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2022-11-02 06:24

#361 【技】スマホしか使ったことがない人はITの仕事につくにはまずパソコンの勉強が必要

スマホとパソコンは中身の概念がまるで違うという、ごく当たり前の話を忘れがち。

という話です。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

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をご覧ください。

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このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「スマホしか使ったことがない人は、ITの仕事に就くにはまずパソコンの勉強が必要!」というものです。
ITの世界にどっぷりハマっている人にとっては、あまりにも寿命で、初心者の見えている世界がよくわからなくて教えるのに苦労しています。
この水曜日の配信で、たまに、「とりあえずキーボードをきちんと使えるようになろう!」という話をしたりしていますが、それもそういう問題の一つです。
例えば、ウェブデザイナーになる講座というのがいろんなところにありますが、
教える側は、ホームページはHTMLで書かれているとか、
ネットワークがあって、サーバーがあって、なんて話からしたくなってしまうのですが、
その前に、きちんと確認しなければならないことが、キーボードの打ち方とか、メニューとかウィンドウの操作だったりするわけです。
さらに厄介なのは、データの管理方法です。
ファイルシステムというと、ちょっと違うものを想定してしまいます。
なので、ちょっと言い方を変えますが、パソコンの中でデータがどんなふうに管理されているかをざっくり知るということが、
ウェブデザイナーを含めてITに関わる仕事では避けて通れないのですね。
ウェブ系じゃなくても、マイクロソフトオフィスでExcelを使うというケースでも同様です。
パソコンを使っているなら、そんなことを知っているだろう。
最近のパソコンでは、データを置く場所をアプリケーションまたはアプリケーションスイートごとに固定する方向がトレンドになっています。
OSレベルでも、決まった場所を使うように誘導していますよね。
Windowsでは、ダウンロードとか、ファイルシステムとか、
ファイルシステムに対応しています。
一方、スマホは、原則としてアプリごとにそれぞれ固有のデータ領域があって、
そこだけをアクセスするというのが建前になっています。
セキュリティ的なデータ保護の観点から、OSレベルでそういうアクセス制御を行っているわけですね。
スマホもパソコンも、基本は同じです。
スマホもパソコンも、基本は同じです。
パソコンのデータ保護の観点から、OSレベルでそういうアクセス制御を行っているわけですね。
建前なんて言葉を使ったのは、そもそもパソコンの世界で育ったというか、
パソコン側の世界をよく知っている人には、それと違う世界観があって、
スマホもパソコンも、基本は同じという考え方があるわけですね。
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でも、制限された世界だけで育った人にとっては、その外側の広い世界のことは想像できないのです。
AというアプリとBというアプリが使うデータは全く違うもので、
AがBのデータを見るのはとても特別なものだという世界観です。
データはアプリに付属するというイメージと考えてもいいでしょう。
パソコンの世界観はちょっと違います。
データは原則としてアプリから独立した存在で、パソコン内のファイルは平等に使うことができるという考え方です。
まあ、あくまで原則なんですけどね。
だから、データを扱うための汎用的なアプリケーションが存在していて、
データをあちこちに動かしたりすることができます。
データを整理するためにフォルダなんてものを作ることもあるし、それを階層構造にすることもありますね。
ただ、一人で使うならいいけれども、複数人で使うということになったら、管理ルールが必要になります。
ファイル名を決め、フォルダ名や階層構造を決めるってことになりますよね。
WindowsなどのOSはそのテンプレート的なものを提供していて、それがダウンロードとかドキュメントとかピクチャーというフォルダとして最初から存在しているんです。
これはスマホの考え方とは似て非なるものであることを意識する必要があります。
このデータ構造を階層的に管理するという考え方はスマホの世界にはあまりないのです。
だから、スマホしか使ったことがない人には、そういうデータを自己管理する世界観を学んでもらう必要があります。
ファイルやフォルダの意味をきちんと理解しないと、テキストエディタでHTMLを書きましょう、は全く意味が通じません。
パソコンの世界の人は、「え、そこからなの?」って思うかもしれませんが、この辺りを先に本気強く学んでもらった方が、アプリケーションや構築ツールを使うときにスムーズに済むと思うんですね。
最先端のIT機器であるスマホを使えるからといって、簡単にITの仕事ができるはずと思うのは一種の勘違いであることを、教える側に回ったときには肝に銘じましょう。
技術が進化しているので、自分が初心者だった頃とは違うかも、と思ってしまいますが、案外基本は変わっていないものなんですよね。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、または、「読書と編集」と検索して、
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猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしを、ノートで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた!
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