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内科医たけおの 心身健康ラジオ 皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおと申します。
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ということで、今週はですね、あ、今週はというか今日は久々に論文紹介をさせてもらいたいと思うんですけれども、
今日ご紹介する論文はですね、胃食道逆流症って皆さん聞いたことありますかね。
多分逆流性食路炎の方がね、有名なんじゃないかなというふうに思うんですけど、
まあこれはちょっと厳密には違うんですけれども、まあそれは置いておいて、
この胃食道逆流症ですね、通称ガードとGERDでガードっていうふうに言ったりしますけれども、
これにですね、まあ心理的な要因ですね、これがかなり大きく関与してるんじゃないかっていうような論文がですね、
今年の、えーと、これいつだ。
えー、
えーと、6月でしたかね、に、あ、そうですね、はい、論文として出ていたので、これをご紹介しようというふうに思います。
で、ちょっと論文のリンク先を貼り忘れたんで、もしご興味がある方は、このリンクで貼ってあるところのタイトルを普通にググっていただいたら出てくるかなというふうに思うんですけども、
えーと、この論文をですね、知ったのは、あの日本語のサイトでですね、えーと、日経メディカルっていうところで海外論文ピックアップっていうのがあるんですけれども、
それの、先週かな、あ、そうですね。
先週の日本語の記事ですね。
えーと、その記事で、えー、出てきていて、まあ、普段私、消化器系別にそんなに専門ではないんで、あんまり見ることないんですけれども、
ただ、えーと、心理学的な要因がそのガードに関与するんだっていうのを知ってですね、知ってっていうか、まあ、タイトルになったんで、非常に興味深く、で、しかも論文を本文全部読めたので、それをご紹介しようかなというふうに思いました。
で、えーと、載った雑誌がですね、ガストロエンテロロジーっていう、これまあ多分ね、消化器系で一番、こう、いい雑誌っていうか、あの、一番権威の雑誌だったんですけれども、
そこに、えーと、タイトルがね、非常に長いんですけれども、えーと、
Psychological processes not physiological parameters are most important contributors to symptoms stability in patients with refractory heartburn regurgitation symptoms.
っていうことで、まあ、何のこっちゃっていう話だと思うんですけども、あの、タイトル長すぎるんですけれども、
要は胸焼けとかですね あと逆流の症状とかですね こういうのを繰り返す方の症状の重症度ですね
に関して生理学的なものよりも心理的な要因ですね それの方が大きく関与してるんじゃないかっていうのは
そんなタイトルになってますね タイトルすごい長いんですけれども
そうですかっていうタイトルですね これ非常に面白い研究をしていて
ちょっと研究の手法をね 僕もね 詳しく特に統計の部分とかですね
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あとは僕ちょっと消化器 そんなむちゃくちゃ土専門ではないんで
その異色度逆流症の分類とかっていうのは 正直よく分からなかったんですけれども
ただ その心理的な要素とGRっていうですね 異色度逆流のものを評価したっていう
そんな論文になっています
で ちょっと論文をですね
はい
お示しできないのであれなんですけれども
結論としてはですね 先ほど言ったように この心理的な要因がね
非常に大きく関与してるっていうことなんですけれども
ちょっと論文をね もし後からご覧になれる方がいれば
このテーブル1,2とかはね ちょっと何言ってるかはみたいな感じになると思うんで
そこはすっ飛ばしていただいてですね このフィギュアですね
フィギュアの1,2をご覧いただけたらというふうに思うんですけれども
ちょっと見てない方は今口頭で説明するんで それで聞いていただけたらと思うんですけれども
まあ単的にはこの小児期のトラウマですね
これがですね この逆流の全体的な重症度ですね
それと関係していたっていうような そんなことが書いてあるんですね
これちょっとすごいびっくりしたんですけれども
で それが直接的にも関与しますし
あとは 社会機能とかですね
あと 痛みに対するコーピングですね
はい で あとはなんだこれ
えっと ジャネラルサイクル
コロジカルヘルスなんで
全般的な心理状態みたいな感じですかね
一般的な心理状態みたいな
これが各々に関与して
全体的な逆流症状と関連しているというような
そんな感じになっているんですね
同じようにですね
胸焼けの症状に関しても
小児期のトラウマが関与していて
先ほどと同じように
社会機能とかですね
一般的な心理の状態ですね
これが関与したような状態で
重症度に関係しているというような
そんな感じのモデルになっていたりします
これね すごい面白いなと思って
よくよく考えるとですね
ちょっとここから論文の話は離れますけども
心身症でですね
多くの消化器心身症は
大体ね 過敏性腸症候群とか
機能性ディスペプシアというですね
こういった機能性消化管疾患という風に
言いますけれども
こういったものが代表例として
強化しにも上がることは多くて
あんまりね 良い食道逆流症とか
逆流性食道炎ってね
もちろんナードはちょっとあるんですけど
ナードっていうその非微乱性の
良い食道逆流症ってのがあるんですけども
これはまあ言われてるんですけども
ただあんまりね 心身症の
こう 副理 範疇で
語れることって多くないと思ってるんですね
ただ今回の論文とかでもですね
かなりその小児期の
トラウマをね 効いていくっていうこと
あんまりしないなと思うんですけれども
それが結構ね 関与してるとかですね
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いうこととか
あとはその痛みへのコーピングですね
がそのなんていうか
関連因子としてあるっていうことで
まあこれ確かにね
まあよくよく考えたら
これ過敏性腸症候群とか
機能性ディスペプシアでも
同じなんですけれども
やっぱりね 痛みに対する過敏性ですね
痛覚過敏っていう風に言うんですけれども
これが
その病気
が長引く要因になったりとか
っていうこともあるので
まあ要は
まあ診療内科でね
よく見るこの慢性痛のモデルと
同じような感じになってるんだろうな
と思って
その痛みが長く続くのは
もちろんその痛みに対する過敏性が
その悪循環
痛みの悪循環みたいなのに入ってしまって
長引かせるみたいな
そんな感じになってるんだろうなと思って
これね 非常にちょっと
興味深く見させていただきました
はい で
えーと
日本でですね
まあガイドライン
まあ消化器病学会っていうのがあるんですけれども
そこからですね
ガイドラインが出ていて
これガイドラインの中にはね
なんかどういう風に示されているのかなと思って
ちょっと改めてね
今回調べてみたんですけれども
えーと
日本消化器病学会からですね
えっと
ガード・医・食道・逆流症
括弧ガード診療ガイドライン2021
っていうのが一昨年に出ていて
これ改定第3版になってるんですけれども
その中でもですね
えっと
ガードの要因っていうところがですね
病態 第2章は病態っていうところに
ガードの要因っていう風に書いてあるんですけれども
まあその中でもですね
えっと
あ ちょっとお待ちくださいね
えっと
どっか行ってしまった
あ これですね
えっと
ガードの誘発因子は何かっていう
バックグラウンドクエスチョンの2-8っていうやつなんですけれども
その中で
えっと
激しい肉体運動や脂肪摂取の増加
過食 肥満 塩梅 ストレス
えっと
劣数圧
まあ劣数圧ってことはね
これ食道と胃のね
えっと
ところを締め付けるやつがあるんですけど
そういうの圧ですね
それを低下させる薬剤は
ガードを誘発させる可能性があるっていう風に書いてあって
まあこれ確かにストレス書いてあるんだっていうのはね
今回改めて気づきましたし
ただまあ他のねえっと
過敏性腸症候群とか
機能性レジスペプシアのガイドラインでは
その治療に関して
その心理療法の有用性とかですね
そういうのまで書いてあるんですけれども
まあ今回のね
えっとそのガードの方のガイドラインには
そこまでのね言及はなくて
まああのどちらかというと薬物療法メインでね
その治療法に関して書いてあったりするんですけれども
ちょっとこの
うん
まあガードに対するね
心理学的な介入がどこまで効果あるのかっていうのは
ちょっと僕もあんまり調べたこともなかったですし
うん
まあこのガイドラインの中にも書いてないんで
ちょっと今後少し調べてみても
面白いんじゃないかなとか思ったりしました
はいということで
えっと今日は
胃食道逆流症
まあ食
逆流性食道炎
にも心理的な要素が関与するよ
みたいなお話をさせていただきました
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何かの参考になれば幸いです
では今日も幸せな一日でありますように
お相手は内科医の竹でした
興味津々