1. PTRPG部
  2. 部活動52 変葬
2021-11-29 1:55:21

部活動52 変葬

Podcastで知り合った友人と遊んでみました! 

シナリオ:変葬 制作者:さんとなな 様 

販売ページ↓ 

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サウンドトラック↓ 

https://booth.pm/ja/items/3145602 


DL:さっぱ(https://twitter.com/sappa_trpg) 

PL:だう(https://twitter.com/namelessyue) 

(敬称略)  


PTRPG部では、主にクトゥルフ神話TRPG、エモクロアTPRGで遊んでいます。 

やったことないけど、気になる方もお気軽にご連絡ください!  

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ハッシュタグ:#PTRPG部

00:01
じゃあ、とりあえず、今回の変葬をやってくれるプレイヤーの紹介とキャラクターの紹介と、あとは軽くNPCの紹介をお願いしましょうか。
はい。
みなさんごきげんよう。
田田と申します。
えっと、私のキャラクターは中坊れんちゃん、20歳大学生です。
見た目と小姉から気が強いと思われがちですが、口に出さないだけでかなり臆病な性格です。
大学のサークル犯罪推理同好会に、先輩である今回のNPC、イヌイリヤセ君と、イエイリヤセ君とともに所属しています。
むしろその二人しかいません。
イエイリ先輩との出会いは、とある事件に巻き込まれた親友を亡くしてからだったんですけども、その推理をした先輩のことをとても尊敬しております。
その後、その犯罪推理同好会に誘われて入って、今はなんかめっちゃ振り回されてる状態ですね。
先輩は兄のような存在なんですが、最近抱き始めた恋心をあえて自覚しないように振る舞っているキャラクターです。
名前の由来は鼻言葉調べてくれって感じですね。よろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。
あ、ごめんなさい。ちょっと間が出ちゃった。ミュート解除してなかったせいで、喋ったら何も伝わらなかった。
なるほど。怖い。
それだけの話だ。心配しないでください。
なるほどな。はい、お願いします。
はい、ありがとうございます。今回はそのNPCのイエイリヤセ君を私がやらせてもらいます。
はい、お願いしますよ。
はい、頑張るよ。
では、ではですね。まあじゃあ、そうだな。部室ってあるのかな?
一応あるけど、なんか教室借りてるみたいな感じじゃないですかね。2人しかいないんで。
なるほどね。教室ね。はいはい。
前説談からちょっと始めていきたいなと思うのですが、
少しお待ちください。教室の画像は持ってるはずなんで出します。
03:00
はい、じゃあその間に中坊ちゃんの名前の由来をめっちゃ言います。
お願いします。
中坊は忘れなぐさの忘れの漢字を訓読みした。訓読みなのかこれ。訓読みなのか音読みなのかわからないですけど。
忘れなぐさの葉の言葉は真実の友情。
これは冒頭で先輩が亡くなったことで恋愛関係に今後発展することはない。
故にもう友人関係として完結してしまったことから。
それでも私を忘れないでくれというね。恋愛関係じゃないけど私を忘れることのないように。
そんな感じの明治になっております。
蓮は蓮の花なんですけど、その花言葉は清らかな心、離れゆく愛。救ってくださいです。
頑張って音読したんすよ。あ、変わった。
いやーちょっとね、2人ともね、花の漢字から名前を取ってくれてるっていうのがあって。
あーってなってちょっとね。
あーなるほどね。
ネーミングセンスないからな。
いやいやいや。ではでは、早速始めていきましょうか。
はい、よろしくお願いします。
大黒はTRPG変装を始めていきます。
大学の同じサークルに入っているあなたたちは、
まあそうですね、きっと汗の召集でいつも使っている教室に集まる。
そうですね。先輩どうしたんですか?あ、いいの?
はい、いいですよ。
あー、来てくれたんだね、蓮。
はい、どうしたんですか?
あーいやいや、ほら、また新しい未解決事件がさ。
あのー、最近知り合った刑事さんかな。
あ、まあ刑事さんだってことは内緒にしてほしいって言ってたけどね。
うん、その人から教えてもらってね。
教えてもらってね。こんな事件があるんだけど。
言って、あなたに事件の話をしてくれて。
うん。
なかなか面白そうだとは思わないか?
まあ私は、そうですね、事件が解決できれば何でもいいです。
被害者の救いに少しでもなってくれるなら。
06:01
そうだね。じゃあ早速フィールドワークに出かけよう。
はい。
そう言って、まあ外に行ったりね。
まああなたたちは、昔、麻生に救ってもらった、あの時から2人で、2人で?
犯罪推理同好会として、いろいろな事件を追っています。
はい。
解決した事件もあれば、解決できなかった事件もあったかもしれません。
うん。
今度の事件は、早く解決できるといいんだけどね。
そうですね。先輩、なんか目の輝きが以前より少なくないですか?
え?いや、そんなことないよ。何のことを言ってるんだ。
ただ、今回の事件はちょっと大きい案件のような気がするんだよね。なんとなくこれは僕の考え言ってるんだ。あ、俺だった。俺の考え言ってるんだよ。
そうなんですか?とうとうそんな大きいところからも頼まれるようになったんですね。
まあ頼んできた人が刑事なだけあるかなって感じだね。
さ、さすがです。
まあでもこれも、レンが手伝ってくれるようになってからだよ。いつも一緒に来てくれてありがとう。
そ、そんなことありません。私はずっと後ろについて行ってるだけです。
それでも一人で行っていた時よりもすごくいい感じだ。僕らはいいバディ…あ、僕になっちゃったまた。
俺にチューニングしていくから。
俺たちはいつも一緒にこうやって行動してるけど、いいバディなのかもしれないね。
そうだといいのですが。
そう言いながら、あなたたちは今回の事件の引き込み調査に行くんですかね。
はい。
そして、そこからしばらく経ってからの話。
その日は朝から雨が降っていた。あなたはいつも通りの日常を過ごしていると。
09:07
そうですね。大学に行ってますかね。
そうですね。
大学の友人があなたのところに…いや、友人じゃないな。
先生ですかね。
先生かな。あせの友人かもしれないですね。
いない。
いないのか一人も。
一人もいないのかこいつ。
どうなんだ。サナザみたいな人いるのか。
いるんじゃないか。サナザって言っちゃった。
すごいなんかちょっとふけ顔の、なんか髪が黒くてピシッとした感じの男が、あなたに向かって早歩きで近づいてきている。
怖っ。熱。
しかしあなたはその人に見覚えがありました。あなたはこの人があせの知り合いであると知っています。
はい。高田さんどうしたんですか。
お前が中坊か。
はい、中坊ですけど。
今から大事なことを伝える。
何ですか。
イエイリは死んだそうだ。
そうですか。
こうしてあなたはあまりにも突然にあせが死んだという知らせを受けることになる。
あせの葬儀は貴族の意向で全仮葬という葬式の前に仮葬をする方式で行うそうだ。
そのため彼と対面できるのは次夜である今夜のみらしい。
私はそれに行っても許されるんですか。
許されなければこんな風に俺がわざわざ出向いてお前に伝えることはない。
俺も葬式には、俺も次夜には行くつもりだ。お前も来るといい。
わかりました。
そう言って高田だったかな。
はい。
去っていきました。
12:02
ではあなたは。
次夜に参列するために急いで準備をして。
葬儀会場に行きますかね。
はい。
葬儀会場に訪れた頃にはさらに雨足が強まっていた。
雨が降る。雨が降る。
空はどろりと重く濁った雲で覆い尽くされていた。
ザーザーと騒がしく音を立てて、天から降り注ぐ雨は、行き交う人々の足元を静かに流れていく。
たとえ傘を差していようとも、水の冷気をはらんだ風があなたの体から熱を奪い去るだろう。
視線の先にあるのはまるで濡れたような黒をまとった人々。
もふくを着た参列者たちの姿だ。
受付で貴重を済ませ、ふと顔を上げる。
行儀よく並べられた椅子の先にあるのは祭壇に飾られた阿勢の家だ。
色の抜けた写真に映るのはあなたにも馴染み深く阿勢らしい表情。
そのものだった辺りに漂う白断の香りは、
日本における死をぼんやりと想起させる。
どこか現実感のないままに刻々と四季は進み、
あなたは促されるままに彼の死体と再面することになるだろう。
先輩も私を置いていくんですね。
あなたがそう言いながら、
阿勢と深い交流が、信仰があったあなたが間違えるはずがない。
そこにいたのは、確かにあなたの知る阿勢その人であった。
敷き詰められた仏館に囲まれた阿勢は、静かに棺の中で横たわる。
だけど、変だ。
どうして自分は、
彼の顔を見ることができないのだろう。
15:03
顔が見えない。
これは一体、誰なのだろう。
涙で視界が滲んでいるわけでもない。
無意識のうちに、あなたは、
それは一体、誰なのだろう。
涙で視界が滲んでいるわけでもない。
無意識のうちに、顔をそらしているわけでもない。
急な死の知らせを受けたことによる、精神的なものが原因などでもない。
あなたの視線は確かに、まっすぐ阿勢の顔へと注がれている。
それでも、あなたには、阿勢の顔が見えなかった。
これが、彼との最後の対面になると理解しているにもかかわらず、
あなたの隣で、さまざまな表情を浮かべてきたその顔を、
全く知覚できないのだ。
まるでインクが水で滲んだかのように、
その顔だけがぼんやりしていて認識できない。
顔の滲んだこの死体が、
彼であると、頭ではきちんと理解できているにもかかわらずだ。
共鳴判定お願いします。
はい。
強度8、上昇1、共鳴感情は同型かっこ理想です。
ルーツ一致してますね。
ルーツはしてないですね。
なんで、平目でどうぞ。
平目で、はい。
では共鳴値1、上げておいてください。
はい。
どうして、最後に好きだった人の顔すら見せてくれないんだよ。
汗の死に直面したあなたの心に、強く響いてくる感情がある。
それは、葬式という死者との別れの場には、あまりにもふさわしくないものだった。
ましてや、不思議と顔が見えないような死体に抱くようなものではない。
にもかかわらず、あなたの心に響いてくるのは紛れもない、同型の感情だ。
死を遂げた汗への強い、強い憧れの感情。
その奇妙さに、あなたは強いめまいと恩悪を覚えるかもしれない。
18:13
初めて会った時に、先輩は大切な人の後を追うほど、君はバカじゃないって言ってたよね。
なのに、なんで私は今、羨ましいと思っているんだろう。
どれだけの時間、棺の前に立っていたのだろうか。
気がつけば、葬儀会場からはほとんど、参列者がいなくなっていた。
既に帰宅していたり、艶振る舞いの席に移動している者もいるようだ。
ではここから、ちょっとした探索パートに移ります。
ここにあるものは、阿勢の死体と、それから周りに、阿勢の親族であるとか、大学の友人といった方々が、ちらほら、まだ残っているようです。
親族が何か言ってないか、聞き耳を振ります。
あー、はいはいはい。分かりました。では、ロールお願いします。
はい。ダブル。
はい。そうするとですね、
あの子はとても聡明な子だったのにね、こんな風になってしまうにしてはあまりにも早すぎる。
といったように、ひどく悲しんでいるような話が聞こえてきます。
親族の方に、うーん、どうして亡くなってしまったんですか?
あら、おなたは?
私は、阿勢さんの後輩です。同じサークルに所属していました。
ああ、そうだったのですね。阿勢と仲良くしてくださってありがとうございます。
その説は?
ええ、どうしてですか?
もうね、死因は分からないのよ。
21:15
でもそれって変なことかしら。そんなことを知ったところで、あの子はもう帰ってこないのよ。
それもそうですか。うーん、先輩はどこで亡くなっていたんですか?
どうしてそんなことばかり聞くの?
先輩は、未解決事件があることをひどく嫌っていました。
そんな先輩が、もし殺されたということなら、私はこの事件を放ってはおけません。
それは、あなたの気持ちをね。
あの子が死んでしまったことを受け入れるのは難しいかもしれないけど、
でも死んでしまったのは事実だわ。
うーん、遺族の場を離れて高田のところに行きます。
はい。中坊か。
高田先輩、どうして家入り先輩は亡くなってしまったんでしょうか?
それは俺には分からない。
先輩は、誰から知らせを聞いてこのことを知ったんですか?
俺はご家族から。昔からの知り合いなんだ。
そうですか。最後に会ったのはいつですか?
そうだな。2日前だったか。同じ授業を受けていた。これが最後だな。
24:01
そうですか。
どうしてそんなことがそんなに気になる?あいつはもう死んでしまったんだぞ。
離れよう。離れよう。遺族のところに行って心理を振ります。
心理を振ります。
何を振るんですか?
何か隠し事をしたいからそんな、どうせ死んだんだぞってことを言ってるのか。
はいはい。分かりました。では心理お願いします。
はい。失敗。
はい。
愛族が非常に悲しんでいるということは、あなたもよく分かることでしょう。
誰も先輩が死んだことに怒りを覚えていない。もしかしたら理不尽な死だったかもしれないというのに。
誰も事実を確認しようとしない。どうして?と言いながらまた家入りの遺体付近を見ますかね。観察官かな?直観かな?
調査系で振ってもらいたいんで直観でお願いします。
はい。ダブル。
おお素晴らしい。ではですね。
あなたが目視できる範囲に傷などはないようです。さらになぜか死後に出るはずの皮膚の表面に現れる痣状の変化、痴犯なども見られない。
だがお気は完全に止まっており、首や喉がわずかにでも動く気配はなかった。
ついさっき死んだような見た目をしている。こんなに綺麗な遺体は今まで資料でも見たことないのに。
27:15
医術振って何か分かりますか?
うーん。
痴犯以外の。
そうですね。じゃあ振ってみますか。
成功。
おお素晴らしい。
では、えー、あなたが、そうです、手かな首かな、外気にさらされている手や首などに触れてみると固く硬直しており、手筋がゾッとするような冷たさが伝わってきます。
その冷たさは氷や鉄などとはまるで違う、生命が失われたことのみを淡々と伝えてくるような、いひすべき温度だった。
それでも顔は見えないんですよね。
顔は見えません。
会場内に他に人はいますか?
まあ、いてもよいです。
うーん、ってことはそれほど重要じゃないんだな。会場から出ます。
はい。
えー、奇妙な葬式に対してこれ以上わかることはありません。
どちらにせよ、夜が更けてくればあなたは葬儀会場を後にすることになるでしょう。
翌日仮葬の場に訪れたとしても、相変わらず汗の顔は水で滲んだように見えないし、
仮葬されることを止めることもできない。
仮葬が済み、遺骨となった彼を確認したところで、
死した相手に対してもはやあなたにできることなどないのだ。
えー、そして話は1ヶ月後まで飛びます。
ほう、あせいの葬式から1ヶ月後。
そう、1ヶ月も経ってしまったのだ。
人間が1人死んだとしても、そこに葬室の悲しみだけを残して、
30:05
何事もなかったかのように世界は回る。
あなたが、あ、失礼しました。
えー、あせいが受け持っていた社会の枠組みは、1ヶ月かけて別の者へと受け渡され、
彼と関わることなく、その役割は別の者の手によって果たされていく。
葬儀に参列した者のほとんどが、彼の死を受け入れ前へ進み始めていた。
そう、彼の最後の姿、最後の顔が見えなかったあなた以外は、
えー、そして、あせいの死への現実感がないまま日常を送っているあなたは、
とある青々とした空が広がる晴天の日に、
外出先で、とある人物とすれ違う。
うだ、ここ出ちゃった。
あー、え、変だ。
雑踏の中を歩いている人のうちの1人、その人の顔がなぜか見えないのだ。
それは、次に横たわっていたあせいに感じた違和感と一緒だった。
あなたのなんてことない日常に溶け込む、あなたと関わりのないどこかの誰か。
あなたは、その誰かの顔を見たことがないし、これまでの人生でこれっぽっちも関わってきたこともない。
だが、その誰かの存在を認識した途端、あなたの心に何かが響き伝わってくるものがある。
共鳴判定お願いします。
強度6、情緒1、共鳴感情は恋かっこ関係です。
はい、完全1ですね。
はい、完全1でロールお願いします。
では、位置上昇お願いします。
全く様子が異なるにもかかわらず、その人物があせいであることをあなたは確信することができた。
先輩?どうしてこんなところに?
全く様子が異なるにもかかわらず、その人物があせいであることをあなたは確信することができた。
33:00
先輩?どうしてこんなところに?
え?あなたがその顔の見えない人物に接触すると、その人物はあなたを見て驚いた声を上げた。
ねえ?
どうしてこんなところにいるんですか?
ああ、ああ、驚いたのは俺も一緒だ。
ああ、少し話が長くなるかもしれない。
うーん、今時間あるかい?
はい。
少し座って話そう。
はい。
で、あなた、彼に連れ合われてカフェに入る。
どうして俺のことがわかったんだい?
な、なんとなくです。
なんとなく?
いや、まさか変装を見抜かれるなんて思っていなかったよ。
どうして変装なんてしたんですか?
ああ、変装って言ってもね。
うん、変装じゃなくて、変な葬式って書いて変装。
そんなに心配しなくても、本当に死んだわけじゃないんだ。
もしかして、俺の葬儀に乱下してくれた?
はい。
どうだったんだね、俺は悪いことをしてしまったね。
変装っていうのはね、今までの自分とは別の人間に見えるように、一度死ぬことで、性そのものを変えてしまうことらしいんだ。
普通の変装と一緒で、元の自分を消すことで、全く別人に生まれ変わる、いや死に変わるんだよ。
36:08
だから、今の俺は、君の知っている家入り和製じゃない。
名前、性格、容姿、職業、年齢、それから、別身状態や人間関係も、全部、自分の望んだ姿に演奏したんだ。
今の俺の名前は大月天真。
先輩の新しい人生は楽しいですか?
そう…だね。新しい人生って言っても、変装とは一時的なものであって、元に戻る方法もあるんだ。
先輩は今のままでいたいですか?
いや、俺はちゃんと戻るつもりだよ。
変装は、先輩が自ら望んでしたことなんですよね。
ああ、まあ、そうだね。
どうしようもなく、自分の人生が嫌になること…でも、あっただろ?
ええ、そうですね。でも、私は先輩に救っていただいたんですよ。
俺はそんな大層なことをしたつもりはないけどね。
今がいいなら、なんでいつか戻ろうと思うんですか?
あくまでこれは、一時的に自分の望んだ姿になれるって聞いてやってみただけなんだ。
もともと戻るつもりで始めたことなんだよ。
それでも…先輩が望んだ…先輩の望んだ生活には、私はいなかったんですね。
39:12
そうだな。あくまで、変装した後は基本的には、前の友人たちと関わるってことはちょっと難しいんだ。
そうですか。
そう説明されてしまってね。
あくまで、さっきも言った通り、一時的なものだと思っていたからね。
いつ戻れるかは、分かってるんですか?
うん。演奏をしてから49日以内に演奏を解く。
よみがえりっていうものをすれば、元の自分に戻れるらしいんだ。
先輩は元の自分に戻りたいですか?
さっきから言ってるじゃないか。俺は戻るつもりだよ。
私は真理振ります。
はい、成功。
中穂はですね、彼と会話を交わすうちに気づくことでしょう。
演奏した彼の言葉の端々に、隠しようのない喜ばしさが滲み出ている。
この人物は、和製画。演奏した後、彼の言葉の端々に、隠しようのない喜ばしさが滲み出ている。
この人物は、和製画。演奏する前よりずっと生き生きとしているような気がするのだ。
彼の顔は相変わらず水で滲んでしまったかのように見えない。
だけど人はこれを、きっと希望に満ち溢れた表情と呼ぶのだろう。
あなたの見覚えのない美しい希望を浮かべた彼は、全く別人の顔であなたに提案をしてくる。
42:02
ああ、そうだ。レン、よかったら君も演奏してみないか。
共鳴判定お願いします。
強度6、上昇1Dに共鳴感情は希望かっこ理想です。
平ですかね。
平ですね。
あら、クッソ。
まずは、共鳴表振っていきましょうか。
オリジナルがありますので、振ります。1D6お願いします。
2
逃避、自分の人生を投げ出してしまいたいと強く感じてしまい、その場から逃げ出そうとしてしまう。精神的な逃避でも良い。
まだ話の途中ですから、きっとレンは彼の前から逃げることはないと思いますので、精神的な逃避になるかなとは思いますが。
それはどっち方向に逃避することになるんですかね。
それはお任せします。一応ですね、共鳴判定に成功したあなたは、
彼の提案が非常に魅力的なものに思えてしまう。あなたにだって、今まで生きてきて自分の人生が嫌になることがあったはずだ。
彼のように変装をすれば、理想の自分に変われる。
彼の提案通りに変装をして、一時的な死を迎えれば、きっと不満に満ちた今日よりも、より良い明日が待っている。
と感じます。ここで中坊レンは、変装するかしないか選択することができます。
この選択は今までの内容に含まれますが、あなたが決めていただいて構いません。
先輩は、私の友達が無惨な死に方をした時、言ってくれましたよね。
45:01
誰かの後を追うなんて、誰かの後を追うほど、君は馬鹿じゃないって言いましたよね。
そうだったね。確かに俺は君にそう言った。
私はここ数年間、ずっとそれを信じて生きてきたんです。
どれだけ現実逃避をしようとも、目の前で無惨に殺された友達の姿が消えないから。
それを先輩が救ってくれたんです。
先輩が救ってくれたんです。
でも先輩は、それもまた踏みにじろうとしているんですね。
あなたは、今家入り野生ではない。
私が好きなのは、家入り野生です。
あなたは先輩ではない。さようなら。
ねえ、待って、これだけは。
と言って、あなたに連絡先を書いた紙を渡してきます。
もしも何かに迷ったら、連絡してきて。
先輩は何がしたいんですか?
何だろうね。
私は、あなたの人生にはいらないはずですよ。
だって私の気持ちも踏みにじろうとしたんですよね。
あなたはもう死んだ。私の知り合いではない。
じゃあ、俺は麻生には戻らない方がいいってこと?
いいえ、それは先輩の選択です。私がどうこうできる筋合いはない。
48:04
少なからず今は私の先輩ではない。それだけです。
それは事実だって事実じゃない。
俺の中には、変魔としての記憶と、麻生としての記憶が両方あるんだ。
顔や形は麻生でないことは確かだけど、
俺は大事な友のことを忘れられてるわけじゃない。
そう言って、あなたに手をギュッと握って連絡先を渡して、
まあ、ごめんね。混乱させてしまって。
そう言って彼は出て行った。
ああ、多分なんか生理的嫌悪に歪んだ顔をしているんだろうな。
私の知ってる先輩は死んだ。ここにはもういないはずなのに、
あの人だってもう私の知ってる先輩じゃないのに、
どうしてこんなに苦しいんだろう。
連絡先は家入りの携帯電話とは違いますよね、番号とは。
そうです。違います。
ちぎれる、ちぎるほどの勇気がないので、ぐしゃぐしゃにした状態でポケットに突っ込みます。
はい。
ではさらに数日後。
えー、そうですね。
登録してない電話番号から電話がかかってきました。
でもあなたはその電話番号に見覚えがあった。
51:06
あの日、あのカフェで。
小月てんまが渡してきたものと同じ電話番号です。
出ます。もしもし。
電話、出てくれないかと思った。
今さらどうしたんですか。
どうしても、レンにお願いしたいことがあるんだ。
私がそれを聞くとでも思ってるんですか?
それは、どうかな。
俺が、あせえだったら君は絶対に聞いてくれるって自信を持てるんだけどね。
そうですね。
あなたは今、あせえ先輩じゃない、ほうずきてんまさんです。
うん。
私はその人とは知り合いがありません。
だよね。この前、返送はしないって。
そう言ってたけど、詳しい話でも聞いてみてもらえないかなって思ったんだ。
俺はあの時も言ったけど、元に戻るつもりだから。
元に戻ったらどうなるのかとか、そういうことがあって。
元に戻るつもりだから。元に戻ったらどうなるのかとか。
そういうことももう少し詳しく知っておきたくて。
よかったらレンにも知ってほしいなって思って。
それで、イエイリス先輩の気持ちは分かりますか?
54:03
そう。
俺の気持ちか。
うん。
私はこれを先輩が被害者になった事件として扱います。詳しく話してください。
うん。
だね。それならやっぱり、とりあえず情報収集にはなるだろうから、一緒に行ってくれないか?
いや、俺の気持ちを、もちろんレンには話したいと思ってるけど。
わかりました。
うん。じゃあ明日、近くの公園で待ってれよ。
わかりました。
やっぱり君は、優しいね。
優しくなんかありませんよ。
他な。
先輩には分かんないでしょうかね。
うん。
じゃあ、待ってる。
次の日、待ち合わせ場所に行きますかね。
はい。
来てくれたね。ありがとう。
こんにちは、ほうずきさん。
57:02
あー、こんにちは。
じゃあ行こう。
心理学振っていいですか?
はい。何を知りたくてですかね。
あー、ほうずきの表情を見て何か読み取れるものはないか。
あー、はい。
今こういう気持ちなんだなー的な、成功。
はい。
そうですね。
まあ、自分が変装したことは、気持ちはやっぱりまだ伝えられそうにないけど。
あー、なんか生き生きとしてますか、まだ。
うーん、そうですね。
あなたに変装してほしい。
そういう思いがあって、一緒に行くのだろうなと。
中坊さんに対して申し訳なさそうな顔をしてますか、こいつは。
うーん、まあ顔は見えないのでね。
まあ、今の子供では分かりますが。
そうだった。
はい。
すいません、続けてください。
はい。ではー。
えー、ほうずき天魔に連れられてあなたが向かった先は、何の変哲もないビジネス街にある葬儀会社でした。
希望葬儀者と書かれた看板が掲げられており、造り自体は一般的な葬儀会社と変わらないように見えるだろう。
中に入ると、これまたどこにでもいるようなも服を着たスタッフだ。
おや、孔神様でいらっしゃいますね。
ほうずき天魔に向かって声をかけた。
私は変装専門スタッフの霧雨と申します。
孔神様とご一緒ということは、演奏について詳しくお聞きになりたいのでしょうか。
孔神様、誰ですか。
こちらにいらっしゃるほうずき様は、演奏を行われた方でございます。
演奏を行われた方のことは、孔神様とお呼びさせていただいております。
1:00:00
ほうずき天魔も死んでいるということですか。
ほうずき様は、現在は生きておられますが。
ほうずき天魔の精神はどこに行ったんですか。
詳しいことは、まずはお部屋でどうぞ。
え、部屋にどうされますか。
まずは変装について、少し説明をさせていただきますね。
変装とは、死者をよみへ送る儀式であり、葬儀の一種です。
四十九日の時間をかけて、演奏前の孔神様を弔うことで、孔神様の変装前の生は、完全なる死を迎えるということになります。
完全なる死とは、誰の記憶からも失われてしまうことです。
もちろん、変装をされた孔神様自身も例外ではありません。
完全なる死とは言いましても、孔神様の死は、戸籍上や公式的な記録としては残ります。
ただ、誰からもその存在を思い出されないだけですね。
ほうずきさん、あなた、いつか元に戻るって言ってましたよね。
ん?ああ、もちろんそのつもりだけど。
元に戻るって言っても、もう肉体も焼けましたよ。
ああ、それはね。そのことに関しては、私からご説明させていただきたいと思います。
孔神様の体は、仮装したと思われておりますが、ここにありますので、本当に燃やしたわけではありません。
葬儀に参加した方々にはきちんと、仮装をして埃になったように見えるよう、いろいろとごまかさせていただいております。
でも、49日かけて、と、灯らうんですよね。
はい。
その間に、先輩は二度目の死を迎え入れるっていうことですよね。
1:03:06
そういったことになりますね。
元には戻らないじゃないですか。
孔神様が、よみがえりをご希望された場合は、元に戻ることが可能でございます。
その代わり、元に戻った場合は、現在の生である、ほうずき天魔様が、よみの世界へと送られます。
ほうずき天魔さんは、今どこにいるんですか。
今、どこにですか。こちらにいらっしゃいますが。
ほうずき天魔さんの意志は、この男の体に入ってるんですか。
ええ、もちろんでございます。ほうずき天魔様は、元の家入り阿星様が、お作りになった存在なのですから。
先輩が、ほうずき天魔を作った。
はい。会った時に、話さなかったかな。自分の好きな容姿や性格になれるってこと。
ん?先輩の体が、ん?先輩がほうずき天魔の体を乗っ取った。
そうだよ。俺は別に、誰かの体に入ったわけじゃない。霧雨さんに用意してもらった体に入ったんだ。
そうですか。
うん。
でもあなたは、今はいらっしゃるんですか。
いらっしゃるんですか。
俺はどういう、戻りたいって思ってることは、阿星でいたいって思ってるってこととは、違うって回答になるのかな。
そもそも、どうして先輩は、変装なんかをしたんですか。
1:06:06
え?え?ディフェイトで言いくるめて聞けないっすか。
まあ、電話口でも言ってたんですけど、まだ気持ちがまとまってないので、話す状態にはいないって彼は。
うん。
まあ、そっか。
うん。
霧雨さん、続けてください。
はい。
今日は雨が降っていますから、変装を行うことも可能ですよ。
先輩は、私に変装してほしいって言ってましたよね。
うん。いや、してほしいって言ったわけじゃないよ。ただ、してみるのがいいんじゃないかって思っただけで、選ぶのはあるんだ。
してみればいいことはあるんですか。
自分が望む、なりたい自分になれるからね。そういうのを体験してみるのも面白いかなって思ったんだよ。
私のなりたい自分ですか。
うん。そうだね。
私のなりたい自分。私はずっと目と耳を閉じ、口をつぐんだ人間になりたい。何も考えなくていい。
1:09:09
うん。なんだ。変装をすれば、それを叶えることも増差はありません。あなた様が望むのであれば、事前に契約書に目を通していただく必要はありますが、変装は可能ですよ。
契約書を見せてください。
はい、そうですね。契約書と言いましても、あなた様が変装について何か疑問に思うことがあったら、他に質問していただいても構いません。
こちらの契約書は思い通りの人間に変装するためのものです。
ただし一つだけ異例がありまして、あなたが今まで関わってきた人物たちとの関係性をそのまま引き継いだり、今の形で関係性を作るというのは非常に困難なものとなります。
特にあなた様のように変装を行った人物に対して共鳴してしまうものであれば、なおさら難しいです。
あなた様は別の人間に生まれ変わる、いえ死に変わるわけですから、以前のあなた様を連装させてしまう人物や、関連づけてしまう人物は変装においての大きな危険要素となります。
ですので、以前の関係性を引き継げる可能性は極めて低く、ほぼほぼ不可能なものだと思ってください。
そういって渡された契約書には、あなたはどんな人物に変装をしたいですか?
どんな人物でも構いません。ご自分の理想の人物を書き出してください。
それは一体なぜですか?きちんとした理由を明記していただくことで、より理想に近い変装が行われます。
1:12:02
個人様、ここでは大月天真ですね。
大月天真様との理想の関係はありますか?
今回は天真様からのご紹介でしたので、特別に天真様との縁も演奏させていただきます。
演奏より49日を過ぎた場合、元の聖話読み絵と贈られます。
読み返りをご希望の個人様は、49日以内に葬儀会社にご申し付けください。といったような内容が書かれています。
あなたが望むのであれば、変装後の大月天真との関係を結ぶことも可能です。
ここは変装してもしなくても、どちらでも大丈夫です。
あくまで、共鳴者である中坊蓮がどちらにしたいか選択していただければかまいません。
オッケー。
あー、待って、待って。
ん?
私が消えたら、私が死んだら、私の知ってる家里先輩も消えてしまう気がする。
先輩が教えてくれたあの言葉も約束も全て消えてしまうよね。
変装はしません。家里先輩は死んだ。私の中でしか生きていない。
1:15:13
さようでございますか。
かしこまりました。
えー、では、あなたたちは。他に何も質問がなければこのまま。
えー、葬儀会社は後にしよう。
先輩は、49日以内に本当に蘇るつもりですか?
ん?もちろんそうだって、ずっと言ってるじゃないか。
あ、そうですか。あ、わかりました。霧雨さん、ありがとうございます。
いえいえ、またご興味がございましたらこちらにいらしてくださいね。
と言って霧雨はふかふかと頭を下げてあなたたちを見送ります。
もう少し、もう少し、俺の気持ちがレンに話せるようにはっきりするまで待ってもらえないかな。
それは49日以内に答えられるものですか?
答えを…あ、そうじゃなかったら、もうレンと話すこともできなくなっちゃうからね。それだけは絶対にあげたいことだ。
先輩は、変装したら元の関係性は気づけなくなることを知ってて変装したんですか?
そうだね。でも、戻るんだったら一時的なものはあまり関係ないと思っていたんだよ。
1:18:05
そうですか。
ああ、今日はもう遅い。家まで送るよ。
いえ、一人で帰れます。
帰ります。
どうか。
また。
と言って、ではそこで、あなたたちは別れます。
彼が変装してから49日目。
この日は朝から雨が降って、そしてあなたのスマートフォンにまた小月天真から電話がかかってくる。
うーん、一度出ないでおきます。
ですね。
また着信が来るか、様子を見てみます。
うーん、じゃあ30分後ぐらいにもう一回電話がかかってくる。
はい、じゃあ出ます。
もしもし。
ああ、レン。電話に出てくれなかったから、もう出てもらえないかと。俺の話は聞いてもらえないかと思ったよ。
用事があったんです。すみません。
まあいいんだ。今日が49日目だ。
そうなんですね。話す気になりました?
ああ、君と話がしたい。
1:21:06
わかりました。そちらに行きます。
じゃあ早期会社にもう少し近い場所の公園であなたたちは会うことになります。
えー、座って話そう。
そうですね。
まあ、雨は降っているので、屋根付きの公園のベンチみたいなところにあなたたちは座る。
話せるようになったんですか?
俺がどうして変装をしたか、それを何度も言っていたよね。
そうですね。
今までいろいろな未解決事件を解決したり、解決できなかったりしてきたじゃないか。
二人でいろんな事件に触れてきた。
事件が解決して犯人がわかって感謝されることも何度もあったね。
何度もあったね。
それによって救われた、そう言ってくれる人もたくさんいた。
でもそれよりも多く、もう過去のことだから触れてほしくない。
解決しても深い悲しみが消えない。相手がわかって憎しみが増しただけだ。
そんな風に辛い思いをぶつけられることが多かったんだ。
1:24:05
変は僕の言葉で、あ、俺ですね。
俺の言葉で前を向いて歩いていってくれるようになった。
でもそれと同じかそれよりも多く、僕は、
ああ、俺はね、いろいろな人に辛い思いをさせてしまっていたんだよ。
そういったことを知っていたこともあったし、知らないこともあった。
いろいろな人のいろいろな感情を知ってしまったら、
だから今までのように未解決事件を掘り返して知るのが正しいことなのかわからなくなったんだ。
真実を知っても真相にたどり着いたとしても、
それをその人に伝えるべきかどうか、それがわからなくて怖くなってしまった。
だから逃げてしまったんだ。
変は大月の花言葉は知っている?
いいえ、知りません。
大月はね、偽りっていう花言葉なんだ。
それがどうしたんですか?
真相を伝えるべき立場にあった自分がわからなくなったから、
僕は俺は今となっては人と向き合うのを恐れるだけのそんな人間になってしまった。
1:27:24
適当なことばかり言っていればあんなにつらい思いで悩むこともないと思ったんだ。
君の質問はまぐらかしていたのもそういったところがあったのかもしれない。
演奏した直後はね、ちゃんと49日内に演奏をやめなければいけない、そう思ってたんだ。
だけど、俺が本当に理想の人間なのかわからないけれど、
人と真に向き合うことでつらい思いをするのから避けられることができた。
俺は今こうやって君と向き合っているのもすごく怖いんだ。
でも俺は本当の俺じゃない。戻らないといけないんだ。
でも戻るのが怖い。自分が自分であることが苦しくてたまらないんだよ。
だけど死んでしまえば楽になれる。
死んで変われば楽になれるんだ。
でももうこんなことをしたら俺は君のことを忘れてしまう。
1:30:04
顔を上げた彼は嬉しそうな声色であなたに問いかけてくる。
あなたに問いかけてくる。
俺の名前ってなんだろう?
ロールしてもいいんですか?
はい、どうぞ。
あなたは今までの人生で一番多く何て呼ばれてましたか?
今までの人生、どっちの人生のことを言うんだろうね。
俺には今、変装する前の欲もあるし、変装した後の欲も全部ある。
どっちも俺は持ってるんだ。
だけど時間が経ったからかな、変装前のことを忘れてきてると思う。
私が知ってるゆいり先輩は、自責の念で自ら死ぬことは馬鹿のすることだよと言っていました。
あなたは馬鹿なんですか?
私のことを救ってくれたことも忘れたんですか?
1:33:09
どうして私が今あなたのそばにいるかわかってますか?
あなたのこと責めてたら私はそばにいませんよ。
だよね。
私の名前は何かあなたはご存知ですか?
ああ、もちろんだ。
教えてください。
君は中坊で、そうだろう?
そうですね。私と関係を築いていたのは家入谷生です。あなたは家入谷生です。
こんな名前だったね。もう自分の名前さえもめまいで思い出せないんだ。
お、冷え冷えを浮かべている。
相変わらず彼の顔は見えない。なのに不思議と、あなたは彼がひどく人間らしい表情を浮かべているのだと理解できた。
しかしすぐにその表情は恐怖で滲んで塗りつぶされる。彼は絞り出すように。
俺は死にたくはない。
なぜあなたは死なないといけないと思っているんですか?
それは馬鹿のすることです。
あなたは馬鹿じゃない。
幻想をやめて、蘇るってことは、今の理想の自分が死ぬってことだろう?
1:36:05
でも、どっちが本当の自分なんだろう?今の?前の?
俺は誰なんだ?俺は一体誰なんだ?
死にたくはない。戻りたくない。変わりたくない。
そう思っているのはどっちの自分なんだ?
ここから彼との対話を行っていきます。
ラウンド進行にて進行していきます。
この場におけるラウンド進行は、彼と言葉を交わすことなので、イニシアチブは知力プラスディベートの技能レベルとなります。
中坊レンは知力が3でディベートが2なので、イニシアチブは5です。
低くない?
いや、そんなことないよ。
彼はイニシアチブが6です。
負けとるが。
でも対話なので、どっちが先に語りかけるかということですから。
ラウンド進行終了条件をお伝えします。
あなたが彼に対して行う交渉技能の成功数が合計3以上になることです。
メガネ頼むぞ。
ディベートでダイスロールを行ってもらうことになります。
あなたは交渉技能をロールする前に、彼が変装したままでいいか、彼が蘇りすべきかを選択することができます。
何度もロールする場合は話しているうちに、気持ちが変わった場合は変えてもらってもかまいません。
ただし、3になった時のその思いを採用したいと思います。
そして戦闘敗北条件もお伝えしておきます。
あなたの共鳴レベルが10になり逸脱することが敗北条件です。
逸脱した場合は、あなたの意思にかかわらず、彼と共に今は変装していませんが、変装したままエンドを迎えることになります。
1:39:12
では、会話を始めていきましょうか。
では、まずはこちらから。
俺はこのままでいたら他と向き合わなくてもいいんだ。
だしそしたら辛いことを言われることはない。
それってすごく幸せなことだ。そう俺は思ってしまうんだよ。
共鳴判定お願いします。
強度2、上昇1D3、共鳴感情は希望かっこ理想です。
ひらめですね。
はい、ひらめでお願いします。
ダブル。
では、1D3点あげてください。
嘘やろ。
嘘やろ!
おい、ふざけんな。
は?
は?
は?
では、続いて中坊れんのターンになります。
1か。
確かにあなたがほうずきさんになることで苦しみからは解放されるでしょう。
私とはかかわっていたいですか?
俺は?
私はあなたと関わっていたいから今ここにいるんです。
その事実はどう受け止めますか?
死ぬな、これ死ぬな。終わったわ。終わったわこれ。
今の俺には答えられない。
では、続いて彼の行動になりますね。
1:42:01
頑張ってくれ。
嫌な予感しかしないんだよな。
君と一緒に捜査に行くのが俺は好きだった。
さっき言ったね。
俺は君のこと忘れたいわけじゃないよ。
共鳴判定お願いします。
強度4、上昇1、共鳴患者は絶望を記事です。
ルーツ1お願いします。
ふざけんな、失敗。
回復させてくれ。
回復はないけどな。
では、中亡霊のターンです。
そうですよね。苦しい思いをした裏にも楽しい思いはあったはずです。
何事も表の裏には裏もあると言うでしょう。
私といた時は楽しかったんじゃないんですか?
嫌なことも忘れるくらい楽しかったんじゃないんですか?
トリプル、やっと来た。
トリプルですね。
成功数が合計3となりましたので。
トリプル、そういうことか。
そうです。
そういうことか。3回連続で成功しないといけないのかと思ってた。
成功数なんでね。
成功数か。
ありがとう。神様ありがとう。
そう。
君といるのが楽しくなかったんだったら、僕は、俺はこうやって、君に自分の心を打ち明けてない。
本当のことを言ってしまったら、レンに嫌われてしまうんじゃないかって怖くて、なかなか言う決心がつかなかったんだ。
1:45:01
それで、迷ってるまま、今日を迎えてしまった。
散々私のこと触れ回しておいて、今さら嫌うと思ってますか?
思いますか?
そうだね。
でも、あの日カフェで話した時、あなたは私の知っている下先輩じゃないって、そうやって君に拒絶されて怖かったんだ。
俺は君が知っている先輩に戻れ。
ええ。一緒に傷を負いながら歩んでいきましょう。
ああ、この身体との別れに、出てきてくれないかな?
わかりました。
ありがとう。
そう言って、あなた達は葬儀会社に向かいます。葬儀会社に向かうと、あなた達のことを霧雨が出迎えてくれる。
すみません、俺、よみがえりをしたいんですが。
彼がそう告げると、霧雨はあなた達を霧室に通しました。
そして彼には、変装をした時と同じように、棺の中に入るように促した。
あなた達が選んだのは、より良い明日よりも不満に満ちた今日だ。
死を覆し、再び平和宿る。
希望に満ちた夢を知って、絶望に満ちた現実を生きていく。
気がつくと、目の前には、あなたのよく知るイエイリア星が立っており、
1:48:01
変装後の大月天真が、棺の中には眠っていた。
こちらの星は、きちんとよみへ届けますので、どうか最後のお別れを。
先輩、別れましょう。
ああ。
別の人にならなくても、あなたは理想の星を歩んでいけるはずです。
私もいますから。
ありがとう、レン。
イエイリア星は、大月天真の体を見て、静かに手を合わせています。
スタッフは最後に、お悔やみ申し上げますと、そのことだけ告げる。
そしてあなたたちは、
葬儀会社にしめ、
雨上がりの空は、憎らしいほどの清々しく晴れ渡っている。
と、何気なく踏みつけた水たまりに、あなたと、あ星の姿が映っていた。
今の彼の姿が、彼の今の星の姿だ。
太陽の光を反射する水面に映るあなたは、
あなたたちは、少しだけ変な表情を浮かべているかもしれない。
じゃあ、先輩に聞こえない声で、
私は今の先輩が好きですよ、
とだけ呟きます。
なるほど。
星は変わる。
人間は生き方を変えられる。
ずっと思ったよりも簡単に。
誰かが望む。
誰かになれる。
その死を見送って、あなたは顔を上げた。
エモクロアTRPG変装終了でございます。お疲れ様でした。
1:51:04
お疲れ様でした。
いやー、もう終始僕と俺を間違えて本当に申し訳なかった。
いやでもなんか、それも情緒不安定さが出て良かったですね。
大変香ばしく感じました。
多分僕って言っちゃってるんだろうなーみたいな。
わたたたーってしちゃいました。
いやー、どうでしたか?
えー、なんかすごかったですね。
語彙がなさすぎて、何て言うか分かんなすぎて。
エモロールできてました?
いやー。
頑張りましたよ。
ちょっとねー、すごいなんで変装したの?あんた、私にあんなこと言ったのにとか言われたらもうなんか、あー、ごめーんって私がずっと思ってたみたいな。
事前に設定ネットは甲斐があったぜ。
感じでしたねー。結構なんか、辛い思いになった私が。
すまねー。
いや全然いいんですよ。
私はサッパさんの推しボイスを聞けてずっと終始ニヤついていたんですけど。
あー、ならいいんですけどね。
病気にかかって弱気になったりすることがあるじゃないですか。
あー、はい。
その時みたいに、心がぐちゃぐちゃしてるのができればよかったなと思ったんですけど。
そこまではやっぱり難しく、難しかったですね。
あれ出されたら私も泣く。
最初なんかもう病気とかにしようかなと思ったんですけど、ちょっとあまりにもそれは突然すぎるなと。
思いまして、ちょっとできなかったですね。そこまではやっぱり。
あー、でもすごいなんかいいロールでしたよ。いいロールって言ったらおかしいな。
なんだろう、なんかその、私と解釈が完全に一致してました。
あー、よかった。それならよかったっすもー。
はい。むしろ中坊ちゃんがダイスの女神のせいで解釈不一致に、完全不一致になる予感がしてたんで悲しかった。それは辛かったですね。
いやー、でも最後ね、ちゃんとディベートトリプル決めてくれてよかったね、あそこで。
いやー、よかったー。
ちょっとやっぱ6になったあたりでドキドキはするじゃん。
終わったなって。
うそでしょ。こっからあと成功数3だよとかってちょっとドキドキはしたけど、いやーよかった。ちゃんと決めてくれて。
いやー、よかったー。よかったー。でも絶対変装したとしても、ほうずきとは恋人関係にならなかったですね、たぶん。
1:54:00
あー、なるほどね。はいはい。やっぱりほうずきは家入さんとは違うからね。
そうそう、私はいない。
彼じゃないから。彼じゃないし、中坊をレンじゃなくなってしまうと、まあそうはならんやろうってことですね。
そうですね。
あー、でもなんだ、なんか、なんだ、なんか、やっぱ私倫理感足りてないのかな。
いや全然そんなことないと思うけどな。
いや、たぶんなんかそのここできっとこういうロールをしたほうが、なんか相手の心をえぐれるんだよなみたいな感じで。
あー。
やっぱり頑張ってたんで。なんだ、感情を込められなかった。いや、ずっとゲヘヘヘ言ってたからかな。
それはもうダウさんが持ってきた設定のせいよ。それはもうダウちゃんの責任よ。
あの、そこそこの頻度でマイク能力切ってましたからね、私。
あ、そうだったんだ。
はい。
なるほど、なるほど。
まあじゃあこんな感じで今回の編送は終わりにしたいと思います。
はい。
お疲れ様でした。
01:55:21

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