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2023-04-23 04:58

#533 【刻】大正時代の駅弁を考察/時刻表は読み物だからな(52)

時刻表は読み物だからな!(笑)

第52回です。

100年前の時刻表を読んで、当時の旅の食事のことを考察してみました。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

時刻表復刻版1982年11月号
https://amzn.to/3IKYPzO

「#351 【刻】くるくる回っている?/時刻表は読み物だからな(29)
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「令和の時代に必要なの?時刻表の世界/有隣堂しか知らない世界」
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#156 電車の時刻調べるならネットを見ればいいけど、時刻表は読み物だからな!(1)はじまりは有隣堂。
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をご覧ください。

00:04
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「大正時代の疫弁を考察。時刻表は読み物だからな。」の52回目です。
日曜日は時刻表を読んでいます。
大正時代の駅弁について
前回は、疫弁の話をしました。
50年近く前の時刻表から、九州の日本本線の各駅の疫弁をリストアップしてみて、今の同じ路線の疫弁と比較してみたりしたのです。
50年というのもかなり昔の話ですが、さらに昔はどうだったんだろう、という疑問が湧いてきました。
それで、1925年4月号を開いてみました。
100年近く前の時刻表の創刊号の復刻版です。
実は、この時刻表には疫弁は見つかりません。
これは、疫弁がなかったというわけではなくて、多分各地の駅では、駅に出入りを許された地元の人が、旅客のニーズに応じて色々なお弁当を売っていたと思うのですね。
多分、列車内での販売もあったと思います。
北海道鉄道跡を寄港する、という堀純一さんの本の中に、大正時代の函館本線の鉄道事故のことを書いた章があって、事故があった地域の乱戸市長の長子を引いています。
事故で亡くなった方の中に、車内行商人というのが載っているのです。
事故にあった列車は寝台車がある長距離夜行列車で、多分今で言うところの特急列車みたいな位置づけなので、多分車内販売があったのでしょう。
普通列車にはそれはなかったでしょうけど、お腹が空く人はいるわけで、それを目当てにお弁当を売る人は必ずいたと思うのですね。
ただ、当たり前すぎて、時刻表に載せるほどではなかったのでしょう。
鉄道営業ご案内のページについて
そのうち評判のお弁当がどんどん出てきて、そういう名物弁当を時刻表にも載せるようになってきたのではないかと思います。
そのわけで、相関号の時刻表には駅弁は載っていないのですが、後ろの方の鉄道営業ご案内というところに、列車食堂内食事料金というのが載っています。
食事は和食か洋食かというざっくりした区分で、朝昼晩の設定があります。
これは食堂車で食べるわけですが、その他に洋食弁当というものもあります。
値段は50銭から、一番高い食堂車の洋食の夕食が1円50銭。
当時の物価を調べてみると、公務員の初任休館さんで1円が2500円くらいですから、一番安いものが1300円くらい、一番高いものが7000円くらいの感じでしょうか。
食べ物という観点での物価はレートが違うでしょうから、もっと高いイメージかもしれません。
まあ、これは当時の急行列車でのことで、今なら飛行機のファーストクラスに乗るくらいのイメージだったのでしょうね。
送館号の時刻表には連絡船の食堂とか、食堂が設置されている駅とか、鉄道省直営のホテルの料金というのも載っていて、当時の鉄道のイメージを想像することができるのです。
この鉄道営業ご案内のページはいろいろ面白いことがあります。
当時の列車食堂の養殖ってどんなものが出されたのかも興味があって、ネットを検索すると面白い情報がたくさん出てくるので、これはまた別の機会に話したいと思います。
ひとまず今回はこれまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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詳しい内容については概要欄のリンクから、または、読書と編集と検索して猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
04:58

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