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2023-07-15 06:31

【0407】2023/07/15 秋田県 過去の災害に匹敵する大雨のおそれ #気象防災アドバイザー

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2023/07/15
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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、視観やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。
ちょっと嫌だなぁと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、最終的に良かったねと思えるように考え方のコツなどをシェアしていきます。
日本の秋田県から毎朝更新しています。 そうなんです。私が発信しているのは秋田県なんですね。
秋田県では、今日、明日と大雨が予想されているんです。少し前まで北陸に雨をもたらした前線が北上して、その前線に向かって温かく湿った空気がどんどん流入するということで、多少の位置のズレはあるかもしれないんですが、昨夜から県の南部では自主避難所も開設されました。
どんどん温かく湿った空気が流れ込むというお話をしましたが、風が南西なんですよ。
南西って海の方からの風なんですけど、これ遮るものがないんですよね。
これちょっと角度が変わって、南からの風になると、長海山っていう高い山があって、そこで一旦遮られるので、温かく湿った空気も、もろには秋田県にはやってこない。
ちょっと乾いた感じで、秋田県側には吹き降りてきます。
ただ、今回は南西の風が吹きそうであるということと、上空を見ても5000メートルぐらいまでずっと湿っていますし、
温度も高めであるということですから、その分、暑い雲ができやすいということです。
さらに気になるのが、上空5500メートルぐらいに寒冷渦があるんですが、その寒冷渦が秋田県のちょうど北西側に位置してるんです。
逆に言うと、寒冷渦の南東側に秋田県が位置してるっていうことなんですが、この位置関係が危ないんですよ。
激しい現象を伴うことがあるんですね。
じゃあ、この寒冷渦って何かって言いますと、ざっくり言うと、上空の気圧の谷が発達してできたものっていう感じです。
日本の上空には偏西風、西風が吹いているんですよね。
気圧の谷は、その西風に乗って、西から東に動いていきます。
気圧の谷って、天気図で書きますと、南の方に大きく蛇行したくぼみみたいに書かれるんですけど、その蛇行に沿って風も吹いていきます。
その気圧の谷がさらに発達すると、丸くなって、やがて偏西風から切り離された感じになるんですね。
その切り離されたものは、くぼみというよりは、もう丸のイメージなんですよね。
じゃあ、風向きはって言うと、半時計回りになります。
丸くて、半時計回りにぐるぐる回っている。
ちょっとイメージだけでお話ししましたが、これが寒冷渦です。
この寒冷渦がスーッと抜けてくれればいいんですけど、
もう17時の午前中ぐらいまでずっと居座っているんですよ。
同じ場所に。
寒冷渦が同じ場所でぐるぐるぐるぐる回っている感じなんですよ。
抜けてくれないんですね。
いつまで経っても、その寒冷渦の南東側に秋田県が位置しているっていう状態が続きます。
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そして、その暖かく湿った空気はどこからやってくるかっていうと、太平洋高気圧からやってきます。
太平洋高気圧の縁を回って、暖かく湿った空気が流れ込んでいます。
太平洋高気圧は九州まで張り出していますので、
九州まで張り出していますので、九州まで張り出していますので、
九州のあたりでは南風が吹いて、日本海では南西の風になって、秋田県に流れ込んでいるって感じです。
さらに日本海に低気圧がありますので、その低気圧とその太平洋高気圧の縁を回る空気とが合流して、
そこでぶつかるということは行き場をなくしますので、その空気はどこに行くかっていうと上昇するんですよ。
上昇するということはそこに雲ができるということです。
さらにさっき言ったような条件が重なりますので、
同じような場所で、
ずーっと雨が降り続くような、そういう条件が揃うということなんですよね。
秋田県は九州などに比べて非常に雨の少ないところではあるので、
雨に慣れてないんですよね。
ひとたび大雨が降りますと、大きな被害につながってしまいます。
昨年の8月の上旬には川が氾濫するなどして、大きな被害が出ました。
たくさんのヒナイジ鳥も死にました。
そして少し遡るんですが、
2017年の7月、
8月には大曲りの花火会場、このお近くの尾物川で氾濫が起きて、
多くの被害が出ました。
この時は、もう少し雨が降り続くようであれば特別警報を出そうというところまで行っていたんですね。
でも結果、雨は昇降状態になりましたので、特別警報発令までは行きませんでした。
今日明日の雨は、この2017年の雨の1.5倍ぐらい降るだろうという予測も出ているんですね。
これもやはり、
雨に加えて、風もどうやら強くなりそうなんですよね。
ピークは今日のお昼ぐらいから、夕方、夜の初めぐらいまでかなと思っているんですが、
瞬間では30メートルを超えるような強い風が吹きそうなんです。
我が家では、鉢植えはすべて家の中に入れました。
低い土地の浸水であるとか、河川の増水、土砂災害にも厳重な警戒が必要です。
そして今日私は、一つ予定をキャンセルしました。
それは何かって言いますと、
9月に行われるステージイベントの全体練習があったんですね。
そこに、はじめましてということで顔を出す予定だったんです。
そこの主催者とお話をして、やはり今日やめましょうということになりました。
今日は特に秋田県ですが、その他青森県の津軽、あるいは山形県の庄内地方も豪雨が予想されています。
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どうぞ安全にお過ごしください。
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ではでは、また明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。
ご視聴ありがとうございました。
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