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おはようございます、OKファームのOKです。このラジオでは、脱サラして農業歴12年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話をしております。
はい、土曜の朝は、OKさんの一発撮りフリートークということで、雑談や雑学など、普段よりも砕けた放送をお届けしております。
そして今日の放送が、441回目の放送です。名言の紹介みたいな感じなんですけども、優しくないと厳しくできない。厳しくないと優しいとは言えない、というテーマでお話をしていきます。
今日の音声配信のトークテーマが、「優しさって何?」というものだったので、高校時代、OKが所属していた応援団という部活の中で、先輩からよく言われていたことについて、エピソードを紹介していこうと思います。
42個上の応援団の先輩がおりまして、初代団長という、僕は42代目の団長が僕で、初代様は当然ながら応援団を創始者みたいな感じで作った人なんですけども、留年していて、高校1年生を2回やっている。
いろいろあって応援団のために留年したようなもんだ、というサブのエピソードがあったりするんですけども、42代目と初代の人なんで、41個上じゃないの?というふうに思われる方もいると思うんですけども、42個上の先輩というので正しいカウントになっています。
その方が僕が42代目の団長になったというかね、その前後もずっと高校に足しげく通っていてですね、後輩に熱く指導をしてくれたり、部活のことに限らず人生相談に乗ってくれるような存在でした。
僕は今でも初代様の家に子供を連れて遊びに行ったりとかね、仕事でこういう悩みがあるんですとかね、育児とか家族のことでこういう悩みがあるんですって言ったら相談に乗ってくれるという本当に素晴らしい先輩です。
で、その初代様とね、僕が高校2年生とか3年生の時によく話していたのが、後輩をどうやって育てるかみたいな話がね、話のネタというかとしてかなり割合を占めていたような気がします。
3年生とかね、2年生の終わりぐらいになったら幹部ということで団長になったりとかその役職付きみたいなことになるんですけどもね、2年生3年生になるとそうなったらもうとにかく自分のことを考えていてはダメだと、後輩のことを考えないといけないとか、場合によっては応援団以外の生徒のことを考えて自分の立ち振る舞いを考えろとか、後輩をがっかりさせるような振る舞いをするなど、
みたいなことをよくおっしゃっていました。めちゃくちゃ厳しいんですよ、その初代様がね、やっぱりストイックな方なので、お弁チャラでね、上手になったねとかね、頑張ってるねみたいなことは全然言わない方で、
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お前相変わらずここがダメじゃのーとか、何本言ってもお前直らんのーみたいなことを、直ってないものはとにかく直ってないとか、下手くそな人に対してはオブラートに包むことはあっても、お前ここなかなかまだ直らんのーみたいな感じで、とにかくストレートに正直にいろんなアドバイスをくださったという方です。
逆に言うと、そういう方に、うわお前ここめちゃくちゃ上手くなったのーとか、この間やったところがすげーよくなっとるねっていうことを言われたら、もう心の底からね、それを指導というか褒められた後輩も僕らも喜んでいたような気がします。
もう嘘じゃないのがわかるんですよね。お世辞を使ってとかね、辞められたら困るから期限を取ってるんだなっていうのじゃなくて、本当に上手くなったんだなっていうのが実感できるのとともに、自分が上手くなったことをこんなに喜んでくれるというのが嬉しいみたいな感情が僕にもあったような気がします。
年に1回代替わりをするときに文化祭という行事があってね、パンフレットっていうのを作るんですよ。今から団長になりますとかね、幹部になります、最高学年になりますっていう人が思いの丈を込めてね、400字の原稿用紙ぐらいに自分はこういう思いで頑張ろうと思いますとかね、今までこういう経験がありますみたいなことを書くんですけども、
そのテーマとして優しさとか厳しさみたいなものを作文を書くという後輩がおりまして、優しさはこうだと思うとかね厳しさがこうだと思うっていうのをパンフレット用に原稿用紙にまとめるんですけども、またその初代様がめちゃくちゃ活発な上に言語化能力の鬼みたいな人だったので、
自信がない人はその初代様のところに原稿用紙を持っていくんですよ。で、赤鉛筆を持ってくださってね、こことここの文章の繋がりがおかしいからこれを変えたほうがいいとか、多分こういうことが言いたいと思うだろうからね、こういう感じの文章を入れるといいぞみたいなことをね、その場ですぐね、パッとアドリブで本当に考えてくださって、僕らはね、なんで自分たちよりもね、自分たちの言語化が上手なんだろうということでね、この人すごいなーって思ったり、
自分たち全然国語力ないなーっていうことをね、身につまされたりしていました。で、すいません、前置きが長くなったんですけども、その作文をね、優しさというテーマで持っていた後輩がその初代様と話しているのをね、実際に聞いたり、その後の作文を読んだりしたんですけども、優しさって何だと思う?厳しさって何だと思う?っていうのをね、その作文の添削の中で話のテーマになったんですよね。
で、その時に初代様がその後輩に言われていたのが、後輩と接しようと思ったら、優しくないと厳しくできないよね。そして厳しくないとそれは優しいとは言えないよねっていうことで、厳しいの反対は優しいで、優しいの反対は厳しいとかいうやつがおるけど、それは多分同じものだと思うでっていうことをね、おっしゃってたんですよね。
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この人に対して優しくありたいというか、この人のことを大切に思っているからこそ厳しくできるんだと。普通の人だったら言わないような厳しい指導ができるんだと。
そして見かけの上でね、上手になったねとかね、頑張ってるねっていうのは簡単だし、そっちの方がお互い傷つかなくて済むんだけれども、でもそれはお互いがね、何というか、自分のことを考えていて、この後輩に嫌われたくないから厳しいことは言わないでおこうとか、この後輩に辞められたら自分が困るから厳しくせずに甘い言葉をかけようっていうのは、
それは見た目では優しい言葉をかけているかもしれないけど、それは優しいとは言えないよねっていうことを、いろんな言葉を交えたりね、エピソードを交えたりして、その後輩にその話を伝えていました。
その話を聞いてから多分もう20年ぐらいが経つんですけども、やっぱり今でも僕のね、脳内に残っているということはね、あのこの言葉にすごい感銘を当時も受けたんだろうなと思うんですけども、
なんかね、ブラック企業が新入社員をめちゃくちゃ追い込んでね、あの本気を出させるっていうものとなんかちょっと違うんですよね。
それは本当に愛情があるというか、まあ月並みな言葉になっちゃいますけど、その人のことを大切に思っているからこそ厳しくできるんだよなぁみたいなことを本当に思うんですよね。
社会人になってその新入社員をね厳しく指導するとか、ブラック企業的な見方で言うと、とにかく自分の評価のために厳しくするみたいなところは、お金が関わっているんですよ。
お金が入るからとか自分の名誉のためにみたいな感じで厳しくするっていうのなんですけども、その初代様が言われる厳しくしないと優しいとは言えないという観点で言うと、
厳しくしても全然お金増えないし、むしろめんどくさいことが増えるんですよ。お金に関しては後輩に指導するにあたり、やっぱり足しげく高校に通ったり、場合によってはご飯を後輩にご馳走したりみたいなこともあったりするんで、むしろお金なんて減っていくんですよね。
そう考えたら、本当に後輩のことを思ってとか応援団のことを思って行動しているその初代様の姿を見ていたからこそ、厳しくないと優しいとは言えないっていうところは本当にその通りだなというか、身をもってその指導を受けて僕はその言葉の深みがわかったみたいな気がしています。
僕自身は今37歳になって、そういう人に対して怒るのがめんどくさいみたいな感情によくなっています。自分の子供とか家族のためには怒ったり本音をぶつけたりするんですけども、初対面の人とか別にそこまで深い付き合いではないかという人には全然厳しく僕はできない人間です。
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さっきの言ったらお金をもらって僕に厳しく指導してくださいっていうね依頼があったらそれを心を鬼にしてお金もいただいてるんだしっていうことで厳しくすることはあるんですけどもなかなかねこう自分から厳しいということができない人間になってきているのでせめてね自分の家族とか本当に大切な人には時には厳しいね面も見せながらなんというかね優しくありながらニアイコール厳しくしながらみたいな感じで
大切な人間関係を築いていきたいなというふうに思っていますというねそんなお話をさせてもらいました。皆さんも優しい厳しいエピソードみたいなものがありましたらぜひコメント欄で教えてください。はいそれでは最後になりますが皆様腰痛にならないように肩を上げ下げしたり腰を回したりしながら体をリラックスさせてあげつつ今日やるべきことに向かって頑張っていってみてください。ここまでのお相手はOKファームのOKでした。また遊びにきんさい。ほいじゃまたのー