1. NOIZ NOIZ NOIZ FM
  2. 現代メタル通信2024年11月号 ..
2024-11-30 1:23:18

現代メタル通信2024年11月号 ジャンルミュージックとしての深化

NOIZ NOIZ NOIZ FM「現代メタル通信2024年11月号 ジャンルミュージックとしての深化」s.h.i.(和田信一郎)+清家咲乃

現代メタルガイドブック
https://www.ele-king.net/books/008953/


プレイリスト(Spotify)
https://open.spotify.com/playlist/6kX...


1. Judas Priest / Panic Attack(from "Invincible Shield")
• Panic Attack

Opeth / §1(from "The Last Will and Testament")
https://berhutangbudi.bandcamp.com/al...


3. Gaerea / Hope Shatters(from "Coma")
https://gaerea.bandcamp.com/album/coma


4. Knocked Loose / Suffocate(feat.Poppyu)(from "You Won't Go Before You're Supposed to Go)
https://knockedloose.bandcamp.com/alb...


5. Kruelty / Absolute Terror(from "Profane Usurpation")
https://kruelty666.bandcamp.com/album...


6. Antania / The God Complex(The God Complex)
https://thetriadrec.bandcamp.com/albu...


7. Folterkammer / Anno Domina(from "Weibermacht")
• FOLTERKAMMER - Anno Domina (OFFICIAL ...

8. ODIOUS / Halo Slave(from"Equilibrium Tool")
https://odiousband.bandcamp.com/album...



9. Effluence / Growing(from "Necrobiology")
https://effluence666.bandcamp.com/alb...


10. Five the Hierophant / Apeiron(from Apeiron)
https://agoniarecords.bandcamp.com/al...
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/671484935f7e8bea6c58c8a8

サマリー

現代メタル通信11月号では、メタルジャンルの深化について議論され、特にジュダス・プリーストの最新アルバム『インヴィジブル・シールド』が取り上げられています。メタルの新しい方向性とサブジャンルの進化が探求され、プレイリストも作成される中で、当時のシーンと現代のメタルとの関連性が考察されています。このエピソードでは、現代メタルの進化について、ジューダス・プリーストやオーペスなどの著名なバンドを参照しながら、その音楽的要素や影響が深く掘り下げられています。また、ポルトガルのバンドゲイリアの新作も紹介され、メタルシーンにおける多様性や新たなトレンドが探られています。現代メタルの進化において、複面バンドやビートダウンハードコア、クルエリティの音楽スタイルが取り上げられています。これらのバンドは、メタルとハードコアの要素を融合させた独自の音楽を提供し、今後のシーンの動向に影響を与えるとされています。このエピソードでは、クレールTやアンタニア、フォルタ・カンマーなどのバンドを通じて、言語や音楽スタイルの影響が探求され、特に日本語の歌詞の意義やオペラティック・ブラック・メタルの新たな可能性に焦点が当てられています。現代メタル通信では、フリージャズとデスメタルを融合させた珍しいバンドやジャズを取り入れたメタルのアルバムについて語られ、近年のメタルシーンにおける音色の変化やジャズ要素の取り込みについての興味深い考察が展開されています。現代メタルシーンの深化についての議論が行われ、さまざまなアルバムやアーティストに焦点を当てて新たな視点が提供されています。

現代メタル通信の概要
特殊カルチャープログラム、NOIZ NOIZ NOIZ FM、本日は先月第1回として、現代メタル通信というものをスタートした新コーナーがあるんですけども、
その11月号という形でですね、今回もSHIさんこと、私、イチロー三世から聖家佐紀野さんをお迎えして、
現代メタル通信11月号をお送りしたいと思います。現代メタル通信というものの説明から入りますと、そもそもですね、
2022年に現代メタルガイドブックという本が刊行されまして、こちらが幅広くいろんなジャンルに影響を及ぼしたり、
あとはいろんなジャンルを取り込んでいる最新型のメタルみたいなものを紹介するという趣旨のものだったわけなんですけど、これが2022年刊行ということで、
その後、現在のシーンというのはどういうふうになっているのかというようなところをお伝えするというような形で、現代メタル通信というのをやっていきたいと思っております。
前回は、越境星みたいなところに着目して、ちょっと今年のシーンを振り返ってみたわけなんですけども、今回はまた2024年のシーン振り返り第2弾みたいなことでですね、
今回はジャンルミュージックとしての進化と題しまして、メタルをよりサブジャンルみたいなところも含めてですけども、
越境星というかミクスチャーみたいなことよりは、ジャンルを深めていくみたいな形でのメタルの最新型といいますか、そういったものをお伝えしていければと思います。
ジャンルミュージックとしての深めすぎてすごいことになっちゃったみたいなのも、今日はいろいろ出てくるかと思うので、
そういったところは実際にプレイリストも作って、また概要欄の方にもリンクも載せておきますので、そちらも併せてお楽しみいただければと思います。
ということで、今日も私、イチローさんと、聖傑、さきのさんと、私、大久保の3人でお送りしていきます。
じゃあ今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
あれですね、ちょうど前回の、第1回の配信した後で、
渡さんが確かTwitterで言われてたんですけど、プレイリスト先に聞いてからこちらの動画見ていただくと面白いかもみたいなことを言われてて、
確かにそうかなという気もするので、
そうですね、視聴者の方も1回ちょっと聞いてみてから、こちらの動画に戻ってくるみたいなことをやってもらえると楽しいんじゃないかなという気がします。
その辺は、お好きな形で楽しんでいただければと思うんですけども、
ということで、そうですね、今回も前回同様5曲ずつセレクトしていただいたわけなんですけど、
このお互いのセレクションはそれぞれどう思われましたか。
とりあえず、この企画というかプレイリストのまとめ方の出発点として、
前回と今回と年内のあと1回ですかね、その3回で今年紹介しようと思ったらどういう風なテーマで分けていくのがいいかなということで、
前回はメタルあんまり馴染みがない方にも届きやすいような影響性があるものっていうことと、
今回はメタルファン向けに分かりやすく強い作品にしようかなっていう、何とか合意した上で、
そのお題を改めてやったのが出発点ではあるんですけれども、
っていう風にやったら、思ったよりもマニアックな感じに比率が多くなってしまったなという印象を我々も持っておりまして、
ただ、自分のセレクトの一番初めにジュラス・フリーソンっていうのが、
一番メタルファンの中で格が高いっていうか人気があって影響力も大きいバンドの一つを持ってきてはいるんですけど、
実はこのバンド自体も、
メタル中のメタルみたいなところですね。
そうですね、メタルゴートっていう自称を自ら共に認めるバンドではあるので、
ただこのバンド自体が実は様式美的なところを固く守りつつ、
信念の守護者的なイメージを持ちながらも、
その時々の流行に割とふと明るく乗ってくるバンドであって、
そういう伝統と革新の両立みたいなことをすごいやる気があるバンドで、
それがメタル全体にも波及しているっていうのはあるので、
今回のようなテーマでまとめたらこういうふうになるのも、
ある意味、自然の流れかなと思っております。
ということで、それぞれのスタイルのコアではあるんだけれども、
意外と強制的なものを持っているラインができたかなって思ってます、自分は。
はい。
はい、私は前回かなりポップな方に振り切ってまして、
その、何ですかね、かなり気を使ったというか、
メタルっぽくないものを頑張って選んだので、
今回はもう振り切って、逆に振り切ってしまおうと思って選曲してて、
あと、メジャーなものはなるべく選ばないって勝手に決めたので、
この先年間ベストとか出た時に、
大体入るだろうなみたいなものはなるべく外して、
スペクトラルボイスのシンプとかも良かったんですけど、どうなんですかね、
メタルファンを対象にするっていうのは2人の共通認識だったんですけど、
メタルファンをどういう人に設定するのが良いのかちょっと迷ってしまって、
スペクトラルボイスってみんな聴いてるかとかって思ってたんですけど、
それが結構間違いだったかもって、
和田さんの選曲見て、かなりユーザーフレンドリー、リスナーフレンドリーな選曲だったなと思って、
一瞬しくじった感じがあったんですけど、
とりあえずメジャーなものをなるべく避けて、
あと趣味全開でいいかなという、
ファン的にクオリティが高いもの、評価が高いものっていうよりは、
個人的に刺さったものを上げていった方が、
聴いてる方が知らないものが紹介できるかなと思って、
今回はこの感じで選びました。
結果的にすごいバランスというか、両サイドに広がっていく感じの並びになったかなと思いますね。
そうですね。
今のスペクトラルボイスということで、いろいろ自分も言えることがあるので、
おまけ的に言うと、まずバンド的に言うと、
ブランドインカーテンションのメンバーの余分の3かの同じバンドで、
初期でSメタルの再評価の長いメインのバンドの一つなんですけど、
それが今年、新譜をブランドインカーテンションよりも先に出してて、
とてもいい内容なんだけど、個人的にはカオスが薄れたかなとか思いつつでも、
すごい良い内容だから30回ぐらい聴いてるかなっていうような、
感じだったんですけど、
関さんの印象に絡めて言うと、
確かに専用的なメタルを掘ってる人はみんな知ってると思うんですけど、
でもあんまりレスメタルの方向に行かないと、
知識の共有されてないのかなっていうような、
知られてる範囲では有名だけど、知られてない範囲では全然知られてないっていう、
レイヤーの違いがあるかなっていうことがあって、
だからこうやって入れたり外したりする選択は難しいですよねって思いますね。
難しかったですね。
最初そのお題を決めた時には、
それこそメジャーどころがガンガン来る感じになるのかなっていうのもちょっと思っていたんですよ。
それこそマネスキンとか入ってくるような感じになるかなって思ってたんですけど。
それで石野のみ語れますよ、マネスキンで。
そうはならなかったのが面白いところだなとは思うんです。
ジュダス・プリーストの現状
早速個別の曲に入っていきましょうか。
じゃあそれではですね、今回も最初の5曲、和田さんセレクションで、
後半5曲、seikeさんセレクションになるんですけども、
最初がジュダス・プリストのパニック・アタックとアルバムインビシブル・シールドから、
これはあれでしたっけ、シングル、ファーストシングルとかだったんでした。
ファーストシングルだったかな。
ちょっとシングルの順番を覚えてないので、どうしても自分はアルバム歌いに行きたい人間なので、
それはそこら辺の認識がすごい甘い地方にあって申し訳ないんですけど、
でもただシングルカット的な扱いはされたかなという気はしますね。
なんかね、なんか聞いた覚えあったんで、
多分何かしらシングル扱い的な曲ではあったんだろうと思うんですけど、
ちょうどあれですよね、ジュダス・プリストというと。
先ほどもおっしゃってたように、
メタルの、一番メタルらしいメタルみたいなイメージもある一方で、
結構その時々の、それこそ、
現代メタルガイドブックを作る時にも、
過去にはレゲエを取り入れたこともあるみたいな話もされてたかと思うんですけど、
今回のアルバムにはそういったところって意味では特徴的なことはあるんですか?
本当にジュダス・プリストって、
様々な角度からすごい語りがいのあるバンドで、
例えばブラックサーバスとかでもそうなんですけど、
バンド単位で、現代的な視点から語り直すような番組、
1回作れてしまうぐらい話題が多いバンドなんで、
ちょっとそこら辺は、赤いスマで話すと。
まずジュダス・プリストっていうのは、2018年のファイアパワーというアルバムがすごい、
大評価されて、
今のボーカルの方が、
メタルゴーツという通称も持っている信原歩道という方なんですけど、
その人が1回2000年代ぐらいに、
90年代後半ぐらいに抜けてて、
9インチでトレンドレスナーとかで仕事をしたりしつつ、
自分の思う、あんまり生徒派よりじゃない、
いわゆる生徒派のメタルではないところを追求した上で、
また帰ってきたっていう経緯があるんですけど、
その帰ってきたのが2005年のエンジェル・オモリ・トレビューションという、
本当に当時は大歓迎された、実際内容もいいアルバムなんですけど、
それ以降は毎度、様式美的なところをメインに据えた活動、
作品を続けてるんですね。
それの集大成的な素晴らしい内容だったのが、
2018年のアイアンパワーというアルバムで、
そこから6年ぶりに出たのが、今回のインヴィン・シブレ・シールドというアルバムで、
個人的には、いわゆる生徒派メタルとか、
そこからちょっと広がった、例えばアイアンメイデン以降の、
それとスラッシュメタルの間にあるのはスピードメタルみたいな要素とかもだいぶ拡張して、
全般的にものすごくリフのクオリティが良くて、
曲も良いというアルバムになっていると思っています。
なので、ファイアーパワーより好きな人も多いんじゃないかなというぐらいの
歓迎のされ方をしているのが、今回のアルバムで、
その一番初めの曲が、プレイリストにさせていただいたマイクアタックという曲ですね。
聖傑さん的にはこのジューダスの現在みたいなのはどう思われます?
初めてリアルタイムで聴いたのがリリーマン・オブ・ソウルスかな?
だったんですけど、その時は別に悪いとも思わなかったんですけど、
やっぱり初期作の方がまだ効いてるなみたいな、
未だに効いちゃうなって感じだったんですけど、
ファイアーパワーが出た時にすごい良くて、
今回もちゃんと良かったので、それはかなり喜ばしいことで、
さっき和田さんもおっしゃったようにプロダクションがかなりモダンになっていて、
特にギターの音とかの質感がモダンなので、
今聴いてもあんまり虚偽反応を出る人いないんじゃないかなというのもポイントだと思っていて、
キャッチーさではファイアーパワーの方が多分強かったかなと思いつつ、
あと1時間超えのアルバムが出るっていうのも個人的には嬉しいというか、
クリプトプシーがものすごく久しぶりにアルバム出して、
本当に内容良かったんですけど30分ちょいで終わっちゃって、
正直そこはもうちょっと作って欲しかったって思ったりしたんで、
このボリュームで出るのがシングルカット含めてとはいえ嬉しいんですが、
一方最近アルバム離れと言われているので、
もしかしたらこの尺出るじゃないですか、サブスクでも一番下に2時間って出ると、
それでフルで聴くのやめちゃう人ってもしかしているのかなっていうのは見なったりはしたんですが、
でも内容的には私もすごく大満足の良いアルバムだったなと思っています。
今の尺の話で言うと多分デラックス版のやつが普通に出てくると思うんですよ。
これが本編だけだと52分くらいだったのが、
デラックス版の14曲だと1時間3分くらいなので、
っていう風に思うと意外とボーナストラックも外して聴きたいっていう人だったら短いと思ってくれる。
ジューダス・プリーストの変革
一方でそういうの気にせずにデラックス版見て長いなって思う方が出てくるかなっていう感じではありますね。
そうですね、多分50何分でも思う人いるんだろうなって。
前にツイッターかなんかで1時間超えのアルバムふざけるなみたいなことがあって。
もちろんシングルカットされたこのパニックアタックだけでも聴いてみてほしいなと思います。
あと昔からのファンの方はこれを機に、
ちょっとモダンなやつ、これがいけるんだったらモダンな感じのものでもいけるんじゃないかっていうのも込めてお勧めしたいですね。
結構そう、モダンなものを聴いてる人でも聴けるメタル、ヘビーメタルっていう感じはありますね、確かに。
他のバンドで例えると、例えば2曲目3曲目に、さっきスピードメタルって言いましたけど、
エージェントスティーブとかトキシックみたいな本当にコアなメタルを求めてる人が好きで、
でもジャズとかプログレー的な意味でもすごいバンドが80年代増すぐらいに結構出てきたんですけど、
そのバンドあたりにそのまま続けるような感じがあって、
個人的にはそこも自分の趣味的にすごいハマったりしましたね。
だからいわゆる真のヘビーメタル的なものをもちつつ、ちゃんと新しくなってるっていう風な感じのアルバムで。
ロッキングウォーのレビュー担当したんですが、これちゃんと1ページ扱ってくれて、そこにいろいろ書いておきました。
フックはちょうど多分ね、それこそジューダス・プリーストってリアルタイムで初めて聞いたのがペインキラーだったので、
あれはなんかね、やっぱりね、先列だったんですけど。
ペインキラー出てきた時の印象ってすごい興味深いので伺いたいんですけど。
やっぱりどことなく過去のバンド感はやっぱりあったんですけど、
それこそ当時もスラッシュメタルを導入したみたいな風に言われることも多かったんですけど、
やっぱり、むしろね、そこから遡って過去のを聞くと古臭く感じるくらいの、
本当に結構最新の音っていう感じがしましたね、ペインキラー出た当時聞いたときの印象としては。
新たな大衝撃作と呼ばれるペインキラーっていうのは90年後の発売ですけど、
当時はグラインドコートとかデスメタル聞かれてました?
当時は、いや、そこまでは聞いてなかったかな。
せいぜいスラッシュしてんのとかその辺は聞いててっていうくらいの感じですね。
これが同時期だっていうのもまた面白いのがメタルシーだなって思いますね。
はい、という感じで、ジューダス・プリストはこんなところでいいですかね。
第1公演も12月の頭にありますので。
そうですよね、これもね、行かれる方はぜひ楽しんできていただければという感じですけども。
自分も1個行きます。
いいですね。
元気とはいえ年齢も年齢なので、そろそろ見とけるうちに見といた方がいいって感じもありますよね。
そうですね、メインの人たちは72歳くらい平均年齢なので、でも元気ですよ、すごいですね。
ここで言うとまだノーハイトーンが出るのもかなりすごいなって。
そうですね。
やっぱりね、パニックアタックを聞いてても全然キーを下げてる感じがしないっていうか。
そうですね、ただプリストの話が長くなってしまったらダメなんですけど、
意外とあの高さだと下げないほうが出しやすいんですよ、出せることができてれば。
全部下げたらいけるので。
なるほど。
いわゆるミドル的な高さが上がるときつくなるんですよ。
みたいなことも見るとすごいなと思うので、是非聴いてください。
はい。
オーペスの最新アルバム
じゃあ続いて2曲目に行きたいと思うんですけども、2曲目がオーペスのアルバム
The Last Will and Testamentから、これはセクション1って読むってことでいいんですかね。
読み方はわかんないですけど多分そうそうかなと思います。
こちらも応募書というか、プログレッシブメタルのベテランということでいいかと思うんですけど、
今、曲名がセクション1と読むのではないかと思われるっていうことを言いましたけど、
全曲、これが1曲目でセクション1、2、3、4ってなってるわけなんですけど、
やっぱりコンセプチュアルなアルバムっていうことになるんですかね。
そうですね、実際にコンセプトアルバムみたいで、そのあたりを説明した曲は結構ネット上にも上がってるので、
見ると楽しいと思うんですけど、その一方で音楽性的に言うと、オーペスって何年くらいかな、
2011年のHeritageってアルバムに、いわゆるデスメタルから抜けるみたいなことをやってて、
それ以前のファンからはだいぶ賛否両論があった中で、いい作品をたくさん作り続けてきて、
今回の5年ぶりのアルバムで、グロール、デスボイスっていうか、ちょっと歌の感じのデスメタル寄りの歪んだ声があるんですけど、
ボーカルのミカエル・オカフェルという方は、それもクリーントーンのボーカルもメタル界隈で、トップクラスだって言われてる人だったのが、
そのグロールを取り戻した、全面的に半分くらい入れてる作品になったアルバムで、
曲の良さもあって、本当にファンの方々が大全散されてる、シンプルですね、今回のアルバムが。
実際素晴らしいと思います。
この曲を単独で聴いても、グロールのパートがありつつ、後半でシンフォニックなキーボードが入ってきたりして、
プログレッシブメタルだなっていう感じもありまして。
プログレッシブメタルと言えばちょっと今思い出したんですけど、
今月の配信の最後のお知らせのところで、
和田さんがレコードコレクターズのプログレメタル特集で寄稿されてるっていう話で、
ツッコミどころも含めて面白いですと言われてたんですけど、
僕ちょっとまだ現物見てないんですけど、ネットでちらほらとすでにツッコミが入っている感じで。
そのくらいのことはこの番組で喋っていいのかなという気はするんですけど、
まず今の話で言うと、もともとレココレの言うことに全部傷つける方々がいて、
多分今はネットでSNSで上がっている感想ではそれがメインだと思います。
ただそれとは別のラインで自分もいろいろ言いたいところがあるので、
でもすごい面白いものだと思います。
なるほど、そういうような人がいるんだな。
ちょっと評価できるところとディスポイントが両方ともあるので、
それはまたいろいろチェックを入れるべきポイントが出てしまうのである程度控えておりますけど、
そこでコナンまで言ったようなオーペスっていうのは、
ドリームシアターとかがプログレッシブメタルの代表格と評価された以降に2000年代に入ってから、
そうやって参照されるスタイルを作り上げたバンドですごい重要なバンドで、
クリーンとグロールの組み合わせっていうことの他に、
北欧のゴシックとかそれからフォークみたいな要素を組み合わせて、
10分くらいのスパで流れていく、様々しくもすごい魅力的っていうか、
酔いしれることができるような香り高い曲調を、
70年代プログラムの影響で構築するっていうスタイルが、
とても分かりやすい魅力に溢れているところがあって、
オーペスみたいな70年代プログラムのバックグラウンドはないバンドもすごい影響を受けている感じなんですね。
今回のシンプルはそれが戻ってきた時に評価されている一方で、
聴くと昔のスタイルと全然違うっていうのがまた面白いところなので。
このプレイリストに入れたセクション1で言うと、
相当のシンセとか、上物と下のリフのカナミとかがアクセントの擦れ方が独特で、
これ昔やってなかった良さと思うんですね。
なので聴き比べるとまたすごい面白いなって思います。
これで初めて聴く方はこれと合わせて過去作も聴いてみるという感じですね、そういう意味では。
そうですね、だいたい比べられる作品で言うと、
本当に名番扱いされているのがたくさんあるんですけど、
主に2001年のブラックウォーターパークと2005年のゴーストレバリーズっていうアルバムが、
1個目のブラックウォーターパークがさっき言ったような国語式的な感じで、
ゴーストレバリーズはアメリカ進出のきっかけになったアルバムだと思うんですけど、
結構トゥールみたいな要素がすごい上手く使われていて、
しかも昔ながらのプログレー的な助長もあって、すごい良い内容になっています。
それ比べると面白いかなと思いますね。
なるほど。
せいけいさん、このオーペスの進歩はいかがでした?
オーペスはもともとすごく好きなんですが、
割と本当にブラックウォーターパークとかが、ずっと2000年代終盤で新しく聴き始めた人でも、
やっぱブラックウォーターパークがいいよねって言われがちな印象があって、
ヘリテッドとか好きなんですけど、個人的には。
後追いで聴いてもこれ出た時叩かれただろうなって分かる感じの様変わりをしてたので、
それ以降も聴いてはいたんですが、今回やっぱりネスボイスが戻ってくると、
前作とかと比べてものすごくこの一周目聴き終えた時点での感想が、
これはめちゃめちゃ好きだなっていうのが出てくるぐらい良かったですね。
もちろんクリーンボーカルもあって、シアトリカルな歌い方というか、
ドラマがある感じで、
ミュージカル調のステージングでフルでコンセプトライブみたいなのをやってるのを見たいなっていう、
物語音楽とか好きなのです。
それこそサウンドホライズンってのが好きな人はこういうの間違いなく好きなんじゃないかなと思える感じで、
個人的には過去数作の中でも今回はやっぱり一番好きだなっていうのが結論です。
本当にグロウというかネスボイスの発声が、
発声というか響かせ方が世界で一番素晴らしいと言われてるうちの一人なので、
それを捨ててるっていうのがまずもったいなかったことに加えて、
そのようなボーカルが入ってくると、クリーンとグロウ両方とも引き立つような、交互に出てくるようなアクセントが生まれるので、
そのままの曲の要素にもつながって引き立ててもいいのかなと思いますね。
これはすごい良いアルバムですよ。
オーペス、金作が物足りなくなってた方たちにもちょっとこれを機に戻ってくるといいのではみたいな、そういうところもある。
いや、ただ自分はね、ヘリテージもすごい好きで。
オーペスが3枚選ぶんだったらヘリテージ絶対入れてたんですけど、
その味がちゃんと活かされてるのがシンプルすごい良いなと思いました。
なるほど。
ゲイリアの魅力
じゃあ2曲目はオーペスのセクション1でしたということで、続いて3曲目がこれはゲイリアって読むんですかね。
そう、それっぽい感じしますね。
ポルトガルのバンドになるんですけども、そちらのコーマというアルバムからホープシャターズという曲を選んでいただいてます。
一応、肩書き的に言うとポストブラックみたいなことが書かれていることが多いんですけど、
割とシンフォニックなブラックメタルの王道感もあるなっていうのはこの曲に限った印象であったんですけど。
まずこれは多分メタルアーカイブスとかで出なくても、バンド名を検索して複面のリクエストを見ていただくと色々イメージが出やすくなると思うんですけど、
見せ方的にはスリープトークファンタジーに近いのかな意外と。
その複面バンドで音楽性もポストブラックメタルと言いつつポストハードコアとかネオクラストとか、
それから劇場ハードコア的な要素もあるというか、進歩で増えてきた感じなのかな。
そういうバンドで、例えばスバルバルトにあたりと比べてみると相当比較対象としてわかりやすい気もしないでもないんですけど。
前作、2022年のまさに仮面をアルバムジャケットでした、ミラージュっていうアルバムの時点でだいぶ注目されていたのが、
今回特徴的な美しくも古くもあるこの場合と、ジャケットもあって一気に注目される印象がありますね。
実際アルバム全体すごいいい感じなので。
この曲みたいなスタイルが軸になりやすい、割と色々あってそれも全部曲が良くて演奏もいい感じなので、
ぜひ通して聴いてみていただけるといいかなと思います。
聖傑さんはこちらはいかがですか。
複面バンドの魅力
複面バンドっていうと、こういうちょっとエクストリームな方向で複面バンドってなってくると、
割とポータルみたいなものすごくとっつけにくかったり、アングラなイメージを出しているバンドのイメージもあるんですけど、
このバンドはかなり聴きやすい印象が強くて、
割とハイブリッドサウンドというかポストメタルとブラックメタルと色々ポストハードコアとかって入ってるんですけど、
ハイブリッドでもあまりガチャガチャしてないんで、スムーズに全体的に融合していて、
でもガチガチのブラックメタルとかハードコアを聴くよりは断然聴きやすいっていうのもありまして、
そうですね、ラウドロックとかニューメタルとかそういうのから入ってきてもスッと聴けるんじゃないかなと。
新しいんですけど、新しいとか今時だなって感じのサウンドなんですけど、
聴きやすさがあるので、確かに広くお勧めできるアルバムだなと思ってます。
なんかFFのあたりと比べるとカセトーシが良くて、メタルらしい輪郭の硬さもあるんだけど、すごい爽快感があるというか、
その上で、さわやか一辺倒ではなくて、このぐらい感じがあるかなって思いますね。
続けて、次がノックとルースですね。
ノックとルース、これはアメリカのビートダウンハードコアってことになるんですかね。
ビートダウンの要素もあり、多分今、作品の広域的にも、そしてそれがなぜかすごい人気を得てしまっているということにおいても、
今一番需要だと思いもくされているハードコアバンドの、メタリックなハードコアバンドの一つだと思うんですけど、
ワイドターンスタイルあたりと同じような沈黙を収め方をしつつ、音的にはあんまりポップな様子はないんだけど、
アメリカの出た直後のシャウトで30位以内に入っていた感じがあって、音もかなり突きにくくあるんですけど、
この曲はポピーという、かなりメタル方向に行っている、
独占アーティスト、ポピュラーの人気もある人がフィーチャーされているやつで、
このノックとルースのボーカル自体が高いっていうか、
例えばメタルで言ったらアートゲイザーゲイスのトマス・ディーのバグみたいな、高音で喚くようなタイプっていうこともあって、
声が高いポピーと一緒に歌っても全然違和感がないっていうような感じもあると思うんですけど、
これは相当効いてますね、アルバム自体。30分ないってこともあって。
ただ30回以上聴いてもよくわかんない部分もあって、それがまた良いっていう感じです。
最初にビートダウンって言いましたが、実際リフがかなりカッチリしてるというか、
限りなくメタル寄りっていう感じは印象は受けますね。
ビートダウンって、僕が知ってるのは90年代から0年代くらいのニューヨークハードコアだったり、
日本のペイバックボーイズとかだったり、もうちょっとリフがルーズなタイプが多かったんですけど、
かなりメタル寄りになっている感じで、こういう感じって今多いんですか?っていう人の言い方もあるんですけど。
そうですね、自分のノートの昨年マスのベストとかに、ジーザスピースあたりと絡めて書いたんですけど、
そういうニューメタル影響下で、飯場みたいな、食飯場みたいな複雑なコード感を使いつつ、
コンバチの発展権みたいな感じのバンドが、昨年マスから、少なくとも日本でもいろんな人が呼んでくれてるっていうのもあると思うんですけど、
メタル界隈でも注目されるようになってきてて。
ビートダウンハードコアの人気
コトノアクトミスはそういう流れにもありつつ、例えばゴジラっていうバンドとかが、
パリオリンピックの開花式をやったことで注目されたバンドですけど、影響的にはモビドエンジェルとかセパルトラとかが影響を受けてる。
すごい高度なバンドなんですけど、その影響が今作はすごい大きいみたいですね。ギターのないとか。
みたいなことをハイブリッドでまとめつつ、複雑なままハードコアらしく凝縮されたスタイルになってるっていう作風なのかなって思います。
ただ、実際の音聴いていただいた方がいいかなとは思いますけど。
こちらは聖傑さんはいかがですか。
本当に今すごい勢いがあって、人気もあるバンドなんですけど、
初期結構、もちろんハードコア方面の方にも人気があるっていうことで、
初期は、なんていうんですかね、凶悪系みたいに言われてる方向に行くのかなと思っていたら、
最近、モーションリスインファイトもコラボしたりだとか、このアルバムにも入ってますけど、
ポピーとコラボしたりだとか、ちょっとポップな方に行くというか、
もちろん人気が出てるのもあって、もっとでっかい規模を目指してるのかなっていうのが、
コラボ相手の選び方からもちょっと伝わってくるというか、
ブリングミーだったりモードオレンジとか、そっちの枠に行こうとしてるのもあるんじゃないかなと。
本人たちの趣味もあると思いますし、戦略的にもちょっと寄っていく気配を感じましたね。
で、別にサウンドが柔らかくなってるというわけではないんですけど、
この先ちょっと音の癖ももしかしたら変わってくんじゃないかなと思いつつ。
で、ポピーも今月アルバム出したので、そっちと合わせて聞いても、
相手こういうのやってるんだっていうのが分かりやすいかなと。
ポピーもMotionless in Whiteもちょっとゴスっぽい感じなんですよ。
それも自分としてはなんか、このノクトルーズのメンバーのことをそんなに知らなかったので、
なんかそういう趣味なんだっていうのを若干意外に思うところもありました。
和田さんがさっきおっしゃってた、めちゃめちゃ難心を聞き込んでるけど、
まだ分からないところがあるっていうのは、何なんだろうっていうのはちょっと。
なんでこういう直見化をするのかよく分かんないなって、いいことを先般的に思いますね。
割と馴染みのある要素が散りばめられてるんだけれども、
そのまとめ方とか並べ方が自分の辞書にない感じがあって。
だからコンバージョンとかの分かりにくさとか、コンバージョンとか安いか。
なんだろう。
まずはじめにちょっとサウンド的に聞き慣れないと分かりにくかったっていうのはあるんですけど、
スフリーになってきても謎を残るかなっていうことがあって。
主にリフの展開ですけど。
ってことを思いながら、定期的に聞いてますね。
なるほど。何回っていうよりもちょっとフォームにしてる感じが違いそうな感じもあるんですかね。
それもあるし、あんまり今までの音楽で参照体操が見つからないなってことを自分の知ってる範囲内では思います。
なるほど。ありがとうございます。
ちなみに、コピーのアルバムはどうでした?1930年代の時には。シンプルは?
やっぱりメタル要素とかシャウトもありつつ、
こういうアーティストがどんどんフォロワーが出てきてる中でも、やっぱりクオリティ高いな。
ラップトップだけで作った感じじゃない規模感が備わってるので、
ぜひいろんな方に聴いていただいて、それ経由でだんだんフィミュエルボーカルのメタルとかに入ってきてほしいなというのが。
僕は2020年のアイリス・サーグリーっていうアルバムがすごいプログメタル的なところにある。
そういった感じで接近してて、メタル界隈から注目された。あとはだいぶメタルから離れてた感じなんですけど、今回のシンプルで、
クルエリティの進化
Bring Me the Horizonに脱退したジョーダン・フィッシュが全面的に参加してるアルバムで。
かなりメタルコアによって、しかもいい感じだなっていうアルバムになっているので、
ぜひ皆さん聴いていただければと思います。
なるほど、じゃあちょっとポッピーのシンプルと合わせてどうぞという。
そうですね。
そうしましたら次がクルエリティで、これは現代メタルガイドブックにも載ってた日本のバンドですけども、
Profane UsurpationのEPからのAbsolute Terrorという曲になります。
これもオーペストのアルバムと同じく出たばっかりのシンプルなんですけど、
さっきは大久保さんがビートダウンハードコアっていう系を出してくださいましたけど、
クルエリティもかなりデスメイトル的なところから影響を受けつつ、活動スタイルとか精神的なところをハードコアに。
自家ショーンもちゃんと落ちきっているバンドで。
ビートダウンハードコアからのブルドースとかそういった流れからの影響も大きくなりつつ、
このアルバムではそうですね、昔はちょっとファーストアルバムあたりの頃は、
例えばDeath Doomっていうかフィンランドとかのバンドとか、
それからアメリカのバンドみたいなデスメタル界隈のバンドからのスタイルが多かったような気がするんですけど、
それがハードコア度を高めつつ、
Death Doomっていうよりは種類のサボケーションとか、
ブルーデスの、ブルータルデスメタルのスタイルの塊の前の、
即段階のビートの面白さみたいなのがすごい上手く使われている感じがあって、
リフォームのリズムもすごい良いですね。
このEPの曲名のやつで、どんどんビートが変わるんだけど、それがなめなかで。
変化に飛んでるんだけど、すごい客が、フロアにいるとしては人たちがすぐ対応できるようになってきている。
変速的なんだけど、めちゃくちゃ踊れる曲になっていると思います。
すごい良いです。
そうそう、展開が多いんだけどスムーズに聴ける感じなんですよね、確かに。
結構、これ10年代くらいからかな。
割と日本のライブハウスシーンだと、
初期デスメタルとかの影響もありつつ、ハードコアのシーンでやっているバンドみたいなのって結構いる感じではあるんですけど、
ノーラとか、レッドシアとかも入るのかな。
エクストリームミュージックシーンみたいなのがあって、
個人的にもその辺はよく聞いてたところではあるんですけど、
こういう在り方って意外と海外だとあんまりないのかもっていう気もするんですけど、
メタルと割とぱっきり分かれてそうな気がするっていうか。
どうなんだろう。
どうなんでしょうね。
そういう意味合いでもさっきのルースが言いたいなっているとは思うんですけど、
どうなんでしょうね。
ノックドレスはハードコアからメタルに接近してきた感じで、
クルエティもそうだとは思うんですけど、
混ざり方っていうか、混ざる方面っていうか流れが違う感じがあるのかなとは思いますね。
ニュースクールとかのハードコアでメタル寄りっていうのはもちろんあるんですけど、
クルエティとかってそういうのもまたちょっと違う感じがあるなとは思っていて。
歴史の長い時期にはその前ぐらいの時期ですよね、たぶん。
こういう感じってあんまり海外だと見かけない気がするなっていう。
ちょっと僕も知らないだけかもしれないんであれですけど。
ちょっとその辺も含めて、せいけさんはこのクルエティはいかがですか。
はい、これこそ結構極悪系みたいな感じのメタリックハードコアだと思うんですけど、
さっきのデスメタルとハードコアの繋がりみたいなところで言うと、
初期のスウェーディッシュデスメタルですかね。
スウェーディのデスメタルとかって割とハードコアとか暮らすこと地続きだったみたいなのがあって、
エルジンかな、ハードコアのインタビューだか企画だかで、
オールドスクールデスを語るみたいなのが載ってて、そこに確かクルエティの方もいたと思うんですけど、
ここら辺の方はやっぱ初期のスウェーディッシュとか好まれてるってイメージがあって、
やっぱり参考にするのはビートの部分っていう印象もありますし、
さっきチラッと出た踊れるっていうキーワードもかなり品質してるというか、ここら辺のシーンでは。
やっぱモッシュがライブの鍵になってくるので、ビートで楽しませるみたいなところは、
ハードコアってライブイメージみたいなところもあり、そこはかなり意識して作り込んでるんじゃないかな、
その結果がこういうちょっとスムーズなビートチェンジなのかなと思いつつ、
サワーと聞いてると日本語の歌詞がすごい耳に入ってくる場面があって、
割とハードコア、デスメタルもそうですけど、日本のバンドってやっぱり英語で歌詞を作るっていうのが主体だと思うんですけど、
言語とメタルの関係
クレールTってかなり海外ツアーもやってたり、海外バンドが来日公演に来た時に一緒にやる機会も多いと思うんですけど、
そこであえて全部英語の歌詞にしないっていうのは、何か思うところあってか、ある程度一つの戦略なのか、なんかあるのかなと思って、
今回もジャケットがすごいジャパコアっぽい。
そうですね、バーニングスピリットあたりを臨走させる感じのデスタイルとかね。
スケートカルチャーみたいな感じもありますし、漢字も書かれてるし、日本を代表してっていうところも思いもあるのかなと個人的に勝手に思いました。
クレールTのリーダーの済間さんが、AVEで昨年インタビューされた時の記事だと、日本語の歌詞にしては新しい子だけ見たいぐらいの理由だっていうふうなことを書いてましたけど、
でも実際に日本語で歌うことによる影響力とか効果みたいなのってやっぱりあると思うので。
そうですね。
やっぱ響きが英語とは違うから、日本語分かんない人でも、例えば自分たちがなんて言うんですかね、クロアチア語とかそこらへんの言語のプログメタルとか聞いてるとすごい変わった音としてボーカルが入ってきたりするんで、
それはかなりそういう意味ではフックとして成功してるなと思います。
確かに。南米のハードコアとかの一時期よく聞いてたんですけど、やっぱりスペイン語とかポルトガル語だったりするっていうのも含めてやっぱり面白いっていうのもありましたからね。
そうですね。楽しみ方としてはオリエンタリズム的で良くない部分もあるんですけど、
例えばブレヘリアとかサルコハゴみたいな南米の、順番で言うとメキシコの南米か、のバンドとかだとスペイン語がすごい違いが悪い感じって言われるのは分かるし、効果的な面もあると思う。
といったところで、和田さんの選曲した5曲以上になりまして、ここから後半というかセイケさんのセレクションに入っていくんですけども、
6曲目というか、セイケさんの1曲目がアンタニアのザ・ボットコンプレックス。これは同名のアルバムのタイトル曲ってことになるんですけども、
これはちょっとベースミュージックの要素がある感じのもので、これ新米がすごいブリブリ言っててかっこいいなと思ったんですけど。
US出身で、デュオなんですけど、ミュージシャンとかプロデューサー、トラックメーカー的な旦那さんとボーカルの女性で夫婦らしくて、今年結成したっぽいんですよね。
今年の多分初めぐらいに結成してもフルアルバム出してるっていう、割と展開が早いんですけど、本人たちが評判してるのはブラックエンドドゥームバスらしくて、
ブラックメタルの要素がある、ドゥームバスっておそらくジャンルはないので、ちょっと終末的な迫力のあるベースミュージックみたいなところを志して作ってるっぽくて、結構インダストリアル味もあるというか。
ありつつ、ボーカルはかなりブラックメタルより、パッと聴いた時に、バンドサウンドじゃないんですけど、このベースの本当にドゥーミーな感じというか、かなり歪んだ感じが迫力があって、塊として流れてくる感じっていうのが、
最初に聴いて、割とインパクトが大きかったんで、印象に今年1年残ったなと思って、今回改めて、今年聴いたものの中から選ぶときにこれをチョイスしました。
これ和田さんはどうですか?
これすごい良いですね。アルバムを通して聴いてもすごい素晴らしいと思ったんですけど、これどこに見つけたんですか?このユニット。
バンドキャンプを見ていたのか、それか、例えばアップルミュージックのメタルカテゴリーのニューリリースを追って見つけたのか、どっちかだと思うんですけど、多分自発的にこのバンドを知ってて検索かけたわけじゃなかったんだろうなというのは。
海外では話題になってたりとかしたとか、そういうことはあったんですか?
いや、今回改めて調べたらレイトユーミュージックとかにも何もなくて、登録されてない。
これyoutubeでミュージックビデオがこの曲のやつが上がってるんですけど、昨年の11月末なのかな?視聴回数がまだ1296回なので、全く発見されてない。だけど自分も年間ベストに入れていいと思うぐらい素晴らしいです。
かなり印象に残るし、こんだけベースミュージック要素が大きいのにブラック・メタルとしては割と聴けてるところもいいなと。
本当にリフがいいし、歪んでるんだけど水系もあって輪郭も強いベースの音がギターの存在を感じさせるコンビです。ものすごくいいですよ。本当にいいなと思いました。
イントロだけでもチラッと再生してほしい曲ですね。
そういう意味ではまだ知られざるバンドかもしれないですけど、ちょっと注目していきたい感じですね。
次がフォルタ・カンマーというのかな。アノド・ミーナという曲でアルバムがこれまたちょっとドイツ語でちょっと発音がわからないんですが、ワイベル・マハトとか言うんですかね。
女性ボーカルのニューヨークのバンドですけれども、オペラティック・ブラック・メタルと標榜しているとちょっと見たんですけど、こちらはお願いします。
はい、これもニューヨークのバンドでセカンドアルバムなんですけども、この後一点のボーカルの方が女性で、アンドロメダ・アナーキアさんって方で、こちらインペリアル・トライアンファントにもゲスト参加されてて、それ以外あまり活動歴は書いてなかったんですけども、
こちらでボーカルやってて、このオペラティック・ブラックっていうのがまさに相当しか形容できないぐらい、ボーカルがものすごいオペラの、なんていうんですかね、流霊なボーカルでインパクトがやはり強いっていうので、
そらく自分はインパクトに結構弱いんだと思うんですけど、これもパッと聴いた時に、なんだこれと思って、そのまんまアルバム全部聴いて、やっぱり1年間ずっと印象に残ってたなというのが大きくてですね。
ブラックメタル苦手な人でも、これはこれでゴシックメタルとかシンフォメタルとか聴いてる人も聴いていただきたいなというのもあり、もともとメタル聴いてて、あんまりエクストリームなの聴かないよって人にも刺さるんじゃないかなと思って選出しました。
はい、一旦聴いていただきたい。
和田さんはどうですか。
ザッカリエリエイスリーっていうインペリアルトライアンアンファントのギタリストのミンソングライターの人がずっと関わっているバンドで、曲もかなり書いてるのかな。
その流れで自分も知ったんですけど、インペリアルトライアンアンファントっていうのは、不協和音レスメタル的なところ、ディスロントレスメタルかな、流れでも結構注目されている、ただブラックメタルよりのバンドで、
60年代後半くらいのコードとかモードの合わせ方が一番複雑になった時期のジャズの影響もものすごい受けているバンドなんですけど、
それがこのコルタカマーヌではあんまりジャズ的な感じではなくて、19世紀くらいのオペラの歌曲をなすメインにしつつ、結構複雑に、複雑っていうか個性的に拡散してる感じなのかな、そういう面白い学生で。
自分はもうちょっとジャズ的なものが好みなので、そういう意味ではあれでしたけど、これも今年の新目作としてだいぶ評価されているんじゃないかなと思います。いいアルバムですね。
確かにインペリアル・トライアント的な、いわゆる不協和音的な感じっていうよりは、シンフォニックというか流霊な感じというか、ボーカルの印象もあって、複雑なようで聴きやすい感じの音楽かなというのは思います。
さっきも読めなかったアルバムタイトルっていうのもあれなんですよね。女性の力っていう意味で、ルネッサンスの芸術用語だっていうことなんですけど、ルネッサンス期の芸術で男女像を逆転させた絵画とかそういうムーブメントがあったようなんですけど、そこから取られているということで、
なんかアレなんですかね、エミニズム的な含みがあったりとかもするんですかね、そういう意味ではアルバムコンセプト的に。
ありそうだなというのと、やっぱ歌詞コンセプトにもBDSM、SMとかが入ってるらしくて、結構女性がイニシアチブを握るみたいな主張も入ってるんじゃないかなというのと、
新しい音楽の試み
ボーカル流れなんですけど、結構暴力的にも感じるっていうのが、同性として割と効いてて、エンパワーメント的なところもあって好感を持ってるかもしれないです。
曲的に言うと、インペリアのトライアンホントは大体3rdアルバムくらいから雑誌の方向に行ったんですけど、初期は割とフルタカマに近い感じで、その路線を発展させていった結果、この作品があるというのもある意味でもあるのかなと思います。
続きまして、8曲目。オディアスのエイロー・スレイブという曲ですね。アルバムがエキビリアム・トゥールというもので、こちらはエジプトのバンドになるんですけども、中東音楽の要素を取り入れたブラックメタルみたいな感じかと思うんですけども。
こちらも聖華さんお願いします。
これは本当に自分の趣味で選んだ感じなんですけど、エジプトの2人組で確か3rdアルバムなんですけども、ボーカルがキーボードとかシンセとオーケストレーションを担当してるらしくて、ものすごくシンフォニックかつミドルイーストフォークって書いてあって、中東の土着音楽みたいな感じで、
ミドルイーストフォークみたいなのをかなり取り入れつつ、めちゃめちゃシンフォニックにアレンジしてるデスメタルですかね。
ものすごく大げさなんですよ。壮大というか、よくも悪くもというか、自分的にはいい意味でなんですけど、すごくわざとらしくて、どんどん鳴らしちゃうみたいな、塩梅とかあんま考えてないですよね。
過剰にドラマチックっていうかね。
ものすごく過剰、装飾型みたいなところが個人的な趣味にマッチしてて、ディムボルギルとかクレッドロブフィルスとか好きな方はわりと共感していただけるかもしれないんですけど、あとプラスセプティックフレッシュっていうのも確か中東の方だったかな。
セプティックフレッシュも自分も今言おうかなと思ったんですが、あれはギリシャですね。
ギリシャですね。でもちょっと近い地域なので。
地域的にはそうですね。
あとカラクアングレンとかも。それは確かドイツか。
そういうすごくわざとらしいシンフォディスっていうのは最近減ってるんじゃないかっていうのは、
趣味がいいとは言えないスタイルというかサウンドなんですけど、個人的にめちゃめちゃ好きなので、
オーケストレーション部分のボリュームがでかいっていうのはめちゃめちゃ刺さっていて、
おそらくメディアの年間ベストとかには上がんないんだろうなと思いつつ、めちゃくちゃ好きなので、
ハリウッド映画のものすごくドラマチックな劇版とかが好きな方はこれ好きなんじゃないかなと思って、
誰かに刺さってほしいなというので、チョイスしてます。
エジプトのメタル音楽
確かに劇版感はなんとなくありますね。
あと結構パーカッションとかが、これ中東の楽器を使ってるのかなとは思うんですけど、
この辺って何て言うんだろう、ゲストミュージシャンを入れてる感じなんですかね、現地の。
プレジット的にはこのデュオのもう一人の方がドラマーとパーカッションやってるって書いてあったので、
その人はもう完全に打楽器専門で多分いろいろ試してるんだと思いますね。
なるほど。
なんとなく曲の中盤で結構パーカッションが入ってくるところの感じが、ルーツ期のセパルトラとか思い出したりとかしてたんですけど。
確かに確かに。
あれはでも地元の伝統楽器のミュージシャンを連れてきてやってた感じだったんですけど、
あれなのかな、地元の音楽ってことでメンバーに心得があったりするのかもしれないですけども。
あとフォークメタルというかエスニック楽器を使うメタルみたいなのも割と最近でもないですけど、
ここ10年20年くらいで結構ちらほら出てくるようになってきた印象はありますよね。
アジアとかそっちの方面でも。
ですね。
はい、というような感じで、で次が。
いやいやいや、ちょっとだけコメント言うと、個人的に、
さっきほど小川さんがおっしゃっていただいたような、フォークメタルっていう風に、
シンフォニックなブラックメタルの視界と声でフォークメタルと認識されてきたようなバンドは、2000年代くらいから増えてきた印象があるんですけど、
チュリサスとかそういったところも含めて。
で、そういったバンドが割と母性的なバンドの方になっていくと、
メロディークリアスメタルの面白くないタイプみたいな、
きらめやかで、メロディアスなんだけれども味が薄いっていう風な方に行きがちなものがあってっていうのは自分の偏見でもあるんですけど。
で、そういったものにあんまりハマらないんですけど、
フリージャズとデスメタルの融合
このナオディエスってバンドに関しては、そういうひねりたところのひねりとかが、
すごい上手くきれいみ的なところと結びついてていいなって思いました。
まだアルバムとして聴いてはないですけど、これは聴かれますね。
続きまして、フルエンスでいいのかの読み方としては、
グローイングという曲で、これもシンプルのネクロバイオロジーというアルバムからの選曲になります。
こちらは、これもあれですよね、現代メタルガイドブックでも掲載されているバンドですけども、
フリージャズプラスブルゼスっていう感じの音楽性といいますか、
なんか、ジャズを取り入れたメタルにしても何にしても、
割とこう、ちょっとコード進行に凝ってみるだったり、
複雑なソロがあったりみたいな、そういう形でのジャズを取り入れるっていうパターンが、
プログレー以来というか、ある印象なんですけど、
こういうがっつりフリージャズみたいなことを、
デスメタルの音色でやっているみたいな、
っていうのはすごい珍しいというか、面白いですね。
この方、マットステファンズさんが、別プロジェクトでも
デトリーティボアっていうのをやっているらしくて、
そっちでも結構フリージャズとか、フリインプロ的なものを
デュオを組んでやっているようなんですけども、
これもデトリーティボアっていうのは、
かなりジャズ要素がおっしゃったようにあって、
でも割と軸としては、グラインドというか、
オアグラインド、ノイズグラインドって言われているようなものを
軸にしているので、結構ぐちゃっとしているというか、
本当にフリインプロビジネーション、好きな人が聞いても
なんじゃこれって思う可能性がなきゃいけないというか、
好きな人が聞いてもなんじゃこれって思う可能性がなきゃいけない
感じもしつつ、でもものすごく大雑把にくくると
やっぱアバンギャルドなんですかね。
かなり今年、どうですかね、話題作なんじゃないかなと
思っているんですが、この予想を言っているんですか、
ジャケットとかロゴの割と言ってしまえば
スカムな感じが漂っているのに、こんなジャズっぽいことするんだっていうのが
元々前作ですかね、が現代メタルガイドとかに載ってたっていうのはあるんですけど
ぱっと見このロゴはあまり覚えてなくて、
バンドキャンプか何かで見つけて、ちょっと試しに再生してみたときに
こういうのやるんだって思って、バンド面見たら
レフルエンスだったっていう感じなので、このカバーでやるっていうのが
コアグラインドとか聞く人からとってみると式低くなるし
なんとなく聞いちゃって、癖になってくるっていうのが
あるんじゃないかなと。
自分も割と難解なもの聞くぞって思わないで聞いて
これめっちゃいいなと思ったんで
もちろんちょっと難解なもの聞きたいって人にも
どうなんだろう、ものすごく考えてやってるのかっていうと分かんないんですけど
この方が個人的にグラインド的なのと合わせたくて
割と直感的にやってるのかどっちなのかって
ちょっと気になるところではあるんですが
今いろいろレスメタル系の音楽聴いてる方で
ちょっと物足りなさを感じていれば、ぜひ試してみてほしいという感じです。
ジョン・ゾーンが昔やってたペンキラーとかああいう頃の感じとかにもちょっと
コアグラインドとかのロワーク的な感じとかも含めて
近いものを個人的には感じましたけど
これについては渡さんはいかがですか?
実際これは音的なスタイルでいうと
ジャズの取り込み
ブルーレスとかいうよりはむしろ
格となっているスタイルは
グラインドコアとかのプリーザーズが近かった時期からの伝統的なスタイルを
ものすごく直感に了解させて
しかもそれを、例えばディスゴージ、メキシコのほうかな
それからラストレースオブヒューマリティみたいな
ものすごく擦り潰したような音響を使っている
グラインドに近い
類のブルーレスメタルのサウンドと混ぜることによって
細かい構造がわからなくてもぐちゃぐちゃで楽しめるというものを
作ったようなもんだなというふうに自分はとりあえず印象を受けますね。
ただ、ワンドキャンプの自己紹介文的なところを見ると
作曲様式としてのモノリティという言葉が
ディープレイル翻訳だと即興演奏というふうに言わされるんですけど
これはジャズのモノのことなのかなという気もしないでもないですけど
なので、多分可能に本人的には意識的に作り込んでいるものを
ぐちゃぐちゃで屈している感じがあって
そこらへんは、たとえば着手のビーフハウトのトラトマスケット
エペリカみたいな、思いっきり作り込んだような
周りの人からしたらわけわかんないみたいなものでもあるのかな
とか思ったりもしますね。すごい面白いし
いくつ抜きの嘘もあるなって思います。
僕はやっぱり90年代とかゼロ年代とか
わりとノイズグラインドとか
日本のバンドのライブとか見に行くことも多かったんですけど
そういうシーンの人たちからしても
こういうのがわりと好きだと思います。
ということで、次で最後の曲になりますけども
Five the High Elephantというものかな
のペイロンというのが
さっきから読み方のわからないので
よろしくお願いします。
これも同名アルバムからのタイトル曲
ということになるんですけど
これはインストで
サックスをフィーチャーしているのかな
先ほどのフレンスとはまた違った感じで
ジャズっぽい感じのバンドかとは思うんですけど
こちらはいかがでしょうか。
和田さんの選曲が後半に結構ハードコアを固めてきた感じだったので
自分もちょっとジャズっぽいのを固めつつ
わりと近年、ニューリリースの中で
自分が引っかかるものってジャズ要素が入っていて
というか取り込む人増えてるのかな、もしかしたら
って思ってはいるんですけど
自分自身、ジャズに
知識があるわけでは全くなく
いまだにジャズのクラシックを聴いても
そこまで良さがわかってるわけじゃないんですけど
あくまでこういうところに入ってくると
異物感で
刺激が強いから
楽しめてるのかなと思いつつ
このバンドは
これが3rdアルバムかな
奥保さんのおっしゃったように
サックス奏者がメンバーにいて
この結成メンバーの主軸の人が
スワンズのライブを見に行った時に
これ良いなと思ったらしくて
ロックミュージックとかヘビーミュージックに
サックスを入れるっていうのが
かなりありだなと思ってこの形にしたらしく
割と初期の作品だとサックスの方が
最後の方に来て即興で吹いてレコーディングして帰る
みたいな感じだったらしいんですけど
今最新作はどうなのか
っていうのは若干わかんないんですが
割とジャムって作る曲もある一方で
ドラムとかギターのバッキングみたいな
ベースになる部分を先に録って
上物を即興で録るとそんなに難しいことじゃない
みたいなこともインタビューで喋っていたりするので
そう聞くと確かにそんなにジャズっぽい作り方でもなくて
リードとかギターソロを即興で弾くみたいなのに近いのかなと思いつつ
かなりサックスが部分的じゃなくて
全体的にすごくフィーチャーされているので
これ先月ぐらいに出たアルバムなんですけど
このアルバムは
ものすごく印象が強かったっていうのと
このダークの雰囲気のあるジャズっていうのが
個人的に今後ジャンルとして気になって
ちょっと聴いていこうかなっていうきっかけにもなったので
メタル音色の進化
お勧めしたいなと
岡田さんはこちらはどうですか?
いいと思いっすよ
アルバム全編聴いたほうが進化が分かるタイプの曲かなと思うので
それをちゃんと全部聴きたいなと思っているぐらいの感じですね
ただ曲構成的なものはすごい良いし
聴かれるなと思います
このプライベストで言うと
わりとオーペストあたりと聴き味が近いかなという気はするので
比べてみると面白いかなと思いますね
オーペストと結構近いところにあるというか
自分の選んだの中では一番綺麗目かなという
これも結構キャリア長いバンドなんですかね?
そうでもなかったと思うんですけど
最初ファースト出たのがいつだったかな
最初のアルバムが2017なので
わりと最近ですね
そうですね、それぐらいメタルはキャリアにあるバンドが多いですからね
10年くらいなら新人みたいなとこありますよね
本当にそういう扱いをされてしまっているというか
基本的なクオリティがすごい高いジャンルなので
Aクラスが毎週すごいたくさん出るので
Sクラスじゃないと一応残らないという風になってしまうような
シーンでもあるので
それが難しいところもあるんですけどね
でもこれもすごい印象に残ってちゃんと聴きたいなと思いました
そうですね、さっきの作り方の話で言うと
この曲に関して言うと
バックを先に作っておいて
後からサックスは即興で乗せるみたいな感じよりは
ちょっと作り込まれてそうな印象を
曲の印象としてはありますけどね
今後もいろいろ変わってくる可能性もあるなとは思うんですけど
そうですね
というような形で
10曲ご紹介した感じになるんですけど
総評と言いますか
2回プレイリストを通して聴かせていただいたんですけど
ギターサウンドの違いがすごいよく分かるなって思いました
メタルって時代によっても
この前の音作りが結構変わっているということとはまた別に
最近って言うかなんだろう
割と2000年代のところは
アークエネミーの音作りアンディ・スリープがあって
すごい中音域だけが弾きだった同時代の
同じ音色にまとめてしまっていて
個性が減っていかないかと思っていた時期があったりしたんですけど
個人でも高音域の高い録音できるようになってきた
2010年代以降は
メタルの音色はギター周りだけでなく
全体的な音色がすごい豊かになってきている印象があって
そういった違いが
例えばハードコア的なもののバンドでも
バンドごとに全然作品ごとにそういうのも違うし
分かりやすく示された並びになっているんじゃないかなって思いますね
特にクレイティーからアンタリアからのつなぎとかも
だいぶ違いが引き立てていいかなと思います
聖傑さんはいかがでしょうか
今回プレイリスト全体でいうと
割とレコードのA面B面みたいな感じで
和田さんの部が一回始まって完結して
自分の部が始まって完結するみたいな印象があったので
次回全部全体を一回見て並び替えてもまた楽しいかなと
そうですね
混ぜてみて
全体的に傾向が違ったりするので
これをごちゃ混ぜにして
一つのリストを作るっていう方法にしたら
もうちょっと面白いかなと思ったんですけど
和田さんが意外と
前回のほうがドスの効いた曲があったかも
まあまあね
まあそうですね
初めのお題的なメタルファン向けに
わかりやすくする曲っていうやつで
ジェダース・プリストを入れたほうがいいんじゃないかなって思う一方で
実際にジェダース・プリストのアルバム自体がすごく良かったので
入れたっていう感じはありました
それ以外もピカティしてられてるかな
みたいなことを思ってやったんですけども
でもジェダース・プリストからフルエンスまで繋がる
一つの実曲しかないプレイリストで繋がるっていうのも
すごい良いんじゃないかなと思います
ということで
今回もすごい面白いプレイリストになったと思いますので
プレイリストだけ聞くのももちろん面白いと思うんですけど
アルバムとディスクガイドの紹介
アルバムも通して聞いてみたりしていただけると
色々広がりが感じられるようになるんではないかと思います
ということで
最後にまたそれぞれお知らせ的なことがありましたら
お願いしたいんですけど
和田さんは何かありますか?
先回もそんなインパクトあるわけじゃないか
ライリストの12月の頭に出るロッキング本で
2巻目2つ書いてて
ザ・キュアの神父のレビューも残していただいてるっていうのはあって
あと多分今年度中に
某社からディスクガイドみたいなやつが出て
そこに40枚くらい書く予定なので
楽しんでいただければと思います
それでは楽しみにしたいと思います
せいけさんの方はいかがでしょうか?
マリリン・マンソンの最新情報
自分まだ喋れないかもしれない
一応自分もちょっとだけディスクガイドに参加したんですが
いつ出るのか具体的に知らされてないので
また出た時にお知らせしようかなと
前回結局カットしちゃったんですけど
マリリン・マンソンの話はもうして大丈夫なんでしたっけ?
そうですね、もう出てると思います
今日の11月25日なんですけど
ちょっと前に出ました感じですね
国内版のライナーモーツを書いているので
ぜひ一番マリリン・マンソンが脚光を浴びてた頃の
ファンの方でも割と楽しめるニューメタル要素があるので
ぜひお聴きくださいという感じです
映画音楽関係の方が加わってるんでしたっけ?
そうですね
ジョン・ウィッグだっけな
のシリーズの方が加わっているんですかね
そうですね
ジョン・ウィッグだっけな
のシリーズの劇場とかをされている方が
近年はバンドのメインコンポーザーとして加入しているので
その方と結構マンソンが相性がいいみたいなことを
マンソン自身が語ってたので
そこら辺も楽しみいただきつつ
なるほど、はい、わかりました
今後の予定と締め
というような感じで
こういったところで今日のところはお開きにしたいかと思うんですけども
今回のプレイリストもすごく面白いものになったと思いますし
前回もすごく面白かったので
こういう形でまた引き続き
月1くらいの感じでやっていきたいと思います
まだちょっと日付とかは未定ですけども
次も年末くらいに
2024年を振り返るシリーズ第3弾という形で
お送りしたいと思いますので
引き続きチャンネル登録や
高評価などいただければと思います
今日はどうもありがとうございました
01:23:18

コメント

スクロール