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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「オブジェクトとは、実体と機能が融合したものである。」というものです。
プログラミングの世界で、オブジェクト思考というものがあります。
プログラミングの手法的な側面を意識することが多いですが、技術的側面は詳細すぎるのでおいて、
オブジェクトって何だろう、ということについて、僕なりの理解を話してみようと思います。
オブジェクトという言葉を日本語に訳すと、「もの・物体」という言葉が出てきます。
まずは、手に取れるものという観点から考えてみましょう。
例えば、道端に転がっている石。これもオブジェクトです。
物といえば物だけど、それが何なの?って思いますよね。
石、あなたならどう使いますか?
手に取って投げる、というのがまあまあよくやりそうなことです。
よくわからないけれど、石は投げられるよね?って思うわけです。
これ、石に投げられるという機能があるというふうに考えることができます。
まあ、使いようによっては、ガラスを割るとか城壁を壊すなんてこともあるでしょう。
石に内在するわけではないのだけれど、なんとなく質量のある石を見たら、そんなことをふと思いつく。
質量のある物体としての石、プラス投げられる、と見るとオブジェクトになるわけです。
もっと複雑なものを考えてみましょう。
手元にあるスマホを見てください。
これ、とりあえず投げてガラスを割ることもできますが、あまりそのような使い方はしません。
黒いツルツルの面に触れてみると、何か絵が浮かび上がってきます。
どうも今の時間を表す数字が出ているらしい。
ということは、これは時計として使えそうですね。
スマホは時計を知るのに使えるオブジェクトです。
この先はちょっと難しいですよね。
使い方を知らないといけない。
スマホの様々な機能を使うことは、自明ではありません。
でもロックを解除することができたら、何かを調べたり、ゲームをしたり、誰かにメッセージを送ったり、とてもいろいろなことができます。
スマホというオブジェクトには石よりはたくさんの取り扱い方法がありますが、
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まあどっちもオブジェクトだよね、と考えることができます。
そんな風に考えると、世の中にあるものはすべてオブジェクトです。
コンピューターの世界では、こんな風に手で触れることができるものだけではなく、
数字のような概念を表すものもオブジェクトとして考えることができます。
数字は足し算という機能を持っている、なんていう風に考えるのです。
ちょっと難しくなってしまったでしょうか。
とにかく世の中にあるものを何でもオブジェクトと見ることができる。
ありがたいことに、日本語話者である僕たちは、あえて物と言わずにオブジェクトということで、
物理的なものと概念的なオブジェクトを区別して考えることができます。
これが良いか悪いかは議論が分かれますが、ひとまずそんな風な言葉だと考えてみましょう。
何か実体と機能が融合したものを認識する単位としてオブジェクトがある。
分かったような分からないようなお話だったでしょうか。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。