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2023-04-03 29:22

【#109】建築みるぞーさんと語る、建築解説

SNSを通じて多くの人に建築の魅力を「解説」している、「建築みるぞー」さん。彼をゲストに向かえ、3人で建築の魅力や、建築の見方、マニアックな建築のディテールの話までお話ししていきます。


◉トピック

・建築みるぞーとは?

・泣きながら投稿した、東京タワー解説

・リサーチ方法は?

・いい建築の見つけ方

・カルロ・スカルパ(https://sumukoto.com/architect-carlo-scarpa/

・「もやっ」とする建築

・地球を美しくしたいから建築解説をする

・設計仕事について

・アーバニスト・キャンプについて(https://www.notion.so/Urbanist-Camp-in-Ho-Chi-Minh-City-dd774e268ede4f33b6f05ae366bd4794?pvs=4

・カンボジアの建築について / ヴァン・モリバン(https://hash-casa.com/2018/02/27/vannmolyvann/


◉ゲストについて

建築みるぞー


アトリエ系設計事務所、内装工務店を経て建築解説系アカウントとしてInstagram・Twitterなどで独立活動する。現在はDMを通して住宅、店舗、ホテル、サウナなどの設計・デザインを多数依頼されるようになる。建築解説では主にデザイン面から一般の人にも分かりやすく楽しめるように解説しつつ、見た目のデザインだけでなくその背景となる技術や歴史についても詳しく解説している。また、設計プロジェクトにおいてもデザインの考え方やプロセスに興味を持ってもらうような発信をしている。衣食住というように住(建築)も楽しめるような世界が広まることを目指している。

Instagram https://instagram.com/kenchiku_miruzo?igshid=YmMyMTA2M2Y= Twitter https://twitter.com/kenchiku_miruzo

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皆さんこんにちは、杉田まりこと石川由加子です。
Good News for Citiesは、都市、建築、町づくりに関する様々なグッドニュースをザックバランに話す番組です。
はい、今回はSNSで建築に関して発信をしつつ、実際に建築も作られている建築みるぞーさん、あの噂の建築みるぞーさんに来ていただいています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
建築みるぞーさん、知っている方多いんじゃないかな、と。
Twitterのフォロワーとかもすごい数なので、いると思うんですけど。
はい、自己紹介をお願いできますか。
はい、SNSで、インスタで3年くらい前から、建築の解説をするというアカウントで、建築みるぞーというアカウントを立ち上げまして、
そこから今Twitterとかも派生しながら活動しているんですけど、建築の解説をしつつも、今はですね、当時は会社員に勤めていたんですけど、今は辞めて、そこから仕事が来るようになったので建築も作りつつ、という活動を両軸でやっています。
建築みるぞーと申します。よろしくお願いします。
いい名前だなと思うんですけど、どうやって思いついたんですか。
これはあれですね、結構知ってる人もいると思うんですけど、インスタグラムで何々するぞー系の人って結構いたりして、
僕が当時やろうとしたときに、最初は会社員時代のときにおぼろげに、建築のデザインをわかりやすく解説するアカウントってなかったんで、SNSとかで。
なんかそういう動画活動なのか、なんかそういうのやろうかなと思ってたときに、たまたまインスタで美術解説するぞーさんっていう人がいて、その人の発信がまさに今の僕のスタイルと結構近いんですけど、
インスタのストーリー機能を使いながら、アートとかを解説していくんですけど、要はストーリーをパーポみたいにしながらわかりやすく解説するんです。
それがすごいわかりやすくて、こういうのやりたいって思って、その人にメッセージ送ったらたまたま同年代の人ですごい、なんか意思疎通がめちゃめちゃ取れて、
もう言うやっちゃえのよみたいなノリだったんで、じゃあやろうかなみたいな感じで、調べたらその何々するぞー系の人たちって結構いて、
元々は日経新聞を解説するアカウントみたいな、広告代理店出身の人が立ち上げたアカウントがあって、それに続いてするぞー系の人たちが出てきて、別に彼らはそもそも知り合いでもほとんどなかったみたいで、
有志の人たちが集まって、そういう発信をしていこうみたいな集まりがあって、それに僕が乗っかったというか、そこの仲間に入っていったみたいな感じになりました。
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具体的にじゃあどんな発信をしているかっていうのもちょっと教えてください。
あ、了解です。ちょっと今の発信のスタイルと当時やってたスタイルがかなり変わってきてるところもあるんですけど、
当時やってたのは本当に、例えばですけど、現代建築で言えば世島さんとか、サナーみたいな建築だったりとか、後は古典的な、古典的なというか、東京タワーとか東京駅とか、後は自社物価だったりとか、
有名な建築物に対して、デザイン的に見るとこういう面白さがあるよとか、これってみんな簡単そうに作られてるよねって見てるけど、実はこういう結構テクニカルなことやってるんだよみたいなことをわかりやすく解説するみたいな。
特にやっぱりTwitterとかだと専門家同士のやりとりみたいな結構建築って多いんですけど、なんか素人の人が見てても別にそれあんま面白くないなっていう感じはあったんで、僕がいつも心がけてるのは一般の人とか素人の人にもわかりやすく解説するみたいなことをずっとやってるっていう感じ。
これまで取り上げた中でこれはすごい面白かったぞみたいな、これはみんなにも知ってほしいみたいな建築ありますか。
最初の方に解説したのかなり、解説したい、本当に知ってほしいなっていうところからやってたんで、いろいろあるんですけど、一つはやっぱり東京タワーですね。あとは東京駅とかですね。
東京タワーはどういったところがおすすめですか。
東京タワーは、もともと僕はテレビで昔なんかちょっとちらっと見てた記憶があって、そこでその知識もう一回ちょっと掘り下げて解説しようみたいな感じで調べ直してからやってたんですけど、ここですげえ語り切れるぐらいのコンパクトな感じで言うと、
要はなんかね、高度経済成長期で要は東京タワーを作るときに、東京タワーの設計期間から施工期間までかなり短くて1年半ぐらいしかないプロジェクトだったんですよ。
で、設計もすごい短くて確か3ヶ月とか4ヶ月ぐらいで終わらせててあれって。当時、手計算でしかも構造のその内藤達夫さんって人が設計してたりとかしてたんで、なんか電卓とかデジタルのそういう技術なしにあれがFL等より高くてFL等より軽い鉄骨で細く、しかも地震国の日本で作られてると結構やばいなみたいなと。
それでなんか1万枚ぐらい図面描いてるっていうのが結構信じられなくて。
かつそれを作る職人さんたちも結構クレイジーで、なんか20万人ぐらいの人たちで作ったらしいんですけど、なんかその当時って命綱とかなかったんで、みんな命綱なしでこう登ってって作ってるみたいな。
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そういう映像とか写真がいっぱいあるんですけど、それ見てて、それを知らずに、知らずにというか、改めてそういうのを調べながらやっぱり自分でも結構感動しちゃって、結構その時とか僕泣きながら実は投稿してたりとかしてたんですけど。
かっけまいり。
かっけまいりすぎちゃって、なんか東京タワー綺麗だよねとか、みんな綺麗とかって映えるよねとかって現代人の人普通に思うかもしれないですけど、やっぱそう綺麗、現代の我々から見ても綺麗だとか美しいとかって思える建築は、やっぱなんかちゃんとその当時作った人たちの気合が入ってるっていうか、なんかやっぱその時代の勢いを感じるなっていうのがあって。
そういうものを見るとすごいなんか、今の時代自分が作る時にもなんかこう、なんかもっとこういうところで頑張んなきゃなとかちょっと粘るあれになったりして、すごいなんか解説してても自分にとってもすごい良いプロジェクトだったなと。
うん、なるほど。
どうやってなんかリサーチをしてるんですか?結構文献とか当たったりとかするんですか?
いや普通にもうネットで検索しまくってますよ。
でも大体なんか、もともと建築、当然かもしれないですけど、建築学生の時からいろんな建築が好きで、そういうのの本読んだりするのがすごい好きだったんで、それの知識とかで大体、この建築の面白いポイントって多分ここだよなっていうのは何となく当たりはついてて。
で、あとはもうなんかたまたま本に持っていればその本、文献を自分の自宅とかで調べながら発信する時もありますけど、結構ほとんどもう外出してる時が多いんで、もうその場でネットでババッと調べながら、でもなんかリソースが一つだとやっぱちょっと不確かだったりするんで、
できれば新建築だとか雑誌系のものを検索して調べたりとか、そういうのをしながら、ちょっと裏取りながら、でもそれをめちゃめちゃ噛み砕いて解説するみたいな感じで。
なんかその歩いてて、これなかなかいい建築だな、これは発信したいなって、そういう嗅覚に引っかかるものがあると思うんですけど、そういういい建築の、何て言うんだろう、要素とかそれと出会うためのコツみたいなのを聞いてみたいです。
でもいい建築って結構人それぞれというか、僕にとってはでしかないんですけど、僕がもともと研究室時代、建築学生の時に調べてたのはカルロスカルパっていうイタリアの改修とか、そういうのが得意な建築家を調べてて、やっぱりそういう、現代の建築も新築で綺麗なお家とかビルを作る機械ってやっぱ、
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昔よりかなり減っていると思うんですけど、でも逆に言うとその改修の手つきで、こういう面白い考え方があるんだっていうのにやっぱ目が引かれるっていうのはあって、っていうのは個人的に多いですね。でもやっぱりそうは言っても新築に対する憧れも全然あるんで、
でも新築だとしても、今の時代の空気感って、例えばウッドショックとかで材料が足りないだとか、あるいはコスト的にも人工的にもかけられないだとか、あとそもそも都市の状況が全然平地なところからいきなりビルが建つみたいなことはあり得ないんで、
いろんな環境の要素を配慮しながら作んなきゃいけないんですけど、その時に表の顔はある都市に向けて綺麗な顔立ちはしてるけど、裏に行くと逆に荒々しい顔立ちがあって面白いとか、そういう都市の二面性をうまく受け止めていったりとか、あるいは内部外部でそういうギャップが面白く現れてる建築とか、
いろんな多面的な面をかっこよく見せてるなって建築で惹かれたりもあったりします。
なんかやっぱり発信するときって、好きなものとかピンときたものとか面白いものとかが中心になると思うんですけど、なんか逆にミルゾーさんがあんまり好きでないタイプの建築とかってあったりするんですか?
というのも、私たちたまにアグリビルディングツアーをたまにやっていて、街の中歩く中で、なんか結構日々目につくのって、いわゆる名作とかいい建築よりも、実はなんかアグリなんかやだなこの建築ダサいなみたいなのが実は数としては多いし、なんか共有もしやすいみたいなのがあるんですけど、
ミルゾーさん的ななんか悪いって言ったらあれかもしれないけど、アグリなもの、個人的に嫌いなものとかあったりするんですか?
これ伝わるかどうかなんですけど、でも結構ほとんどの建築これだなって感じるときがあって、僕やっぱり一番苦手だなって感じるのはデザインしてるフリをするデザインっていうか、なんかこれ分かるかな?
なんかあんまり具体的に言っちゃうとあれなんですけど、いわゆる例えば工業化住宅みたいなもんってやっぱりそういうのが多いんですよ。
安く手っ取り早く、彼らが作りやすいように作ってコストダウンさせてうまく売ってる建築っていうのは、でもそれでもデザインしてるっぽく見せたいから、
2トーンカラーを安易に使ったりとか、でも全然その2トーンカラーでやるならやるで、そういう考えにのっとった収まりでも別にないしみたいな、結構中途半端だったりするんですよ。
そういうのを見るとちょっとモヤっとするというか、でも世の中の大半の建築家はモヤっとしてるんで、それをやっぱり昔は結構否定的にしか見れなかったし、今のアグリーっていう感覚なのか、
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ちょっとそういうのがうまく受け止められないというか、そうであってはならないとしか思えなかった時期は結構長かったんですけど、最近は一種の現代アートだと思うようになってきて、別にそれも一種の現代で現れてくる一つの形というか、
そうならざるを得ない状況になっている面があるんだろうなって思いながら見てるところがある。
ちなみに何かアグリー案件を1個言うとしたら何ですか。
それは本当に難しいですね。
これいいのかな言っちゃって。
少なくとも建築作家さんが入ってやってるプロジェクトは僕も見てわかるし、それに関してはそもそもそうは思わないですよね。
こういう意図で作ろうとしてるんだなって感じることもあるし、そういうのはすごいわかるんですけど。
でもやっぱり量産化されてる建築だとか、あとは無批判に今流行っているデザインであろうものをパクってるというか、そういうものはやっぱり見ると、
たぶん、すごい安易な言い方すれば、何かあんま考えてないのかなって気はしちゃう時は多いですよね。
全然例えばで挙げるまでもないというか、普通に一般のカフェとかでも多くあったりするインテリアの感じでも全然あるし、
ごく普通に住宅で見てるものとかで、何かなぜ窓がここにあるのかとか、なぜ外壁こうの仕上げなんだっていうのは、多分無批判なんだろうなって感じですよね。
なんかそういうこう、たぶんミルゾーさんは歩きながら、いろいろ突っ込みながら、突っ込んだりとか疑問に思ったりとかしながら、いろんな建物とか街を見てるんだなと思って、
キュリオスボーイなんだろうなと思って、初めてお会いした時から思ってたんですけど、なんか発信って結構大変だし、意外と消耗するし、
なんかお金にもなりにくいしっていうところがあると思うんですけど、なんかモチベーションってどういうとこなんでしょう?
なんかいい建築文化を広めたいとか、むしろなんか、何だろう、友達というか、こうお披露、友達、そういう自分のコミュニティを作りたいとか、
何でしょうね、なんか人によっていろいろ、まあ批評、建築の批評文化を広めたいとか、なんかあると思うんですけど、ミルゾーさんの場合は何なんでしょう?
やりたいと思った一番のきっかけは。
今はちょっとプロジェクトとのバランスがあってなかなか両立が難しいところもありつつ、やっぱり、でも根本で変わってないのは、
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これすごいぶっ飛んでるかもしれないですけど、地球を美しくしたいっていう意図しかないっていうのがあって、
それはどういうことかというと、もともとは小さなアトレイ事務所で、すごいボスが夫婦でやってて、僕一人みたいな小さい事務所でやってて、
デザインで結構学べた面も多かったんですけど、やっぱり批評しちゃった部分もあって、デザインで食っていくのつらいなっていうところがあって、
やっぱりそこで感じたのが、クライアントさんとかにいろいろ打ち合わせに行くと、まだ小さい事務所だからっていうのもあるんですけど、
やっぱりそもそも建築の、我々の事務所がやってる内容はあんまり知られてなかったりとか、
あとはデザインに対するリテラシーというか関心がそもそも実はなかったみたいなこととか結構あったりして、
それが結構悔しいなって普通に素直に感じたりしたんですよ。
で、そこから転職して内装の工務店さんとかに一回、修行も兼ねて移るんですけど、転職するんですけど、
でもその時にデザインと距離を取ってみてから改めて、やっぱり普通に素直に考えてみると一色銃って言われるんですけど、
銃に関する、つまり建築とか銃っていうのが世の中であんまりデザイン的な面白さとして受け止められてないなってことで、
素直に普通に気づいて、で仮にそれをうまく広められる世界があったとしたら、
例えばですけど、そういう僕が今やってるプロジェクトとしてクライアントさんになってくれる人とかも、
もともとそういう発信を見ながら頼んでくれる方だったら、もうちょっとリテラシーがあったりとかして、
面白いプロジェクトになったりとか、そもそももっと美しいもの作ろうみたいなモチベーションで頼んできてくれる人が増えたりとか、
あとは実際にお客さんなんなかったとしても、日常の楽しみ方って人それぞれだと思うんですけど、
でも美味しいもの食べたりとか、友達とインスタの写真アップして楽しむぐらいの以外にも、
都市とか建築とかインテリア見ながら心落ち着けられたりとか楽しむみたいなことが普通にできたら、
それだけで人類の幸福度が上がるなって普通に思ったりとかして、
そう考えると解説していろいろ建築のこと分かりやすく知ってもらうっていうのが、
すごい大げさな言い方ですけど、人類全員のためになっていくんじゃないかなって思ったりして、
その結果僕に仕事が来るんだったら、それはそれでまた一ついい建築が増えるかもしれないし、
そういう循環というか、そういう構造が広まっていったら、
結構割と本当に日本の景色とかそういうのが変わっていくんじゃないかなって思い始めて、
それで発信をやろうみたいな、発信が来て仕事が来たらそれもそれで楽しんでやろうみたいな、
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理想は両軸がうまいバランスできたらいいんですけど、
でも続けられる意味はすごいそういった意味ではあるんじゃないかなって思った。
なるほど。素晴らしい。めっちゃいいですね。
そうだなと思って、そういう建物に対する美意識ってどういうところで培われるんだろうとか思うと、
やっぱりそれを専門にしてきた人は注目してみれたり、その背景にあるデザインの意図っていうのは分かるけど、
確かに一般の人が例えば家を建てるときに接続できる道具って、
こういうカタラグの分厚いやつから3色、パール、ベージュ、ピンク、この3つしかないみたいな、
その美意識の中で選んでいくと、そりゃそういうものしかできないし、
その一般の人たちの感覚って拡張されないよなとか思うと、
もっとそっちの人たちに寄り添ったコミュニケーションって本当に大事だなって今聞いてて思いました。
もうあのカタログを変えたいんですけど、どうすればいいですか。
新しいカタログを作ってもらいたいですね。
今ちょっとお話でもあったんですけど、実際にその建物もご自身作られて、空間も作られていて、
なんかそのツイッター経由で声がかかってみたいなところから活動が広がったみたいなこともあるってお伺いしてたんですけど、
そこら辺も教えてもらえますか。
そうですね。今まで完了したプロジェクトで言うと大体10件ぐらいはあるのかな。
今やってるプロジェクトも10件ぐらいなので、
トータルで言うと今依頼されてるのも含めて20件ぐらいをやってる感じになるんですけど、
運がいいことに僕の実家がそもそもなんか、
実家全然デザインではやらないんですけど建設会社と一応設計事務所は形としてなんかあって、
僕はそこにもう会社員として入る形で仕事が受けられたんで、そういうのもあってすごいついてたっていうのもあるんですけど、
ただなんか発信活動してから仕事が来るっていうのはそもそももっと時間かかるって思ってたんですよ。
発信に集中して一回会社員を辞めてる時期があるんですけど、
しばらくニートでいいから発信してたらそもそも設計じゃなくてプロデューサー的な感じで頼まれるんじゃないかなぐらいに思ってたら、
そしたら会社、発信にもう専念したいんで、なんかそういう感じで会社辞めましたっていうのを発信した1ヶ月後ぐらいに住宅の仕事とか、
新築の住宅を作ってくださいとか、あとは京都で有言って言うんですけど、お茶屋さんの内装をお願いしますみたいな相談があったりとか、
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そういうのが結構立て続けに全国いろいろ来たりしてっていうのがありました。
来るルートは結構様々で、フォロワーさんがダイレクトに頼んでくれるプロジェクトもあるんですけど、
あとはフォロワーさんが営業係になってくれてて、面白いの作りたい人がいるんで紹介しますみたいな感じで聞かれたりとか、
そういうのもあったりとかっていうので徐々に広がっていくとか。
あともう一つは今ホテルの案件とかいくつかやってるんですけど、
それはある都内のホテルオーナーの方が僕らと1回プロジェクトをやった時にちょっと仲良くしてくださって、
その後にその方がいろんなホテルのブランディングデザインみたいなことをやってたりしてるので、
それで他社さんのホテルに一緒にチームになってその方と一緒についていって、デザインとか建築の提案をしに行くみたいなことで、
直接そのお客さん自体はフォロワーではなかったりするんですけど、
でもそういう形でこういろんな大きいプロジェクトに今ちょっとつながりつつあるというか、今の現状ですね。
じゃあ徐々に地球を美しくしていってるんですね。
そうですね。今そういう野心の下で動いてますね。
あと分かるか分かんないんですけど、私たち結構毎年いろんな都市に行って、その都市をリサーチしたり見たりしてるんですけど、
今年は去年はエジプトのカイロに行って、今年はベトナムのホーチミンに行くんですね。
でアーバニストキャンプっていう形でちょっと参加者も集めながらアーバンリサーチをしていくっていうのをやりたいなと思ってるんですけど、
ベトナムやっぱ結構面白そうな建築たくさんあるなと思っていて、
もしミルゾーさんがお勧めの建築とかがあれば知りたいなと思いました。
僕が昔アトレイ事務所で勤めてた時に一回だけ出張で行ったのが、
カンボジアでちょっとそういう組織設計事務所の人たちにデザインを頼まれて一緒に行ったプロジェクトだったんですけど、
新しく作るビルの内装を考えたりとか、ちょっとした議員さんの合定を一緒に基本設計で考えましょうみたいなプロジェクトで行ったんですけど、
向こうの建築の中で結構びっくりしたのが、バンモリバンっていう建築家がいて、
調べてもらうとわかるんですけど、オリンピックの体育館とかそういうのを作ったりとか、学校とかいろんな施設作ってるんですけど、
日本の短技建造みたいなすごいかっこいい構造物を作る、カンボジアでめちゃめちゃ有名な建築家らしいんですけど、
それを目の当たりしたときすごい迫力があって面白くて、
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バンモリバンですね。
VANのモリバンですね。
もちろん地域が違うからっていうのもあるんですけど、でもアジアの全然違う日本と違う国でも、
日本みたいな短技建造みたいなスーパースターの建築家が出てくるんだって思ってすごい感動して、
もしベトナムに行くときにもそういう、ちょっと全然調べてるんでわかんないですけど、そういう建築家がいるのか、
なんかそういう近代をグワーッと押し上げてた人がいるのかとか、ちょっとそういうのもしいたら気になるなっていうのもあるかも。
いいですね。
やっぱり興味あるのは、なんか時代を引っ張っていく建築家がその土地どちにいると思うんで、
そういうのを観察していくと、その国の特徴がすごい見れるのが好きですね。
確かに誰が人気なのかとか、それでその土地柄とか時代性、結構わかりますよね。
日本は誰なんですか、今。
日本は、でも今、賛否両論あるかもしれないですけど、やっぱ熊健吾さんは結構ポピュラーになってきたんじゃないですかね。
なってきたというか、普通に地方でもいっぱいありますから、
建てられてて、やっぱり一般の人に知られてるって意味だと熊健さんはやっぱ強いんじゃないかなと思いますね。
その次みたいな世代はいるんですか。
その次の世代は、今40代の方は結構いっぱいいらしてて、
僕が強いなって思ってる方としては、
例えば大西真紀さんっていう方とかは、学生の頃からめちゃめちゃ頭角を表してたし、
今作ってる建築も、形がすごい自由だしテクニカルだし面白いなって感じはありますよね。
あとは、最近、まだプロジェクト自体はすごくスーパースケールなわけじゃないですけど、
個人的に結構好きだなって思ってるのは、増田さんと大坪さんっていう建築家がやってる、
増田大坪っていう、そういう2人の建築家のスタジオがあるんですけど、
それはアプローチというか視点というか、これを建築っていう風に考えるんだみたいなことが結構面白くて、
ちょっと今具体的に全部説明できませんけど、その人たちはやっぱ面白いなって思いながら見てますね。
いいですね。
あとはでも、僕らの同世代でいうと、この間それこそポッドキャストに出てきてた大野さんとかは、
結構オンサイトの大野さんとかって面白いなと思います。
やっぱ建築が一番面白く感じるのは、材料だとか技術とかテクニカルな部分でアイディアを出してくるところが一番面白いと思うし、
27:10
かつそれがやっぱダイナミックな構造になってくるのが一番面白いと思うので、そういうのをチャレンジしている人は面白いなと思います。
いいですよね、大野さん。
ゆるぞうさんは今後どういう建築家になりたいんですか?
僕は今作っているものをあえてというか、あまり自分が今こういう建築家になるべきだっていうのをすごく構えずにやっている感じはありますけど、自分の意識としては。
やっぱり周りの人から見られると、よく言われるのは素材感とか、形と素材のバランスの中でうまくやっているっていうのは言われていて、
さっきお話しした僕の研究室時代に研究していたカルロスカルパってその改修が得意な建築家がいるんですけど、
やっぱりそのマテリアルの使い方とか、結構ハッとさせられる面白い素材の使い方をするんですよね。
やっぱりそういうのには惹かれますよね。この素材でこんな形の使い方があったんだとか、そういうのを考えるのがすごい好きなんで。
でもそれって結構インテリアで思いつきやすいアイデア多いんですけど、それをエクステリアだとか、大きなスーパースケールで考えていくときに、
どうやったら効果的なのかなっていうのを考えるのが今後の課題かなと思って、その辺でスケールの大きいプロジェクトで面白いものが作れたのかなと。
いいですね。めっちゃいいですね。ありがとうございました。
一緒に松屋歩きをしましょう。
ぜひぜひお願いします。
ピンベトナム。
楽しそうですね。
確かに。
本名不詳の建築ビル造さんでございました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
グッドニュースフォーシティーズでは、毎週新しいエピソードを配信しています。次回もお楽しみに。
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