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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、あなたとワンちゃんの10年をよりよく変えるおもとに、犬と生きる10数年をもっと本気で楽しみたいあなたに、幅広い分野から犬に関するお話を中心にお届けしています。
大好きな旅の話や、子育ての話もお届けしています。
飼い主さんが飼われば、犬が飼われ、犬のことをもっと知って、あなたも犬育てのプロになりませんか?
より具体的なトレーニング、質家、アニマルコミュニケーション、ベッドレスについて、メンバーシップでお話ししています。
で、本日は一番最初に、ちょっとね、お知らせをさせてください。
モンブランパークさんですね。モンブランパークでしょうかね、ですね。
私のKindle本、世界一周の船旅、こちら全5冊になるんですけれども、
こちらの朗読をですね、なんと今週の月曜日から、ご自身のチャンネルで、毎週月曜日にね、朗読配信をしてくださるということになりました。
私自身は、自分のね、Kindle本を出す前に、約半年以上かけてですね、世界一周の船旅の配信を、大体週に1回のペースでしておりました。
そちらの方ね、まだ聞いたことないよという方は、ハッシュタグ、なおちゃん先生の世界一周の船旅で検索していただけると、すべて聞けるようになっているかなと思います。
すいません、自分でもう定かじゃないんですけれど、はい、確かめておきます。
当時ね、私が世界一周の船旅をしたのは、まだ20代でした。
その20代のね、女子大生をどのようにモンブランパークさんが、師匠がね、朗読してくださるのか、ワクワクしながら待っていたんですけれども、
また独特のですね、師匠ならではの世界観が滲み出ていて、これはこれでとっても素敵だなというふうに私は思いました。
これからもね、配信、なんと最後まで読み切ってくださるというふうにおっしゃってますので、一体全体どのくらい時間がかかるのかわからないんですけれども、
ぜひね、師匠頑張っていただければと思います。
そして、ぜひ皆さんにもね、師匠の方の配信で、また一味違った世界一周の船旅をお楽しみいただけたら嬉しいです。
概要欄にモンブランパークさんの配信を貼っておきますので、よかったら聞いてみてくださいね。
はい、ここから本題となります。
久しぶりにね、ワンちゃんのお話をしていこうと思います。
時々、飼い主さんに言われる気になることが私にはあったんですね。
そのことというのは、うちの子、性格悪いところがあって、というお言葉なんです。
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その性格が悪いところがある、というところなんですけど、これは一体全体、何をどう判断して、愛犬の性格が悪い、と飼い主さんは思われるんでしょうか。
もし、この配信を聞いてくださっている中で、私もそう思うという方、ぜひ教えていただきたいと思うのですが、
いくつかの反例を聞いてみると、大概の場合には、いたずらをする、わざとそそをする、といったような場合や、
誰かが抱っこしている時に触ろうとすると、怒ったり噛んだりする、他の犬の持っているおもちゃばかり狙う、などでしょうか。
それらの行動が、飼い主さんのフィルターを通してみると、性格が悪い、というように映るのは非常に面白いなあ、と私は思っています。
なぜならそれは、人間の視点、観点、感覚からの見ているからです。
特に子どもや友人関係でのやりとりから、あの人、あの子ってちょっと性格悪いよね、と言われるような、
いわゆる、飼いに他人を困らせてやろう、という心の動きや動きを感じられる時に、この表現が用いられるのかなあ、と思っています。
さて、それでは犬には、飼いに誰か、主に飼い主さんですけど、を困らせてやろう、という気持ちがあって行動する、ということはあるんでしょうか。
これはある意味難問です。なぜなら、科学的には犬の感情の動きからの行動を証明することがなかなかできないので、
犬がどうしてこのような行動をしたか、そこにある感情的な部分の解明というのは、非常に難しいからなんですね。
それでは、専門家は犬の行動をどのように分析するのでしょうか。
いろいろなタイプの専門家の方がいらっしゃるので、必ずしもみんながみんな同じ考えではないと思いますが、
動物行動学の視点では、性格の良し悪しって行動を判断することは少ないです。
動物の行動には必ず目的があり、目的のために動き、そこから出た結果、その結果を学習して、さらに次の行動に結びつけていく、というパターンがあります。
その目的の分類というのがいろいろあるんですが、
ここでは私が最近読んでいた、動物が幸せを感じるとき、新しい動物行動学でわかるアニマルマインド、という本からお話をちょっとしてみようかなと思います。
著者は自閉症の動物学者、テンプル・グラディンさんです。
この本より興味深い一文がありましたので、抜粋してお話していきますね。
この本の中で、人間を含め、動物にとって脳の基礎となる情動システムは同じであると言われています。
最も基本となる大切な5つの情動があり、それは、恐怖、探索、怒り、パニック、欲情、保護、遊びの5つに分かれているということ。
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詳しくは、それぞれの内容について著作内で説明をされていますので、気になる方はどうぞ読んでみてくださいね。
端的に言うと、どの動物も持っている、この5つの情動から全ての行動は派生している、という考え方があり、
この性格が悪いと飼い主さんに思われる犬の行動も、この情動を使うと説明ができていきます。
私ははからずも、この考え方に近い形で犬たちの行動を分析していましたが、
この行動の基礎となる脳の情動システムを知っておくと、感情的な解釈以外の物の見方ができていきます。
例えば、飼い主さんが電話をしていたり、他のことに集中していると家具を噛み始めて、
普段できているはずのトイレ、それ以外のところでソソをしたりする、という犬の場合。
これは一見、普段はちゃんとできているのに、こういう時は気を引くためにこういうことをするの、性格悪いのよね、となりがちですが、
もう少し分析してみると、ここは遊び、もしくは探索の情動も絡んでいるように見えてきます。
また、こういう行動を気を引くためという一言で片付けてしまっては、後に続く言葉が性格悪いに落ち着きがちなんですよね。
なぜ、この行動で気が引けると犬が学習しているのか、ということをぜひ考えてみてください。
犬の意識は常に飼い主さんや周りの人間の行動に向きます。
なので、犬は自分の行動の結果、人がどう動くのかを常に学習しているんですね。
常にトライアンドエラーをしているという感じですね。
飼い主や人間が望む、望まないに関わらず、彼らは学習をしていきます。
ソソをするということで、気が引けると犬が学習している行動を飼い主さん自身が意識して変えることで、犬の行動は変わっていくんです。
その結果、犬の性格が悪いと思われている行動が減っていく。
となったら、あなたはこの犬の性格は悪いと思いますか?
面白いと思いませんか?
その犬の性格の悪さは、実は飼い主さん自身が作り出しているのかもしれませんよ。
ということで、本日は、生まれつき性格の悪い犬はいるのか?ということにフォーカスを当ててみました。
私自身が考えていることとしては、もう一回続きをお話ししていきたいなと思っています。
今度は、生まれ持った性格の方のお話をしていこうと思っていますよ。
それでは、今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。