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2023-11-12 04:52

【0527】2023/11/12 真冬だったら大雪 JPCZ

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2023/11/12

サマリー

毎朝更新される声の日記では、秋田県からの情報をお届けしています。その中で、日本海艦隊機団集束隊やJPCZについて詳しく説明しています。日本海艦隊機団集束隊は長白山脈によって形成され、合流地点で大量の雪をもたらしています。

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おはようございます、鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る、声の日記です。日本の秋田県から毎朝更新しています。
日本海艦隊機団集束隊の形成
今日は、日本海艦隊機団集束隊についてお話をします。JPCZという呼び方をしたりもします。
今日の天気図が、1日を通してずっとこの日本海艦隊機団集束隊の形が現れているんです。JPCZが現れているんですね。
天気図上でいうと、どうなっているかっていうと、ちょうど新潟のあたりから朝鮮半島に向かって東圧線が凸になっている。
大陸側に向かって出っ張ってるみたいな、そんな形になっています。
冬の季節になりますと、大陸から日本の方に冷たい空気がどんどん流れてくるんですけど、日本海は暖かいんですよね。
海ですから、湿っています。水ですからね。暖かく湿った場所に冷たい空気がどんどん流れてくる。
これはまさに、大気の状態が不安定になる状態なんです。
なので、雲ができやすくなります。そして、大気の状態が不安定ということは、雷も伴います。
これが、日本海側に雪をもたらす基本的な考え方なんですけど、
じゃあ、さっき言った日本海艦隊機団集束隊、JPCZというのは何かって言いますと、
朝鮮半島の、もうちょっと北側なんですけれども、長白山脈という大きな山があります。
大陸から流れてくる空気は、冷たいので重いんですよね。重いので、高いところは越えられないんです。
越えられないので、ぶつかって、迂回するようにしてくるんですね。
迂回する時に、左右に分かれるわけです。
左右に分かれるんだけれど、日本海でまた合流するんですよね。
合流するということは、そこで空気がぶつかって、上昇してしまうということです。
日本海上でぶつかりますから、暖かく湿った空気の上に 流れてきた冷たい空気。
ただただ、その条件だけあっても、大気の状態が不安定になるのに加えて、合流するので、高い雲ができてしまうんですね。
日本海艦隊機団集束隊の影響
その結果、その合流した地点、多くは北陸地方などになりますけれど、そのあたりに 大量の雪をもたらしてしまうということなんです。
これが、日本海艦隊機団集束隊の仕業です。
風向きによっては、それが北陸じゃなくて、鳥取の方に向くこともあるし、
北部ですと、山形に影響があることもあります。
今日の天気図を見てみますと、西風がたくえつしていて、わりと山形あたりまでその影響が及んでいるので、
午前中は山形、新潟のあたりで雨が降っています。
そのとばちりを受ける形で、秋田でも、今日は昼前から昼過ぎにかけて、雨が降るような予想になっています。
山沿いでは 雪になるかもしれないですが、平野部では雪にならないと 思っています。
上空1500mの気温によって、雪か雨の判断を 注意深く見なければいけない場面も あります。
その気温は マイナス6度です。
マイナス6度の寒気は、秋田まで南下しては 来ていますが、地上気温が そんなに下がらないです。
地上気温が 3度以下になってくると、さすがに雪かなと 思います。
秋田は まだ雪が降らないと 思っています。
この先 明日が 寒気の底で 14日と15日は 少しは 上がるものの 平年より 少し低めです。
その後 17日が 少し暖かくなりそうな 予想になっています。
このままずっと 寒くなるんじゃなくて、一旦17日に 東日本の場合は 寒さが ゆるみそうです。
秋がなくて 一気に冬がやってきたと 感じている方も 多いんじゃないかと 思うんですが、
寒さに まだ体が 慣れていませんから、急に 血圧が上がったりして 心筋梗塞や脳梗塞を 招いたりしますので、
また 入浴時 ヒートショックなどにも どうぞ お気をつけください。
今日の気圧配置・天気図は まさに 朝前半島に向かって 凸になっているような 波打っている そんな天気図を 今日は 見ることが できると思いますので、
テレビなんかの天気図を どうぞ 注目してみてください。
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それでは また 明日も お会いしましょう。 鶴岡 恵子でした。
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