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にゃおのリテラシーを考えるラジオ 読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回お話しするのは、AIうさぎがスマホを殺す世界線というものです。
水曜日はITを中心とした技術的な話をしています。
この冬の入り口の頃に、外では手が冷たくてスマホを持つのが辛いという話をしたことがありました。
これ、結構切実なんですよね。
一日中SNS見たり、気になったことをググったりしていますが、
暖かい季節にはそういう辛さはないのですが、それでも手に持つのが邪魔だなと思うことは頻繁にあります。
目も疲れるし。
だいたい老眼だしね。
今のユーザーインターフェースはビジュアル先行なんですよね。
昔々のコンピューターの世界では、ビジュアルを使えるようになることがマルチメディアでした。
音の世界はおまけでね。
それが今の結構豊かなITの世界を作ってきましたが、
大は小を兼ねる的な発想で、何でもできるものとして発展してきたのがスマホではないかと思います。
いつでもビジュアルって必要ですかね。
いや、何でもできるものでもいいんですけど、もっとシンプルな機能で済むものもありそうじゃないですか。
例えば音声での通話が多いとしたら、音声単機能のデバイスは便利そうですよね。
わかりにくいかもしれませんが、話したい人を音声で選んで通話を開始できるなら、画面はサブ機能でいいですよね。
必要になったら画面を出せばいいでしょう。ボタンは少ない方が楽な感じもします。
このところ、テレビにつけるChromecastの話をよくしていますが、こいつのリモコンはものすごくシンプルです。
テレビのリモコンが巨大な過去の遺物に見えるくらいです。
もちろんそれで何でもできるわけではないのですが、それでも地上波テレビとは比べ物にならない数のコンテンツにアクセスできてしまいます。
実はこのリモコンの地味にすごい機能は音声検索ができることなんですよね。
それ専用のボタンがあって、押しながら検索キーワードを話せばいい。
それなりに上手に話す必要はありますけど、この機能、AIの進化で大化けする機能だと思うのです。
しかもこれ、デバイスじゃなくてクラウド側で機能アップできてしまうので、今よりももっとラフに話して検索ができるようになる可能性があります。
リモコンは話してくれませんが、つながっているテレビや近くのスマートスピーカーが返事を返してくれるでしょう。
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スマホをこのモデルに近い形にしたら、手が冷たいとか、歩きスマホで道の凸凹につまずくとか言わなくて済むようにならないでしょうか。
しかも、これで大半の用事は済んでしまう可能性まであります。
夢のようでしょう?
夢みたいですけど、要素技術は揃っていて、あとはそれをうまくインテグレーションするだけなのですよね。
なんと、それを実現しようとしているデバイスがあります。
ラビットというスマホの半分くらいのサイズのデバイスです。
なんと最初のバージョンは199ドルで受注を始めています。
ラビットはあくまでも音声を主たるインターフェースとする画面付きの安価なデバイスですが、
もう少し先を行くデバイスとして、AIピンというものも出ています。
こちらは胸に付けるバッジ型のデバイスで、699ドルでサブスクリプションが必要と少し高価ですが、
画面の代わりにレーザープロジェクターを内蔵しています。
画面が必要なら、手のひらとか周りの何かに投影することができます。
ここまでくると、現在のスマホはゴテゴテしていて古臭い感じがしてきます。
高価といっても、iPhoneの半分とか三分の一くらいの値段なのが衝撃的です。
大半の機能がクラウド側にあるからでしょう。
まだ出たばかりではありますが、すでにある程度の完成度に達していることを考えると、
柄系がスマホに置き換わったときよりも早く、このタイプのデバイスが普及するでしょう。
これで手が冷たい冬でも文句を言わなくて済むようになりますね。
遠からず、これらのデバイスが手軽に使えるようになることを願っています。
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今回は、AIウサギがスマホを殺す世界線という話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ひとわかでITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。