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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、
これ、Googleマップの話じゃん。
メルカトル、長野真由美、
地図も読み物だからな、の36回目です。
長野真由美の小説メルカトル
土曜日は、地図を読む話をしています。
今回、地図のトークネタを探すのに、
マイクロソフトのビングチャットを使ってみました。
地図と文字を組み合わせたトークのアイデアを5件出してください、
ってお願いしてみたんです。
その5件の中に、
空想の地図を使って、自分が創作した物語やキャラクターを紹介し、
その物語やキャラクターに影響を与えた文学作品や作家を紹介する、
というのがありました。
この文章を見た時に頭に浮かんだのが、
長野真由美さんのメルカトルという小説でした。
本棚からこの本を見つけるのは案外簡単でした。
パソコンのそばの本棚にあったからです。
よく地図の話をしているし、近所にあったんだから目につかなかったのが不思議です。
何しろメルカトルですからね。
もちろん一度は読んでいるのですが、内容はファンタジーで、
結構面白かったってことしか思い出せませんでした。
で、その序章みたいなところを読み始めたら、
あれ、これ、グーグルマップのことを書いてるんじゃない?って思ったんです。
主人公は旅人で、日記のように地図を描く人なのです。
日常の細々としたことを地図に書き込むのです。
宿のこと、食べたもの、親しくなった猫の名前、
街を歩いて知り合った女の名前、それに絵や詩を書き込んだりもします。
望まれればその地図とパンを交換したりもして、主人公は旅を続けるのです。
面白そうでしょ?
ぜひ読んでみてください。
グーグルマップのタイムライン
これがなぜグーグルマップを読むのか?
タイムラインという機能があるのです。
スマホでグーグルマップで位置情報の記録をオンにする必要がありますが、
これをやっておくと、どこを旅したか自動的に記録されます。
撮った写真がタイムライン上に紐づけられます。
行った場所がお店とか名所だったりすると、レビューを書きませんが、
という通知が来て、書き込むとレビューが公開されます。
残念ながらメモをくっつけるような機能はありませんが、
まあまあこれだけでもメルカトルの主人公みたいじゃないですか?
レビューを書き込むとポイントがたまって、
たまーにグーグル製品の利用に関する得点をもらえたりします。
だいぶ前ですが、グーグルストアで使える、割り引きのメモを書き込むと、
ポイントがたまって、たまーにグーグル製品の利用に関する得点をもらえたりします。
グーグルストアで使える割引クーポンをもらったことがあったような気もします。
これなんかパンと交換みたいな感じですよね。
前に読んだ時にはこんな類推はしなかったので、
まだグーグルマップのタイムラインとかローカルガイドの機能は使っていなかったのでしょう。
この小説のように、自分のために地図を作っていくのは結構楽しいものなんです。
それも半自動的に作られる。驚きですよね。
自分の行動録はかなり大事なプライバシーですから、情報の管理には注意が必要ですが、
上手に使うと思い出作りに役立つかもしれませんよ。
今回は、これグーグルマップの話じゃん。
メルカトル・長野真由美著という話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。