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2022-01-19 30:13

品種開発の裏側【具体例編】〜フルーツ開発、何年かかる? #05

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#04 の基本編を聴いてなくても楽しめますが、基本編からがオススメではあります(^^) 品種をつくるのに約10年と前回で話していましたが、本当にそうなの?というテーマを、フルーツの具体例を2つ取り上げて話してみました(^^) ゆと的に本題と別で面白かったのは、日本の食料自給率はどんどん低く・・・と刷り込みのように小さい頃言われていたけど、意外と輸出されている!?てところです(◍ ´꒳` ◍)
<話しているテーマ>
・品種開発…ホントに10年なの?
・1つ目の具体例、あの有名なイチゴ「栃木i27号」の品種開発ストーリー
・あまおうは海外で人気?!
・消費者は知らない、フルーツの粒が大きいメリット
・2つ目の具体例、期待のサクランボ「山形C12号」の品種開発ストーリー
ご意見ご感想、こんなテーマで話してほしいなどありましたら、Twitterハッシュタグ #農食ラジオ つぶやいてみてください(◍ ´꒳` ◍)
00:06
農学ガチ勢TTです。
農学ビギナーゆとです。
農食ラジオ、今日も始めていきましょう。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日のテーマはまた品種ということで、
続きね。
なんですけど、前回はだいたい10年くらいかかるっていう、
品種を作るのに10年くらいかかるっていう話だったんですけど、
本当にそうなの?っていうところで、
実はこの収録、さっきやって、
僕のが飛んでしまったので、もう一回撮り直しなんですけど、
念願の2回目。
念願の2回目ということで、
頑張っていきましょう。
よろしくお願いします。
ということで、品種を作るのに20年くらいかかりますっていうのが前回の話だったんだけど、
本当に20年もかかるのかっていう確認のために、
ちょっと2つほどみんなが知っているかもしれない品種を例に、
例を2つ見つけてきて調べてきたので、
それについて紹介したいと思います。
お願いします。
はい。で、1つ目の品種。
その前にさ、ちょっと改めて、
10年の内訳、振り返ってみて。
10年の内訳ね。
10年の内訳は、だいたい前半の5年くらいが選ぶ、選抜するという工程ですね。
いいやつを選んで。
優秀な目的に沿った形、味、特徴のあるものを選んでいくのが、
最初の4、5年。
振り返って選んでいって、絞っていって。
後半の4、5年は本当にその特徴が発揮されるのか、
というのとか、品種開発の現場から、
実際の農家さんの生産現場に広げても、
同じ特徴が見られるのか。
なので、その汎用性というか、普遍性というか、
それを確認したり、品種登録の事務的なデータ取りとかをするのが、
後半の5年、というのが前回のイメージですね。
10年ね。
ということで、1つ目の例ですけれども、
品種の名前がトチギi27号です。
聞いたことある気がするんですよ。
めっちゃ聞いたことある気がするんだけど、分かんない。
分かんないですか。
トチギi27号は、通称スカイベリーと呼ばれているイチゴの品種です。
あー、なんか聞いたことある気がする。
これは、栃木県の農業試験場、イチゴ研究所で作られたものです。
栃木といえばイチゴというところなんだけど、
その品種が作り始められたきっかけとして、
もともとメインの品種だった土地乙女があったんだけど、
ライバルで福岡の天王が出てきていて、
03:03
天王は福岡なんだ。
そうそう。
なるほどね。
福岡県の天王の特徴で、土地乙女にないものは大粒であるという。
粒のでかさが違うというところ。
その高級イチゴ、箱詰めされているようなイチゴだと思うんだけど、
そういうのが果実の大きさっていうのが重要ということもあって、
ただ土地乙女は高級の箱詰めにはちょっと弱いよねっていう。
印象的なもの。
そう、という目標で作られたのがスカイベリーです。
なるほどね。
食べたことある?スカイベリー。
あると思うよ、普通に。
でもイメージというか印象強いというか、
しっかりちゃんと覚えているのは天王と土地乙女だね。
そうだね。
スーパーにはあんまり現れないのかもね。
贈答用みたいな。
プレゼントね。
そんなスカイベリーはですね、ニュースとかの記事とかを見ていると、
多分2015年ぐらいに一般流通し始めたのかな。
4年か15年かそのぐらい。
我々が社会人になる頃に。
そうだね。
比較的6年ぐらい前に出てきた品種なんだけども、
品種を作る一番最初の工程である交配。
品種Aと品種Bを掛け合わせると。
いいとこ取りしようぜというその交配は、
始めの段階ね。
いつ行われたでしょうかというのがクイズです。
なるほどね。
でも前回の復習だと10年ぐらいかかるよとか、
6回とか8、9回ぐらいやるよとかあった上だよね。
10年をベースにして、
2003年ちょっと伸ばしてみた。
12年。
12年ぐらい。
なるほどですね。
正解は2014年に栽培され始めたけど、
ファーストステップは2006年でした。
なので答えは8年でした。
むしろちょっと早いんだ。
ちょっと短い。
なので今のところDTが言った10年っていうのは、
ちょい嘘ぐらいに。
ちょい嘘ね。ちょい長。
ちょっと簡単に内訳を言うと、
さっき言ってた交配をして、
イチゴから種を取って、その種をまいて、
いいやつを選んでいくという工程に、
選ぶ工程が終わったのが2008年だから、
2年、3年かかる。
有望っぽいものを、
栃木県農業試験場、イチゴ研究所のところで、
良さそうなやつを植えてみて、
土地を止めたらどう違うかっていうのを、
確認したのが2009年。
なので交配が1年目だったら、
06:00
4年目か。
その4年目は試験場の中と、
栃木県内の5つの市で試験しています。
なるほど。
5年目はそれの2年目、再現生みたいな、
ちょっと特殊な環境において。
っていうのが5年目、6年目。
7年目には公募して品種名を決めて、
商標登録をして、
8年目に来ちゃったかな。
そのくらいの時に品種登録をして、
そこで栃木i27号という名前がつきました。
最初に言うの忘れてた。
多分iはイチゴの、
栃木県で作られたイチゴの品種で、
27番目のものという意味で、
栃木i27号だと思うんですけど、
登録名称はプロトタイプの名前というか、
コードネームみたいな感じで。
機械的なね。
通称スカイベリーということで、
2014年に一般栽培されて、
品種の登録がされて、
今に至るということですね。
なので結果としては、
今時間の話だったけれども、
クオリティとしても、
もともとお母さんに外観が優れる。
0024-1っていう変な通称みたいな。
多分24株目、
24番目に植わってたやつとか、
そんな意味しかないと思う。
なるほど。
っていうのをお母さんにしていて、
お父さんは味が良くて病気に強い、
栃木i25号という品種を使って、
結果でっかくて、
粒の重さで言うと、
土地乙女の1.6倍ぐらい。
スカイベリーが26グラムで、
土地乙女が16グラム。
1.78倍とか。
だし、光沢があって、
味と糖度は土地乙女ぐらいなのとも、
でかいという。
でかくて光沢があるというものが、
ちゃんとできましたよ。
8年かけて。
8年ね。
はい。
でも10年は穴が強そうじゃない。
そうね。だから、
10年ベースで見ると、
ちょっと短く見えるけど、
普通に長いのと。
大体10年って言うと。
1年ぐらいずつ巻いたみたいな。
感覚。
なんかね。
親になるやつってさ、
コードネームみたいなやつだから、
全然わかんないけど、
実際には普通に知ってるやつらなのかな。
知ってるやつ。
多分知らないやつだと思う。
あ、そうだね。
0024-1はお母さんは知らないやつだと思う。
多分品種の作り方の前の回とかで言ってたと思うけど、
でっかくてなんとかみたいな。
多分そのネガティブが強かったと思うんだよね。
なるほどね。
だからストックされたというか、コレクション。
はいはいはいはい。
その栃木県農業試験場のコレクションにはなったけど、
なるほど。
流通はされてこなかった。
なるほど。本当にそういう品種開発用のストックというか、
09:03
なんかで使えそうっていうやつとしてあるみたいな。
なるほどね。
そう。なので、
いいとこはあんだけど、総合力低いよねみたいな。
なるほど。
感じでストックされてたやつだと思う。
はいはいはい。
なるほどね。
そういうのがきっと大量にある。
大量かわからないけど、あるんだね。
うん。
面白そう。
で、あとは古いニュースだと、
アマウンは海外にも展開してるらしくて、
アジアとか、
多分アジアの富裕層みたいな。
はいはいはいはい。
やっぱそうだよね。
うん。
輸入系だと高くなる。
プレミア付きの価格で輸出されているということですね。
なるほどね。
日本国内での価格はわかんない。
うん。
でも、あれだよね。
結構狙い通りのものは作れたっていう。
そうそう。
ちゃんとスペック、もともとのスペック通りの大きくて。
プレゼント用みたいな。
そうそう、というところで。
あとは、こういう考え方もあるかと思って勉強になったのが、
今のはお客さん目線で売れるものっていうところだったんだけど、
粒が大きい別の特徴があって、
粒が、例えば1キロのイチゴを収穫するのに、
さっきの土地乙女サイズだと1キロで16グラムなんで、
わかんないけど、5、60個。
5、60粒収穫しないと1キロ満たないんだけど、
スカイベリーなら26グラムなんで、
5、60じゃなくて40粒ぐらい収穫すれば1キロになるんで、
粒が大きいっていうのはお客さんとか消費者にはメリットあるけど、
実際の生産者からしても生産コストが下げられるんで、
その分イチゴの値段を下げたりとか、あるいは利益が増えたりとか。
値段下げなくても利益率が上がる。
そうそう。
というので人件費かけずに済むっていうのもあるんで。
すごいね。2割カットだよね。
そう。8年も時間かけてボツになったと。
例えば、大きいのが流行りませんでした。ごめんねって言われたら、
品種開発した人はめっちゃ落ち込むけど、
でも、そういう二次的なメリットもちゃんと確保できてると、
これが遅らいりにならないで済むっていうね。
遅らいりしにくくなるね。
8年の仕事遅らいりしたらもう泣くでしょ。
何の仕事も、てかありそうだけどね、研究周りが。そういうのは。
だからね、8年もあるとこういうセンス、先見の明みたいなのが大事になってくるよね。
なるほどね。何を作るかって部分か。
そこは難しい。ただ、生産性が上がるとかそういうのは絶対だからね。
そっちの方が遅らいりする心配がないから。
確かに。予測しやすいというか。
12:00
そう。一勤めぎんとして確実に成果をあげろって言われたら、そういう品種開発を選んじゃうかも。
なるほどね。確かに。立場に。
夢のある品種。もちろん病気に強いとかもすごい夢があることなんだけど。
流行りに左右されるような、病気も流行りはあるんだけど、そっちの方が確実かな。
うまいって分かりやすく花がありそうなところよりも堅実に。
そうそう。ミーハーには飛びつかないぜみたいな人。
そういう思想の品種開発者。ブリーダーって言うんだけど。
そういう思想のブリーダーの人もいると思う。
ブリーダー。ブリーダーだよね。
っていうのが、トチオトメじゃなくて、スカイベリー。
トチギハイ27号についての解説でした。
どうですか。イチゴ業界は。イチゴ業界というか。
イチゴ業界は。
どうですか。8年。
イチゴは結構あれだよね。
割と品種の名前が何でか一般消費者にも知られてるのが多いよね。
そうだね。
ものとしては。
そうだね。何でだろうね。
何でだろうね。
公募してるから馴染みやすいようなのが来てるのかもしれないね。
ってことはスカイツリーももじってんじゃないかっていう。
なるほどね。
話もあるんだけど、そのぐらいではスカイツリーできたのね。
2014年とか13年とかね。
そうね。そのぐらいだったら2014年とかだった気がする。
でも公式には栃木県にスカイ山っていうのがあるらしくて。
スカイ山。
天皇の能に海なんだけど。
はいはいはい。
その山があるらしくて。そこに由来してるってのが公式のポイントですね。
はいはいはい。
うん。
なるほどね。
はい。じゃあスカイベリーの話でした。
はい。
ここからね、もう一つあるんです。サンプルっていうか例が。
うん。持ってきた事例ね。
はい。2つ目の品種名は山形C12号です。
山形C12号ね。
山形C12号です。
そうね。
これ何の作物でしょう?
全然わかんない。
なんかさくらんぼ。さくらんぼか米ぐらいだからさくらんぼかなって。
さくらんぼ。はい。正解です。
山形C12号はさくらんぼで、通称山形ベニオウと呼ばれる品種で。
もしかしたらこの品種名知らないかもしれないんで聞いたことない。
ベニオウ?なんかイチゴっぽいね。
クレナイキングですね。
クレナイキング。難しい方の赤にオウ。
クレナイキング。
ちなみにさっきのトツギi27号みたいな感じでこれも山形のチェリー。
12番目に作られたやつで山形C12号だと思います。
この品種が山形県農業総合研究センター園芸史研究所バイオ育種部で作られてるんだけど。
15:07
長い長い長い。よく言いました。
これが出てきたきっかけとしてはさっきのスカイベリーほど分かりやすくないんだけども。
今主流の品種がサトウニシキっていう1品種がもうほぼ9割とかの品種になっちゃってるんだけど。
そうすると作業時期が固まっちゃって。
さくらんぼの収穫できる期間ってすごい短いみたいなんで。
そうすると一気に集中しちゃうんで、さくらんぼ取り逃しちゃって腐らしたりとか。
そういうことがあるんで、一つの農家さんが1品種作るんじゃなくて、
2品種とも3品種も扱えば作業が分散するよねっていう。
そういう問題意識があって、
2つあるうちのもう1個は漠然としてるんだけど、
他の県に負けないような新品種を作りましょう。
すごいもうめっちゃフィードバックされそうな目標だよね。
でもなんか1個目の話も今思ったんだけど、
消費者的にもやっぱあるよね。
いろんなフルーツの中でさくらんぼってめっちゃ一瞬の時期で食べないといけないっていうか。
もらっても悪くなっちゃったりとかね。
しかも時期があるから大量に買ったところでみたいな。
そうなんですよ。
この山形ベニオがどんな品種なのかってことを先に言うと、
収穫時期が多島錦よりも1週間とか2週間とかずれてるみたいな。
それも1つの特徴なんだけど、結果的にすごく粒が大きいっていうのが魅力らしいです。
でかい桜。
でかい。さっきのスカイベリーと同じだよな。
これも雑踏品用なのかもしれないけど。
確かにね。
これはね、日テレのニュースエブリーとかで見たんで、
俺はこの品種知ってたんだけど。
まだ出てないけど。
サクランボってだいたい1円玉サイズとか5円玉サイズですけど、
この品種はどれぐらいだと思いますか?
コインで言うと。
コインで言うと、ズバリ当てちゃうと500円玉。
当てちゃいましたね。
500円玉ぐらいです。
で、粒の重さで言うと、
サトウニシキが1粒7.6グラム。
で、ヤマガタベニオは12グラムってことなんで、
倍弱1.9倍8倍っていうことででかいんで。
500円玉大のサクランボって言ったらなかなか想像もつかないというか。
外国にはあるのかな?もしかしたら。
よく食べるアメリカンチェリーよりも全然でかいし、
巨峰皮とかよりもでかいよね。
ブドウだよね。
巨峰サイズだよね。
巨峰だね。縦長だけど巨峰ちょっとでかいぐらいの巨峰。
18:02
なのでこの品種はなかなか肝入りで。
ただまだ知られてないのは、まだ出荷されてないんで。
2022年に初出荷。
サクランボ7月ぐらいが収穫時期なんで。
今から8ヶ月後とか。
今って言うと12月だけど。
7月頃にやっと出るとこ。
半年強度。
じゃあここでクイズです。
2022年に初出荷される山形ベニオですが、
品種開発の最初のステップ、
交配作業はいつ行われたでしょうか。
これか。
ヒントは前回の10年ぐらいかなっていうのがヒントになるかもしれないし、
ならないのかもしれない。
これは難しいよ。難しい。
10年よりかかりそう。かからなそう。
そうね。だから10年より木だからかかるんじゃねっていう。
さっきのはイチゴだからさ。
そうね。さっきは8年だったもんね。
一応分類、農学とかそっちの方々の分類的にはわかんないけど、野菜的な。
草だからね。草木で言うと草だからね。
こっち木だから10年ベースで1.5倍で15年ぐらいかかる。
15年ですね。
正解は2022年に初出荷されますが、
交配が行われたのは1997年、平成9年でございます。
計算できないぐらい前だよね。
パッと出ない。昔だって。
97年ってどんな出来事があったんだろうね。
98年だったらね、いろいろ横浜ベイスターズ優勝とか。
やばいね。97年は我々が小学校入学しましたっていう個人的ニュースがあります。
そうだね。タマゴッチが大ヒット。
そうだね。その時期だ。
とかそんな時期らしいんですけど。
だからタマゴッチがやっと来年初出荷されるって考えるとやばいよね。
やばいね。その観点で言ったら全然違う話になりそうだけど、
もう時代変わってるし、スマホだしみたいな。
平成9年だからね。
今例は4年になる。
例は4年だからね。
ちなみにその内訳なんだけど、さっきは
有望なものを選ぶのに4年。
イチゴの方ね。
イチゴは有望なものを選ぶのに4年で安定性とかを得るのが4年みたいな。
8年みたいな話だったんだけど、
これは年表みたいなのを見たときに、
97年後輩の次の行が2015年から17年再敗試験って書いてました。
21:03
なるほど。そのタイミングでほぼほぼさっきのスカイベリーと同時期になってるよね。
そうだね。
だから、さっき4年4年みたいな感じだったけど、
後ろの方もちょっと長いけど、
25年のうち、後ろは7年。
前半の有望な子を選ぶのに18年かかった。
高校卒業だね。
高校卒業するよね、そんな。
願望が。
前回のお話でもあったんだけど、
有望な品種を選ぶためにはある程度いいやつを選んで、
さらに安定してくるっていうのに種を蒔いて花が咲いて、
またその花から種を取ってっていうのを4回繰り返すっていう。
4回ぐらいだっけ。
4回ぐらい繰り返して初めて安定してくるっていう。
あ、そうか。序盤の段階でか。
そうね。話だったんだけど、
多分その4回繰り返すのに18年ぐらいかかったのか。
ちょっとここは内訳がもうスパンって切れてるからわかんないんだけど。
そうすると苗木を植えて、種を植えて苗ができて、
その木がまた実をつけるのに4年ぐらいかかるのかな、もしかしたら。
潰すにいっても18年ぐらいかかりそうっていう。
そうだね。
ちなみに2022年に初出荷されるんだけど、
その農家に苗木を渡したのは2019年らしいんで。
やっぱそうね。
やっぱ3,4年かかる。
桃栗3年かき発年で言うと桃栗川なんだろうね。
3,4年なんだ。
っていう25年間かかりませんし。
そういうことか。
だからもう2019年ぐらいには品種登録とかも完了し、
そのものとしてはあるよみたいな状態にはなって。
そうそう。
やっと出てくるのが翌夏。
そうね。
なるほどね。
楽しみ。
俺もこんな山形じゃないところで買えるのかは分からないけどね。
最初の段階から。
もし出会ったら買ってみたいね。
多分最初は山形県の偉い人とかが配ったりするだろうけど。
なるほど。
我々一般消費者のところにもやっていただいてくれると嬉しいね。
そうね。
食べ直とかでないかな。
そうね。食べ直とかあったらいいね。
すげー寝つきそうだけどね。
初競りとかってすごいじゃん。
マグロとかもそうだけど。
すげープレミア付きそう。
多分1箱は運10万円とか。
買えないわ。
それは無理だね。
25年かかるってことだったんで。
25年の便利を。
品種開発の人が30代前半までにこのプロジェクトに入らなかったら、
退職するその日まで世に出回らない。
何だろう。
30。
世に出回るところまで見届けたかったら30までにこのプロジェクトに入る人だ。
いずれにしろあれだよね。
職業人生のかなりを占めるプロジェクトになる。
そうそうそうそう。
24:00
木の25年っていうのはやばいね。
前回気づかなかったけど、木で品種変えるってやるとまた恐ろしいね。長いね。
やばい。
だからさっきのイチゴで流行りスタリガーとか言ってたけど、
25年でもう流行らないです。いらないですって言われたら結構精神的なダメージでかいよね。
作ってる側の人は。
でかいね。
もう一個だけ特徴があって、他県に負けない品種の中に含まれると思うんだけど、
なるほど。
果肉が硬くて日持ちするらしいんだよね。
うんうんうん。
っていうことなんで、
どんな感じなんだろうね。
輸送する時に悪くなりにくいということで、
海外に輸出も視野に入れてますっていう話らしいです。
アマゴみたいね。
さっきアマゴ出たけど、海外にやるってことで。
だから日本って食料持久率が社会の教科書では何パターンか知らんけど、
米以外持久持続できてませんっていう。
輸入に頼ってますっていうのが話が多い。
よく聞くんで、こうやって逆に輸出するんだっていうのは結構驚きっていうかすごいことだよね。
いや驚きで驚き。全然考えたことがなかった。
てか考えたことなかったし、ないと思っちゃってたからなんとなく。
食べるものの一部が国産みたいな。
そうだよね。それがまさか出てってるんだからね。
すごいねって思ったんだ。
だから結構ね、自分も品種改良開発にやってたことあるんだけど、
今回調べて勉強になったのは、
結構流行りすたりというか消費者の好みに合わせて品種開発を頑張ってるんだなっていう印象もありつつ、
それが当たらなくてもさっきのね。
なるほどね。攻めと守りじゃないけど。
スカイベリーはね、粒がでかくて収穫回数少なくて済むとかね。
そういう第二のメリットがあると、ずっこけてもダメージ少ない。
なるほど。決済取りやすそうだね。合うしやすい。
そうそう。だし、あとは結構品種開発の人って農家までチェックして終わりっていう仕事が多くて、
自分が作った品種を農家が作れましたって終わっちゃうこと多いんだけど。
流通まで考えるっていうのは結構ね、そういえばそうだよなと思って。
だからその後スーパーで売られておしまいぐらいでは考えると思うけどね。
海外まで行くとかそこまで考えないもんね。
確かに確かに。
そういう頭があればね、今度は日持ちするやつを作ろうとかね。
なるほどね。面白そう。
ということで8年25年かかる。
25年で麻痺してるけど長いよ。
そう。っていう品種開発の世界ですけど、どうですか聞いてみて。
いやー同じになるけど長いね。
27:00
長いよね本当に。
作る工でいくとやっぱすごい情熱とかこだわりというかやっぱないと難しそうな仕事でもあるねと思った。
そうだね。あとはコロコロ担当者変わると難しいだろうね。
確かに。
なのでこのことを知らないとね、こんな品種作ってみたいな。
例えばその県の偉い人が農業試験場にこういう品種作りなさいとか言っても、
いやあなたが現職のうちには完成しませんよみたいなことも起こるだろうしね。
お客さんの声を聞いて品種を作り始めたけど歯割りが変わっちゃうってこともあるだろうし。
そんなにリスクというか覚悟を背負いながらやってませんって話ですね。
すごいね。
なんかこの間他のテーマでも言ったけど、これやっぱいろいろ話聞いて知るとさ、いろんなものに感謝しやすくなるね。
そうだね。マジで新品種には感謝してほしいです。
米とかも結構最近新品種出てるからね。
あーそうなんだ。米も品種なのかブランドなのかもちょっとよくわかってないね。
米も多分このトチギアi27号とかヤマガタC12号みたいな感じで登録されてるかもしれない。
ただ俗称でスカイウェリーとかヤマガタベニオンみたいな名前がついてる。
品種にも感謝しようと思いましたね。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
ということでね、今日のまとめ的なのが8年とか25年かかりますせー大変ですせーっていうところなんだけど、
前回も同じこと言ったんだけど、それをどうやって短くするのかっていうのがやっぱり技術開発の課題なんで、
遺伝子組み替えもその一つかもしれないし、ゲノム編集っていうのが最近あったりするんだけど、
どういうアプローチでどのように短くするかっていうのとか、じゃあどういう例があるかっていうのとかね。
その辺を次回なのかいつか。
別トピックとして。
リスナーのゆとさんが興味があれば教えてもらえればと思います。
ということで8年25年かかる品種に感謝ということで。
品種作ってくれた人ありがとうってことでよろしいですかね。
そうですね。
感謝してスーパーに行きましょう。
じゃあ最後にですねこの番組では皆様のご意見ご感想をお待ちしております。
お待ちしております。
ツイッターハッシュタグ農職ラジオでコメントしていただければ私たちも目を通してみますのでよろしくお願いします。
お願いします。
あるいはアップルポッドキャストのレビューとかでもいいですし。
あとはですね。
スポーティファイでフォローしていただいたりとかレビュー書いてもらったりとかできれば星5つを選んでいただいて。
ちょっと調子乗りましたけど。
お願いします。
いずれ評価してもらえればありがたいですよろしくお願いします。
はいよろしくお願いします。
30:01
それではまた次回さようなら。
さようならではでは。
30:13

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