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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「診療明細書をじっくり見てみた。」というものです。
火曜日は日常で考えたことを話しています。
最近、首の治病で病院に通っています。
会計をした時には、領収書の他に診療明細書をもらえます。
これまではじっくり読むということはなかったのですが、
仕事で病院の事務をやっている方と話すことがあり、関心を持ってみるようになりました。
医療費の明細で面白いなぁと思うのは、〇〇加算というのがちょこちょこ出てくることです。
例えば、薬剤情報提供料、手帳記載加算、なんていうのがあります。
薬手帳にペタッと貼るやつ、あれを出すときにはこれが加算されるのですね。
首の治病の検査では、MRI撮影の他に、コンピューター断層撮影診断料、電子画像管理加算、なんていうのもありました。
撮影自体と診断とかデータ管理は別料金なのでしょう。
保険制度の観点からどんぶり勘定というわけにはいかないので、細かく細かく算定していくということなのだと思います。
面白いのは、手帳記載加算にしても、コンピューター断層撮影診断料、電子画像管理加算という言葉にしても、
新しいことをやるのは特別料金という感じがあることですね。
とても保守的な業界ですから、新しいことをやるのには結構抵抗があって、そういうものを導入するためのインセンティブという側面もあるのだろうなと思ったりします。
こんな風に制度が絡む複雑な体系になっていると、相当な無駄が発生している可能性が高いですが、
抜本的に変えるのは相当な労力が必要になりそうだということも想像できます。
診療明細書をじっくり眺めるとそんなことも見えてくるのですね。
もう一つ面白いものを見つけました。
療養担当手当というものです。
これ何だろうと調べてみたら、当期の暖房料として請求できるもので、なんと北海道限定なのでした。
昔、北海道では石炭手当というものがありました。
一冬分の石炭を晩週に買う必要があったために支払われていたものです。
一般の企業でも普通に支払われていて、名前がどういう手当になったりして割と最近まで残っていたものです。
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今はまとめて払うということがなくなって、こういう手当はなくなりました。
医療明細書の療養担当手当を知って、そういう昔の習慣を思い出しました。
今は年中空調していることを考えると、季節限定のこの手当は名残として興味深いものだなと思ったりもするのでした。
見ても全然わからないし興味ないという人も多いでしょうけど、ちょっと関心を持ってググってみるのもいいかもしれませんよ。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。