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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、さまざまな話をしています。
今回お話しするのは、やりたいことが言語化できないとAIは使えないと思った話、というものです。
土曜日は、日頃考えたことを適当に話しています。
つい最近のことですが、仕事でコミュニティを作る必要があって、グループの名前を考えました。
グループで話し合った結果、僕が考えた名前が通ってしまったので、ネット上で情報交換するためのメッセージンググループ用のアイコンを作ろうかなと思いました。
僕は絵を描くのが苦手です。というか、描いてこなかったのでできないのです。
フリー画像を使うという手もありますが、ありきたりな感じもちょっと嫌だなと思ったので、流行りの生成AIを使ってみようかと思いました。
思いつきでプロンプトを入力してみると、まあまあ綺麗な画像を作ってくれました。
でも、自分のイメージするものとはかなり違うのです。
だからさらにプロンプトを追加して、少しずつ自分のイメージに近づけようとするんだけど、そもそも作りたいものに関する語彙が出てこないのですよ。
だから全然イメージに寄っていかないんですね。
絵を描いたことがないから語彙がないのです。
これだよな、生成AIを使うときのハードルは、と思いましたね。
目に見えるものを言語化するのがものすごく上手な人がいますよね。
そういう人は賢いと思いますよね。
それ自体は悪くないのですが、賢い人が偉いわけではないですよね。
生成AIにわざわざ説明せずに、直接絵を描いた方が早い人は結構いるわけです。
何でも言葉にすればいいというわけではないということは多分みんなわかっているのですが、なんとなく言葉にできる人は偉いと思ってしまうのです。
現在の生成AIは、そういう言語市場主義みたいな雰囲気があります。
それは当たり前で、現在のAIは大規模言語モデルという文字に書き表せる言語を中心に発展しているからなのですね。
まあだから、現在のAIを使うには、やりたいことをきちんと言語化する必要があるのです。
普通にAIを使う時代になると、この言語化能力が今よりずっと重要になります。
やりたいことに関する知識がこれまで以上に必要になるのです。
便利になるようで、そうでもないような気がしてきました。
過去と同じように、AIという言葉が示すゴールがまた遠のくような感じがします。
まあ、それ自体は悪いことではありません。
AIブームが去るということは、それが実用的で当たり前のものになるということです。
そしてきっと、人間の新しい側面に気づくときなのだろうと思います。
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ということは、我々は今よりもずっと高度な知識を持った判断ができるようになるということですが、
それは同時に、そういう高度な知識を身につけなければならないということでもあるのです。
要するに、お勉強はずっと続けなければならないということですね。
これを嫌だなぁと捉えるか、楽しそうと捉えるか、
それによって得られる豊かさが違ってしまう時代になるかもしれません。
なんだか小難しいことを考えてしまいました。
今回は、やりたいことが言語化できないと、AIは使えないと思った話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
トワカで、ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。