本の執筆のポイント1:レール
プロジェクトキャスト第3回、うさぼうです。こんにちは。
本の執筆プロジェクトについて、今日はお話をします。
私は、2017年にですね、Kindle版、Kindle Direct Publishingで電子書籍を出版しました。
その時に、どうやって計画的に進めるかについて考えたことと、実践したことを、今日はお話しします。
本の執筆はですね、1週間、2週間ではなかなかできなくて、数ヶ月、少なくても数ヶ月、あるいはもう長いものであれば1年とか2年とかかかるものもあると思うんですけれども、
私の場合ですと、大体9月、10月ぐらいに書くっていうふうに決めてから、最終的に2月に出版をしましたので、大体4、5ヶ月ですかね。
そこをどういうふうに進めたかについて、3つの観点があります。
3つはですね、1つ目がレールですね。どんなレールに沿ってやっていくか。
2つ目がルールです。どんなルールを決めてやっていくか。
3つ目がツールということで、その執筆にあたる、使った道具ですね。
1つ目のレールについてはですね、期日と使える時間っていうのをコントロールしました。
もうKindleのKDPだとですね、編集者さんがいるとか、誰か出版社さんがいついつまでに出してくださいとか、契約でいついつまでに出す、書くっていうことを約束するわけじゃないので、
自分で決めるしかないんですよね。なので、自分でいついつに出しますっていうことを宣言してから始めるということをしました。
当時入ってたオンラインコミュニティでですね、1月16日を出版予定とすると、そうするとその当時あと113日っていうふうに逆算すると明記できたんですよね。
それが始まりになっていて、結果的には執筆のお仕上げにあたって少し難航したので、ザンタスクを整理してから1ヶ月延期することを判断して、再度宣言をして2月17日に無事出版ができたというふうに、
期日を自分で設定して、そこまでには何日あるので自分はどのぐらいの時間を使えるのかっていうことを明確にして取り組む。これが本執筆というプロジェクトのレールになりました。
本の執筆のポイント2:ルールとツール
続いてルールですね。どんなルールを設けたかというと、この本執筆も企画自体も編集者さんが何か見てくれたり決めてくれるわけではないので、ある意味自分で書き始めてからでもいくらでも企画を変えられちゃったりとか、
手直しもいくらでもやれるっていうところで、これちゃんと決めずに書き始めるとドツボにハマっちゃうかなというふうに思いました。なので企画・執筆・構成・出版というふうにフェーズを区切ることにしたんですね。
自分の中で手戻って、自分の中で前工程に戻るっていうのをしないように意識をしました。ですので企画フェーズにおいては企画書自体を自分の中で固めてブログとか、当時はライトニングトークする機会があったのでそこで発表をしちゃって、
もうこの企画で固めるんだっていうことを自分で決めながら周りにも伝えるようにというようなことをやっていきました。企画が終わったら執筆フェーズですので、この執筆フェーズには企画のことを考えるというよりは、
実際にどんどん章立てを切って各章の本文を書いていくっていうようなことを進めたり。今度、執筆が終わった段階の構成の時には、執筆もいくらか手直しをしたくなったりとかいろいろあるんですけれども、
思いつく新しい手直しとか書き加えたりっていうのはぐっと我慢をして、今までに書いてきた本文に対しての修正点ですとか、おかしな点っていう部分を直すための構成フェーズに徹底したと。
そういうふうにフェーズをルール決めを自分でしたというのが2点目になります。もう一つルールの中には測定方法っていうのも考えていました。
それは自分が使える時間っていうのが限られている中で、企画フェーズはタスクの完了数とか実績時間で完了してました。
企画の段階で伝えたいことを決めるとか、対象読者について考えるとか、あるいは参考文献の収集をするとかですね。
企画フェーズでやることっていうのをタスクを決めた上で、それをちゃんと完了していっているのかとか、実績時間がちゃんと詰めているのかっていう部分で完了していきました。
執筆に入ってからは時間だけじゃなくて文字数でカウントするっていうこともしました。
というのは執筆時間だけかけてても全然書き進められないっていうときには焦っちゃうんですよね。
時間ばっかり過ぎていくような気がして。なので何文字ずつ書けている、どのぐらいは進んでいるっていうのを時間とは別の軸で測定するというようなこともやりました。
このあたりは文字数が最適とか時間が最適っていうのは分かっていなかったし、試しながら試行錯誤して変えていったという経緯があります。
3つ目ですね。ツールというところで、ツールっていうとパソコンを使って書いたのか、iPadを使って書いたのかとか、あるいはどんなソフトを使って書いたのかっていう部分が想像されるかと思うんですけれども、
2つちょっと毛色の違うツールを用意しました。1つは成功事例というツールですね。
すでに当時オンラインコミュニティで電子書籍を出版されてた方の出版挑入門みたいなものを参考にさせていただいて、
電子書籍ってこういうふうに作って、こういうふうに出せるんだっていう部分を理解したと。
その中から自分に使えるもの、自分だったらここはできるっていう部分はしっかり自信を持ってやるし、
自分はここ経験がないので不安だなっていう部分は誰かに頼るっていうやり方を考えたと。
成功事例をベースにしてカスタマイズして自分なりのやり方を作ったというところです。
もう1つのツールが相談相手ですね。ここはしごたのの大橋えつおさんに個人コンサルを申し込んで、
5回相談をさせてもらうというのをツールとして用意したと。
これは企画段階で相談をする部分であったり、執筆のスタートラインにつくときにもう始められるっていうチェックポイントにしたり、
あるいは執筆が終わるタイミングで今後仕上げにあたってどうすればいいかですとかっていうふうに、
あらかじめ自分がちゃんと進んでいるかどうかをチェックしたいタイミングで相談させてもらうということを決めておきました。
これがプロジェクトにおけるチェックポイントになって、チェックポイントっていうのは進捗に応じてじゃなくて、
そのタイミングが来たときにできてるかできてないかをチェックするものなので、
それをやることで、あと何をすればいいのかっていうことが明確になったわけですね。
そんな形で本を出版するにあたって、レールとルールとツールというところで、
自分が一人で進めていくんですけれども、他の人が導いてくれるわけではないので、
自分が進めていくにあたってガイドになるようなものを定めて工夫しながら完成させたという経緯がありました。
また今年も本を書こうと思ってて、そのときにはちょっと前回とは違ったアプローチをする予定なんですけれども、
当時はこういうやり方をしたということのご紹介でした。
今日は以上になります。ありがとうございました。