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2023-06-27 09:45

【超真面目回】緩和ケアとプライマリ・ケアは統合すべき?

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内科医たけおの 心身健康ラジオ 、皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所 院長内科医たけおと申します。
この放送では、異動にもなされ、ちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開の話の声、皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日はですね、ちょっと質問回答回というか、いう感じでやっていきたいと思いますけれども、超真面目回。
カモマケアとプライマリーケアは統合すべきかというお話をしたいと思います。
これ結論ですね。結論は私はね、もうむちゃくちゃ統合賛成派なんですけれども、
ただ、ちょっとこの内容に入る前にですね、いきさつをお話したいなというふうに思うんですけれども、
私がさせていただいている、クレミアムリスナー、メンバーシップ限定のLINEのオープンチャットがあるんですけれども、
そこにですね、いつだったかな、これちょっと日付が出てこないですけれども、
リスナーの方からご質問みたいなのをいただきました。
そして、「カモマケアとプライマリーケア医がやがて統合した方が良いのでは?」という記事を見ました。
カモマケア医は、がん患者さんだけでてんてこまい、被がん患者まで見る余裕がないと、
カルキュラムや診療報酬の点は線引きが必要だけど、実態はそんな状況なんですかね?
というご質問をいただいておりまして、
で、これ全然ね、ちょっと私、この記事をね、分からなかったんで、ちょっと追っかけてね、調べてみたんですけれども、
これ、おそらくですね、おそらくというか、確実に、この6月23日、
の、えっと、ケアネットさんの記事ですね、
このプライマリーケアとカモマケア統合されていくべきだ、
非専門医のためのカモマケアTips第54回っていう、
この記事はね、たぶんご覧になられたんじゃないかなというふうに思います。
で、えっと、この記事はですね、えっと、いつも非常にお世話になっている、
なんならあの、先日ご紹介させていただいた書籍の総編集をされておられる、
飯塚病院ですね、福岡県の飯塚病院の連携医療カモマケア科の柏木先生が、
ま、あの、
ずっと連載でされているのの、
一つとして、
この、ま、寄稿みたいな感じでされていて、
その中で、ま、統合されていくべきだっていう話をね、されておられて、
これちょっとね、一般の方はね、ご覧いただくことはできないんですけれども、
医療者の方はね、見ることができると思うんで、
ぜひね、医療者の方で、ケアネットに登録されている方はご覧いただけたらというふうに思います。
はい、で、ま、その内容に関してはね、ちょっと、あの、
今日はフレーズに置いておくことにしてですね、
フレーズに置いておくという感じで、
ま、あの、内容に関しても多少は触れますけれども、
これね、実は非常に、非常に深い問題で、
あの、ま、いろんな論点があると思うんですね。
で、ま、論点の一つとしては、あの、書かれているように、
というか、リスナーの方がね、ご質問していただいたように、
その、がんと、ひがんの問題ですね、
これ非常にあると思っていて、
えーと、それが一つですね。
で、あと二つ目としては、
03:01
えーと、ま、これ他の領域でも、
そうなんですけれども、その、
おー、専門的な領域とその基本的な領域をどこまでやるかみたいなのが、
常に議論としてあるんですね。
で、これ緩和ケアとしても、このピラミッドみたいなのがあって、
その下の土台の部分ですね、
これが基本的緩和ケアっていうもので、
で、その上にあたる部分ですね、
そこが、ま、専門的緩和ケア。
ま、それをね、3段階ぐらいに分けるようなモデルとかもあったりするんですけれども、
この基本的な緩和ケアと専門的緩和ケアみたいなので、
えー、その基本的な緩和ケアの部分に関しては、
えー、ま、その、
緩和ケアを、の専門職だけではなくって、
ま、医療職、あるいは、ま、
他の、その、介護・福祉領域の方も含めてですね、
もっと広く知ってもらおうみたいな、
そんな考え方もあるんですね。
ま、だからそれが、
えー、もっと浸透した方がいいかなというのが二つ目と、
あと三つ目としてはですね、
これ逆側で、えーと、
このプライベリーケアとは何かみたいな、
それから入るとですね、えー、
ま、これちょっとね、プライベリーケアとは何かの話しだすと、
すごい時間がかかるっていうか、
ま、それだけで何時間もかかるんで、
えー、これやめときますけども、
ただ、プライベリーケアは、結構ね、
こういういろんな領域に関わっていく必要性があるという風に思っていて、
必要性があるというか、ま、
あの、そういう風に言われていて、
ま、例えば、ま、今回取り上げられた緩和ケアだけでなくてもですね、
例えば、えーと、精神・心理の領域ですね、
ま、そもそもプライベリーケア自体が、
エースモデルっていう、生物・心理・社会モデル、
これを重要視するので、ま、その中で、
ま、心理とか行動面ですね、
へのアプローチっていうのは欠かせないだろうということで、
そこらへんを、おー、
比較的専門とするプライベリーケアの先生方もいらっしゃったりしますし、
あとは、えー、どうなんですか、
ま、私がよく関わっている領域でいくと、
えー、リハビリーですね。
リハビリーも結構ね、プライベリーケア連合学会の中でもね、
えー、ここ5年ぐらいかな、
ま、結構熱心にね、
セッションですね、
セッションとかもやっておられて、
えー、そのリハビリーとの統合をですね、
これリハビリテーションも、
ま、さっきの、そのー、
基本的緩和ケアと専門的緩和ケアの概念と同じで、
ま、かなり、えーと、
リハビリテーションの思想自体は、
もう全ての医療者が持っておくべきと、
私もね、あのー、
以前リハビリの病院にいたんで、
すごい感じたんですけれども、
なので、えーと、
プライベリーケアが、
ま、かなり担える領域が多い部分ではあるかなという風に思っていたりします。
はい、っていう感じでですね、
そんな視点からこの、
おー、
プライベリーケア医が担うべき役割とかですね、
あと他の領域との統合っていうのは、
ま、これから考えていくべきだろうと思うんですけれども、
だろうと思うんですけれども、
ま、そこにね、
一番大きく、
ネックとして、
あのー、
はい、
あるのが、
やっぱりね、
教育制度とかですね、
この医療制度の問題ですね、
これがね、
非常に大きいかなという風に思います。
で、
特にですね、
これ以前、
06:00
どっか別のところでも、
お話しましたけれども、
あ、
サラ先生とのコラボかな、
のところでもお話しましたけれども、
やっぱりね、
あの、
イギリスはですね、
このプライベリーケアは、
すごいね、
浸透していてっていうか、
ま、
日本だけと言ったら、
ちょっと語弊がありますけれども、
日本はね、
えー、
すごいこう、
専門特化の教育とかですね、
あの、
医療システムになってるんですね。
というのは、
えーと、
例えば大学病院とか、
ま、
大学病院じゃなくても、
あの、
総合病院とかでも、
必ず縦割りになってるじゃないですか、
えー、
一応、
内科と外科は分かれてますし、
内科の中でも、
おー、
例えば、
腎臓内科とか、
消化器内科とか、
循環器内科とかですね、
もう、
非常に細分化されていて、
で、
各々にスペシャリストがいるっていう、
その、
専門家ですね、
がいるっていうような、
そんな感じの、
こう、
枠組みになってしまってるんですよね。
で、
ま、
あの、
医療自体も、
全部、
こう、
フリーアクセス、
なんで、
ま、
国民会保険で、
どこにでも行けるっていう、
ま、
そういうのもありますけれども、
ま、
でも、
それでも、
一応、
可能は可能っていうことになっていて、
なので、
ま、
専門家に直接アクセスできてしまうっていうところが、
ま、
良くもあり、
悪くもあるっていう感じなんですね。
で、
これが、
ま、
イギリスの場合には、
必ず、
その、
GPっていう、
あの、
その、
いわゆる、
家庭医ですね、
みたいなところを経ないと、
その、
専門家に受診できないっていうような、
そんな感じになっているので、
その、
ま、
そもそも、
家庭医的な、
ポジションにいらっしゃるんですね。
なんですけれども、
日本は、
まだそういった家庭医とか、
あの、
総合診療医の先生っていうのがね、
まだまだ、
むちゃくちゃ少ないんですよね。
はい。
なので、
ま、
どちらかというと、
その、
専門医が多くって、
しかも、
開業される先生も、
そのほとんどが、
ま、
専門家、
専門医、
ま、
どっかの特定の分野の専門医っていう形になっているので、
えーと、
なかなかね、
この、
緩和ケアもそうですし、
心理の領域とか、
あと、
リハビリとかですね、
こういう、
なんか、
臓器横断的とか、
あの、
その、
他の、
ま、
他職種連携もそうですけれども、
そういった、
ま、
いろんな領域の対応しなければいけないところに、
なかなかね、
あの、
注意が向いていないっていう部分があったりします。
はい。
っていう感じですね。
ただ、
ま、
そうは言ってもですね、
ま、
最近の、
その、
ま、
若い先生とかですね、
ま、
私以下ぐらいの世代は、
結構ね、
意識も高いですし、
あとは、
総合診療専門医っていう制度もね、
始まって、
えー、
何年だ、
5年?
6年かな?
経ちますので、
そこら辺が、
ま、
徐々にね、
浸透していけばいいかな、
というふうに思いますし、
あとは、
あの、
医療を受ける側ですね、
あの、
これ、
我々だけが、
そういうふうになってもしょうがなくて、
やっぱ医療を受ける側も、
そういうような、
あの、
総合診療医とか、
家庭医療とかですね、
そういうところ、
ということを認識していただいて、
えー、
そういう人たちが、
まあ、
09:00
その、
基本的な診療ですね、
緩和ケアの部分であったりとか、
まあ、
その、
精神心理的な問題とかですね、
そういうのを扱ってくれるんだよ、
っていうのを、
もう少しね、
こう、
社会的にも認知を広めていく、
知っていただく必要性はあるかな、
というふうに、
思っています。
はい。
なので、
えーと、
まあ、
いろいろ話しましたけれども、
まあ、
結論としてはですね、
このプライマリーケアと緩和ケアが、
統合されていくべきで、
超大先生なんですけれども、
ただ、
まあ、
そこに至るまでには、
まだまだだいぶ、
ハードルは高いかな、
というふうに、
気がしています。
はい。
ということで、
声で、
お返事させていただきました。
ということで、
今日も、
幸せな一日でありますように。
お会いでは内科医の竹井でした。
興味津々。
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