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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回のテーマは、名付けは大切ということです。
名付け親といえば、ゴッドファーザーというのが有名ですね。
もちろんゴッドマザーという言い方もあるそうです。
子供に名前を付けるのは、その子供の一生を決める大切なことだと考えられていますが、
プログラミングの世界でもそれと同じくらい大切です。
プログラミングは名付けが全てと言っても過言ではありません。
名前を付けるものは色々あります。
システム名やアプリケーション名、ファイル名、データベース名にテーブル名、項目名、
変数名、関数名、クラス名にオブジェクト名、
キリがないほどあります。
インターネットの世界では、世界全体で唯一無二の名前で変更が難しいものも色々あります。
ドメイン名とかメールアドレスなどが代表例ですね。
プログラミングして作るものをソフトウェアと言います。
ソフトウェアという言葉のソフトの部分は変更がしやすいという意味を含んでいます。
もちろんそういう側面があります。
ただし、これはハードウェアという言葉と中にして考えることが必要で、
比較的変更がしやすいと考えるのが妥当です。
この変更のしやすさを担保するためには、
使われるすべての概念やものに分かりやすい名前を付ける必要があるのです。
変更がしやすいのは、実はプログラムで使われているアルゴリズムであることが多く、
プログラム内の様々な名前は変えにくいものです。
名前がコロコロ変わるようでは、正しい機能を議論することもできないし、
正確に実装することもできなくなってしまいます。
将来、機能を修正したり拡張したりすることも難しくなってしまうのです。
名前を付けるには、名付けるものを深く考え、理解しなければなりません。
なかなか大変ですが、そうすることによって思考がクリアになるのが人間の脳なのです。
自分が表現しようとするものを明確にするためには、名前を付けるのが大事です。
名前を付けることによって一歩深く考えることができるようになるはずです。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、
常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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ではまた。