00:00
おはようございます、鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る、声の日記です。日本の秋田県から毎朝更新しています。
吉田沙保里の言葉
今日は、「勝ちたいという感情ですら邪念です。」という言葉を紹介します。これはレスリングの吉田沙保里さんの言葉です。
勝ちたいという感情ですら邪念です。私は、勝って強くなったんじゃない、負けて強くなったんです。
常に全力でやる。集中して一生懸命やる。夢や目標を持つことって、人間にとって何より大切なことなんですよ。
目指すものがあるからこそ、悩んでも立ち直れるし、上に上がっていけるんだと思うんです。
世界の大舞台で連勝できた要因は、超負けず嫌いな性格だから。
それと、何が何でも銀メダルが欲しいという動機。
自分の決めた道で一日一日を精一杯努力し、試合で勝つことで様々な人との出会いがあり、世界が広がった。
悔しいですが、銀メダルも綺麗だなと思えるようになりました。
勝つことだけが人生ではない、努力する過程も大事だと思えるようになったのも、レスリングを続けてきたおかげです。
私が負けたんじゃない、人類がレスリングという競技で吉田沙保里を倒すのに16年かかっただけ、という言葉です。
吉田沙織さんだからこその言葉だなと思いました。
まずは、人類がレスリングという競技で吉田沙保里を倒すのに16年かかっただけって、16年もトップに居続けたっていうことが、まずは素晴らしいことですよね。
改めてですけど、本当にすごいことだなと思います。
ずっと世界の一番で居続けるって、どういう心持ちだったんだろうって、心の中を覗いてみたいって思います。
で、悔しいですが、銀メダルも綺麗だなと思えるようになったっていうこと。
そして、その努力する過程も大事だなと思うようになったとお話しされているんですが、勝負の世界にあって、まずは一番で居ること、一番を目指すことってとっても大事なことだと思うんですよね。
努力の過程の重要性
いつでも優勝を目指すこと、頑張ってるからいいっていうことじゃなくて、やっぱり目指すっていうことが本当に大事なことなんじゃないかなって思います。
その上で、一生懸命一日一日頑張ったんだけれど、届かなかった。もっと上の人がいたっていうことで、勝負としては負けた。
けれど、頑張ったことは何か自分の中に残ったぞっていうことで初めて、この過程が大事だったって言えるんだと思うんです。
仕事をするとき、勉強をするとき、結果を残すためには、まずは努力することが第一条件ではあるので、努力すること、頑張ることは基本なんですけれど、
例えばお願いしていた書類とかが不完全なまま、あるいは私が思っていた到達度に達しない書類がやってきたっていうときに、どう考えるかっていうと、
今の状態では足りないし、例えば取引先があるんだとすれば、それを相手方に渡すに至らないものだったりすると、高いレベルを要求しますよね。
これではダメだということで、差し戻すと思うんです。
でも差し戻された側が、私たち頑張ったのにって、その過程を見つめてくれって言ったとしても、それはやっぱり認められないことなんですよ。
何かを残したからこそ、初めてその努力した過程を尊いと思えるようになったっていうことになるんだと思うんです。
つまり、頑張ったという過程は、まだ何にもなっていない、何も到達していない段階で、頑張ってるんだと叫んでも、どこにも広がっていかないと思います。
吉田選手が言っているように、吉田沙保里さんが言っているように、世界が広がったのは、1日1日を精一杯努力し、試合に勝つことで、と言っているんですね。
この試合に勝つことで、というところがポイントなのかなと思うんです。
吉田さんの場合は試合ですけれども、お仕事の場面、ビジネスの場面では、到達度、お客様、相手方、顧客の求めるレベル、あるいは満足していただけるかなっていうところまで到達してこそ、世界が広がるんだっていうことなんだと思います。
今日ご紹介したこの言葉を見ながら、今私が取引をしているいろんな方々のお顔を思い浮かべて、私自身がどの方向に、どんなふうに努力していけばいいのか、また自分自身を見つめ直してみようと思いました。
この配信はアップルポッドキャスト、ほか各種プラットフォームでお届けしています。
いいねやフォローをしていただけますと励みになります。ぜひつながってください。ではまた明日もお会いしましょう。鶴岡慶子でした。
