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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「誕生日なので、僕の幸せの始まりについて考えてみた。
今日、2月8日は僕の誕生日です。」
この音声配信は、2021年の11月に始めました。
別に計算したわけではないのですが、毎日配信してちょうど今日が100回目になるということが分かって、ちょっとびっくりしました。
いつも聞いていただいている皆さんに、ありがとうとお伝えしたいと思います。
というわけで、今日は僕が幸せにいられる根っこになった思い出について話したいと思います。
僕は学ぶことが好きで、いつも楽しく過ごしています。
なぜそうなったのか考えてみると、思い浮かぶのは、10歳頃まで住んでいた家の小さな2つの本棚なのです。
母に聞いたら、1つの本棚があった部屋は、団地サイズの4畳半で、
もう1つの本棚があったのは、2階に向かって階段を登り切った踊り場のようなとても狭いスペースだったそうです。
僕は小さかったので、どちらもそんなに狭いとは思っていなかったので、
ああ、そんなに狭かったんだなぁと思いました。
4畳半にあった本棚には小説などがありました。
今でも覚えているのは、開拓者ヨダ弁蔵というのが刺さっていたことです。
北海道トカチの開拓をした先人の伝記ですね。
なぜその本があったのかはよくわかりませんが、
この本は僕がもう少し大きくなってから読んだのでよく覚えているのです。
この本棚には大きくなったら読んでみようと思う本が何冊も入っていました。
もう1つの階段のそばにあった本棚は、
おじたちが休みの日の暇つぶしに作ったもので、
小さい2段の本棚に月間の漫画雑誌と定期的に購入していた絵本が入っていました。
それと、父が適当に刺しておいたと思われる運転免許証の更新の時にもらう教則本も入っていました。
僕と妹はよく階段に座って遊んでいて、この本棚の本をいろいろ読んでいました。
寝る時にお布団に入って、母に絵本を読んでもらっていて、
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その本を自分で引っ張り出して遊びながら読んだりしていたのです。
教則本も読むというか、標識が並んでいるページが好きでよく眺めていて、
追い越しによる右側部分はみ出し通行禁止とか、指定方向外進行禁止とか、
父の運転する車の助手席で実際の標識を見て叫んだりして、
そんなのよく覚えてるなと言われたりしていました。
そんな風に成長に合わせた本がいつの間にか置いてある家でした。
本を読めばいろいろなことがわかる。道路の使い方から社会のこともわかる。
と早い時期から思っていたおかげで、今でも本を読むだけでなく、
新しいことを学ぶのがとても楽しくて、50年以上経った今でも幸せに生きていられると思います。
本好きになった僕は本を買いまくったので、今の家には数千冊の本があります。
そういう本を眺めて育った子供たちも、
どこに旅行に行ってもとりあえず本屋に行ければいい、という本好きになりました。
母の読んでくれた絵本と、自由にアクセスできる本棚から僕の幸せは始まっています。
紙の本は時に邪魔ですけれど、家のなんとなく目に入るところに本を置いておくと、そこから幸せな人生が始まります。
幸せの基礎を作ってくれた父と母に改めてありがとうと伝えたいと思います。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。