00:00
おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、司会者として、花火鑑賞師として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
昨日は気象予報士試験の合格発表日でした。
第58回の合格発表だったんですが、今回は251人が合格しているんですよね。
受験者数の6%の方が合格なさっています。
受験者数がすごく増えてるんですよね。
2回前の私の時は4%、4.2%で、前回が4.9%で5%割っていたんですね。
6%になったのはずいぶん久しぶりなんですよ。
平成22年、12年ぶりぐらいの高い水準ということだったんですが、
今年の受験生はみんな優秀だったということですね。
コロナ禍ということもあって、私の時は申請はしたんだけど受けるのをやめましたという方が結構いたんですよね。
申請した方は私の時は4100人ぐらいいたんですけど、今回4800人いた中で4100人受けていますから、辞退した方は少なかった方かもしれません。
その中で6%の方が合格をしました。
秋田県からも2名の方が合格しているようで、1人が女性なんですよね。
前回秋田県はゼロだったので、残念ながら私先輩になることができなかったんですよ。
後輩ができなかった。なので下級生のままだったんですよね。
でも今回2人の方が合格したので、やっと先輩になったと思ってます。
受験番号を見ると、どの科目を受けて合格したのかがわかるんですよ。
受験番号は6桁なんですが、1番最初の数字が受験地を表しています。
2番目の数字が受験科目を表しているんですね。
1番最初の数字が1番だと北海道、2番だと宮城、3番だと東京、2か大阪、福岡、沖縄と続きます。
これが受験地なんですよね。
そして2番目の数字は0、1、2、3、この4種類があります。
圧倒的に合格者が多いのが3の場合です。
これは学科はもうパスしていて、実技だけを受けた人です。
この方がやっぱり圧倒的有利なんですよね。
じゃあ0はどうかっていうと、3科目全部受けた人です。
学科、一般、専門、そして実技、3科目すべて受けた人が0です。
あと残りの1と2なんですけれども、1は一般が免除の人、2は専門が免除の人。
こんな風に受験番号が割り振られています。
03:01
合格者一覧を見ると、0の人がいるんですよね。
3科目受けて合格した人がいるんですよね。
これは本当にすごいですね。
朝9時から夕方4時までずっとあの教室で、午前中の学科、午後の実技1と2、
この4コマをすべてこなして、すべて合格点をクリアするって、すごい体力だと思うんですよ。
頭の体力もそうだし、体の体力もそうだと思うんですよね。
これはもう一発合格っていう方もいらっしゃるし、
あとは過去に一般や専門を合格していたんだけど、免除が切れて、
今回はたまたま3科目一緒に受けなければならないという状況だった方、
そういう方もいらっしゃるので、必ずしも一発合格ではないと思うんですけれども、
それにしても本当に1日中あの試験を受けて、0番で受かるっていうのがいらっしゃることが本当にすごいと思っています。
全体の割合からすると本当にごくごく少ないんですけどね。
試験の後、合格発表の時に出されるこの試験の統計表、これを見るのが私は本当に好きで、
過去の試験と比べて、今回はどうだったのか眺めた1日でした。
気象庁のサイトに行きますと、各県の気象予報士の人数一覧というのを出しているんですね。
秋田県は8月末現在で58人だったんですよ。
今回2人合格したので60人になったんですよね。
なんか繰り上がるとちょっと嬉しいなと思って60人になりました。
東北では秋田はやっぱり人数が少ない方なので、もっともっと盛り上げて仲間が増えていったらいいなと思っています。
もちろん秋田出身の方で現在東京にいらっしゃる方は東京の気象予報士ということになると思うので、
ちょっと入り乱れているとは思うんですけど、いずれ今回のこの2人で60人になるのかなと思います。
去年の合格発表が10月1日、まさに今日だったので、なんか1年経ったなっていう感じを受けています。
今回合格された方本当におめでとうございます。
そして次チャレンジするという方、今度は試験が1月です。
合格発表は3月なんですよね。
これから寒い時期を迎えて、また暖かい時期になって、世の中が暖かくなって桜の咲く頃、
ぜひその合格発表、本当に桜が咲いてほしいなと思います。
今日は気象予報士の試験のお話をしましたが、何の試験とか何かを目指すっていうことは本当に尊いことだと思います。
目指していく過程で自分にもたらされるパワーみたいなもの、エネルギーみたいなものって、何にも変えがたいものだと思うんですよね。
06:04
一方でこのような資格試験というのは非常な面もあって、
力が100という方が合格だとすれば、力が90の人はまだ合格点ではありません。
今日勉強し始めた人、力はまだゼロです。
周りから見ると、そのゼロの人も力を蓄えた90の人も同じに見えてしまうんです。
今回もあと一問で合格だったと何回も私は悔しい思いをしたんですけど、その時にこの話を聞きました。
そうだ私は初学者じゃないんだ。もうここまで力を蓄えてきたんだから、100点まで走り抜けたい。ゴールテープを切りたいと強く思うようになりました。
長い戦いになってくると、なかなか自分を鼓舞するっていうのが難しい毎日になってくるんですけど、
もしかしたら普段のお仕事の中でもそういうことをたくさんあるのかもしれませんね。
どこに自分の頑張るスイッチ、やる気スイッチがあるのかっていうのを確認しながら、この後寒くなる時期を乗り切っていきたいものです。
鶴岡恵子と花火と天気と、日本の秋田県から発信しています。
リンクから、いいねやコメントでぜひつながってください。
鶴岡恵子でした。
