00:05
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回話するのは、好きなものを好きという、そのビスクドールは恋をする、というものです。
雛人形の魅力
火曜日はアニメの話をしています。全然季節も違う話になりますが、僕は自分の雛人形を持っています。
手のひらに乗る小さなものですが、とても気に入っていて、雛祭りの時期にはちゃんと出して飾り、3月3日を過ぎると片付けます。
この雛人形を買ったのは、35年ほど前、まだ独身の頃でした。
デパートに雛人形が並ぶ頃には、割とよく見に行きました。
三越の祭祀場でこの雛人形を見つけて、小一時間悩んで買うことにしました。
高価なものではないのですが、若い男が雛人形を買うというのはどうなんだろう、という気持ちがあって、踏み切るのに勇気が必要だったのです。
雛人形の前で小一時間も悩むという時点で、そんな悩みはどうでもよいことだったのではないかと後で思ったものですが、
今でも雛人形を見るのは大好きで、わざわざ見に行くということはなくなりましたが、たまたま通りかかった時には一つ一つじっくり見てしまいます。
人形は顔が命なんて言いますよね。
もちろんそれはその通りなんだけど、髪の毛の一筋一筋とか、衣装の模様や丁寧に折り重ねられた様子を見るのはとても楽しいです。
綺麗だなぁと思いながらじっくり見てしまうのです。
今日紹介するアニメは、雛人形の柏氏を目指す男子高校生が、コスプレが大好きな女子高生と出会ってコスプレ衣装を作ってほしいと頼まれて、人形を作る技術を使って素敵な衣装を作って着せてしまうという話です。
もちろん恋愛要素ありで、それだけじゃなくて、この作品を見る時には自分の部屋でこっそり見たくなるような描写もあったりするのですが、
出てくるキャラクターはみんな好きなことにストイックなところがとても良いのです。
男の子が女性髪に透けるものに興味を持っても別に良いと思うのですが、そういうことをいかがわしいと思う人は男女問わずいるもので、
若い頃の僕が自分のために雛人形を買うことにちょっとしたためらいを持ったのも、そういう背景があったのことでした。
現代はずいぶんそういうことに寛容になって良い時代になったと思うけれど、
男女の境界を越えるにはそれなりの覚悟みたいなものが必要で、そのプロトコルみたいなものはまだまだ確立されていないような気がします。
リスペクトと一種の礼儀みたいなものは絶対必要で、この作品はそういうデリケートなところを恋愛あるあるで上手に表現しているのかもしれないと感じるのです。
自分が好きなものをちゃんと好きと言い、他の人が好きなものをちゃんと大事にすることができる人になりたいなと思います。
この作品、アニメは今のところ第1シーズンの12エピソードだけ公開されているのですが、僕は1週間のうちに3週もしてしまいました。
恋愛要素も含めてとても好きな作品なのです。
まだ放映は未定ですが、第2シーズンの制作も決まっているようで、公開を楽しみにしています。
でもそれまでに、さらに3週くらいはしてしまいそうだな。
今回は、好きなものを好きと言う、そのビスクドールは恋をする、という話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ストア化で、ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから見に行くことができます。
コメントはリッスンで。文字で読みたい方はノートをどうぞ。
どちらも概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。