鬱について
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、
月曜日は、自宅の本棚にある本の話をしています。
サラリーマン時代のことですが、メンタルを病みました。
比較的軽い鬱状態でしたが、なかなか感慨というわけにはいかず、10年くらい治療を続けていました。
今考えると、小さな世界でぐるぐる思考が回ってしまう状態で、
そういう状態になると、夜に寝られなくなって、
眠れないからますます状態が悪くなるということが繰り返されていました。
そういう状態の時は、病気のせいでそうなってしまって辛いなぁと思っていました。
あくまで僕の場合で、一般に広げて考えられるものではありませんからね。
そこは注意してほしいのですけど。
ひとまず治療は受けていない今はどんな風に考えているかというと、
別に考えすぎるの悪くないなぁということです。
考えすぎている状態が辛くないわけではないし、
今でも特に理由なく夜眠れなくなることがあって、
またあの時と同じだって怖くなることがあるんですけど、
その状態を何とかじっとやり過ごすことができるようになりました。
そんな風になったきっかけは、これも今考えるとってことになるのですが、
体を動かす仕事をするようになってからなのです。
体を動かすことによる思考の変化
サラリーマン時代は、頭を使いまくるデスクワークでした。
デスクワークをしている人にとっては当たり前のことで、
よく運動不足で、なんていうことがあるでしょうけど、
これは実に甘い認識なんですよ。
不足なんてもんじゃなくて、全く運動していないレベルなのでした。
同僚の中には、ジョギングをやっている人もいました。
毎日のように10キロとか走っていましたが、
今考えると、それくらいやってやっと運動というレベルなんだなと思うのです。
それくらいデスクワークって運動しないのですよね。
僕は今、歩いて15分のところに行くのは近いなと思うんですけど、
以前はそういう場所に車で行ったりしていました。
5分もかからないところに車で行くこともありました。
車を出す方がめんどくさそうですけど、別に変だと思わなかったんです。
そして、すぐ座るんですよね。
どこでも座るのが当たり前になっちゃう。
デスクワークってそういうものなんですよ。
これをずっと続けていると、ぐるぐる思考を止めるのが難しくなるみたいです。
思考を中断するための横槍が必要で、それが体を動かすことなのです。
物を裏返すと、よく考えるってことのようです。
僕は考えるのが好きで、考えて先の先まで準備をしないと気が済みません。
そうしないと、ものすごく不安になります。
だから考えてどんどん準備をしていくんですけど、
この準備をするということが体を動かすこととつながっていると、
良い結果が生まれてしまいます。
これは本当に生まれてしまうという感じで、
そこを目指しているわけじゃないのに、そうなってしまうんです。
僕は、自分の体を動かすことによって、
自分の身体を動かすことによって、自分の身体を動かすことになってしまう。
これは本当に生まれてしまうという感じで、
そこを目指しているわけじゃないのに、そうなってしまうんです。
実は、それは単に副作用で、
ぐるぐる思考を止めるために体を動かしているだけなんですね。
今回本棚から取り出した中野信子さんの
脳の闇を読んで、徹底的に考えることと
鬱が表裏一体で、
鬱だけを選択的になくすことはできないのだなぁと
体感的に気づきました。
それは、そういう脳と身体の仕組みみたいなものを
いつも考えていたからかもしれません。
結果が出ないから鬱になるのではなくて、
結果が出ようが出まいが動き続けていると
鬱側に落ち込みにくいのだなぁと思うのです。
考えすぎているなぁと思ったら、
腸内を一周走るくらいの
思考を止める横やりが少なくとも僕には必要で、
今は普通にやっているだけで
一万歩以上歩いてしまう仕事があるおかげで
考えすぎたり眠れなくなったりすることが少なくなったし、
動きながら考えると思考が冴えてくるという
おまけまでついてきたのです。
ITリテラシーの普及活動
面白いと思いませんか?
鬱との付き合い方は人それぞれですけど、
体を動かすというのは
自分の脳の癖の良い面を出すための工夫の一つかもしれません。
読書と編集では、ITを特別なものではなく
常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた!