしますね。
根雪も早くなるんじゃないかなっていう気がします。
もう一つ話題になるのが雪の量ですね。
冬1シーズンでどれだけの量の雪が降るか。
これも実際に客観的に降った量と、
実際に積もって除雪が必要な量っていうのは必ずしも一致しなくて、
やっぱり降り方積もり方で違ってくるんですよね。
溶けちゃえばそれは除雪しなくていいわけですので、
たくさん降ってもね。
だけどこれが一気に降るとやっぱり除雪も大変になるということで、
一昨年ぐらいかな、結構除雪が大変だった。
それを札幌市なんかは警戒して去年は予算を増やしたんだけど、
ある意味そんなに降らなかったっていう。
年によってね、やっぱり雪の降り方って結構相当ばらつきがあるんですよね。
これは昔からそうなのか、それともやっぱり最近の温暖化とかの影響、
気候変動の影響でそうなのか、両方あるのかわかりませんけれども、
今年の雪どうなるか、天気予報まだ見てないんですが、
ちょっと冬は早く来る。冬が明けるのはまだわからない。
でもなんとなく雪は多いかもしれないなっていう、
直感ですけどね、根拠のない直感ですけども。
そんな気がしてますけどね、どうなんでしょうね。
一番いいのは、そこそこ適度に雪が降るのが一番いいんですが、
ドカッドカッドカッと降ると、さすがにめげますね。
何がめげるかというと、雪が降ること自体はいいんですが、やっぱり雪かきですね。
雪かきに疲れてくる。雪かき疲れってやつですね。
これになるような降り方はしてほしくない。
これも降り方によって雪かきの頻度っていうのがね、全然変わってくるんですよね。
もう連日どかどかどかと50センチ50センチ50センチとか降ると、
もうこれ、毎日のように雪かきしなきゃいけないし、
それがある程度インターバルでね、1週間に1回50センチとかだと結構楽なんですよね。
だからこれもいろいろ実生活には影響してくるということで、
本当にまだまだ私の北海道キャリアは7年程度なんですが、
やっぱりこう、いろんな雪との付き合い方がだんだんわかってきたかなという気がしてますね。
まあそんな北海道あれこれということで、これからはちょっと雪の話題もね、増えてくるんじゃないかなと思います。
全国より一足先に冬の訪れがやってきたという、そんな北海道札幌から第3コーナーをお送りしました。
ということで最後第4コーナーはザ・冬一郎散歩です。