ぼくらのスモールビジネス
はい、みなさんこんにちは。ぼくらのスモールビジネスのコンスケです。
みほです。
この番組は、小さくはじめて大きく稼ぎ、人生を謳歌しているスモールビジネスの経営者をお呼びして、その知られざる世界、生きざまに迫る番組です。
前回に引き続き、荒れたジュエリー、エドワード・ブラウンを手掛ける井上卓也さんをゲストにお迎えしております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、というわけで、注目の過去編でございますね。
うん。
先週ね、ちょっと過去を言い聞きかけたんですけど、だいぶブレーキかけてもらってきた感じなんですけど。
はいはいはい、過去のことをお話ししようということで。
なんかこう、今お一人で商売されてると思うんですけど、そのきっかけとかっていうのはなんかあったりするんですか?
例えば子供の時、親文字営業だったなとか。
きっかけっていうか、会社員が合わない。
あー。
もう致命的なんです。
致命的。
もう致命的です。
朝起きれない系?
起きれなくはないんですけど。
何がダメだったんですか?
人に指図されるのがもう無理なんですか?
ゲストで何人かいたような気がする。
よく言いますね、そういうのね。
なのと、あとまあやっぱりそうですね、性格が外交内交で言うとやっぱり完全に内向なんで。
はいはいはい。
あんまりこう、ノイズにすごい弱いんですよ。
おー。
例えば、電話が鳴るとか。
うちの電話つながんないんですよ、会社の電話が。
めっちゃウケる。
番号が載ってないですよ、グーグルマップとか、ウェブサイト見ると。
とか、まあやっぱオットケーとか、人がなんかものすごいいる電車の中とか。
そういうものがもう本当に苦手なんで。
なるほど。
はい。
え、じゃあそれはもう会社員やったけど無理だった?
あ、そうですね。
あ、やったんすね。
やりました。
じゃあ一回は大学卒業してみたいな。
最初は、もともと高校の時にも、僕らの時代って、僕らっていうか僕の時代かもしれないですけど、
田舎なんで雑誌ぐらいしかないんですよ、見るっていうか。
雑誌かレンタルビデオ借りるかみたいな。
はいはいはい。
なんでファッション雑誌とかも暇で暇でこうずっと見てて、
とりあえず洋服屋で働こうかなと思って高校卒業した後に。
はいはいはい。
別に大学も行かず。
じゃあ高卒で洋服屋さんで働き出して。
そうですね。都内のセレクトショップで、アルバイトで潜り込み。
で?
で、そこだったんですけど、20何年前なんで洋服屋の給料ってめちゃくちゃ安いんですよ。
安そう。
バイトで時給750円。
社員で、社員になってる人の給料聞くと手取りで14万とかなんですよ。
きついっすね。
それに驚愕して。
しかもなんかおしゃれでいなきゃいけないから、洋服代に洋服代かかりますもんね。
だからみんな売り上げ足りない時とかわがわが店のもん買ってんすよ。
14万の手取りの中から。
どういうことと思ったっけ?
わからないっすね。
で、結構飲み行ったり、飲むの好きな人多かったんでその時代って。
で、普通になんか帰りとかよく飲み行ったりとかして、なんも残んねえじゃんみたいな。
で、もうちょっとなんか時間ないかなと思った時に都内のセレクショップだったんで、スタイリストっていうのが来るんですよ。
雑誌のとか。
で、その僕の時代ってスタイリスト全盛期で。
スタースタイリストみたいな。
が雑誌とかでバンバン出てるわけです。
スタイリスト、やっぱ夢があるなと思って。
かっこいいっすね。洋服屋さんの店員さんよりかはちょっとかっこいい感じがしますね。
まあそれで結構弟子入りとか何人かやったんですけど。
すげえ。
もうむちゃくちゃな、街で待ち伏せとかしたりとか。
え、スタイリスト?
スタイリスト。で、あああいつだと思ったら走って行ってすいません、アシスタントしてくださいみたいな。
私はこういう子でこういうことができるんですけど、どうされますか?と。
舐めてますよね。
舐めてます。完全に舐めてますね。
しかも面談来たらどうされますか?とか言うんですよ。
舐めてるなって感じなんですけど、仕事取れたんですよ。
すごい。
すごい。
なんかそういう時からマーケティングとかちょっと興味あって。
内向的だけどなんか度胸ある。
怖いな。
内向的と合ってない。
自分がマーケティングちょっとやって、それで結果出るのが面白いんですよ。
はいはいはい。
そこでリノベの仕事をちょっと取って、やって。
それでちょっといくつか転職して、最後会社員としてはリフォーム会社。
普通のリフォーム会社です。
ちょっとデザイン性があるみたいな感じのリフォーム会社の営業になったんですよ。
営業になったんですね。最初。
さっきの話だと営業は向いてそうですもんね。
営業の方が面白くなっちゃったみたいな感じ?
そうですね。まともに設計もまたクッソ安いんですよ、給料が。
本当に安いんですよ。10万円台とか。
なんで、営業で誰かに図面描いてもらえばいいんじゃねえと思って。
なるほどなるほど。
なんですけど、そこが本当に結構きついというか、ブラックに近いようなところで。
全部自分で営業は、訪問営業はしないですけど、
反響営業で電話かかってきたとこ行って仕事取ってくるんですけど、
仕事取ってきたら自分で工事までするんですよ。
施工管理までするんですよ。
営業やって施工管理するんですよ。
うん。
もっと分業すればいいのになるんですけど。
人出が当たらなかったときの4つですか?
いくらぐらいまでのは、そのまま施工管理やらずにお前やれって言われるんですよ。
ちょっと大きくなるとチームが入ってくる。
そうです。施工管理とかデザイナーが入ってきたりするんですけど、
別に何百万とか500万ぐらいまでは別に自分一人でやってもいいんですけど。
そのときに覚えたのはチームの組み方。
大工さんとか酒屋さんとか設備屋さんとかクリーニング屋さんとか、
そういう人たちに予算の中からあらりを、
会社からいくらあなた残しなさいって言われるんですよ。
で、そのあらりを確保した後に、やっぱりその現金割り振っていくんですよ。
大工さんなら一日いくらで、大体どれぐらいできますかねみたいな大工さんと交渉して、
たまに嘘をつかれたりするんですよ。
やっぱり金欲しいから。
3日で終わるところ4日とかいったりとか、
2万円でできるところ2万5000円っていったりとか、
そこでバカ試合があるんですよ。職人さんとのバカ試合があったりとか。
で、その中で自分のチームを作って、
で、あらり計算をして、で、原価計算して、
で、その生産管理というか現場管理して、
で、最後に利益をきちっと残すっていうことを3年ぐらいやったんですよね。
その会社で。
それが結構独立した後に、今思うとすごい役に立ってる。
なるほど。商売の基礎というか。
そうですね。なんかもう体で叩き込んだみたいな。
それ3年やって、今いくつですか?
その時。
その時が33ぐらいですね。
で、まあ部合制だったんで、給料少ないとき15万なんですよ。
多いときはそこそこ。
多いときでも、でもいくらだっけ、最高で60万だか70万だかそんなもんですよ。
結構やっぱ差があるな。
で、なんかその給料低いときは貯金切り崩さなきゃいけなかったりとか。
15万だとそうですよね。
で、そうですね、なんかやっぱリスクがある上にリターンが少ねえなとか思って。
で、その時に副業を探し出したんですよ。
できることがないかなって。
で、もともとちょっとこう背取りとかやってみたりしたんですよ。
ブックオフとか行って、リフォーム会社に入ったとき。
なんかやっぱ副業とかでなんかやっときたいなと思ってやったんですけど。
飲み会も誘われても僕一回も行かなかったですね、その半年。
めちゃくちゃ電話かかってきたんですけど。
え?
帰ってからもずっと電話かかってきたりとかしたんですけど、
僕一回も行かなかった。
飲みの誘いでってこと?お前なんで来ないんだよみたいな。
めっちゃ言われたんですけど。
一回も行かない。
こわ。そんな。
こわ。
いやもう今日いいんでって言ったらあ、そうじゃないんですね。
じゃないんですよ。
へー。
なんかちょっと怖い。
しかもね、そんな電話で呼び出されるみたいなのってなかなかないですよね。
いやですよね。だから営業でまだ商談が終わりませんって嘘ついて。
めっちゃ家でアメリカ来たらダンボール買い込んして。
アマゾンによくやったんです。
すごい。
じゃあそのコンサルを受け出して、いろいろ取り組んで、
副業で。で、そこそこ稼げるようになり。
そうです。最後、受け始めて3ヶ月か4ヶ月ぐらいのときに、
月利で30万いったんですよ。
おー。
そのときってあるじゃないですか。30、50、100とかいろいろあったんですよ。
レベルみたいな。ステージみたいな。
金額でそんぐらい稼げると、あ、給料超えたなみたいな感覚とか。
しかも3ヶ月で最初に払った30万はもう回収ってことじゃないですか。
まあ在庫があるんで、別に自由に払う金じゃないんですけど、
まあでも一応そのね、会計というか、計算上では30万超えたっていうことでめちゃくちゃやめて。
おー。
それから?じゃあアマゾンとかでやってたんですか?
そうですね。最初はアメリカから輸入して日本のアマゾンで売るっていうのをやってて。
でも商品も特に決めずにというか。
商品、そうですね。もうとにかく。
たくさんあるもん全部あるみたいな。
本当だから、転売だったんです、その時は。
氷で買って氷で売るっていう。やってて。
それをずっと、そうですね。独立してからしばらくやってて、
その後ちょっとヤフオク、シーレのアマゾン販売とかやりつつ、
結構転機になったのがまた船原さんのセミナー。
あの、仕入れセミナーっていうのがあったんですよ。
4時間で10万円だったんですよ。
結構気合い入ったセミナー。
4時間で10万円ですけど、どうされますか?みたいな感じで。
もうそのぐらいの価値はありますみたいな感じで。
あの様な影響だ。
ちょっとその時に行き詰まってたんで、行って受けたんですよ。
で、そうしたら結構いろんなことがあって。
で、1つは海外の卸しサイト。
で、ここでセラーと繋がれます。
ここに登録すると。
1個教えてもらって。
で、1個はマフラーですね。
カシミアのマフラーを海外で展示会に行って買い付けて、
第三国経由で日本に持ってくるっていうやり方を聞いたんですよ。
で、たまたまニューヨークに行った時に知り合った台湾人が
インポート・エクスポートビジネスやってたんで、
そいつに聞いて、ちょっとこういうのもし仕入れたら
お前のとこで経由して日本持ってこれるかって言ったら大丈夫みたいな。
で、ピッティウォモっていうイタリアの展示会に行って
台湾の名刺作って僕。
台湾人のエージェントだっつって。
そしたら10分で商談が決まって。
すごい。
で、台湾経由で某ブランドを知られるっていう。
すみません、その経由する理由がよくわかってないんですけど。