2024-01-30 01:56

まさか警察沙汰

昨日は本当に久々に銀行の「別室」に行きました。
なんと警察沙汰でしたわ。
気軽に引き受けた付き添いでしたけどね。

高齢社会ニッポン、金銭にまつわる犯罪はますます巧妙に高齢者に忍び寄ってきています。
まぁweb3とかやってる人たちでもホイホイいろいろに引っかるわけですが、だれでも金目のものには詐欺の足音が忍び寄ってきます。
それらに対してシステムで解決しようと、警察の方針としては、銀行におけるシステム的解決を依頼してると説明がありました。

で昨日のハナシは何だったかなんですが、高齢の身内がATMで高額現金がおろせないと言ってたんです。
「なんだかよくわからない」けど、いつものようにお金がキャッシュカードで下ろせない、操作は間違ってないのに、とのこと。
え?なんかやられた?とも一瞬思ったものの、出てきた明細にはしっかりと「本日の限度額を超えてます」と書いてある。

こういう、紙に書いてあるメッセージもちゃんと読まない(読めない)って人が、高齢になって増えるようです。読まないので理解できない。
ましてや、次々と変化するディスプレイの内容なんか、色や形で覚えてても文字の内容までよく読んでないなんてのが状態化ですね。
スーパーのセルフレジとか精算機でスタックしてるのも高齢者だらけです。

で、現金が必要なのに下ろせない場合どうするか、そう、通帳と印鑑を携えて、リアル銀行のリアル窓口に「営業時間内15時まで」に訪問するという、私にとっては超絶荒業を炸裂させなければならなかったわけです。
まぁ理由を聞けば確かにそれなりに高額の「現金」が必要で有ることが自分としては納得できたので、銀行のカウンターで係の人にリクエストを述べたわけです。

私が話し終わって1秒後には、じゃ、警察呼びまっす!でしたね。
おーー、なんか悪い事してるみたいじゃぁ〜と叫びはしなかったものの、通帳印鑑握りしめて来店した高齢者は、震えてました、こわい、と。半分嘘ですが。
おぅよ!上等じゃァねぇか、べらんめぇ、とっとと呼びやがれぃ!ってのを現代普通語落ち着きモードでお願いし、10分ほどで警官が銀行に到着しました。

うちらは融資コーナーみたいな、別室とまではいかない囲いスペースの奥に通されてました。
一人目はピストルと手錠とトランシーバーと警棒となんか他のジャラジャラがくっついた警官。手帳は見なかったけど、明らかにコスプレではなく警官でした。
暖房が暑っついのに制服脱げなくてかわいそうだったですな。

ボリュームを絞り忘れた警察無線が吠え、5秒位リアル傍受できてしまった事に、実は私の眼がデタラメに輝いたってのは内緒です。
そんな上の空の中、一通り事情を話し、納得してくれたのでそのまま銀行の人に伝えてくれるのかと思ったら、席を外して説明した関係各所に電話確認の指示をだしているよう。
そして15分くらいしたら、いかにも警官の風貌ではないものの、穏やかそう〜〜でにこやかな、でも眼光鋭いのは一発で伝わるって感じの警官が登場。

彼はにこやかに挨拶し、同時に警察手帳をガッツリと見えるように提示されて第二ラウンドに突入です。
やっぱりうちらから離れて席を外し、1人目の警官からさっき話した内容を引き継ぎ、もう一度尋問、もとい、インタビューが始まり同じことを話します。
話の整合性を確認するんでしょうかね、どこかの国の出国審査みたいです。

そして、最近の金銭にまつわる詐欺の手口の紹介、現金を持ち歩いたり保管しないような方法の紹介などなども含め、入店から1時間、尋問自体は45分て感じでした。
結果は無事引き出しに成功したわけですが、やっぱり話を聞けば、金持って帰るのは緊張しますよね、当たり前だけど。
ここまでして詐欺を防がねばならん状態まで来てるのかという実態を目の当たりにしましたねぇ。

で、ここまで警察と銀行が結託しても、その手の犯罪は無くならんそうで。困ったもんです。
てことは、人の心の問題なわけでして。
せっかくの能力、別の所に使えばいいのにと思っちゃいるけど、こちとら通りいっぺんの防御くらいしか何もできませんな。

まぁ幸い時代が流れて現金がほぼ不要の生活ができてるわけですが、どうしても昔のやり方に固執するのが高齢者。
うちらが高齢者になった時に、何に固執するのかを今知りたい気もする。
え!?まだ銀行振り込みとかスマホとかつかってるんすかぁぁぁ?とか言われちゃうんだろうか。

もし将来も引き続き銀行と付き合う必要があるなら、絶対に紙とハンコと現金の無い銀行と付き合いたいなと思った日でもありました。
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00:04
皆さん、おはようございまーす。
オレオレ詐欺。これ、なんでなくならないですかね。世の中にはいろんな人がいますから、何かの心がそうさせるんだとは思いますが。
昨日ちょっと縁がありましてね、ガチで警察のお世話になったんですね。
っていうのも、恒例の身内に頼まれまして、銀行にお金を卸しに行ったんです。
まあ普通にキャッシュカード使ってATMでお金を卸すっていう行為ですね。
今日日、現金持ち歩くの危なっかしいからやめた方がいいよと、勧めはしたんですけども、
まあでも結構な額の現金が必要っていう場合もあるんだそうで、その原資として卸しておきたいっていうニーズですね。
そしたら私も知らなかったんですけどもね、卸せないんですよ。年齢制限ってやつですね。
高齢社会、日本、やっぱりそこら辺の不具合っていうのはシステムで解決ということで、銀行側としては引き出し制限額を設け、
それで高額で引き出しをするものに対しては警察沙汰。警官来ましてね、2人で入れ替わり立ち替わり、根掘り葉掘り、全部事情を聞かれました。
その間45分、いやーこういう体験初めてだったんで興味深かったですけども、まあ一応無事に卸せました。
最後なんかその警官と世間話になっちゃって、もう完全ダメだ苦労だってわかってんのに、それでも振り込んじゃうっていう人、頑固な人がいるんだそうですよ。
そうですね、まあこの手のことっていうのはどっかのマニュアルに書いてあるわけじゃないことなんで、なかなか縁がなかったですけども、
世の中にはシステムでも警察でも防げない何かが渦巻いてんだねって話でした。
パローでした。ではまた明日。
01:56

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