2021-12-07 07:28

恐るべき犬の能力その①【観察能力🐶】

犬の能力と言えば……
嗅覚、聴覚、視覚‼️

これらは以前も、ご紹介した通り
とても優れた犬の能力✨ですが

実はそれ以外にもあるんです😘❤️

今回はそのひとつ❣️
【観察能力】をご紹介します☺️

#犬#ペット#動物#能力#観察#ルーティンワーク#ドッグトレーナー#犬の保育園#いつもありがとうございます
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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、
犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てメタや留学時代や旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
今回は、アニマルコミュニケーションにも通じる、意外と飼い主さんが意識していない
非言語コミュニケーションについてお話しようと思います。
非言語コミュニケーション、いわゆる言語ではないコミュニケーションの方法はいろいろな種類があります。
アニマルコミュニケーションでは、いわゆる第六感、テレパシーというものが主流になりますが、
今日は犬の恐るべき能力その1、観察能力についてお話しようと思います。
犬が優れている能力といえば、嗅覚や聴覚、体力などが思い浮かぶと思いますが、
それだけではありません。今回はその観察能力についてお話しします。
人間は言語を使う生き物ですから、どうしてもコミュニケーションの多くを言語に頼りがちです。
ですが、がんらい犬たちは非言語コミュニケーションが得意なので、なかなか飼い主さんが思うように意思が通じないことがあります。
これは赤ちゃんに初めて接したお母さんなんかにも通じることだと思います。
だからこそ、育児の慰労税、産後鬱、何かにもかかりやすくなると言われています。
それはおそらく、非言語コミュニケーションの仕方を私たち人間が日頃は忘れてしまっているからじゃないかなとも私は思います。
かくゆう私も第一子を産んだ後は、産後鬱状態というか、なんでこんなにこの生物は意思が通じないんだろうと思い悩むこともありましたよ。
生まれたばかりの赤ちゃんは、1歳過ぎまで意味のある言語を使わせることができません。
赤ちゃんは大人の様々な表情、行動、言葉を毎日観察して、ためてためてある日突然話し出します。
犬が赤ちゃんと違うのは、いきなり話し出すことがないということでしょうか。
言葉を使うことがワンちゃんはできないんですね。
ですが観察をしているということに関しては大体一緒なんです。
だからこそ愛犬は、お散歩とご飯の時間が分かったり、飼い主さんの車が分かったり、家族の帰宅時間が分かるようになっていきます。
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これは犬たちが時計が読めるとか、車の車種が分かるとか、そういう類のマジックではなく、行動の観察の繰り返しからの習得なのです。
例えば朝のルーティン。
お母さんがお化粧をしたらお留守番の合図。
台所であの扉の前に立ったらご飯の用意。
お姉ちゃんがカバンを持ったらしばらく帰ってこない。
お父さんがコーヒーカップを置いたら車に乗る。
車に乗る前にはおやつがもらえる。
お兄ちゃんが家族の誰よりも起きていたら今日はみんなが家にいる日。
というように本当に細かい行動観察、そして経験、それが習慣となって結果として今につながるわけです。
人間は知らないうちにルーティンワークを作り上げます。
それはほとんど無意識と言ってもいいくらい決まった行動の癖があるんですね。
そして恐ろしいほど正確に犬たちはそのルーティンワークを、そして癖を把握しているんです。
この観察学習は実は犬同士でも起きます。
先住犬が上手におトイレで用を足していたり、食事の前に待てなどをしていると新しく来た子もそれを真似て、
飼い主さんが苦労せずとも自然と覚えるといったことをよく耳にします。
まるで人間の兄弟も一緒ですよね。
特に習慣化した行動、ルーティンワークの後に犬自身へのメリットやデメリットが大きく関わってくる場合には、
たった2、3回の繰り返しでそれらを学習してしまう場合もあります。
決まった時間に何かをする場合、人は時計を見る癖があったり、
紙を溶かす、鞄を持つ、鍵を持つ、テレビを消すまたはつける、スリッパを脱ぐ、電気を消す、スマホを持つなどなど色々なサインを出します。
犬にとってそれらは紛れもなくもはやボディランゲージの一つとみられているといっても過言ではないでしょう。
ご飯やお散歩の前に興奮する、ある特定の人が家や部屋を出入りする時には吠えるといったことは、
犬にとってはとっくに習慣化されたルーティンワークのため予測がつきやすく、興奮や吠えがますますエスカレートしやすい案件になります。
こういった特定のルーティンの時に出る困った行動に関しては、
「○○ちゃん静かにしなさい!」
「ダメでしょ!落ち着いて!お座り!」と言ったように、犬の行動だけ修正しようとするとかなりの根気が必要となることが多いです。
では、どのような方法でアプローチをすればいいんでしょう?
私のおすすめは、ルーティンごと変えてしまうということです。
そして、新しいルーティンに新しい名前や条件をつけて教えるということを行っていきます。
例えば、お散歩から飼った時に、玄関で足を拭こうとすると、
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ウェットティッシュを持って近づくだけで怒るというようなワンちゃんには、
玄関に入る前に、お外で抱っこをして拭いて、そのまま地面には降ろさないようにして帰宅する。
そして、お外で足を拭く際には、褒めながら、「拭くよー!」などと、「足を拭く!」というコマンドをつけてあげる。
こういうルーティンを崩す、新しいポジティブな習慣を作っていくことで、
今までのお悩みが減り、意外とすんなり新しいルーティンを受け入れてくれることがありますよ。
以前からお話ししているように、飼い主さんが犬の問題行動と感じることには、必ず理由があります。
そして、飼い主さんが、「なぜうちの子はこんな行動をするんだろう?」と理由がわからないため、対処の方法に悩まれます。
その理由は大きく、本能的反射行動、そして反復的学習行動に分かれますが、
それぞれがどういったきっかけで起きているのかを知ることで、対処しやすくなることがあります。
愛犬の問題行動は、実は飼い主さん自身の問題を反映していることも少なくありません。
特に心の状況については、犬の行動、時には体調にも大きく影響していきます。
次回は、そのことについてお話をしていこうと思います。
今回も最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
次回もまたよろしくお願いいたします。
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