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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「キャッシュレス決済はあっという間に統一されると予想してしまう!」です。
キャッシュレス生活していますか?
僕はこの2年ほど、お財布から現金を出すというのは半年に1回くらいになっています。
でも、それだけキャッシュレスが普及しているから、というわけではありません。
キャッシュレス決済ができない場所にはいかないだけです。
おかげで随分無駄遣いが減りました。
ほぼキャッシュレス生活に入ったきっかけは、QRコード決済が出てきたことでした。
それまでもスイカを使ったキャッシュレスは割と使っていました。
今でも電車に乗るときはApple Watchで改札を通っています。
ただ、その時点でタッチ決済が普及するのはまだまだだな、とも思っていました。
これは地方都市に住んでいるから思ったことで、スイカで電車に乗るのが当たり前の首都圏の人にはなかなか理解されないものでした。
今でもそうですが、一部の都市圏を除いて交通機関でタッチ決済は使えないので、いくらコンビニなどがスイカ決済に対応したところで使う人は増えないのです。
まあ、地方では電車自体乗らない人も多いですからね。
でも、QRコード決済はそこそこ普及すると思いました。
なぜならお店の側がキャッシュレス決済に対応するためのコストが劇的に安いからです。
決済事業者に登録してお店にQRコードを置くだけで対応できるのです。
決済事業者の営業構成で登録自体もこれまでとは比べ物にならないくらい簡単でした。
まあ、これも地域によって差があると思いますが、今はかなりの田舎に行ってもQRコード決済に対応しているお店があります。
決済学の小さいお店でも導入できますからね。
こんなことができるのも誰もがスマホを持っているからです。
スマホのカメラさえあれば決済システムを作ることができるということが実証されました。
では、タッチ決済がダメなのかというと、そんなことはなくて、利便性ではタッチの方がずっと便利です。
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なかなか普及しない原因は決済端末のコストなのです。
でもついこの間、AppleがTap to Payというものを発表しました。
iPhoneにはApple Payという仕組みがあります。
クレジットカードやら電子マネーやらをウォレットに入れて、Apple Payで取りまとめて決済に使う仕組みです。
クレジットカードでもQRコードでも電子マネーでも、実際に使うときには面倒なことがあります。
支払いのときにいちいち決済方法を指定しなければならないことです。
PayPayでとかVisaでとかいうの面倒じゃないですか。
Apple Payでっていうのも面倒ではあるのですが、とりあえずそれ以外のたくさんある決済方法を選ぶ必要はなくなるわけです。
Apple Payは支払う側が便利になる仕組みですが、Tap to Payは支払ってもらう側が便利になる仕組みです。
iPhoneが決済端末になってしまうのです。
スマホの普及率はさほど地域格差がありません。
本当に誰でも持っています。
そこでタッチ決済の規格統一がなされたら、手順がちょっと面倒なQRコード決済はあっという間に廃れるでしょう。
もちろんApple陣営だけではなく、Android陣営もGoogle Payなどで対抗するでしょうから、完全に統一というわけにはいかないでしょうが、
今のような乱立状態は収束に向かう可能性が高いです。
まだまだ業界内の駆け引きなどで右を曲折があり、どの陣営が勝つかは分かりませんが、戦国時代から天下統一みたいな感じになることでしょう。
ここにさらに個人間の決済がキャッシュレス化すると、お金を巡る業界は全く変貌してしまうに違いありません。
自分は関係ない!と思っていると、気が付いたら損をしているってことになるかもしれません。
めんどくさいかもしれませんが、体験しておいた方がいいですよ。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。