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おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視界やナレーションを通じて、日々感じたこと、学んだこと、
それからちょっと嫌だなと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
最終的に良かったねと思えるように、考え方のコツなどをシェアしています。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
昨日はラジオの取材で、大立市に行ってきました。
このラジオ番組は、8年ぶりにやっていますので、そこの場所に行くのも8年ぶりなんですよ。
訪問看護師の方にお話を伺ってきました。
どういう方に訪問しているのかを聞いたら、
8歳から98歳の方まで訪問しているということでした。
これは、障害があったり、あるいは難病を抱えているお子さんとか、
そこから終末期の患者さんまで、
これもまた幅広く訪問しているということです。
患者さん自身のことももちろんそうなんですけれど、
その患者さんを支える家族にも寄り添っているんだなということを深く感じてきました。
家族の方が介護疲れになってしまって、
結局、介護がままならなくなるというケースも多いんだそうです。
まずは、ご家族が健康であること、健康を保っていくことってとっても大事なんですよね。
全部自分で抱えてしまわずに、
周りにはたくさん手を差し伸べてくれる人がいるんだということを
分かっていた方がいいというお話もしてくれました。
例えば、この訪問看護師もそうなんですけれども、
病院とか施設、ヘルパーさん、
医療関係者だけじゃなくて、民生委員の方であったりとか、
宅配弁当の方もその一人だということを言っていました。
こうやって支えてくれる人の存在、
多ければ多いほど本当に心強いですし、
例えば、ある日突然病状の変化が起きたときに、
病状が起きていないところで、みんなつながっているんだなっていうことも思ったんですね。
ともすると、自分が何とかしなきゃいけないんだとか、
離れるわけにいかないとか、
どうしても自分のことが二の次になってしまって、
もちろんそうなりますと、自分の時間が取れないというだけじゃなくって、
休む時間さえなくなってしまうんですよね。
いつの間にかそれが当たり前っていうか、
それが生活の中に定着してしまうと、
例えば、ある日突然病状の変化が起きたときに、
もう自分がパニックになってしまいがちだって言うんですね。
ですから、そういうときのために相談できる相手がいるっていうような、
心の拠り所っていうのをちゃんと持っているっていうのが、
とても大事だっていうお話をしていました。
ですから、患者さんご本人だけじゃなくて、
家族、自分のこともちゃんと管理をするっていうことが、
療養生活を安定したものに近づけることになりますし、
そのための訪問看護師がいるんだっていうことを、
わかってくれると、
わかってほしいっていう話をしていました。
今、家族がみんな元気だと、
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なんか遠い話のように思うんですけれど、
こんなふうに手を差し伸べてくれる人たちがいるんだ、
こういうサービスがあるんだっていうことを、
今今詳しく知らなくても、
こういうことできるんだなっていうことがわかっている。
これでずいぶん違うんじゃないかなと思うんです。
これね、パソコンとかスマートフォンにも言えることなんですよ。
すごく話が飛んだと思われると思うんですけれど、
こういうことで、
今は使わないけれど、
このパソコンが、このスマートフォンが、
どんなことができるのか、
どういう可能性があるのか、
ということを知っているのと知らないのとでは、
全く違うんですね。
今、それを使えるか使えないかではなくて、
こういうことできるよなってわかっている。
これがとっても大事なんです。
例えば今、パソコンであれば、
メールとネットサーフィンと、
ワープロソフトぐらいを使うっていうことだとしても、
何ができるかがわかっていれば、
それがやがて自分がやりたいことになったときには、
どうやってやるんだろう、
これはできるはずなんだけど、
どうやってやったらいいんだろうって思ったときに、
徹底的に調べるんですよね。
そうやって調べたことって、
確かに自分の力になっていくって思うんです。
だから今は必要じゃない。
だから知らなくていい。
じゃなくて、
ぼんやりでもいいから、
知っておくってとっても大事だなって思います。
そう考えたら、世の中のことで、
知らなくていいことってあんまりないかもしれないなと思うんです。
ぼんやりでいいから、
こういうことなんだなということを知っておく。
そして必要になったときは、
あそこを調べればいいとか、
あの人に聞けばいいとか、
そういうことが強く、
しなやかに生きていく力になっていくような気がします。
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それではまた明日。
鶴岡恵子でした。