マイナ保険証と病院選び
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
今日もマイナ保険証とお薬手帳アプリを使っています、というものです。
木曜日は日頃考えていることを適当に話しています。
皆さんお元気ですか?
いきなり何ですか?と言われそうですね。
病気はしたくないものですが、割と定期的に病院に通っているという方は案外いそうです。
年齢を重ねると余計そうで、僕くらいの年齢だとどこかに不調があって病院が余裕することもしばしばです。
去年の暮れのことですが、頸椎に原因がある右手・右腕の痛みのために整形外科に行くことになりました。
うつ伏せでしか寝ることができず、まともに睡眠をとることができない状態でしたが、病院選びに関してはちょっとこだわりがありました。
まず、マイナ保険証に対応していること、キャッシュレス決済に対応していること、
それと近くにお薬手帳アプリ対応の薬局があること、この3つです。
もともとシステムエンジニアなので、新しいシステムがどの程度普及していて、実際にどんな課題があるのかに興味があったのです。
むっちゃ痛いのにこんなところにこだわるなんて、我ながらバカだなあと思いますが、
幸いそんなに遠くない場所にこの条件にヒットする病院を見つけて通っています。
まずはマイナ保険証。これはほぼ問題ありませんでした。
端末に保険証を置いて、顔認証で資格確認できました。
紙の保険証と違うところは、同じ月の助診でも保険証確認が必要なことでした。
まあ、現状の病院で保険証をコピーして保管するような運用の方が問題だと思うので、
これはそういうものだと思えば別に大したことではありませんでした。
それよりも、児童受付機に診察券を入れて受付した後に、検証確認端末を使うという動線の方に問題があると思いました。
受付機でマイナンバーカードを使えれば、その場で認証・資格確認ができるし、診察券が不要になるのにね。
まあ、過渡期なので出しかたないという感じ。
無事に受診して、会計はクレジットカードで済ませました。
ここにもちょっとした不満がありました。
クレジットカードのピン入力です。
数百円の支払いはタッチ決済で済ませたいじゃないですか。
でも、クレジットカードを入れるのでピン入力が要る。
病院のセルフ会計専用端末は過線の傾向があって、ユーザビリティを考えていない感じなんですよね。
困ったものです。
さて、次は薬局です。
お薬手帳アプリと薬局の連携
会計を終えてもらった処方箋をお薬手帳アプリで薬局に送ります。
これがまだまだなんです。
処方箋の写真を撮って送るのですが、そのためには平らなところに処方箋を置く必要があります。
せっかく処方箋にQRコードが付いているのだから、それを読み取って送るような運用になるといいのにと思いました。
とりあえずアプリで送っておいたら、調材が完了したときに通知が来るので、それまで近所のスタバにでも行っていればいいというのはなかなか便利。
もちろんお薬手帳アプリですから、処方の記録が残るわけですね。
お薬の情報を見るのも簡単だし、薬管理もできます。
お薬を飲む時間になったら通知をもらって、服用した記録をつけることもできます。
まあ、これは結構豆じゃないとできないですけどね。
そもそも薬はちゃんと飲むものですから。
アプリの機能や操作はまだまだ改善の余地がありそうですが、最大の問題はアプリに対応している薬局が少ないことです。
アプリによる薬局の囲い込みもあって、互換性とかそういうレベルではないのが現状なのです。
そうそう、利用している薬局はお薬手帳アプリ連携しているだけあって、キャッシュレスにも対応しています。
いろいろ課題はありますが、全てキャッシュレスで済ませられるところが気に入っています。
さらに、マイナンバーカード連携で病院も薬局もきちんと明細データがいつでも見られるし、
たぶん次回の確定申告では医療費控除の計算が楽になることでしょう。
インターフェースやユーザビリティは少しずつ改善されるでしょうから、そこは気長に待つとして。
実は大きな効果になるのは、人手を減らせることではないかと思います。
僕の受診の流れでは、直接話すのはお医者さんと看護師さんと薬剤師さんくらいです。
あとは、マイナ保険証の資格確認のときに受付の人が確認できました、というぐらい。
必要な人とだけ話すというと、なんだかコミュ障の人みたいですが。
こういう仕組みに慣れてしまえば、自動化・省力化につながります。
情報の入り口でデータを正規化できれば、データのエラーが減って、今よりずっとコンパクトな手続きで済むようになるからです。
医療の世界だとわかりにくいでしょうけど、例えて言えば電車の改札が自動になったようなことです。
今さら改札に人が立っていた方がいいという人はあまりいないでしょう?
自動で済むことは自動にして、丁寧に話を聞いたり、実際に何らかの措置の必要がある本質的な業務にマンパワーを使うようにするのです。
こういうのは実際に体験してみないとわからないのです。
病院のような場所こそ、本質的な診療に集中するためにDXを進める必要があるということを、あえて過渡期のシステムを使うことで理解できるのですが、
誰でもそんなことができるわけではないので、僕のような新しい物好きがあえて人柱になっていくのも意味があるのかなと思っていて、
まさにこの配信当日も今話したような手順で助身しています。
変わり者ですかね。
今回は、「今日もマイナ保険証とお薬手帳アプリを使っています。」という話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。