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2024-01-30 52:53

【インタビュー】コテンラジオ 樋口聖典さん

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2024年はポッドキャストが誕生して20周年のアニバーサリーイヤーになります。

そこで、日本ポッドキャスト協会では、9月30日の20周年の国際ポッドキャストデーに向けていろいろな企画を行う予定です。

その第1弾として、1月〜7月には毎月「マンスリーインタビュー」として、幅広く、ポッドキャストに関連する人物や企業のインタビュー企画を実施します。毎月、様々な方にお話を伺い、20周年を迎えるポッドキャストを再発見し、これからの発展にも想いを馳せていきたいと思います。ぜひ、お楽しみください。

第一弾のゲストは、人気ポッドキャスト番組「コテンラジオ(歴史を面白く学ぶコテンラジオ)」や「新型オトナウィルス」「愛の楽曲工房」「ギチの完全人間ランド」など様々なポッドキャスト番組に出演するとともに、「いいかねPalette」などを運営する株式会社BOOKの樋口聖典さん。

最近では、RKB毎日放送共同で、ポッドキャスト番組の企画・制作・配信を支援する「Podcast Lab. Fukuoka」100本プロジェクトを発表しています。

ポッドキャストで福岡を盛り上げる!Podcast Lab. Fukuoka誕生

聴き手:日本ポッドキャスト協会 ポトフ

日本ポッドキャスト協会 https://podcasting.jp/



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サマリー

日本ポッドキャスト協会は、ポッドキャストの20周年記念イヤーに向けて、様々なコンテンツを増やしていくことをポッドキャスト協会ニュースレターで発表しています。今回のニュースレターでは、第1回としてコテンラジオの樋口聖典さんをインタビューし、ポッドキャストについて話しています。コンテンツ制作の一環として、YouTubeやポッドキャストなどで楽しさを提供し、多様性を確保することが求められています。継続するためには個性を大切にし、自分が楽しいと感じるものを作ることが重要です。また、ポッドキャストの広報活動を通じて、樋口聖典さんはポッドキャスターの増加を目指しています。彼はまた、ポッドキャスト業界の盛り上げやポッドキャストラボ福岡プロジェクトを通じて、福岡の音声コンテンツを活性化させたいと考えています。目次では、1章で育児と仏教について、2章ではポッドキャストとマネタイズについて、3章ではコテンラジオのマネタイズモデルについて触れられています。樋口さんはコテンラジオを通じて投資を集めて面白い番組を作っていますが、ポッドキャストだけではマネタイズは難しいため、広告モデルに頼る必要があると話しています。

日本ポッドキャスト協会のアニバーサリーイヤー
ポトフ
日本ポッドキャスト協会ニュースレターです。この番組では、いつもですね、協会頼りという形で、XのほうとYouTubeライブで配信している月に1回のコンテンツと、
Xのスペース上でですね、配信した内容のアーカイブなどをお届けしております。またね、9月30日には配信リレーとしてですね、
リレー配信した番組のエピソードのアーカイブなどをですね、今まで配信しておりました。またですね、今年9月30日には配信リレーをやっていきたいなと思っているんですが、
2024年、今年9月30日はですね、なんと、ポッドキャストが誕生して20周年を迎えるというアニバーサリーイヤーになっています。ということで、日本ポッドキャスト協会でもアニバーサリーイヤーに向けてですね、
今年はいろいろコンテンツを増やしていきたいなということで考えております。そして第1弾というかですね、この2024年の1月から7月までの7ヶ月連続でですね、月に1回インタビューをしていこうということですね、
なっておりまして、今日が第1回目の配信となります。ポッドキャストにですね、関連が深い方、ポッドキャストで頑張っている配信者、あるいはポッドキャストのプラットフォームの方などを呼びしてですね、ポッドキャスト、20周年経ったポッドキャスト、これからまたどう変わっていくのかというところをですね、
いろんな角度から聞いていければいいかなというふうに思っております。ということで今日は第1弾としてですね、最初にお迎えするのは、コテンラジオの樋口さんをお呼びしております。コテンラジオはですね、第1回のジャパンポッドキャストアワードで大賞とスポティファイ賞の2つのダブル受賞をされたですね、番組でかなり知っている方も多いんじゃないかなと思います。
歴史を面白く学ぶコテンラジオということで、歴史をテーマにしたポッドキャストになっております。歴史ギークのお二人の聞き手となっている樋口さん、また番組のプロデューサーに近い立場じゃないかなと思いますが、その樋口さんをお呼びしてポッドキャストのことをいろいろ、また樋口さんが今取り組んでいること、この後何を目指していくのか、そんなことをですね、お聞きしております。
ということで、今月から7回にわたってマンスリーインタビューをお届けします。ぜひお楽しみください。ではどうぞ。
ということで、日本ポッドキャスト協会のポッドキャストですけども、今年2024年の9月30日がまたポッドキャストでありますけども、9月、ポッドキャスト自体が誕生して20周年ということで、日本ポッドキャスト協会では1月から7月までマンスリーでインタビューをしていこうという企画になっております。
で、今月はコテンラジオ株式会社ブックの樋口さんをお迎えしております。樋口さんよろしくお願いします。
樋口聖典
はい、どうも日本一のポッドキャスター、あ、自称、樋口聖典と申します。よろしくお願いします。
いやこれちょっと待ってください。僕だいたい呼ばれたらこれ言ってるんですけど、さすがにちょっとポトフさんの前で言うのちょっと今一瞬あっってなりました。
ポトフ
なんでですか。いやいや日本一でしょ。
樋口聖典
いやいやちょっとなんかこう、やっぱ歴史で言うとポトフさんとかと比べ物にならないんで、やってる歴史というか。
ポトフ
なんか前お話しした時もね、どちらかというと後人で入ってきた身だっていうようなことをおっしゃってましたけども。
樋口聖典
全然そうですね。ただあれじゃないですか、ジャパンポッドキャストアワードの第一回で大賞とスポティファイ賞のダブル受賞はインパクトありましたよね。
そうですね。だからその時のやつをずっと使ってますね。その時の栄光、トロフィーじゃないですか。そっからずっと日本一って言い続けてますけどね。
ポトフ
けどあの賞、ダブル受賞、まあ第一回っていうのもインパクトもありましたけど、あの前と後ってやっぱり変わりました?
樋口聖典
めっちゃ変わったと思います。なんか、いやっていうか僕がっていうよりは深井さんが変わったと思いますね。
ポトフ
はいはいはい。
樋口聖典
やっぱりあれぐらいから、まあいろんな人が聞いてくれるようになったと思っていて。
で、なんかあそこでやっぱり拍がついたところもあって、なんか深井さんがやっぱりいろんな番組とかメディアとかに呼ばれるようになっていったんで、その影響でコテンラジオ自体もやっぱり変わってきたなって感覚がありますね。
ポトフ
なるほど。
深井さんは株式会社コテンで、
樋口聖典
コテンの代表でコテンラジオのメインパーソナリティですね。
ポトフ
まあ樋口さんは別の会社というか、ご自身で別の会社、株式会社ブック。
樋口聖典
僕自身はポッドキャストをメインの事業にしているわけではなくて、廃坑利活用施設の経営というか運営をしてるんで、
だからポッドキャストが日本一になったからといって、自分の仕事とか事業とかに直接的に影響とかは正直あんまりないんですけど、
ただ福岡県の田川っていうめちゃくちゃクソ田舎でやってるんですよ。
ポトフ
廃坑を利用してっていうところですね。
樋口聖典
廃坑ですね。今ちょっとポッドキャストでわかんないですけど、ズームの背景がまさにそのいいかねパレットなんですけど、
こういう本当に周り田んぼと山しかないところでやってるんですけど、空港からもう1時間半くらいかかるところなんですけど、
そこまでわざわざ政治巡礼みたいな感じで、
本当に全国から来てくれるみたいな人がちょいちょい出てきてて、
なんやったら1人、うち宿泊もできるし長期滞在っていって住めるんですよ。
今たぶん15、6人くらい住んでるんですけど、
ポトフ
長い人はどれくらい住まるの?
樋口聖典
長い人5年くらい。コロナ禍くらいから、いろいろ観光で人を呼んでいろいろするっていうことがやっぱり難しくなったんで、コロナ禍で。
じゃあもう観光は無理だけど引っ越しはできるよねって。
じゃあ今まで宿泊でベッドで提供してたところをもう住居としてドミトリーベッドみたいな感じで提供しようってなったらそこにいっぱい住んでくれるようになってきて、
っていう施設やってるんですけど、コテンラジオでいいかねパレットの橋をちょいちょいしてたら、コテンラジオ聞いてきました?つって仕事を辞めたんで一旦住みますって言って、
田川にパレットがあるところに住み出して、パレットに住み出して、そのまんまうちの社員になってみたいな働きだして。
ポトフ
社員になって、なるほど。
樋口聖典
そういう影響はありますね。
ポトフ
まあ間接的というか、けど。そうですね、間接的ではありますよね。
ポッドキャストの変化
樋口聖典
そう、だから人生狂わせてる感覚はあります。
ポトフ
ああ、その前と後でだいぶ変わったっていう感じですかね。
樋口聖典
そうですね。
ポトフ
ただコテンラジオ、受賞前からも人気はあったとは思うんですけども、やっぱり大きく影響力というか変わったところはあるんですね。
樋口聖典
まあそうですね、そういう方がっていうのと、歩いてたらすいませんコテンラジオの方ですかって言われることもちょいちょいあるようになって、
なんか嬉しい反面めっちゃ怖いなっていうのは。
ポトフ
なるほどね。
樋口聖典
この間忘年会やったんですよ、コテンラジオで。
ポトフ
はいはいはい。
樋口聖典
で、僕ら3人と、あとうちの社員であり、社員っていうか社長か、僕の後輩であり今のブックの社長をやってる青柳っていう奴がいるんですけど、僕会長なんで。
ポトフ
はいはい、そうでしたね。
樋口聖典
そうです。で、その4人で3次会ぐらいまで行って、ちょっといい感じのおしゃれなバーに入ったんですけど、4人ともベロッベロで、
もうクソどぎつい下ネタをずっと話してたんですよ。
ポトフ
はい。
樋口聖典
だからしばらく話した後に、カウンターに座ってる人がパッて後ろに見て、声だけで分かったんですけどコテンラジオの方々ですよねって言われて。
ポトフ
下手なこと言えないじゃないですか。
樋口聖典
声だけで分かったっていうことは全部聞いてたんですねっていう。
みたいなことがあるんで、ちょっとこうまあまあまあいろいろありますね。
ポトフ
そうですね。
怖い面もあるなっていう。
いろいろなことできないですね。
樋口聖典
まあでもありがたい方が多いですけど。
ポトフ
いやけどコテンラジオ、結局今年がジャパンポッドキャストアワード5回目なんで、5年前になるんですよね。だから。
そうですね。
5年経ってどうですか。変わりましたかまた。
樋口聖典
うわー。なんか正直やってる感じは変わらないっすね。
ポトフ
やってる感じ変わんない。
樋口聖典
はい。
もう収録してる感じは全く変わんなくて。
うんうんうん。
なんかもう、なんか本当にたまに会って、友達とだべって、面白かったーっつって。で打ち上げして飲んで帰るみたいなのが、1ヶ月おきにやってるだけなんすよ。
うんうんうん。だから。
ポトフ
収録は月1収録ですか。
樋口聖典
月1かまあ1ヶ月半ぐらい。
1ヶ月半ぐらい。
2回って感じですね。で僕ら週2本配信してて、で1シリーズが4本ぐらいのショートバージョンの時もあれば12本とか16本とかもあるんで。
ポトフ
はいはい。
樋口聖典
まあだから2daysやったりするんですよ。
ポトフ
あっそうか。そのシリーズを一気に撮ってしまうんですね。
樋口聖典
シリーズはだいたい一気に撮れます。
なるほどなるほど。
はい。だから16本撮りとかを2日間でやるみたいな。
ポトフ
すごく長時間だって話は前に聞いたような気がするんですけど。
樋口聖典
これね、正直多分今体勢がない人がやったら死ぬんじゃないですかね。
ポトフ
それ最初からというよりはだんだん長くなってるんでしたっけ。
樋口聖典
もうだんだんですね。インフレが起こってきてて。ただやっぱえらいもんでもう慣れましたね。
ポトフ
慣れますか。慣れるもんですか。
樋口聖典
なんか筋肉的なものがあるんだと思います。喋る筋肉というか。
ポトフ
ちなみに最初にやるにあたって最初はYouTubeでやられてたんでしたっけ。
樋口聖典
ああそうなんですよ。
ポトフ
そうですよね。
樋口聖典
もうこれ本当にちょっとね、ポッドキャストがテーマの回であんまり言うのもあれなんですけど、正直ポッドキャストって何ぐらいの勝手でした。
ポトフ
最初ですね。
樋口聖典
始めた時って。
で、YouTubeにもう映像なしで上げてたんですよ最初。
ポトフ
ああ映像なしだったんですね最初。
樋口聖典
映像なしで。なんか僕もともとラジオ好きで。
うんうんはいはいはい。
で、井上さんのラジオとか、松本さんのラジオとか、あと大取さんとか、やっぱりお笑いが好きというか僕芸人やってたから。
ポトフ
元芸人やられてますよね。
樋口聖典
そうですね。でもう芸人になる前から学生時代から本当にお笑い好きでラジオとかめちゃくちゃ聞いてたみたいな感じなんで。
なるほどなるほど。
はい。なんでやっぱこうラジオやりたいっていうのは芸人になってめっちゃあって。
ポトフ
ああ。
樋口聖典
で、芸人時代YouStreamとかツイキャストとかそういったのでやってたんですよ。
うんうん。なるほどなるほど。
ポトフ
そうですそうです。
じゃあ最初からイメージとしてはラジオっぽいイメージでやってたんですね。
樋口聖典
ラジオですね。ラジオやりたくて。でその後にYouTubeっていうのがなんかこういわゆるYouTuberっていうのがバーって出てきて。
ポトフ
うんうんうんうん。
樋口聖典
なんかまあそういうのもいいけど僕はラジオ好きだから。でラジオやりたいなって言ってあえてこう映像なしで始めたっていうのが最初なんです。
ポトフ
まあけど聞いてもらうのってね周りは映像ありだと思うんでどっちかと言ったら。やっぱその中でやっぱ映像ないと不利な部分もあるじゃないですか。
樋口聖典
なんですけど僕自身がYouTubeとかでもやっぱ移動中とかに聞いたり。
ポトフ
あんまり絵見ない。
樋口聖典
そうですね。っていうまあまあなんかこう運転もしてたし僕。
ああはいはいはいはい。運転中ですからね。
YouTubeとポッドキャストの導入
樋口聖典
運転してたしまあやっぱ単純作業とか結構仕事であったのでその時に流しっぱなりだったりしたんですけど。
確かに。
そういうのって逆になんて言うんですかね。絵がないことによって絵がないと楽しめないって思わなくていいっていうか。
ああはいはいはいはい。
だから僕絵があるの前提に作られたコンテンツを絵なしで見るのってなんか損してる気分がするんですよ。
ポトフ
ああはいはいはい。なんかやってる方もちょっとなんでしょう親切さっていうちょっと足りない部分ありますよね。
樋口聖典
まあまあだからまあそれはなんかコンテンツの違いというか。まあエイアリキで楽しんでる前提で作ってる人はまあエイアリキでだから表情で笑わせたりとか。
ポトフ
はいはいはい。
樋口聖典
あのテロップ使ったりとか写真をポンって出したりとか。ではまああの映像を見てる前提でやったらやっていいんですけど。
うんうんうん。
なんかそうじゃない前提のものじゃないと運転中に聞いてて例えば損するというか。
ポトフ
損する感じなんですね。なるほど。
樋口聖典
なんか嫌で。だから最初から映像を見なくてもいいですよっていう前提のコンテンツを作りたいなと思ってて。
で実際コテンラジオの前に僕あのやってたんです。今もやってるんですけど愛の楽曲講座という番組。
ポトフ
そっちのが先なんですね。
樋口聖典
これ2016年からずっとやってるんですけど。これは僕とその芸人時代からの相方で青柳ってやつと僕の弟の3人で今もやってるんですけど。
これをずっとやってたんでコテンラジオもその流れというか。
もう僕らこんなのやってるんでお二人呼んでうちのスタジオに来てくれたらもう大体ノウハウあるんですぐできますみたいなんでポンってやった。
ポトフ
じゃあそちらも絵はなく喋り分けてやってた。
樋口聖典
絵はなく。そうです。っていうのがあったんで。
なるほど。
だからYouTubeに絵なしで出してたんですよ。
だったら友人からポンってメッセージが来て、ポッドキャストにあげてくれないって言われて。
僕からしたらYouTubeであげてるのになんでって思ったんですけど、バックグラウンド再生ができないからって言ってたんですね。
だからスマホを待ち受け状態というか画面オフにした状態で再生できないから。
それするのに特殊なアプリ使ったり課金したりしないといけないからポッドキャストにあげてって言われて。
正直僕らマネタイズできると全く思ってなかったのYouTubeで。
だからYouTubeの広告収入とか別にいらないから。
ポトフ
マネタイズできるとは思ってなかったんですね。
樋口聖典
思ってなかったですね。できたらいいけど別にぐらいの感じで。
ポトフ
なるほど。
樋口聖典
僕が面白いからやってただけなんで。
正直その時YouTubeの再生回数とか1000もいってないんですよね。
ポトフ
ほいほいほい。
樋口聖典
多分100もいってないかもしれないです。
ポトフ
なるほど。最初そんな感じだったんですね。
樋口聖典
もう知り合い何人かが聞いて面白いねって言ってるレベルぐらいの時にポッドキャストあげてって言われてあげてたんですよ。
だったらその2か月後か3か月後ぐらいに、「樋口さん何かしました?」って深井さんから言われて。
ポトフ
はい。
樋口聖典
何もしてないですけど。なんか2000人ぐらい聞いてるんですけど。
ポトフ
増えたんですね。
樋口聖典
これバグですよねって言われて。
そんな感じだったんですか。
バグだと思いますよみたいな。
だって何もしてないから。そしてポッドキャストってそんなに多分聞いてる人いないからぐらいのノリだったら
そこからブワーって上がっていって。みたいな感じですね。
ポトフ
じゃあなんか聞いてもらうために、言うても特別なんか工夫とかってされてないんですか。
樋口聖典
はい。してないです。
ポトフ
もう本当に純粋に自分が楽しいものを作るみたいな感じですか。
はい。
樋口聖典
うんうんうんうんうん。
もう純粋、もう純度100%でそうっすね。
それはだけど周りがついてきたっていうのは面白いですね。
だからこれ結構希望だなと思いましたね。
そっからやっぱりまあいろいろ僕もなんて言うんですかね。
こう講師やることとかありがたいことにあるんですよ。
でポッドキャストのノウハウとはとか再生回数伸ばすためにはみたいな。
まあいろいろ勉強をして自分の体感なりに言うことはあるんですけど、
なんかでも最終的に熱量を持って続けてるやつが1000人とか1万人とかいて、
たまたま時代とか環境とあったのがいて、それが当たってるだけなんじゃないかっていう感覚がめっちゃ強くて。
ポトフ
なんか細かいテクニックとかノウハウとかいうよりも熱量の方がっていう感じですか。
樋口聖典
そうです。なんかもうちょっとちゃんと説明すると、もう何が当たるかとか正直わかんなくて。
で続けてたらたまたま当たるだけなんじゃないかなっていうのがあって。
ポトフ
なるほど。
樋口聖典
まずそれはあるんですよ。だから狙って当てるっていうのが相当難しい感覚がまずあるんですよ。
ポトフ
なるほど。
多様性の重要性
樋口聖典
合理的に考えたら、やってて社会的影響がなかったら辞めちゃうじゃないですか。
要は再生回数も伸びない、収益も得ないってなったら、仕事として合理的に考えたら辞めた方がいいじゃないですか。
ポトフ
仕事としてはそうですね。
樋口聖典
仕事として合理的に。でもじゃあなんでコテンラジオとか続けられたかっていうと、もう合理的じゃない、ただ楽しいからみたいな理由があったんですよ。
ポトフ
仕事とはまたちょっと違うものっていう感じですね。
樋口聖典
いわゆるそうです。あ、だから経済的合理性って言った方が正確か。
ポトフ
経済的合理性。そう、なるほど、確かに確かに。
樋口聖典
経済的合理性だけで考えたら、たぶん1年も経たずに辞めてるんですけど、
僕が楽しくて、2人もなんか楽しくて、なんか聞いてくれる人がいるから、何か数人でも。
だったらやっとくかで続けてたから、続けられてたんですよね。
で、おそらく同じような理由で続けられてる人が何人かいる中で、たまたま当たっただけだと思ってるんですよ。
ポトフ
まあね、続けてたら当たるかっていうとそうでもないですからね。
樋口聖典
そうでもないと思います。だから結果論でしかないんじゃないかっていうのが、
ポトフ
僕これ、それこそコテンラジオの中でダーウィンの進化論について話した回があって、
樋口聖典
いわゆるそのダーウィニズムっていうのが本当にダーウィンが言いたかったことと、
今社会で言われてることがちょっと間違って伝わってるみたいな話をコテンラジオでそれこそしたんですけど、
いわゆる社会一般で言われてるのって、変化したものが生き残る、だから変化せよみたいなことで言われてると。
ただ、たぶんダーウィンが言ったのって逆で、たまたま生き残ったやつがそういう変化をしてきただけだみたいな話なんですよ。
だから多様性が大事だっていうか、多様性があったからたまたま生き残ってたやつがこいつで、
たまたま死んだやつがいるっていう、なんていうんですかね、そこに恣意性がなくて、
たまたまだったみたいな話がそのダーウィンの進化論の話であったんですけど、
もうこれだなって思ったんですよね、ポッドキャストって。
ポトフ
これだけど樋口さん育成プログラムとかもされているじゃないですか。
樋口聖典
はいはいはい。
ポトフ
教えるの難しくないですか、それで。
樋口聖典
だから僕教えてるのって、続けてほしいっていうことしかたぶん言ってなくて。
だから唯一言えることは絶滅しちゃダメだなと思ってる。
だから僕らがやれることって多様性を担保することだと思ってるんですよ。
ポトフ
多様性を担保。
樋口聖典
つまりやってる人の数を増やすっていう。
ポトフ
なるほど、誰かは生き残るだろう的な感じ。
樋口聖典
そういうことです。
だから強力な10人を作って後を捨てるんじゃなくて、
もう訳がわからない1万人とか10万人とかを存在させておくっていうのが僕の役割だと思ってるんですよ。
ポトフ
その中で何人か目立てばいいけど、だけどそういう人がいるからみんなが一応やっていけるんだみたいな感じですね。
樋口聖典
そういうことです。逆に言うと10万人ぐらいいないと、
なんかそういう突出した誰かが生まれないみたいな。
イメージピラミッドみたいな感じなんですよ。
ポトフ
なんか突出した1人がバーンって高さがあるものだとしたら、1人がバーンって生まれるってないと思っていて。
樋口聖典
YouTubeもポッドキャストも母数が何万人何億人っているから何百万人フォロワーみたいな人がボンって出てくると思ってるんですよ。
僕がやりたいのってこの母数を増やすことなんですよ。
ポトフ
なるほど。
樋口聖典
だから僕言ってるのはこれ育成プログラムって言っておきながらクオリティを高めすぎるなってずっと言ってるんですよ。
ポトフ
それはどういう意図ですか。
樋口聖典
クオリティって生活レベルと同じで1回高くしたら下げるのは難しいと思う。
ポトフ
生活レベルとなるほど。
樋口聖典
だから最初ってめっちゃやる気あるじゃないですか。
5本目10本目ぐらいになると慣れてきてよっしゃもっとよくしてやろうってなって台本めっちゃ練る企画めちゃくちゃ考える収録環境めっちゃ気使う。
例えば夏でもクーラーの音を気にしてクーラー切ってやるとか。
あとはリモートじゃなくてリアルであって収録することにこだわるとか。
ゲストをなるべく前よりも影響力があって話を面白い人呼ぶとか。
編集を一期一休ちゃんとやるとか。
どんどんやっていくじゃないですか。
もう20本目ぐらいで再生回数伸びなくて収益も入れなかったら心折れてやめちゃうんですよ。
ポトフ
どんどん自分に使われていくとね。
樋口聖典
僕はそういう人を何十人も見てきたんで。
ポトフ
だから絶対に無理して続けないといけない状態を作らないでくださいっていうのは言っていて。
樋口聖典
だから僕は継続しなかったら死ぬのと同じっていうのを育成するときにずっと言ってるんですよ。
ポトフ
しかも多様性をっていう意味ではみんなとちょっと違うことを。
樋口聖典
そうまさにそうで。
ポトフ
こういう編集でこういう台本の作り方でこういう企画の考え方がいいってなったらみんな似ちゃうじゃないですか。
樋口聖典
だから例えばマーケットインの考え方で今需要がどこにあるかをGoogleの検索エンジンのツールを使って今検索されているベストワードから拾ってきてみたいな。
個性の重要性
樋口聖典
チャットGPTを使って台本を作ってみたいな仕様ってあるんですけど。
万人それやったら多様性の担保はできないですよ。
ポトフ
どれも同じような気になっちゃうってことですよね。
樋口聖典
僕はだから、なるべくこういう講義をするときにそういうところを修正するようなことは絶対言わないようにしていて。
ポトフ
こういうよりもこういう風がいいよみたいな修正を言わないように。
樋口聖典
要は個性を潰してマーケットに寄せていくみたいなことは言わないように絶対していて。
個性があるんだったらそこを伝えやすくすることだけは言ってるんですよ。
ポトフ
そこを伝えやすく。
樋口聖典
例えば車めっちゃ好きな人がいたとしたら、車めっちゃ好きっていう熱量がマイクを通して伝わるようなコーチングしかしないって感じです。
だから車好きだとちょっと弱いからもっとこういう企画したがいいやとかじゃなくて、車好きってこと喋りたいのはわかったんやけど、
例えば喋り方はもっとこうしたがいいとか。
ポトフ
伝わりやすいよ。
ポッドキャスト業界の盛り上げ
樋口聖典
そうそうそう。それを伝えるんだったら前提としてこういう知識が先にあった方がよりこれが伝わるよとか言うのはやるんですけど、
マーケットに合わせてその人の太い幹みたいなものをグイッと曲げるみたいなことはしないっていうか。
ポトフ
自分の個性って結構自分で気づかないところもありますもんね。
樋口聖典
まさにまさに。
ポトフ
だからそういう第三者の目で言ってもらうのはすごくいいかもしれないですね、だけど。
樋口聖典
それは結構意識してますね。
で、めちゃくちゃなこと言いますけど、その人全くブレなくてもいいと思ってるんですよ。
ポトフ
対極的に見ればって感じになっちゃいますね。
樋口聖典
だからそうかもしれないですね。だから個体で捉えてないかもしれないです。
ポトフ
結構全体を見てる、業界全体を見てる感じなんですかね、なんか。
樋口聖典
っていうか僕人間界を見てるかもしれないです。
人間界はさらに広がった。
なるほど。
人間界かも。だから僕ポッドキャストが向いてない人はポッドキャストしない方がいいと思ってるんで。
ポトフ
うんうんうんうん。
別にポッドキャストじゃなくていいよっていうこと?
樋口聖典
そういうことです。
ポトフ
うんうんうんうん。
樋口聖典
なんかちょっと僕の思想語りみたいな感じになって申し訳ないですけど、
いえいえいえ。
全人類が発信をした方がいいと思ってるんですよ。
うん、はい。
で、僕がなんでポッドキャストをやる人を増やしたいかっていうと、
ダンスで表現するのが向いている人もいるし、
映像で表現するのが向いている人もいるし、
ビジネスという形で表現するのが向いている人いっぱいいると思う中で、
喋りで表現するのが向いている人っていうのが、
もしかしたらポッドキャスト業界が盛り上がってないせいで、
違うところに行っちゃって。
ポトフ
ああ、なるほど。
樋口聖典
例えばめちゃくちゃ喋り上手なのに、
なんかこうポッドキャスト儲からないよねとか、
あんまり意味ないよねってなったがゆえに、
例えばじゃあなんか違う業界に行くとか。
ポトフ
うん、YouTubeに行って編集頑張りすぎちゃってね。
樋口聖典
例えばもうまさにそういうことなんですけど。
はいはいはい。
だから僕はハマる人がハマるところにハマる世界を作りたいと思っていて、
その受け皿の一つとして広報を増やしたいんですよ、ポッドキャストっていう。
ポトフ
そういう意味じゃあテキスト映像とあって、
音声ってちょっとないがしろにされてきましたもんね。
樋口聖典
今までそんな気がします。
ポトフ
もうちょっとスポット当ててもいいかなっていうのは確かにあるかもしれないですね。
樋口聖典
残念ながら、僕がいくら抗っても稼げないと入ってこれない人たちが結構いるんですよね。
ここはね、苦しいんですけど、なんていうか、
僕はそうじゃなくて入ってきていいと思ってるんですけど、やっぱりそうじゃないんで、世界って。
ポトフ
利益、どうしてもそこを先行する人もいても仕方がないというか、それもしょうがないところはあると思いますけどね。
樋口聖典
仕方ないし、例えば家族がいて仕事やってて、本当にポッドキャストやりたいと思ってる人が趣味でやってるとしたときに、
じゃあ奥さんから、あんたそれ趣味でしょ。子供を私ずっと見てるんだけど、仕事ちゃんとやってんの。
その時間あったら、もっと下収上げれるでしょって言われたときに、諦めざるを得ないっていう。
これはもう本人の意思関係なく状況としてあるじゃないですか。
ポトフ
そうですね、なんかチクチクダメージがきますけど、はい、そうですね。
樋口聖典
いやいやいや、お父さんとか得点の人に言ったわけじゃなくて、これで少なくとも稼げてたら、
いやだって、やる意義あるでしょって対面文になるじゃないですか。だからコスト下がるじゃないですか。続けるコストが。
なんかそれは思ってますね。
ポトフ
まあ樋口さんは前々からね、だけどみんなポッドキャストやればいいのにっていうようなことで、
言ってます。
ポッドキャストラボ福岡プロジェクト
ポトフ
言ったりして、樋口塾っていうコミュニティを作ったり。そうそうそう。
樋口塾はそもそもなんで始められたんですか?
樋口聖典
あれも、もともとコテンラジオの公式コミュニティがあったんですよ。
ポトフ
公式コミュニティ、はい。
樋口聖典
まあ当時スラッグで、今はディスコードになってるんですけど、公式のコミュニティがあって、そこの中でちょっと私もポッドキャスト始めてみようかなっていう人が出てきたんですよ。
ポトフ
ああ、なるほどなるほど。
樋口聖典
まあイタミンさんっていう方なんですけど、
ポトフ
はいはいはいはい、お名前だけは。
樋口聖典
で、イタミンさんが始めるってなった時に、僕嬉しくて。僕はだからずっとそういう思想なんですよ、ポッドキャスター増やしたいっていう思想だから。
イタミンさんやるんやったらもう僕ゼロから教えますよみたいな感じになって。
じゃあもうちょっと、とりあえずイタミンさんやるんやったら、他にもやりたい人いたら僕何でもしますよってなって。
ポトフ
なるほど、スタートはそんな感じだったんですか。
樋口聖典
そうです。で、コテンラジオコミュニティの中の1チャンネルとして樋口塾っていうのを作ったんですよ。
ポトフ
ああ、そうなんですね。チャンネルの1つだったんですね。
樋口聖典
そうです。もうポッドキャスターやりたいやつ、とりあえずこのチャンネルで何か書き込んでくれたら何でもするし、何やったら僕もいつでもゲストに出ますみたいな感じで。
うんうんうん。
だからそれで結構ワーってポッドキャスターを始めるリスナーの方がいて、これは嬉しいなってなって。
で、コテンラジオのコミュニティって結構、新しい人入れるのを段階的に、つまり絞ってやってたんですよ。
ああ、はいはいはいはい。
誰でもいつでも入れるって感じではなくて、結構絞ってやってたんですけど、なんかそれだとコテンラジオコミュニティの中だけで閉じられちゃうなってなったんで。
じゃあ独立して一個ディスコードのサーバーを作って、もうコテンラジオとは関係なく、もう樋口塾っていうチャンネルでやりましょうってなって。
なるほど。
で、できたみたいな感じです。
ポトフ
まあ結構ね、そんなコミュニティやったりすることですね。さっき言ってたSpotifyの育成プログラムで、講師、アドバイザーみたいなこともしたり。
直近で言うと昨年末に発表された、RKB毎日放送さんとの。
樋口聖典
ありがとうございます。ちょっとチェックしていただいて。
RKB毎日放送っていうのは福岡、九州全般なんかな。流れてるテレビ局、ラジオ局なんですよね。
そこで僕、ラジオ局で番組やらせてもらってたんですけど、その流れもあって、ちょっとプロジェクト立ち上げまして一緒に。
僕の会社ブックとRKBさんで立ち上げて、それがポッドキャストラボ福岡っていう名前のプロジェクトを立ち上げまして。
これはもう福岡を音声コンテンツで盛り上げようっていうのが一応目的です。
だから僕地元福岡なんで、RKBさんも福岡で、やっぱりポッドキャストを盛り上げようとしてる方っていっぱいいらっしゃるんですよね。
ポトフ
例えばクロニクルの野村さんだったりとか、あとKONさんですよね。
樋口聖典
KONさんだったりとか、あと直屋くんっていうフービーですよね。コテンラジオの編集をしてるところとか。
あとはいろんな企業さんがバーってやりだした中で、なんか僕やるんやったら、やっぱりオンラインのものじゃないですか、ポッドキャストって。
オンラインのものですね。
オンライン言ったらね、デジタルデータでスマホとPCでできるものだけど、だからこそオフラインである福岡っていう土地をうまく活用して、
ポッドキャストっていうのを何かこううまく融合してオンラインオフラインのいいところを取り寄せて盛り上げるっていうことができないかなってことで立ち上げるんですね。
ポトフ
あえて地域にちょっと。
樋口聖典
あえて地域に。
ポトフ
なるほど。
樋口聖典
僕が東京に住んでないっていうことをうまく活かしてっていうことで始めたんですけど。
で、具体的に何をやるかというと、番組100本作ろうかと思ってるんですよ。
ポトフ
はい、100本。
100本です。
新規で集めていくっていう感じですかね。
樋口聖典
で、新規でなくてもいいです。
いわゆるポッドキャストラボ会員というか研究員みたいなものを集めて、100本ポッドキャストラボ福岡の番組として成立させたいっていうのがあって。
だから新規番組ももちろんいいんですし、あと既存の番組を入っていただいて、ラボ会員として配信するっていうのもいいんですけど。
とにかくポッドキャストラボ福岡の中の番組を100本にしたい。
ポトフ
まあ、100本ぐらい集まるとなかなかインパクトはありますよね。
樋口聖典
だと思います。で、これをラジオ局がやるっていうのが僕一石投じたいと思ってるんですよね。
ポトフ
そうですね。やっぱりちょっとラジオ局は一歩引いた目でポッドキャストを見てた感じありますもんね。
樋口聖典
そうなんですよね。で、プラスラジオ局ってやっぱりこう体質的に良いコンテンツを作るコンテンツクリエーターなんですよ。
福岡の音声コンテンツ活性化
樋口聖典
はいはいはい。
これ何でかっていうとシンプルで、電波が1個しかないからですね。
ポトフ
はいはいはい。
樋口聖典
つまり枠が埋まってる中でイストリゲームをせざるを得ないという感じが。
はいはい。
だから、良い番組を流すしかないっていう人があるから、どうしても番組制作の時に良いコンテンツを作るっていうのになっちゃいがちなんですけど。
僕さっき言ったようにポッドキャストって多様性が大事だし、売れない番組が膨大にある中でたまたま売れる番組があるっていう思想なので。
だからめちゃめちゃ人気の芸人やタレントを呼んだり、めちゃくちゃ面白い当たるであろうコンテンツを一生懸命育てるっていうのはもちろん必要だと思うんですけど、そうじゃないのをやりたくて。
ポトフ
これだけど地方局だからできるってとこもあるかもしれないですね。
樋口聖典
そうかもしれないです。
ポトフ
都心のラジオ局だとそこまで振り切れないような気もしますからね。
樋口聖典
だからここも面白くて、僕が見てる感じやっぱりTBS日本放送あたりはもうポッドキャストに完全に今目を向けていると思うんですよね。
ポトフ
はい。
樋口聖典
で、おそらく日本放送とかはもう芸人とかタレントいるから、いわゆるメインストリームのコンテンツ、ラジオコンテンツを基準としたもののポッドキャスト版みたいなものを作っている。
おそらくスポティファイとかもスポティファイオリジナルとかの考え方って多分そっちだと思うんですよ。
そうですね、そうだと思います。
明らかに万人受けする強力なコンテンツを作るっていうので、おそらくスポティファイと日本放送っていうのが利害が一致していて、だからそこ組んでやってるんですよね、なんとなく。
TBSとかもラジオのコンテンツのポッドキャスト版みたいなものをやってる中で、なんかここに勝てるわけないなっていうのがあって。
ポトフ
まともにやってもね。
樋口聖典
逆に日本放送とかはそれで勝てるんじゃないかという気もしてるんですよ。
なるほど。
もう軸足をポッドキャストに移すというのはうまくいく気がしてるんですよ。
言ったら横綱相撲ができるから。
ポトフ
コンテンツもありますしね。
樋口聖典
もうナンバーワンの喋り手をいくらでも呼べるんで。
もう周り出したらですね。
じゃあ福岡にいるタレント、ローカルタレントとか芸人でそれができるかっていうと絶対できないんで。
育児と仏教
ポトフ
まともに戦ってもってことですね。
樋口聖典
だから僕はやっぱりコテンラジオみたいなものを生みたいと思っていて。
もう完全無名からボンっていきなり出てくるみたいな。
もうそれって多様性しかないような。
ポトフ
もう種を撒いて、種を撒いてって感じですね。
樋口聖典
そうですそうです。
でまた新たなコテンラジオが福岡から出てきたら面白いかなっていう感じですかね。
そうなんですよ。僕それ見たらもう僕ゾクゾクすると思います。
もう性的に興奮すると思います。
ポトフ
このプロジェクトはいつぐらいまでやる予定なんですか?
樋口聖典
これも本当だからRKBが一応主体でやってるので、契約切られたら終わりなんですけどね。
ポトフ
なるほどなるほど。今期間はいつまでってはっきり決まってないんですね。
樋口聖典
一応3月までは絶対やるんですけど。
ポトフ
3月までは絶対ね。
樋口聖典
だから今1月だから2月3月までやるんですけど。
まあさすがにここで終わったらもう何やってるんだって感じになるから。
ポトフ
ですね。
樋口聖典
もうちょっと続けるとは思うんですけどね。
ポトフ
1年ぐらいはとりあえず続けてもらわないと。
樋口聖典
続けたいですね。
ぜひぜひ頑張って。
僕別に最悪ノーギャラでもやろうと思ってるんで。
ポトフ
結構ライフワークというか僕の、そう思ってるんで。
なんか樋口さんね、コテンラジオの人気もあって影響力ある感じはあるんですが、
そんなに儲けに走ってる感じがなくて。
樋口聖典
なんかそうなんすよ。
ポトフ
大丈夫かなって思うときもあるんですけども。
樋口聖典
でも6500万借金あるんで、多少稼いでもあんま変わんないんですよ。
ポトフ
開き直り感が。
樋口聖典
そうですね、ここで100万200万稼いだところで対して焼石に見せというか。
であればっていう感じですね。
であれば、もう命かけれることに命かけた方がいいなっていうのはあって。
なるほど。
ポトフ
今そんな感じでね、ラジオ局さんとも一緒にやりながら、他に何か次に考えていることとかってあるんですか。
樋口聖典
これどのレイヤーで言うかなんですけど。
いや話せるレイヤーでいいですよ。
話せないことは1個もないんですけど、どう言ったらいいんかな。
じゃあ直近で言うとやっぱり、ポッドキャスト増やしたいですよね。
ポトフ
ポッドキャストを増やしたい。
樋口聖典
だから、ポッドキャストラボ福岡もその一環でしかなくて。
ポトフ
まあこれで全てっていうわけじゃないですね。
樋口聖典
じゃないですね。で、なんかやっぱりどう言ったらいいんですかね。
別に僕やらなくていい状態になったら僕やらないでおこうと思ってるんですよ。
ポトフ
で、このいいかねパレットも、もう僕がいなくていいんやったらやらなくていいと思ってるんですよ。
樋口聖典
とかなってくると、今やっぱり仏教に興味があって。
ポトフ
はいはいはい。そういうレイヤーですか。
そうっすね。仏教。じゃあ今全部手放すことができたら出家したいですね。
出家したいんだ。そうですか。
なるほど。
何もかも自由になれるによったらそれが一番やりたいですね。
樋口聖典
なんかこれもどう言ったらいいんやろな。仏教というものを信仰してるわけではなくて。
ポトフ
ああそういうわけではないんですか。
樋口聖典
全く。全くって言ったら違いますね。いわゆる宗教として信仰してるわけではないんですよ。
ポトフ
はいはいはいはい。
樋口聖典
なんですけど、僕が人生の中で気づいたなって思う瞬間って結構あるじゃないですか。
人生ちょっとわかったかもって思った瞬間にわかったことが、仏教で言われてることに近いことが多いような気がしていて。
なんかそんな感じなんですよ。
ポトフ
仏教の考え方とか思想に近いものが。
樋口聖典
感覚って言ったらいいのかな。感覚ですね。だからその煩悩を捨てるみたいな感覚とか。
あと全ては因果なのであって絶対的なものとかなくて。
無みたいな、苦の概念みたいなところとか。僕は本当に正確に把握してるわけではもちろんないんですけど。
なんとなく近いぞって思っていて僕が興味がある。
ポトフ
それを確かめるために出家したいみたいな感じですか。
樋口聖典
そうですそうです。学問としての仏教を学びたいと思っていて。
実際学問であるんやったら勉強して学んでもいいと思うんですけど。
なんかやっぱ僕体感、体験を伴わないと本当に知ったことにならないんですよ。
だから、本当に出家するのが在家出家っていう形で。
ポトフ
家にいながら出家するでもありますけど。
樋口聖典
っていうのは興味はありますね。
ポトフ
まあまあまあしばらく先だとは思いますけど。
樋口聖典
でなんかそこを引き止めてるのが家族やったりするんですよ。
まあまあそうですよね。
まあもしかしたらお子さんが手が離れたら本格的に考えるかもしれない。
まさにそうで。僕、次男が生涯児で生まれたんですよ。
そういうのもあって、なんか簡単に俗世から離れられないなあと思って。
ポトフ
それもなんかそういう運命なのかもしれないですよね。
樋口聖典
いやこれ面白くて。
シッタールタブッタも息子のことを束縛者っていう意味でラーフラって名付けてるんですよ。
束縛者。へえ。
シッタールタブッタ これラーフラっていう名前なんですけどこれ束縛者っていう意味で。
だからなんか、なんすかね。
良くも悪くも多分何も繋ぎ止めるものがなかったらフワーっていっちゃうような気がしていて僕。
ポトフ
逆に繋ぎ止めてくれているのかもしれないっていう感じですね。
シッタールタブッタ そんな気すらしてますね。
樋口聖典
息子っていうのは。
ポトフ
ちょっとどう話を戻そうかなって考えてはいる。
樋口聖典
本当すみません。
いやだからこうなるんですよ。
ポトフ
いやけど結構ね、樋口さんなんでしょう。対極的に見る方だなあと前々から思っていたんですけど。
樋口聖典
そうだったと思います。
ポトフ
予想を超えてましたね今ね。
樋口聖典
だからあんまり個体で考えてないかもしれないです僕というものを。
ポトフ
どうですか今ポッドキャスト界隈、ちょっと前よりはね。
それこそこの5年間でもだいぶ盛り上がってきてくれているとは思うんですけど。
樋口聖典
なんかもっとこうなったらいいのにっていうようなことって感じるとこってありますか。
本当にもっとこうなったらいいのには発信者がめちゃくちゃ増えたらいいのにです。
ポトフ
発信者が増えたらいいのに。
樋口聖典
発信者ですね。もちろんニワトリ卵なんですけどね。
聞く人が増えれば発信者も増えるっていうのはあるんですけど。
僕はやっぱ発信者ですね。今増えた方がいいと思っているのは。
で、やっぱなぜ増えないかというとマネタイズモデルだと思ってるんですよ。
マネタイズですかね。
で、ここをもしかしたら今YouTubeがGoogleポッドキャストを配信してYouTubeポッドキャストを移行するみたいなこと言ってますよね。
ポトフ
そうですね。もう4月ぐらいになくなるんじゃないですかね。
樋口聖典
ですよね。Googleポッドキャスト。で、YouTubeポッドキャストもあれってすでに今もうバックグラウンド再生できるじゃないですか。
ポトフ
できますね。
樋口聖典
YouTubeミュージックアプリ。
ポトフ
そうですね。YouTubeミュージックのアプリで。はい。
樋口聖典
ということはYouTubeポッドキャストもポッドキャストとして今成立しているんですよね。
ここにあとYouTubeの広告モデル、広告システムがそのまま入るだけで、理論上マネタイズできるんですよね。
ポトフ
そうですそうです。もう今でもなんでそれはすでに1000人以上とかいう条件を達している人は今でもつくんじゃないかな。もうできるはずです。
樋口聖典
それって音声広告が入るんですか。YouTubeポッドキャスト。
ポトフ
これがまだはっきり入ってる、もうできるはずなんですけど、まだ確認はできてないです。ただ、映像かもしれないです。
樋口聖典
そうですよね。
ポトフ
YouTubeミュージックのアプリってポッドキャストのとこ見ると音声と映像聞き換えれるんですよ。
樋口聖典
はいはいはいはい。
ポトフ
で、音声だけも聞けるんですけど、映像も残っていて。なんで、基本映像の広告で音声にしたら音だけとか、なんかそんな形になるんじゃないかなって感じです。
樋口聖典
そうかそうか。だからその辺、今正直僕の周りではあんまり一般的じゃないんですよ。
ポトフ
一般的じゃないです。全然。
樋口聖典
発信者もこれでマネタイズできたわって言ってる人いないし。
いないですね。
ポッドキャストとマネタイズ
樋口聖典
ポッドキャストを聞くアプリとしてYouTubeミュージックアプリを使ってる人もいないって感じなんですよね。
ポトフ
そうですね。
樋口聖典
だいたいSpotifyかAppleポッドキャスト、Google、Amazonあたりですよね。
ポトフ
まだだってポッドキャストがちゃんと聞けるようになったのは、2023年の11月とか12月とかそれぐらいだったんで。
樋口聖典
はいはいはい。
ポトフ
それまでなんかちゃんと聞けなかったんで。
樋口聖典
はい。
ポトフ
なので全然知られてないですね。
樋口聖典
だからどっかでYouTubeが囲い込みを始めた時が、もしかしたら面白くなるのかもなと思ってるんですよ。
つまり、今YouTubeポッドキャストって、RSSを登録したらYouTubeポッドキャストにも登録されるっていうパターンと、
YouTubeのサーバーに上げるパターン、両方できますよね。
ポトフ
後者の場合でしかマネタイズできませんよってすると、みんな他のポッドキャストじゃなくてYouTubeポッドキャストに上げだすと思うんですね、配信者が。
樋口聖典
ってなってきたらYouTubeポッドキャストがめっちゃ盛り上がるみたいな状況が起こり得るかもしれないとは思ってますね。
コテンラジオのマネタイズモデル
樋口聖典
だからSpotifyとかがもういなくなっていって、配信者がボイシーとかYouTubeに集まっていくっていうのは起こり得るなとは思ってるんですけど、わかんないですよね。
ポトフ
それがもうちょっとYouTubeで収益上げた人が目立ってきたらもっと増えるかなっていうところですかね。
樋口聖典
そうですね。それでトップクリエイターみたいなもの、トップポッドキャスターみたいなものが出てくれば面白いかなと思うんですけどね。
ポトフ
それはコテンラジオがそこを目指すことはないんですか。
樋口聖典
ないっすね。
ポトフ
ないんだ。
樋口聖典
絶対にないです。
コテンラジオの場合はもうコテンクルーという制度で、いわゆる広告モデルじゃないマネタイズモデルっていうのを確立しちゃってるんで。
ポトフ
そうですね。ホームページの方で募集してっていう感じでやられてます。
樋口聖典
月額1000円からいわゆる株式会社コテンに支援じゃないですけど、コテンのやりたいことに応援してくれる人はお金をくださいみたいなシステムがあるんで。
正直広告モデルとかのビジタルじゃないんですよ。
あんまり金額上ないですけど、毎月結構なお金入ってるんで。
コテンラジオならないです。
でもコテンラジオって、どう言ったらいいんだろうな。
喋りをメインにしてる番組じゃないんですよ。
つまり何かっていうと、株式会社コテンがデータベースっていうプロジェクトをやっていて、それにお金を集めてるんで。
純粋にポッドキャストの収益じゃないですよ、あれ。コテンクルーって。
なんか、この形も僕はどっかで壊してくれる人が欲しいなと思っていて。
ポトフ
壊してくれる。
樋口聖典
壊してっていうか、違うな。壊さなくていいんですけど。
ポッドキャストとマネタイズの難しさ
樋口聖典
面白いことを言ってるだけの人がそれだけで食えてる状態。
ポトフ
本当にトークスキルというか。
樋口聖典
そうです。番組自体にお金が集まる。
コテンにお金を集めるためにコテンラジオっていうチャンネルがあるってことだと思うんですね。
ポトフ
今はそういう状況であるってことですね。
樋口聖典
コテンラジオを通じていろんな人にコテンのサービスを知ってもらって、そこに投資をしてもらってる番組だから、厳密に言うとポッドキャストでマネタイズしてないんですよね。
だからこの状態だとポッドキャスターが生まれないなと思ってるんですよ。
要はその後ろに何かプロジェクトなりやってる人がある人じゃないとマネタイズってできないってなると、ちょっと幅が狭くなるというか。
ポトフ
トークだけ、喋りだけでっていうところでいくと広告モデルに頼らなきゃいけなくなるんですかね。
樋口聖典
でもゆる言語学ラジオとかはそうだと思っていて。
ポトフ
なるほど。
樋口聖典
でもそれは別に裏に大義名運があるわけじゃないんで。
ポトフ
事業観ではないですもんね。
樋口聖典
そう、おもろい番組をやってるっていうだけでサポーターを集めてるし。
だから広告モデルじゃないサポーターみたいな集め方がうまくやれる人じゃないと厳しいみたいな感じだと思うんですけど。
僕サポーターを集めるやり方って相当何かのスキルとかバランス感覚がないと、ビジネス感覚がないと難しいと思ってるんで。
ポトフ
なんかトークスキルのある人とその辺のバランスの取れる人は同じ人がなるっていうのは難しいですよね。
樋口聖典
かなり限られてると思いますね。だから堀本さんとかは化け物だなと僕はずっと思ってるんですけど。
ポトフ
なるほど。
樋口聖典
あの人はちょっと天才だと僕は思ってるので、あんなレベルの人じゃないと多分難しいような気がしていて。
ポトフ
まあけど誰かもうちょっと突き抜けてそういう方が現れると少しもっと広がるかなっていう感じですかね。
YouTuberとの比較
樋口聖典
そうですね。でその点やっぱりYouTuberとかって別にサポーターを集めるとかしなくても再生回数伸びれば報告が入るから。
ポトフ
いわゆる装置の経営をしなくていいじゃないですか。
とりあえず再生伸ばせばみたいなね。
樋口聖典
そうそうそうそう。それでお金稼げるようになれば結構世界変わるかもしれないなと思ってるんですけどね。
なるほど。
ちょっと話は尽きないですが、ちょっとコテンラジオを壊してくれるような番組をまた樋口さんが作っていっていただければなって。
だから本当に僕そこに対する執着ないんで、なんというか。
バンバン超えてほしいというか、僕らは下がりたくはないですけど、超える番組いっぱい出てほしい。
ポトフ
まあ日本一ですって言い続けたいですもんね。
樋口聖典
日本一でしたって言い続けたい。
ポトフ
でした!
まあ今後ともねなんかいろいろプロジェクト多分どんどんやっていかれるんだと思いますけども。
はい。
まあ下達する前にもうちょっと頑張っていただければなと思います。
樋口聖典
はい。もうせっかくなんで頑張ります。属性で。
ポトフ
今日はいろいろありがとうございました。
樋口聖典
ありがとうございました。楽しかったです。
ポトフ
ありがとうございました。
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