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みなさん、こんにちは。草のみぐです。 宮武哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、労働がエクイティ化する現象パート2をお送りします。
先週からこのトピックについて話してますけど、先週はハリウッドとかエンタメ業界についていろいろ話していたと思うんですけど、
今週はスポーツというところで、最初はアメリカでも話題になっているメッシーの話、メッシーとサッカーの話をしてから、バスケの話とか他のスポーツとかの話もするんですけど、
重要なところは特定のスポーツの話ではなくて、スポーツチームと選手とスポーツリーグとファンとの関係値の話とか、
そこの裏にあるインセンティブ構図とか、そういうところをどう見るべきなのかっていうところについていろいろ話したいなっていうところですね。
まずメッシー、サッカーの話をしたいんですけど、
メッシーが、最近インテルマイアミってアメリカのフロリダのチームにサインしましたけど、実はその前に彼って別のオファーがあって、
許可ではすごい有名な話だったんですけど、サウジアラビアのチームからとってつもなくでかい契約のオファーが来たんですけど、
なんか結構みんな行ってますよね。
そうですよね。
クリスティアンのロナルドとかも行きましたし、結構オファーを、確か30人ぐらいの選手がすでにもうサウジアラビアのクラブチームとサインしているんですけど、
結構有名な選手が、その中でもメッシーは結構異常なる契約のオファーだったんですけど、
確か3年間で1.6ビリオンぐらいだったと思うんですよね。
なんでまあ3年2000億円ぐらいですかね。
なんとなく計算すると。
1年間で500ミリオンぐらいの契約だったっていう噂があるんですけど、
そのような金額は結構異常値でして、サウジアラビアはクリスティアンのロナルドとかも結構大型契約をオファーしたり。
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ネイマールとかなんか話題になってましたよね。
すごい他の移籍金額以外にすごい得点が、プライベートジェットとかそういう話題になってましたよね。
さらにネイマールもそうですし、メッシーもそうですし、あとエムバペ、メッシーのチームメイト、パリでのチームメイトだったエムバペも1年契約で776ミリオンの年報の提示があって、結局それは断ってるんですけど。
それだけすごい金額のオファーがあって、なおかつメッシーって今も36歳なんですよ。割ともう先週寿命の後半に入ってきているんですけど、
そう考えると最後の数年間キャッシュアウトするっていう意味合いじゃないですけど、その契約取ってもおかしくなかったんですよね。
それを締結するだけでもうビリオネアになるので、それをやってもよかったんですけど、結果マイアミに契約して。
マイアミの契約条件もいろいろニュースになってましたけど、詳細はちょっと話すと、一応年報に関しては年報の中にもいろいろボーナスとかが含まれているので、それによってではあるんですけど、
大体20ミリオンから60ミリオン年間の年報になっているので、サウジアラビアが提示した年間500ミリオンぐらいの数値とはだいぶ差があると。
ただそれを担うためにMLSってアメリカのサッカーリーグがいろいろ考えたり、インテルマイアミをいろいろ考えて、結果的にメッシーはインテルマイアミからの年報以外にいくつか条件付きで入ってきたんですけど、
その一つの条件がMLSでApple TV Plusと提携していて、いわゆる包囲券ですよね。
その包囲券をAppleが10年間2.5ビリオン払って獲得したんですけど、それをいわゆるMLSのゲームを、試合を見れるMLSシーズンパスっていうのがApple TV Plusで販売されているんですけど、そこの新規ユーザーに関してのレベーションをメッシーがもらえますと。
メッシーだけなんですか?選手はそれ。
メッシーだけです。メッシーだけ。それ以外にも、アディダスも利益分配の契約をしていて、これはMLSのグッズ販売とか、なんで、アディダスって、しかも全MLSのチームと契約してるので、全MLSチームのユニフォーム作ってるので、
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そこの利益の分配をメッシーも受ける対象になりますと。
それって、MLS、Apple TV10年間ぐらいストリーミング権利あるじゃないですか。
それ10年ずっとメッシーもらえるんですか?
そこは正直わからないです。おそらくなんですけど、彼がIntel Miamiでプレイしてる期間中。
なるほど。
なので、それが例えば5年契約であれば5年間。で、一応新規ユーザーに関してっていうところと、あと、それが永久にかどうかはわからないです。ただ、永久であってもおかしくないと思ってます。
おー。すごい。
そのユーザーが離脱するまでっていう。メッシーが引退しても、そこからお金をもらい続けてもおかしくないと思います。どういう契約にしたかはわからないですけど、そこの詳細は。
それってでもその前回のハリウッドの話からで言うと、超大型Apple TVプラスの映画とかドラマが始まったら、そこにもなんか分配してほしいですよね。演者の人というか。
そうですね。
監督なのか。
そういうのはあると。
増えそう。
その可能性は全然あると思いますね。やっぱりでもメッシーはそれだけのインパクトがある選手でもありますし、グッズ販売とかに関しては、そもそもメッシーのユニフォームだけの販売ってやっぱすごくて。
彼、バルセロナ自体が多分一番活躍してたタイミングですけど、バルセロナでプレイしてたときは大体年間200万枚のユニフォームを販売してたんですけど、メッシーのユニフォームだけで。
大体1ユニフォーム100ドルから200ドルぐらいの価格感なので、それだけ売れていたっていうところと、パリサンジェルマンですと2021年ですと100万枚ぐらいのユニフォームを、メッシーのユニフォームだけでだけが販売されたり。
ユニフォームが平均どれぐらい売れてるのかちょっと分かんないんですけど、やっぱりそれは異常値なんですか。
めちゃくちゃ多いです。
めちゃくちゃ多いので、普通だとそもそもそんな売れないですし、しかも毎年なので。
1回買うならまだ分かるものを何回も買ってたり、これはちょっとサッカーの独特の部分があって、スポンサーが変わったりとかもするので。
あと、ユニフォームデザイン結構毎年変えてるので、それが欲しい人も結構多いっていうところですね。
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でも、このアディダスとの契約に関しては、全MLSのチームに適用するので、いわゆるメッシーがMLSのリーグの認知度を上げるので、それで他のスタジアムでもユニフォームの販売が上がりますと。
で、そこの一部の利益をメッシーがもらえるというところと、あと一応最後の条件としては、引退した後にインテルマイアミ、彼が今プレイしてるチームのパートオーナーになれる権利があると。
お金払ってっていうところなので。
飯が上がったことですよね。
そうですね。
でもおそらくなんですけど、おそらくもう固定の価格になってるはずなので。
今現在だとインテルマイアミって600ミリオンぐらいの時価総額なので、おそらくそれもしかちょっとディスカウントで契約してるのかなっていうのがなんとなくな。
彼の契約なんですけど、これをそもそも実現させた人と、こういう条件の設定とか、それを全部実現させたのがインテルマイアミのオーナーであって、元サッカー選手のデイビッド・ベッカムさんなんですけど。
デイビッド・ベッカムさんの話がすごい面白くて。
そんな実業家だったんですね。全然私サッカー見ないので、元気時代の有名な時とスパイスガールズの旦那さんっていうことでしか知らないですね。でもすごいですね。
いや、ここが当時はそう思われてなかったんですけど、今となってようやくそれがわかったっていうところで。
当時はっていうのは、経営者の時代から、オーナーになった時から。
いや、そもそもオーナーになったきっかけが、それこそ先週話したジョージ・ルーカー氏みたいに、もう先週時代の契約の条件だったんですよ。
オーナーになるっていうのが。
オーナーになれるオプションを持つっていう。これが結構重要で、だからこそメッシーにこういう条件がいろいろついてると思うんですけど、そもそもベッカムがアメリカにMLSでプレイしたのも、彼はLAギャラクシーっていうチームでプレイするんですけど、
その前までは、レアルマドリードってもう超有名なチームにいて、2007年にLAギャラクシーに行くって発表した時に、やっぱり衝撃だったんですよね、その業界内では。
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そもそもベッカムも当時はピークではなかったんですけど、彼のプレイとしては、パフォーマンスとしては。ただ、いまだにいい選手で、23試合で3ゴール7アシストとか決めていたので、なんで、すごい批判されたんですよ、アメリカに行くことに対して。
まだヨーロッパで頑張れるのにってことですか。
そうですね、いわゆるハリウッドスターになりに行ったんじゃないかみたいな。
もう諦めたんだと。モデルとか映画とかに出るのに専念するんだと。なんでアメリカに行くんだみたいな。
本場はヨーロッパっていうか、そっちの方が強いですもんね。
そうですし、そもそもアメリカでサッカー見る人ってそんな多くないですし、当時の2007年の、たしかギャラップかなんかが調査したんですけど、アメリカ人の中で一番好きな、自分の一番好きなスポーツは何かっていうところで、サッカーって言った人は2パーなんですよ。
やっぱアメフトですか、一番は。
アメフトが43パーで1位ですね。
そうですよね。
やっぱアメフトですね。一応2位がその時は野球で13パーで、バスケが3位で11パーで、アイスホッケーが4パー。
バスケが意外と少ない。
だからそっからバスケが結構伸びて野球がちょっと下がったんですよね。
当時はもう2パーしか好きではないと、一番好きなスポーツじゃないという回答をしてましたし、当時のMLS、アメリカのサッカーリーグはだいたい1試合1.5万人ぐらいのファンしか入らなくて、
比較するとレアルマドリード、ベッカーもプレーしてたところは1試合8.5万人ぐらい入るので、真ん中5、6倍ぐらい差があると。
結局アメリカ人、アメリカに住んでる人もサッカー見るならヨーロッパとかイギリスとかのフットボール見るみたいな感じですもんね。
そうですね。基本的にはMLS見るよりも本場のトップ選手を見た方がいいっていう考えにどうしてもなっちゃうので。
もちろんローカルなファンとかもいるものの、数的にはやっぱりヨーロッパ見るっていうところで。
アメリカに行くのもLAギャラクシーでプレーするのも、メッシがサウジアラビアでオファーされたようにめちゃくちゃ金額が高ければ、それは納得感があるんですよ。
そろそろ引退だしみたいな。
そんなでもないオファーだったってことですか。
そうなんですよ。当時レアルマドリードでは年間29ミリオンの年報だったんですよ。LAギャラクシーのオファーって6.5ミリオンだったんですよ。
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なのでほぼ6、7割ぐらいの給料が下がるっていう。
いくつぐらいの時ですか?
多分2から35ぐらいの間じゃない?32、3ぐらいかな?多分。
なので割とまだ少なくとも2、3年結構高いレベルでプレーできるみたいな。
確かに。メッシがまだ36って考えたら全然まだいけそうな。
メッシはちょっと別格って。
別格ですけど、でもまだ40代でも元気な人いますもんね。
そうですね。そう考えると全然レアルマドリードで多分下面は全然晴れたんじゃないですかね。
なんですけど6.5ミリオンのオファーを取ったんですけど、実は6.5ミリオンも本来であれば払えなかったんですよ。LAギャラクシーが。
なぜかというと当時のアメリカのMLSのリーグにはサラリーキャップっていうものがあって、これなんかいろんなスポーツリーグにもあるんですけど、チームで合計で出せる年報が制限されてるんですよ。
選手に与えられる給料のバジェットみたいなことですか?
そうです。それを超えると、より税金を払わないといけない。よりフィーを払わないといけないっていう。それによってもうちょっとフェアにするっていうところで、リーグのお金持ちが有名な選手をいっぱい集めて勝てないようにするっていう形をとっていて、MLSのサラリーキャップが2ミリオンだったんですよ。
そもそもベッカムを雇えないと。でもやっぱりベッカムが来るとなるとこれは大きいっていうのをMLSも理解したので、専用のルールを作ったんですよ。
正式なルールの名前を忘れちゃったんですけど、通称ベッカムルールって言われてるもので、いわゆるサラリーキャップから一人だけ選手を例外にできるっていう。
うーん、こんなずるいななんか。
ずるいっすよね。
それありなら俺らもやったのにみたいな。言われそうですけどね、他のチームみたいな。
そうですよね。それ可能性はもちろんあるんですけど。
でもベッカムはスター選手ですもんね。それこそ例外な人かもしれない。
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そうなんですよ、例外な人で。でもやっぱりそれでも6.5ミリオンってその前に29ミリオンもらっているとなるとめちゃくちゃ少ないじゃないですか。
うーん。
なんでやっぱそこでベッカムと彼のチームがいろいろ考えて、どういう形でやればいいかって考えたときに、彼ら理解してたのは、ベッカムってめちゃくちゃユニフォーム売れるんですよね。
やっぱスター選手ですし、人気ですし、モデルさんとかもやってたりするので。
マンチェスターユナイテッドの時代とかレアルマドリードの時代もすごい売れているのがわかっていて、レアルマドリードに関しては彼が入った最初の半年間で100万枚ユニフォーム売れたりとか。
レアル時代はたぶん合計600ミリオン分ぐらいのベッカムのグッズとかTシャツとかユニフォームとか売れていて。
しかも結構アジアとか、特に日本とかでもすごい人気じゃないですか、ベッカムって。
名前はやっぱ知られているので。
そういうアピールがあったので、LAギャラクシーと契約したときに、クラブの売り上げのレベシアをくださいと。
全部くださいと。
レベシアじゃないじゃないですか、そしたら。
全部の販売のレベシア。
なるほど。
グッズもチケットもスポンサー費用とかも全部部分的にくださいと。
それを契約して、そもそもベッカムがLAに到着する前にすでにもう25万枚の彼のTシャツが売れていて。
でもそれってすごい交渉の面白さですね。
絶対に移籍絶対しないはず、チームだけど条件によってこんなことが起きるって面白いですね。
すごいですよね。しかもそれをちゃんとベッカム理解して自分にベッドしたっていうところも大きいと思うので。
そうなんですよ。ベッカムが多分LAギャラクシーのチームに来る3ヶ月前にもうすでにクラブチームとして13ミリオンぐらいの売り上げを作っていて。
やっぱり彼が出る試合は普通の試合より75%ファンが多くて。
75%?
なのでほぼ2倍ですよね。
ベッカム見に行きたいって思うのかみんなやっぱり。
やっぱり夢の選手ですし、アメリカにいるときに見たいって思う人も多くて。
なので結果5シーズンLAギャラクシーでプレイしたんですけど。
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1シーズンってどれぐらいなんですか?
それは1年ってことですか?
大体1年ですね。
5シーズンプレイして最終的に32ミリオンぐらいの年報を合計もらって。
レベルシェアで追加で18ミリオンぐらいもらって。
彼だとやっぱりスポンサーが結構大きかったので結構アメリカの企業とかもスポンサー入ったので、彼自身も。
結果5年で250ミリオンもらったんですよ。
ほとんどスポンサーっていう。
平均すると年間50ミリオンぐらいもらったっていうところで、結果としてはレアルにいたときよりももらってた。
もしくはレアルでもスポンサーあったので同じぐらい。
ちょっと下回ってたかもしれないですけど、実はもう一つすごい重要な契約条件を入れていて。
それがMLSがもし新しいチームを作った場合、リーグ内で。
それをベッカムが引退した後に作った場合に、それを購入できる権利を持ちますと。
購入するのは固定の額で、固定の25ミリオンの額で購入できる条件だったんですよね。
当時は25ミリオンってそもそも高かったんですよ。
ちょうどベッカムがリーグに入ってきたタイミングで新しいチームができたんですけど、
そのチームを作るのに10ミリオンぐらいのフィーがかかったんですよね。
そう考えると25ミリオンって結構高かったんですよね。
でもベッカムが多分一番理解してたのは、自分がリーグに与えるインパクト。
結局MLSの全体の試合を見る人が50%増えたり、そもそも全体のユニフォームの売り上げが800%上がったりとか、
2007年だけでMLSのインターネットの訪問者数が80%上がったりとか。
さらに重要なのがさっき話したベッカムルールってあったじゃないですか。
それを作ったからこそ多くのヨーロッパのスターが入り始めたんですよ。
MLSのいろんなチームに。
道を広げてくれたわけですね。
そうなんですよ、まさに。
なのでウェイン・ルーニーとかティエリー・アンリーとかイブラヒモビッチとか結構有名な選手が入り始めて、
それによってMLSの興味度合いがどんどん上がって。
どんどん上がるともっとチームを増やそうってなるんですよね。
もっとチーム増やして、もっと人気が来ると各チームの自家総額がどんどん上がっていくんですけど、
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2008年、ベッカムが入った1年後ですね。
平均的なMLSのチームの自家総額って37ミリオンだったんですよ。
はい。
今現在の平均自家総額って579ミリオンなんですよ。
うわー。
なので10倍以上上がってると。
25でしたっけ?25で買える?
そうです。25ミリオンで購入できるっていう。
へー。
しかもLAFC、これはLAギャラクシーとは違うチームなんですけど、LAFCの自家総額1ビリオンなんですよ。
わー。
じゃあベッカムの契約に戻ると、ベッカムが引退した翌年の2014年ですね。
インテルマイアミが出来上がるってなって、オプション行使しますと。
買いますと。
結果チームが正式にスタートするのは結構時間かかって、結果2018年にスタートするんですけど、
2018年にスタートして、メッシが入ってくるんですけど、
メッシが入る前にすでにインテルマイアミの自家総額って600ミリオンだったんですよ。
なので600ミリオンの数字だけ見ると、ベッカムが購入した25ミリオンから24倍の価値が上がってるんですよね。
すごいですね。
メッシが入ってきて、インテルマイアミが来年中には1.3ビリオンから1.5ビリオンになると。
そうすると60倍のリターン。VCですよね。
確かに。でもそう考えるとちょっとヨーロッパのリーグが危ないですね。
そうですね。どんどんスター選手が入ってくると。
特にメッシみたいな選手が入ってくると。
ただやっぱり未だにより良い選手が揃ってるのはヨーロッパなので。
でもベッカムとかメッシみたいな人がチームがモテるようになるみたいな。
どんどん幹部になってって。
そっちでプレイすることが楽しくなって。
お金とか言うだけじゃなくて、モナシップ持ってって楽しくプレイできるようになったら、変わっていきそうですね。
その可能性はもちろんあると思います。
やっぱりそこのインセンティブ設計とかが結構重要になってくるかなと思うので。
結構NBA選手もモナシップグループに後々入ったり。
それは契約条件というよりも単純にお金で入ってたりもするので。
そういうモナシップを持つっていう概念はやっぱりアメリカの方が若干強かったりする。
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あとやっぱり自分の強みを理解してそれを交渉として自信持ってやってるっていうのがやっぱりすごいことですね。
自分の強みを理解することの強さを感じました。その話で。
ベッカムは特にそうですよね。
自分の価値を理解してリーグに与えるインパクトをしっかり理解してた。
だからこそこういう結果になったと思うんですけど。
最初の短期的な契約としては年報としては低かったですけど。
最終的にリターンは出るんじゃないかっていうところで。
だからこそスポーツって特にアメリカですとすごい評価される可能性ってあるので。
だからこそ新しいスポーツリーグとか立ち上がると、もしかしたらすごい大きいことになる可能性があるので。
だからこそシリアルトークでも話したようにピックボールとかそういうのに。
別にチームを持てっていう話ではないんですけど、そういうところにスポンサーで入ったりとか。
DTCブランドとかがそういうのをやるべきなんじゃないかなと思っているんですけど。
なんかピックボールって、ピックボールのチームを購入するには2021年はすごい安かったんですよ。
100軽ぐらいだったんですよ。
そもそもピックボールが何かっていうとテニスコートの中でやる卓球みたいなちょっと小さめの気軽にできるテニスみたいな感じのスポーツですよね。
そうですね。今アメリカですごい人気なんですけど、なんか2021年に100軽だったのが今も5ミリオンぐらいになっていて。
MLS、アメリカのサッカーリーグのチームが5ミリオンだった時代って1990年代とか多分そのぐらいだったと思うので。
それと似たようなタイミング。
正直ピックボールがサッカーほど人気になるか正直わかんないので。
でもなんかそういう過小評価されたところでいいと、なんかスポーツリーグとかって当てはまるのかなっていうところですね。
確かに。なんかスポーツめちゃくちゃずっと人気ですけど、F1とかテニスとかもずっと人気ではあるんですけど、なんか最近すごく見るような気がしますね。
なんかドキュメンタリーもそうだし、すごくラグジュアリーなものにもなってたりとか。
なんか面白いスポーツだけじゃなくていろんなカルチャーとか、なんかその選手の話とかもそうですけど、面白いですよね。面白いエンタメだなって思います。
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すごいですよね。それこそF1とかもアメリカでも今大人気ですし、それもなんかネットフリックスの番組がすごい影響を与えたと思うので。
スポーツ自体がエンタメですし、しかもライブ要素もあれば、それを後々ドキュメンタリー化するとか、なんか違う形で伝えるとか。
リアルでもあるので、実際の選手なので、役者ではないので、いろんな意味での親近感もあれば、なんかすごさもあるっていうところですね。
このベッカムのインパクトもそうですけど、やっぱりメッシュのインパクトがすごくて。
これはもちろんインテルマイアミもそうですし、あとMLSのリーグ全体もそうで。
そもそもこの今、もともとこれ台本、このポッドキャストの台本を書いてたときは3試合しかプレーしてなかったんですけど、すでにもうゴールを5つ決めていて。
これを収録してる時点では、たぶん7試合ぐらいプレーしたのかな。
で、もう10ゴール。
インテルマイアミの最初のトロフィーを獲得して、そもそも実績とインテルマイアミの勝敗としても、いまだに1回も負けてないので。
そこのすごさもあれば、インテルマイアミのインスタグラムフォロワーが、メッシュがジョインするって発表する前はたぶん100万人いなかったんですよ。
だから今はたぶん1400万人以上いて。
彼がインテルマイアミに行くって発表した最初の24時間で400万人以上フォロワーが増えたんですけど。
今のインスタグラムフォロワー数は全MLSチームを合計してもインテルマイアミの方が多くて。
アメリカのスポーツチームでも4番目に最もフォローされている、インスタグラム上で最もフォローされている。
すごいですよね。私、さっきも言ったようにあんまりサッカー見ないんですけど、
クリスティアン・ロナウドとかインスタグラムのフォロワーが何億人もいるじゃないですか。4億人くらいいて。
今わかんないですけど、最もフォロワーが多い人みたいな。
そんなに人気なんだって。皆さん聞いてて当たり前だろうって思ってるかもしれないんですけど。
アメリカで一番人気なのはアメフトなのに、みんなサッカー選手が1位ってなってるってすごくないですか?シンプルに考えて。
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サッカーは全世界が見てるスポーツなので。
スポーツの力がすごいですよね。
有名人とかじゃない、普通の俳優さんとか歌手とかじゃなくて、サッカー選手なんだっていうのもびっくりしました。
それはそうだって話かもしれないですけど。
コンテンツ化しやすいものですし、しかも言葉がいらないコンテンツじゃないですか。
すごいプレーを見るとかって。
世界中で同じ感動ができるっていうのは、やっぱりスポーツの一つのいいところですよね。
しかも、特にヨーロッパ内だと、大体どの国もサッカーすごい好きな人が多いので、
そういう意味だと、メッシも多分4.8億人くらいかな。すごい数のインスタグラムフォロワーがいるので、やっぱりでかいですよね。
ちなみにメッシがパリサンジェルマンに入った時も、彼が行った時にパリサンジェルマンのインスタグラムフォロワー数が3800万人から7000万人まで増えたので。
なんかすごい来るぞ来るぞみたいなトレーラー出してました。予告みたいなの出してましたよね。
それは見ました。
しかも、インテルマイアミに来るってなった時も、アップルもすごい良い広告を出したりとか、野外広告出してたんですけど、
ヤギとサッカーボールを出してて、アメリカでゴートってヤギって言うじゃないですか。
イケてるみたいな意味でしたっけ。
グレイデスト・オブ・オール・タイムっていう意味合いでG.O.A.T。歴代最高の選手っていう意味合いでそれをメッシに例えたんですけど。
そういうのをやったりとか、やっぱりメッシのユニフォームの販売も、確かプレイヤーが移籍する中で最も最初の24時間で売れたユニフォーム。
歴代に売れたユニフォームで、確か売れすぎて10月まで売り切れてるみたいな状況ですし、そもそも彼のユニフォームもそうですし、
インテル・マイアミの彼の名前がメッシの名前が入ってない普通のジェネリックなユニフォームでさえ半年分が1日で売れたみたいな感じになったのと、
やっぱり彼がインテル・マイアミに行くって発表した日からその次の3日間、ファナティックスってスポーツアパレルとかを販売してるところで、
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だいたいMLSとかMLBとかNBAとか全部のスポーツリーグと提携してるんですけど、その3日間最も売れたグッズとか売れたチームはインテル・マイアミだったんですけど、
それってもうあり得ない話で、そもそもMLSって未だにそこまで人気じゃないので、アメリカでは。やっぱりアメフトとバスケとか野球とか人気なので、めちゃくちゃ売れている中で、去年のインテル・マイアミの売り上げって56ミリオンだったんですよ。
で、今年メッシュが入ったことによって100から200ぐらいになるんじゃないかと。
へー。
なんで2倍から4倍ぐらいにするんじゃないかっていう話で。で、チケット価格がもう異常なことになっていて。
うーん。
メッシュが入る前は平均31ドルだったんですよ。チケットの。それが今252ドルなんですよ。
すごいですね。
うーん。やっぱりそれだけのインパクトはありますし、EBAY上でもメッシュのコレクタブルの検索が75%上がったりとか、いろんなところで影響が出てきていて。
まあアップルも当然、MLSのシーズンパスも結構売っていて。なんかメッシュが入る前は大体100万人ぐらいの登録者がいたと噂されてるんですけど。
じゃあインテル・マイアミのオーナー曰く2倍に、もうすでに2倍になってますと。
アメリカですか。
やっぱり海外の人が多いらしいですね。
海外ってあれインドとかそっちじゃない?
おそらくヨーロッパ。
ヨーロッパ。
おそらくですけど。
まあでもメッシュなんで全世界だと思うんですよね。
まあそもそもMLSシーズンパスがどこまで何カ国で対応してるか僕もわかんないので、それによってだと思うんですけど。
なんかアップルのやっぱ上手いところは、メッシュが多分契約する直前にメッシュのワールドカップの出場のなんかドキュメンタリーシリーズを出してたり。
で直近、最近発表があったんですけど、インテル・マイアミに行く判断のなんかドキュメンタリーシリーズを出すとか。
いや本当アップルTVプラス、バスケもそうだし、なんか元々すごいスポーツドキュメンタリーめっちゃ多いんですよね。
なんかすごいスポーツをしてるなって思いました。
今やっぱメッシュがいるからすごい推してますし、あとメッシュが自分のインスタグラムページで結構ストーリーとかでアップルTVプラスのMLSシーズンパスを宣伝してるんですよね。
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まあやっぱりメッシュはもらえるんで。
自分ごとになってますね。
自分ごとに。
でもアップルがそれ専用のクリエイティブとか作っていて。
それは確かに大事ですね。
一気に4.8億人に宣伝できればアップルも嬉しいですよね。
なので、やっぱりアップルとしてもすごいインパクトはありますし、実は他のMLSのチームにもすごいインパクトがあって。
平均的にMLSのチームって年間50ミリオンから60ミリオンぐらいの売り上げなんですよ。
これって結構低くて、例えばNBAのチームだと大体平均300ミリオンぐらいなんですよ。
MLBって野球も大体300ミリオンで、アメフトNFLは550ミリオンぐらいなんですよ。
少なくともメッシュの最低でもインパクトするのは、彼が他のチームの対戦するときにその相手チームのスタジアムでプレーするとそこのチケット販売は多分すごい伸びるんですよ。
これ実際にもう起きていて、メッシュが最初の試合で出た対戦相手がシカゴファイアっていうシカゴのチームなんですけど、
シカゴでやっていて、メッシュが発表来るっていう発表がある前は大体8000枚ぐらいのチケットが販売されてたんですけど、
メッシュが発表してから10時間以内に1万枚のチケットが売れて、その試合だけで7ミリオンから10ミリオンぐらいの売上が入ってくるんじゃないかと言われていて、
実際どうなったかわからないですけど、でももし7ミリオンから10ミリオンの売上だった場合、他のシカゴファイアのホーム試合の売上を合計累計しても7ミリオンから10ミリオンにいかないんですよ。
なんでそれだけのインパクトが1人の選手がありますし、そもそも他のチームでもやっぱりメッシュが来るかもしれないってなった途端、その日のチケット代がすごい上がっていて、
たとえばダラスのホーム戦でメッシュのインテルマイアミとプレーする試合の、そこの試合はメッシュがいないときはだいたい平均45ドルぐらいで購入されるんですけどチケットが。
メッシュとの試合の日は864ドルの平均購入されたチケット価格なので、もう1800%のマシなんですけど、なんか異常なことなんですけど、やっぱりそれによってサッカーに対しての盛り上がりもすごくて、
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結構夏の間ってヨーロッパのチームがアメリカ来るんですよ。そこでエキシビションの試合をやったりとか、場合によってはそこで夏のキャンプをやったりとかもするケースもあるんですけど、結構有名なチームが来て、スタジアムがもう完全売り切れている状況になっているのと、あと2026年にアメリカでワールドカップが行われるんですよ。
なので、やっぱそれの全部のタイミングが上手いことを重なっていて。なので、全体的にやっぱメッシュはインテル、マイアミもそうですけど、MLSのリーグ自体の多分価値を上げるのではないかなというふうに思いますよね。
すごい、タイミングと綺麗ですね。完璧ですね。時代の流れと。 うん、めちゃくちゃ上手くやってるなと思うんですけど、やっぱりメッシュもああいう契約ができたのも、ベッカも多分同じだと思うんですけど、なんか自分がアスリートではなくてコンテンツクリエーターであることを理解しているのかなと思っていて。
メッシュってやっぱりもう、なんか彼のプレイってもうなんか必ずハイライト動画になるというか、なんか僕ももうTwitterで何回もシェアしてるんですけど、なんかやっぱコンテンツになるので。で、そのコンテンツだけじゃなくて、やっぱエクイティの価値があるっていうところをなんか一番理解していて。
結構やっぱコンテンツクリエーターもSNSプラットフォームとかですと最近悩んでるのは、なんか自分たちが価値を提供しているのに、プラットフォームに対して。でもなんかそのアップサイドを一緒にシェアできない。
というところを考えると、やっぱりもっとそのスポーツリーグ内、いろんなスポーツリーグ内でもやっぱり選手としては、よりエクイティを要求するべきか考えるべき。で、例えばNBAとかの労働組合があるんですけど、そこもだいたい最低賃金みたいな最低の年報とかを交渉したりするんですけど、
場合によってはエクイティみたいなものを要求するべきで、そもそも選手がいなければ誰もリーグ見ないので、今のNBAのチームって平均2.86ビリオンの時価総額なんですよ。なので3500億とかだと思うんですけど、
2001年、22年前ですね。チームの平均時価総額って207ミリオンだったんですよ。なので、約13、14倍ぐらい20年間伸びていて、NBAリーグとしても去年かおととしぐらいに10ビリオンぐらいの売り上げを達成して、NBAのリーグ全体の時価総額86ビリオンなんですよ。
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でも、それだけ価値がチームとリーグあるのに、例えば今のスター選手であるレブロン・ジェームスとかステファン・カリーとかが、そこのアップサイドを持ってないっていうのが結構おかしな話で。
オーナーシップがいわゆるチームのオーナーとかが言うには、それに対応した年報を払ってますと。でも、その年報の上がり具合とチームの時価総額の上がり具合って結構差があって、チームの価値の方が上がってるんですよ。平均の年報よりも。
そうすると、特にスター選手とか、スター選手じゃなくてもそうだと思うんですけど、もっとこういうエクイティとかレベシアみたいな案件を要求するべきで、それってやっぱり自分たちが従業員ではなくて、ちゃんとエクイティオーナーとしてエクイティオーナーであることを認識しないといけない。
まさにその労働、自分の労働をエクイティとして見るべきっていうところで。じゃあこれをどうやってやるか。実態として。
っていうと、シャドーエクイティっていうプログラムがあるんですけど、プログラムというか制度があるんですけど、あれっていわゆるストックオプション的な感じですよね。それを実際株を渡さなくていいパターンなんですけど。
この時点でチームに入って、この時点で辞めましたと。その間の価値の変動を見て、その何パーセントをその人が貢献したかっていうのを計算するやり方で。
例えばなんですけど、レブロン・ジェームスがマイアミヒートっていうチームに入った時に、価値が364ミリオンの自家倉庫から770ミリオンの自家倉庫まで上がったんですよ。おそらく彼だけで100ミリオン分の自家倉庫を貢献したんですよ。
でも、それって一切契約にも反映されないですし、それこそステファン・カリーとかもゴールデンステートウォリアーズ2009年に入った時は、ウォリアーズの自家倉庫って450ミリオンだったんですよ。
カリーってその後13年間ずっと、14年間ずっとウォリアーズに選手としていて、4回優勝してるんですよ。そのおかげもあって、ウォリアーズの今自家倉庫って7.6ミリオンなんですよ。
カリーが入った時から自家倉庫が17倍伸びてるんですよ。
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それはカリーだけのおかげなんですか?
いや、もちろんカリーだけではないんですよ。ただ、一番のスター選手はカリーで、その上がった分の、例えば10%はカリーなんじゃないかっていう議論はできると思うんですよ。
場合によっては20%って議論できると思うんですけど、ある程度のパーセンテージは貢献してるはずで。もっと古い選手で言うとマイケル・ジョーダンとか、マイケル・ジョーダンはNBAリーグ全体の価値を10倍ぐらい上げたんですよ。たぶん一人で。
でも、マイケル・ジョーダンってNBA選手としての給料って合計100ミリオンしかもらってないんですよ。で、最終的に彼って何千億って儲かってるんですけど、それってNBA選手時代の給料ではなくて、その後の靴の契約だったり、ジョーダンブランドでしたね。
あとチームを買収したりとか、それを売却益でもらったりとかしていたんですけど、そもそもジョーダンブランド、ナイキと提携したのも、ナイキも結構嫌がってたんですよね。
ナイキからのオファーって、500Kのキャッシュとロイヤリティ、いわゆる靴を販売すると一部もらえる。それで合計2.5ミリオンぐらいジョーダンが儲けられるっていう仕組みになっていて。
ただ、その契約書には、ジョーダンとナイキの契約書には、実はナイキがこういう条件を満たさないと契約切れますっていう。
ジョーダンがNBA選手となって、3年以内に新事業になって、NBAのオールスターになって、平均得点20点超えて、4ミリオン分の靴を売らなければ、ナイキはこの暗記をやめられますと。この契約を止められますと。
で、やっぱりジョーダンはジョーダンだったので、初年度全部達成したんですけど。しかも4ミリオン分じゃなくて125ミリオン分のスニーカー、彼初年度売ったので。
彼のパフォーマンスがめちゃくちゃすごかったからこそ、今ジョーダンブランドの5%の売り上げをもらえる契約になって、去年とかジョーダンブランドって5.1ビリオンの売り上げだったので、ジョーダンを単純計算すると250ミリオン以上もらっているんですけど。
それプラス、あと最近NBAのチーム売却して、それで3ビリオンぐらい入ってきてるんですけど、なんか結局ジョーダンも選手時代では儲かれなくて、これだけチームに貢献したのに、もう本当に自力で別のルートでようやくできたっていうところはちょっと悲しいところでもありますし。
51:16
さっきのカリーの話に戻ると、実際このシャドーエクイティがどういうふうに計算されるかというと、例えば数字をより柔らかくすると、2009年に入った時に500ミリオンぐらいの価値だったとしましょうと。
彼が例えば引退した、数年後に引退すると思うので、引退した時にウォリアーズが例えば10ビリオンの自家総額になってますと、なんで20倍増えましたと。
いわゆる9.5ビリオン分自家総額上がりましたと。それが分かった時に、じゃあカリーがどれぐらい貢献したかと。これは彼のエージェントとチームが交渉しあって、例えば10%ですと。
10%は貢献しましたねとなると、上がった分の10%9.5ビリオンの10%なので、カリーは950ミリオンぐらいの価値をチームに与えましたと。
おだしょー 貢献っていうのはどういうふうに測るんですか。
これはすごい難しいところで、これはもう交渉次第っていうところなんですけど、実際それによってよりファンが集まったり、よりチームの価値が上がったり、より勝ったりとか。そこは多分いろんな要素があるんですけど、明らかにカリーはかなりの影響を与えてるはずなので、そもそも彼がいなければいろいろ優勝とかはしなかったっていう。
なので950ミリオン分のいわゆる株みたいなものをカリーがもらえるようにすると。
それをカリーは、例えばそのチームがオーナーシップ変えて売却したタイミングで、カリーも自分の持ち分を売却できたり。場合によっては自分の持ち分を他の投資家に売却したりとか。
そういうのもできると、そうするとアップサイドが急に出てくるので、しかももう一つ重要なアップサイドとしては、1年間だけどっかのチームにいるっていう感じがなくなるんですよね。
より同じチームにいて、そこのチームの価値が上がったり、優勝に貢献したりとかっていうインセンティブが生まれる。
なので結局これってスタートアップの仕組みと似ていると思うんですけど、そういうのを作るのってすごい一つのオプションとしてあるのかなっていうところがあるのと、
54:01
あとは一つアイデアとしてたまに出てくるのって、そもそもプレイヤーがリーグをオーナーシップを持つべきなんじゃないかとか。
これって特に新しいリーグ立ち上げるときによく出てきたりとか、例えばNBAの新しいバージョン作りましょうみたいな話があったりすると思うんですけど、
やっぱりそこの一番難しいところって、アリーナの契約とか、そこら辺のビジネス周りの契約がいろいろ難しかったりするので、
そこまで現実的ではなかったりするんですけど、唯一これのできる手法って一つあるかなと思っているのが、それこそサウジアラビアの事例なんですけど、
アメリカってPGAっていうゴルフのリーグがあるんですけど、そこに対抗するゴルフリーグをサウジアラビアが作ったんですよ。
リブっていうLIVっていうのを作って、彼らは今まさにサッカーでやってることと若干似てるんですけど、めちゃくちゃお金払ってトップのゴルフ選手を勧誘したんですよ。
まあまあ獲得できて、最終的に何が起きたかというとPGAと合併したんですよ。
PGAがまあまあプレッシャーを感じたのかもしれないですし、裏に何か条件があったみたいな噂とかもありますけど、
結果PGAとリブが合併して、サウジアラビアが結局コントロールを持つようになってるんですけど、
似たようなことをバスケでやりたければ、複数のビリオネアが集まって、
そこでNBAと競合するリーグを立ち上げて、
選手にそういうようなストックオプションみたいな契約を提供して、
いい選手を結構獲得できれば、対抗したリーグを作って最終的に合併させるみたいな、
そういう仕組みってもしかしたら今後起きるのかもしれないなっていうところですね。
これはまあまあなお金が必要なので、そもそも現実的なのかっていうところあるんですけど、
リーグ自体に選手のオーナーシップを持つっていう話でいくと、
一つ最近面白い事例があって、新しいインドアゴルフリーグが始まるんですよ。
これタイガーウッズとローリーマキロイって、彼も有名なゴルフ選手ですけど、
の二人が立ち上げたゴルフリーグで、バーチャルゴルフとライブアクションの実際のゴルフを組み合わせた、
インドアのアリーナでやる、自称テックベースのゴルフリーグって呼ばれてるんですけど。
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自称、トゲがありますけど。
実際テクノロジーを使っているので、アリーナ自体も1.2万平方メートルぐらいのスタジアムでやるらしいんですけど、
実際、選手もマイクつけて、2、3000人ぐらいのファンが見ながらやるゴルフの試合なんですけど。
シミュレーションゴルフとリアルなゴルフを組み合わせたもので、スタジアム内でやるので、
さすがにドライバー、長いボールは打てないので、
それは、アイマックス、いわゆる映画館の超でかい画面に対してドライバーを打って、
そういうのってあるじゃないですか、バーチャルゴルフで画面に打って、それでどれくらい飛んだかっていうのが分からないみたいな。
それを映画館サイズのスクリーンでやって、
パッターとかショートゲームは実際スタジアム内でリアルでやるっていう。
今の技術だったら全然できそうですね。リアルにできそう。
そうなんですよ。多分実際できて、しかもファンがコースのコンディションをちょっと変えられたりとか、
それもどうやってやるのか分からないんですけど。
ファンが?
そうなんですよ。見てるファンとかが多分投票とかで。
ちょっとそこら辺は具体的なところは僕も分からないんですけど、そういうのもあったり。
結構テック要素がかなり含まれたリーグで。
投資家としてスポーツ選手とかも入っていて、あとPGA自身も戦略パートナーとして入ってるんですけど、
ここの資本政策がすごい面白くて。
そもそもリーグの54%はタイガーウッズとロリー・マキロイさんが作った会社が所有してて、
PGAツアーが18%持っていて、リーグなのでハイカーにあるチームがリーグの18%を持って、
最後の10%は選手が持つっていう。
実際ゴルフリーグの株を選手がちゃんと持つようになるので、それによってちゃんとインセンティブを揃わせる。
っていうところをしっかりそういう制度を作ろうとしているんですけど、
最後に言いたかったのが、この2回にわたってエンターメントスポーツを使ってこういう話をいろいろしてた理由って、
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エクイティとかインセンティブ制度っていうところを日本ではもっと考える必要があって、
特にサラリーマン文化とか、投資をしない文化とかっていうところを見ると、
スポーツ選手ってもちろん給料は普通のサラリーマンより高いですけど、でもスポーツ選手ってサラリーマンなんですよ。
年報が決まっててみたいなことですもんね。
もちろんボーナスとかそういうのあるんですけど、すごいアップサイドってないんですよ。
元が高いだけにそんな気に、わかんなかったけど、確かに。
そうなんですよ。しかも、もちろんすごいその分額をもらってたりするんですけど、そもそも寿命が短いですし、
結局彼らもサラリーマンで、裏を見るとちゃんとインセンティブのシステムを変えることによって、
どんどん選手のモチベーションとか変えられるんじゃないかとかいうのが思っていて、
特にこれNBAってすごい明確なんですけど、ある現象が起きるんですけど、
大体その年間契約なので、1年契約とか3年契約とか5年契約とか、2年契約とかそういうものが契約するんですけど、
最後の年、例えば2年契約で1年目終わって2年目に入った時に、
なんとなくと、あとこれ若干こういう研究があるんですけど、
契約の最後の年のスタッツ、その選手のスタッツってちょっと上がるんですよ。
成績が良くなるってことですか?
成績良くなるんですよ、個人のパフォーマンスが。
で、これって、
最後だから頑張らないと。
そうなんですよ、最後、いわゆる次更新しないといけないので、
更新するためにはもっとアピールしないとってなって、
更新は素敵ですね。
そうなんですよ。
で、面白いのは、それで例えばパフォーマンス良くなるじゃないですか、もっと頑張るので、
その翌年契約しましたと、契約した初年度のパフォーマンスちょっと下がるんですよ。
ひと安心。
ちょっとひと安心して。
なので、別に全選手そういうわけではないのと、全スポーツリーグそうなってるわけではないんですけど、
やっぱりそういう、でもそれは例えばエクイティに変えた場合にちょっと多分考え方変わったりとかすると思うので、
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もっと選手側としてはどういうふうにチームに貢献して、どういう価値を提供してるのかっていうのを考えるべきで、
チームとしてはどうやってもっと勝ったり価値を高めるようなインセンティブ制度を作れるかっていうのを考えるべきだと思っていて、
一番多分話したいところって、このスポーツリーグもそうですし、エンタメ業界もそうですけど、
普通の会社の中でもそうですし、人生の中でいろんなインセンティブ構図っていうのがあって、
人って基本的にインセンティブをベースに動くので、
そのインセンティブっていうのはお金っていうパターンもあれば、ステータスっていうパターンもあれば、
例えば学校だといい成績を取ると何が起きるか、親に褒められるとか、人が満足するとかっていろんなインセンティブがあると思うんですけど、
そのインセンティブを理解することによってユーザーの行動を変えられたり、場合によって文化を変えられたり、
場合によってそれを予測できたりすると思っていて、
それもあって、来週たまたまなんですけど、来週話す内容がまさにこことつながってたりするんですけど、
インセンティブはどう変わっているかを理解した人が作った事業について話すのがちょうど来週になるっていうところですね。
はい、じゃあ今回も聞いていただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。