2023-08-04 11:40

#523 復刻版の『怪獣画報』(監修:円谷英二)を読んで楽しんだ話

1966年に秋田書店より出版された『怪獣画報』が復刻版で出ていまして、それを読みました。「ウルトラマン」の放送中に発行された本です。監修は円谷英二となっていますが、本当にどこまで監修したのかは不明。東宝、円谷プロの怪獣以外に、恐竜やネッシーのような未確認生物まで含んだ「おおらか」な怪獣本となっていて、いろいろと面白かったです。文章は大伴昌司さん、絵師は福島県出身の南村喬之さん。なかなか良い仕事をしておりました。

サマリー

福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父であるピョン吉が、響きになったことをタラタラと話をしていく番組です。彼は最近、怪獣画報の復刻版を読みました。そして、円谷英二監督が監修した設定についても楽しみながら話しています。

復刻版怪獣画報
はい、おはようございます。本日の放送は2023年の8月4日、金曜日です。本日は第523回目のお話となりまーす。
このチャンネルは福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が響きになったことをタラタラと話をしていくという番組です。
そんな親父の一言を気になりまして、もしもあなたの心に何か残ってしまったら、ごめんなさい、悪い穴があったんです。
不幸にこの番組に興味を持ってしまったら、ぜひ今後もご協力のほどよろしくお願い致します。
昨日はですね、秋田書店のね、怪獣画報という本のね、復刻版を読んでいました。
怪獣画報です。監修としましてね、大きくですね、東宝特技監督、坪谷英二って書いてあります。
多分ですね、この本ですね、大友障子さんという方が作りましてね、坪谷英二監督をね、監修者として出した本なんですね。
元はですね、1966年の12月に発行された本なんですよ。
昨年だったかな、ウルトラマンデッカーありますよね、ウルトラマンデッカー。あれに、チャンドロワがね、59年ぶりぐらいに登場したんですよね。
そしたらですね、空を飛んで現れたんですよ。 そしたらですね、チャンドロワが空を飛ぶとは何事だかっていうね、ネットで騒がれたんですよね。
ですけどね、この本、1966年に使われたこの本でね、すでにですね、チャンドロワは空を飛んでるんですね。
その姿が描かれてるんですね。 この本ね、坪谷英二監督が監修した本なんです。
表紙はですね、皇后賞のね、小松崎茂さんなんですね。 怪獣というかですね、恐竜がですね、2匹ですね、ビルのある町の中で戦っているシーンなんですね。
ちょっとインパクト弱いって感じですね。 この本なんですかね、天皇陛下がですね、7歳の時ですね、
この怪獣画法とですね、この本の続編のね、怪獣図鑑、 その2つを比べましてね、お小遣いで買った方がですね、怪獣図鑑の方だったんですよ。
続編の方。 そちらの方を買ったっていうので有名なんですね。 まあその納得ですね。
えっとそちらのね、続編の方がですね、表紙は怪獣が多いんですね。 そしてギララとかね、ガメラ、そういったのもいたっていうね。
それで天皇陛下はですね、そちらの方を選択されたらしいんですね。 そちらの方ですね、椿英二監督の監修じゃないですからね。
ですからギララとかね、ガメラも出せたんですね。 で、この本ですかね、あの文章の方はですね、先ほど言いました怪獣博士図鑑もあります。大友障子さん。
それからもう一人買った、尾山内博士さんという方がね、書かれたみたいです。 尾山内さんというのはどのような方か知らなかったんですけどね。
軍事評論家の方らしいんですね。 それから口絵、差し絵の多くはですね、福島県出身の画家のね、
南村隆さんなんですね。南村隆さん。 たくさんの怪獣の絵を描かれている方ですよね。
他にですね、工藤圭さんという方も描かれています。 工藤圭さんって誰かなと思ったらですね、水木隆さんなんですね。水木隆さん。
怪獣だとか怪人だとかね、妖怪だとかね、そういった多くのイラストを描かれた方なんですよ。
後にですね、東方映画の方でね、ガイガン。 ゴジラのライバルとしまして、ガイガンをデザインされた方なんですね。
その人がね、イラストを担当しています。 この本ですね、東方とつぶら屋プロ。この当時出た時はね、つぶら屋特印プロっていうのは
新しい名前だったんですかね。その東方とつぶら屋特印プロのね、監修もされています。
ですがその当時ね、設定など非常におおらかだったんですね。 というわけでこのようなね、子供の本だとかに載った設定のうちにですね、
公式に採用されるとともによくあった話なんですね。
この本自体も非常に大らかなんですね。 まずタイトルなんですけどね、怪獣画法の上にですね、写真で見る世界シリーズって書いてあるんですよ。
ですけどもね、写真はもちろん少ないんですね。 イラストばっかりなんですね。その点が大らかですよね。
そしてまず第一話題。今も生きている怪獣という名前でね、雑誌のムーなどに取り上げられるんですね。
ユーマ、未確認の生物。 いますよね、雪男だとかね、ネッシーだとか、そういったふうな目撃団。
その話はですね、この本の3分の1締めてるんですね。 というわけで一般的にイメージする怪獣の東宝だとかつぶらはプロの怪獣では出てこないんですね。
次、第二部。生きていた怪獣たち。
というふうに言いまして、こっちのほうはですね、今度は恐竜だとかね、魚竜だとかね、 翼竜だとか、古代の鳥類だとか、哺乳類だとかね、そんなふうにですね、
要するに昔の生物ですね。そっちで書いてまして、一般的な怪獣ではないんですね。
で、これだいたいの本の半分を締めてるんですね。
第3部になって、ようやく一般的な怪獣の話になります。 愉快で恐ろしいSF怪獣。
ここでですね、東宝とつぶらはプロの怪獣が登場するんですね。 それはですね、東宝つぶらはプロの怪獣がですね、分け隔てなく登場していくんですよ。
その説明もですね、先ほどのチャンドロアじゃないですけどね、 大友翔司さんによる設定なんですね。
特撮作品の設定
例えば大友翔司さんの設定で有名なやつでね、 ウルトラマンは3分間しか活動できないってありますよね。
あれは元のウルトラマンの方には本編には出てこない設定なんですね。 ですがいっぱい広まってしまった設定です。
この本にもそういうような動画がたくさんあるんですね。 それを見つけてね、喜んでるんですね。
この本が出た1966年の12月といえばですね、 まだウルトラマンが放送している最中なんですよ。
ウルトラQとね、ウルトラマンの前半。 その分の怪獣しかね、この作品が出てこないんですね。
さっき言いました空を飛んでいるチャンドラのイラストがあるんですかね。 そしてちゃんとイラストは空を飛んでるんですが、説明文の方にはね、
体重が重たいのでね、翼があるけども飛ぶことができないって書いてるんですね。 えーって感じでね。
飛んでるイラストでね、飛ぶことができないって書いてるんですよ。 大らかですよねー。
その説明文のすぐそばにね、スフランの説明が書いてるんですね。 ウルトラマンに登場してくるね、スフランです。
スフランって記憶されてますでしょうか。 ウルトラマンのね、レッドキングとか登場してくる回。
あの回に登場してくるね、植物怪獣なんですね。 怪獣といっても大きくないです。
単にね、人を絡めとって人を食べちゃうみたいな、そんな怪獣なんですかね。 というわけで、非常にそれ大きくないんでね、
ウルトラマンと戦うシーンなんてね、そういったシーンないんですね。 そのところにイラストで描かれてるんですね。
ただこのスフランですけどね、えっと多分ですね、これ稲葉城湖の湖畔のところで撮影された可能性が高いんですよね。
福島県で撮影された可能性があると。 というわけで、もしかしたら福島県で撮影された初めての怪獣、可能性があるんですね。
まあそんなふうなのね、まあ可愛らしいなぁと思うんですけどね。 あるいはあのウルトラマンのカラータイマーにね、青と赤以外に黄色があると書いてるとかね。
あるいはアンギラスがね、ステゴザールスとトリケラトプスのハーフだとかね。 あるいはカネモンはですね、カネクイカブトムシの幼虫を食べるとね、カネモンに変わる
だとかね、そういったことが書いてるんですね。 当時設定段階にあったものをね、間違って持ってきたりとかね。あるいはスタッフの中で伝わっていること、それともね、このように形で本になっているのかなというふうに想像して楽しいです。
ですけどね、さすがにちょっとこれはどうかなというのもあるんですよね。 基本的にこの本はですね、東宝とつぶやプロの怪獣しか出てこないはずなんですね。
異なった設定の怪獣
ところがですね、バケモノグモのタランチュラが登場してくるんですよ。 タランチュラ。
ウルトラ系のね、クモ断尺の回にですね、ちゃんと大タランチュラが登場してくるんですよ。 ですもそれと違う話が書いてるんですね。
ちゃんと写真を見ればですね、クモ断尺の写真使ってるんですよ。 もしかしてこの話っていうのは1955年にアメリカで作られたね、正規の怪物タランチュラの襲撃の話かなと思ったら、そうでもないんですね。
ということでなんか適当に作った話みたいなんですね。 そういうのが載ってます。
まあこれはまだまだいいんですけどね、次なんですよ。 銃弾を跳ね返す原爆アリって書いてるんですね。
これはちょっとまずいんじゃないかなと。 これ1950年のね、放射能Xに登場する巨大アリの話じゃないかと思うんですね。
スタートレックのね、ミスター・スポックのリチャード・ニムンがね、ちょい役で出てるっていうね、 そのことで有名なアメリカ製の怪獣映画です。
これゴジラと同じね、1950年に作られてね、アメリカで作られた怪獣映画なんですよ。 これがですね、東宝とつぶやプロの怪獣が乗ってるところ、それに混ざってるんですね。
これはどうかなーなんて思っちゃったんですね。 つぶやエイジ監修ってなってるんですかね。
東宝ならですね、バランが抜けちゃってるんですね。 バラゴンはいるんだけどフランケンシュタインのね、フランケンシュタインはいませんしね。
まあ、獣人ユキオとかもないんですよね。 ちょうどそういうのを抜いてね、つぶやエイジに関係ない作品をね、入れてしまったのはまずいんじゃないかなというふうに思うんですね。
まあ、1966年に使えた方に文句言ってもしょうがないんですかね。
後にですね、つぶやエイジ監督が怒ってね、大友翔司さんをね、つぶやプロの出入り禁止にしたという話がありますけどね。
まあこういうのもあったのかなと。 ちなみにこのページの最後の方にはですね、テレビ番組の魔人バンダーの解説もあるんですよ。
魔人バンダー。 これは全然つぶやエイジ監督と関係ないですよね。
これはですね、秋田書店がですね、当時全雑誌の方でね、この魔人バンダーをプッシュしてね、コミカライズとか出してましたよね。
その関係なのと思うんでね。 まあそのために無理矢理押し込んだってわかるんですけどね。
ということで、まあいろいろとね、想像が広がっていくね。 非常に楽しい本でした。
復刻版ですね。 もしも興味ありましたらね、怪獣画報見てみたらどうでしょうか。
はい。それではまた次回よろしく。ペンキションお楽しみにお付き合いくださいね。 本日もお聞き下さいまして誠にありがとうございました。
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