2018-08-21 13:20

U2 / The Miracle #020 名曲紹介コーナー

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【来日ライブは?】 名曲紹介コーナー「3121」記念すべき第一回目として紹介するのは、 U2という世界を代表するロックバンドの「The Miracle」という2014年に発表された曲。 ブログ:https://www.n...

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どうも、世界のねじを巻くラジオのねじまきです。 今日は新コーナーの31、21の放送となります。
もう一度このコーナーの趣旨をお伝えすると、洋楽や宝楽、 新旧問わずジャンル問わずの自由な感じで名曲を紹介するというコーナーです。
そのタイトルの通り、毎月21日と31日に配信する予定です。
ポッドキャストは著作権的な問題でフリー音楽以外は流せない。 どうしたものかということで色々考えてみて、そこで思いついたのが、
音楽は各自皆さんに調達していただいて、このポッドキャストを聞いた後、 おのおので音楽を聴いていただくというスタイルでいこうかなと思っています。
音楽ファンだけじゃなくて、本当に音楽に興味がないという方にこそ聞いていただきたいコーナーです。
ちなみにこの31、21というのもプリンスというアメリカのアーティストの曲から取られたタイトルです。
ということで本日記念すべき第1回目として紹介するのは、 U2という世界を代表するロックバンドのThe Miracleという2014年に発表された曲。
このバンド名はですねアルファベットのUに数字の2でU2と読みます。 この曲を選んだ理由をお伝えすると大きく3つありまして、
1つ目に2014年にアップルが全世界のiPodやiTunesに無料配信したから、 もしポッドキャストをiPhoneやiTunesで聴いておられる方はもしかしたら曲をお持ちかなと思ってこの曲にしました。
2つ目はストレートなロックの曲なので聴きやすいかなと思っての選曲です。 3つ目は歌詞もしっかりした曲なのでバックグラウンド的なところも説明しやすくて、
ぜひそこから興味を持っていただきたいなと思ってこの曲にしました。 まずはこのU2というアイルランドが生んだロックバンドについて軽く説明したいかなと思うんですけれども、
皆さんはアイルランドって聞いて何がパッと頭に浮かぶでしょうか? ウイスキー?ギネスビール?って方が多いかと思います。
実はアイルランドって結構音楽に強くて、お酒を飲みながら音楽を演奏するみたいな文化がずっと根付いてて、特徴的なケリト音楽が有名だったり、
バン・モリスンやエンヤという超大物のミュージシャンも生み出す国だったりします。 本日紹介するU2も世界でトップクラスに
有名なバンドです。 海外のバンドでは珍しいことに、本日まで1回もメンバーチェンジがありません。
あのビートルズも8年経たずで解散してしまいましたし、 ディープパープルとかのロックバンドは何度も何度もメンバーが変わったりしてまして、
日本のクルリとかもその辺は見習ってほしいかなと思います。 U2は4人で構成されてまして、その中でも特に有名なのがサングラス姿で有名な
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ボノという名前のボーカルです。 音楽活動だけじゃなくて、事前事業とかにも熱心に取り組んでまして、アメリカのオバマ元大統領やローマ法まで動かしてしまうほどのすごい人です。
英語の教科書とかにも載ったりするぐらい有名で、お金も結構稼いでまして、最もセレブなロックシンガーとかも言われています。
他にもジエッジというギタリストも音楽界では有名で、ディレイというギターの奏法のキラキラしたサウンドとかは日本のビジュアル系バンドとかにすごい影響を与えています。
U2ってバンドのすごいところは、新しいことにどんどん挑戦する姿勢じゃないかなと思っています。
例えば2009年、今から10年近く前にYouTubeを使って全世界にアメリカのライブの様子を生配信したりだとか、
車のライトをライブの照明にしたりだとか、U2 3Dっていう3D映画でライブを上映したりだとか、
他にもライブ中の一般人によるカメラ撮影をOKしたのもU2だと言われています。
コンサートの演出とかも一つ一つ本当に凝ってて、ライブのお手本みたいな感じのバンドです。
ちょっとこの辺でU2というバンドの誕生や歴史についてもお話したいなと思います。
このU2の結成というのはアイルランドの首都ダブリンというところで、
当時まだ高校生だったメンバーがドラマのラリーが貼った1枚のポスターをきっかけに集まりまして、それでバンドを結成しました。
アイルランドはもともと植民地だったり、宗教の内紛が起こったりだとか、いろいろややこしい歴史を持つ国でして、
メンバーの4人中3人がクリスチャン、つまりキリスト教信者だったりもします。
ということで歌詞も宗教に関連するものとか、聖書の引用だったりとかそういうのも頻繁に出てきまして、
そういったところもU2が生み出す音楽に深みを与えているかと思います。
歌詞も本当にいろいろな引用とかも含まれてまして、ボブ・ディランの境地にも達するぐらいじゃないかなと個人的には思っています。
サウンド的にも昔からかなり挑戦してまして、アルバム3、4枚ごとにガラッとサウンドが変わるっていうところもU2の魅力です。
初めはニューウェーブとかそのパンク的なサウンドだったんですけれども、徐々にアメリカのブルースとかゴスペル、カントリー的な音楽も取り入れて、全世界でヒットを飛ばしつつ、
そこから電子音楽とかダンスミュージックなどちょっと実験的なサウンドを取り入れて、
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それで最後に原点回帰ということで洗練されたロックに戻ったり、いろんなことをしています。
一つのバンドなのに時期によって本当にサウンドが全然違うので、そういったところもU2の魅力の一つだと思います。
ちょっといろいろ喋りすぎましたので、そろそろ曲自体の紹介に移りたいと思います。
皆さんこのThe Miracleという曲聴いていただけましたでしょうか? まだ聴いてないという方はこのエピソードが終わってからでもいいのでぜひ聴いてみてください。
聴いていただいた方はわかるかと思うんですけれども、 開始早々からドラムのバチを打ち鳴らす音だとか派手なコーラスワークで始まって、
そこにドラムとか骨太なベースとかギターが一気に加わるようなちょっとハードなストレートなロックミュージックになっています。
50歳過ぎてもこんなパワフルな音楽ができるのは流石U2だなと思います。
このThe Miracleという曲はSongs of Innocenceというアルバムに収録されておりまして、
実はこのアルバム、実はあのAppleがちょうどiPhone6の発表のイベントをしている最中、
プレゼン中に急にCEOのTim CookがU2を上段に呼び出してライブを披露させて、その後この曲を含んだニューアルバムを全世界にiPhoneやiTunesを通じて配信されています。
全ての地域で119カ国延べ約5億ダウンロードされたってことでネットでも相当話題になりました。
AppleとU2って実は意外と特別な関係で結ばれてまして、
2003年のステイブ・ジョブズがいたときのiTunesストアが開始された時からU2の配信がされてまして、
U2仕様のiPodが発売されたり、ステイブ・ジョブズのお気に入りの音楽の一つでもあります。
この曲のタイトル「The Miracle」とお伝えしたんですけれども、本当は「The Miracle of Joey Ramone」というカッコ書きがついてまして、
訳すと「ジョイ・ラモーンの奇跡」というタイトルになります。 このジョイ・ラモーンって誰ってなるかと思うんですけれども、
パンクミュージック好きならまず知らない人はいないだろうってぐらいの有名なミュージシャンです。
この曲が収録された「Songs of Innocence」というアルバムは、U2は結成された当時からバンド内外での関係とか、
そして家族や友人との絆とかまで感じさせるアルバムになっています。 その昔に、イノセンスな純粋の頃に目を向けたアルバムで、
本日紹介する「The Miracle」はこのアルバムの1曲目に位置づけられています。
U2は初期の頃はそのパンクミュージックとかにかなり影響を受けてまして、この「The Miracle」という曲は音楽の世界に引きずり込んでくれたことに感謝するような内容になっています。
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実際にPV、ミュージックビデオとかにも、U2が学生の頃夢中になったラモーンズとかパティ・スミスとかいろんなミュージシャンが登場して、
最後にギターを壊してザ・フーのリスペクトを感じさせたりだとか、そんな深みを持った音楽になっています。
要するに子供の時のロック体験を思い起こしてくれるような、iTunesユーザーという世界中の音楽を愛する人たちへのU2からの文字通りのプレゼントなんですね。
僕自身、結構ガジェット系が好きなので、新しいiPhoneの発表とか毎回見てるんですけれども、当時2014年生でライブ配信を見てまして、急にU2が現れて、ニューアルバムが全世界に配信されるということで、本当に興奮しました。
しかもプレゼンが終わったすぐ後の瞬間から配信になったので、それはそれは嬉しかったですね。
思い出はそろそろこの辺にしておいて、そろそろ歌詞の内容に入りたいと思います。
洋楽を聴く上で必ず覚えておいてほしいのは、日本と欧米圏の歌詞とは本当に意味が違うということですね。
欧米圏、中国もそうなんですけれども、韻を踏まないと歌詞Cじゃないっていうのは、かっちり決められたルールの一つでして、シェイクスピアの頃からずっと守られてきたりしています。
この曲の歌詞もちゃんと語尾が途中で、fearとかdisappearとかnearとか、他にもcommunicate、hateとかpain、name、いろんな部分で韻を踏んでいます。
全ての歌詞を紹介するのは難しいので、サビの部分だけお伝えしたいと思います。
サビはこんな感じです。
I woke up the moment when the miracle occurred.
Heard a song that made some sense out of the world.
ということで、日本語に訳すと、目を覚ました瞬間、その時に奇跡が起きたんだ、世界に意味を持たせてくれる曲を聴いたんだ、みたいな歌詞になっています。
要するに、U2が初めてジョーイ・ラモーンズの音楽を聴いた時の様子を書いているわけですね。
歌詞はこんな感じで続きます。
Everything I ever lost now has been returned in the most beautiful sound I'd ever heard.
日本語訳すると、これまでに失ってきたものが全部今蘇ってきたんだ、最高に美しい音と共にという感じです。
どうですか?
シンプルな歌詞の割に非常にいろんなことを伝えているんじゃないかなと思います。
音楽好きならこの感覚はわかってもらえると思うんですけれども、自分の人生を変えてくれたような曲を初めて聴いた時の瞬間、そんな奇跡が書かれているような曲だと思います。
そしてこの曲の最後は、Your voices will be heard.
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あなたの声は聞かれるだろう、みたいな歌詞で終わっているんですが、これは配信を通じて全世界に音楽が届く素晴らしさみたいなのを肯定しているようにも聞こえます。
ボノの歌詞はこういった細かいところにも気を配ってソングライティングするので、さすがだなと思います。
うんちくが長すぎてドン引きした方も多いかと思いますが、この辺で名曲紹介コーナー31,21を終えたいと思います。
いかがだったでしょうか?
31日はスティングというミュージシャンのEnglishman in New Yorkという曲について紹介したいと思います。
iTunesやiPhoneで聴いてますって方は、ぜひレビューや欲しいでポトキャストの評価をいただけると非常に励みになります。
他にも音楽レビューとかを書いているブログもやっておりますので、今回の名曲紹介が気に入ったって方はぜひブログにもお越しください。
URLはwww.ねじ巻ブログ.com 世界のネジを巻くブログとなります。
今回は自分の人生を変えてくれた音楽を聴いた時の奇跡、そんな瞬間を歌った1曲でした。
それではお聞きください。
U2のThe Miracle
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