本棚に置かれたカバーがかけっぱなしの本
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
つきあうってどこから
恋と愛のちがい
I LOVE YOUの訳し方
というものです。
月曜日は、自宅の本棚にある本の話をしています。
本にカバーはかけますか?
電車で本を読むという方は、割とカバーをかけているかもしれませんね。
そのために、お気に入りのカバーを持っているという方も結構いそうです。
あと、書店でカバーをかけてもらうという方もいますよね。
美しくデザインされた書店のカバーは、なかなか魅力的だと思います。
よほどお気に入りのカバーだとしても、
本棚に入れるときにかけっぱなしという人はあまりいないのではないでしょうか。
うちには大量の本があるので、カバーをかけっぱなしにすることはまずありません。
カバーをかけたまま本棚に置いたら何の本なのかわからないからですね。
そんな中に、なぜかカバーをかけたままになっている本を見つけました。
それが今日話題にする本です。
本棚にカバーをかけた本を置くことはないと言いましたが、
たまにかかったままのものがあります。
それはたいてい家族の持ち物です。
僕はそもそもカバーが好きではなくて、読むときにはとっとと外してしまいます。
あ、そうだ。日本では本にはカバーがかかっていますよね。
ここまで話してきたのは、その上にさらにかける包装用や目隠し用のカバーです。
僕が好きではないというのは、そういうさらに上にかけるカバーのことです。
なぜ好きではないかというと、カバーの表紙だけでなく、
カバーを外して本体の表紙を眺めたりもするからです。
そういうときに二重カバーは邪魔なんですよね。
表紙の肌触りなんかも楽しみたいのです。
まあ、だから僕はカバーをさっさと外してしまうわけですけど、
家族はそのままにすることがあります。
たまにそういう本があるのですね。
なんだか長々と話しましたけど、
「I LOVE YOUの訳し方」と恋と愛の違い
今日紹介する本は、カバーがかかったままで本棚にありました。
家族とは本の好みが違うので、たぶん家族のものだと思って、
あまり考えずに置きっぱなしだったのです。
しかし、最近こうやって本棚の本を話すために、
本棚を実際にチェックするようになって、
ふとこのカバーがかかっている本は何だろうと思ったのでした。
カバーを外してみると、
I LOVE YOUの訳し方という本でした。
著者は餅月龍馬さんです。
直感的にこの本を買いそうなのは自分だなと思いましたが、
念のため家族にこの本買った覚えある?と聞いてみたら、
ないと言われました。
やっぱり僕が買った本なのでしょう。
奥づけを見ると、2018年の11釣りなので、
たぶんその辺りに買ったようです。
カバーはマルゼン純工堂のものなので、
書店でたまたま見つけて面白そうと思って買って、
後で読もうと思いつつ忘れてしまったようです。
カバーを外さないとこんな風に忘れてしまうわけですね。
マルゼン純工堂の放送用カバーを外してみると、
とても魅力的な本が出てきました。
イラストもとてもかわいいです。
たぶんさっさとカバーを外していればちゃんと読んでいたでしょう。
というわけで読み始めてみました。
100人の作家の100通りのI LOVE YOUの表現が載っています。
要するに夏目漱石の月が綺麗ですね、みたいなものですが、
この本に載っているのは実際の作家の文章で、
それを解釈したものなのです。
いわゆる文豪と言われる人のものから最近の作家まで100本。
読み応えがあります。
そういう100本の他に4本のコラムが載っています。
その中に、恋と愛の違いとは?というものがあります。
それを読んでみると、まずは辞書の解説から入ります。
ざっくりと要約すると、恋は一方的、愛は相互的ということのようです。
ここで言う愛は恋愛で言うところの愛ですよね。
恋である時間はとても短く、儚いところが良いのだということが書かれています。
とすると、恋愛アニメの永遠の課題、付き合うってどこから?
という疑問の一つの答えは、この辺りにあるのかもしれないなと思いました。
他にも解釈はいろいろあると思いますが、こういう風に整理してみるのもいいですよね。
さて、なぜカバーをかけたまま本棚にあったのかを考えてみます。
なんとなく恥ずかしいから、という線を考えてみましたが、
そもそも僕が恋愛物が好きなことは家族もよく知っているし、むしろこれ面白いよって勧めそうな気がします。
ではなぜそのままだったのかというと、カバーを外すのがちょっとめんどくさかったみたいなのですね。
書店員さんによってはむちゃくちゃ丁寧にきっちりカバーをかけてくれますよね。
簡単にはずれないように綺麗に表紙側を折り込んで。
この本の場合は包装カバーの表紙側折り込み部分が上下とものり付けまでされているのです。
多分僕は表紙が見たいと思ったときにそれが簡単に外れないことに気づき、まあいいやと思ったのですね。
裏表紙側は被せてあるだけなのでそちらから簡単に外せるのですが、
あまりにも堅牢にカバーされているので、外すときに本体のカバーに傷が入るのを恐れたのではないかと思います。
それくらいかわいい本体カバーがかかっているのです。
その結果謎の本として本棚に始蔵されることになってしまったのですね。
手当たり時代に本を買って読んでいるとこんなことも起きてしまうのでした。
説得力があったかな?ないか。
今回は付き合うってどこから?
恋と愛の違い、I love youの訳し方という話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
柴直樹でした。ではまた。