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  2. youtuberとの棲み分け
2023-02-13 14:15

youtuberとの棲み分け

今日の音声配信は、YouTuberと日本語教師の棲み分けの方法として、

1.文法説明はYouTuberにまかせて、教師はコミュニケーション練習や体験などにフォーカスする

2.自由進度学習にする

という2つの棲み分けの方法について話しました。


--- Send in a voice message: https://podcasters.spotify.com/pod/show/murasupe/message
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それでは本日の本題に入りたいと思います。
今日お話ししたいのは、ユーチューバーとの住み分けということです。
これを話そうと思ったのは、出張に行っている間に、
来たタクマさんが、ユーチューバーがすごくいい動画を作っていて、
いろいろ悩んでいるということを投稿されていたんですね。
なので、それについていろんな人がコメントしていたりしていたので、
その中には僕も、この考えすごいその通りだなと思った、
そういう意見もありましたので、今日はそれについて話してみたいと思います。
今いらっしゃる方、リスナーの方で、
この来たタクマさんのユーチューバーがいい説明の動画があって、
学生がそれを見ていい動画だなと言っていて、
先生が落ち込んでいるというツイートをご覧になった方がいらっしゃったら、
ハートのマークいただけますかね。
見てなかったら涙のマークでいいんですけど。
具体的には、ハートのマークが来ていますね。
ご覧になった方がいらっしゃいます。
今見てみると、2月6日ですね。
だから結構前ですけど、7日前、ちょうど1週間前か。
来たタクマさんが書いていたのはこういうことです。
6日引用ですね。
学生がYouTubeの日本語勉強になるわと授業中に言っててちょいへこみ。
いや負けてるこっちが悪いんだけどね。
少しビデオ制作頑張ってみようかなというふうに書いていました。
そしてそれに、その後に続けてツイートこういうふうに書いています。
でも住み分けも必要かな。
今から私が学校がYouTubeに乗り込んでもね。
YouTubeでできない授業って何とか。
二重人教室だからできることみたいにポジティブに考えないと。
ここまで引用です。
おかみやみきさんがこういうふうにコメントしていました。
いろんなコメントがあったんですよ。
その中でもおかみやさんとはやしえみさんが
僕はいいこと書いてるなと思ったのでそれをご紹介したいんですけど。
対面の売りは、これおかみやさんのツイートですね。
対面の売りは双方向のやりとりだと思います。
YouTubeで学んできただけの学生はもっと話したい。
自分の日本語力を試したいと思うのでそこを教室でできるといいのかな。
こういうふうに書いてますね。
それからおかみやさんの投稿に対してはやしえみさんが
こういうふうに投稿していました。
おっしゃる通りだと思います。
そのやりとりもただのおしゃべりならオンラインでできるので
対面だからこそのやりとりを考えないとですね。
語学を勉強するだけならオンラインでできる時代だからこそ
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留学の価値を高めるような体験型の授業をやりたいです。
それに対してまたおかみやさんがこんなふうにコメントしています。
実際に語感で学べる場は留学しかないと思います。
そんなプログラムがあれば訴求できそうですね。
というふうに書いてありますね。
僕自身もそれに対して全く同感ですと書いたんですけど
僕もインドに来る前に結局1年くらいヒンディ語を勉強していたのかな。
その後でインドに来て本当にすごくよくわかるんですけど
やっぱりその国内で身の回りにヒンディ語を話す人がたくさんいて
そこでコミュニケーションできるというのは本当にすごいアドバンテージなんです。
メリットなんですよね。すごい良いことなんですよ。
海外で日本語を教えている場合はどうしてもオンラインで使うしかないですけど
日本語学校で日本語を教えていらっしゃる方は
そちらに特化するのが僕も正解だと思います。
これは僕何回も言っていることですので
もしかしたら前にも聞いたことがあるかもしれませんけど
やっぱり日本に来たら日本じゃなきゃできないことっていうのはたくさんあって
もうそれは行動リストになっているわけですよね。
行動リストの後のCan Doのリストになっていて
それがJF生活日本語Can Doという形で公開されています。
JF生活日本語Can Doですね。
これは本当に電車に乗る時に駅員さんとか周りの人にその電車の行き先を確認するとか
そういう本当に日本じゃなきゃできないことです。
そういうのはインドではもちろんインドにも駅がありますけど
それはもちろんヒンディ語ではできますよ。
だけどインドで日本語を勉強している人はいくらニューデリーとかマンガロールの駅に行っても
それを日本語で駅の行き先を確認するなんてことはできないわけですよ。
もちろんそれはヒンディ語の勉強している人にはインドにいるからこそできることになるわけですけど
でもその場にいるその言葉がその社会で使われている
それを最大限に生かすことができるのがこれがシラバスになっているわけですね。
JF生活日本語Can Doです。
しかもそれが教材になっているわけですよ。
これを基にした教材が彩りというものなんですね。
もちろん彩りは初級なので少なくとも建前的には
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日本の留学の人はもうちょっと上のレベルなんだろうとは思いますけど
でも少なくともこういうCan Doがあるので
それが初級が終わっている人でも中級とか上級で
Can Doというのはいろんな条件をつけて初級でもできるようにしているわけですね。
なのでその条件とかを少しいじればもう少し中級用にもこのCan Doを変えることができます。
例えば辞書を使わないでとか周りがうるさくてもとか
そういうことを入れて中級用に同じようなことをすることは
同じようなシラバスを作ることができるので
それでこういう体験型の授業
例えば午前中にその彩りを勉強して
午後にそこで勉強したCan Doを
例えば駅に行って駅員さんに確認するとか
そういうのを実際に体験してもらうとか
そういう風にしてもらう体験型のカリキュラムをするといいんじゃないかと思います。
これは別に語学教育以外の場所ではすごくそれほど珍しいことでもないんですよね。
例えばダイビングありますよね。
僕も10年くらい前にダイビングのオープンウォーターという一番簡単なライセンスを取ったんですけど
それも午前中に座学で勉強して
午後には実際に最初はプールで体験する
それからまたその次の日はちょっと難しいことを座学で勉強して
その次は海の浅いところでやってみる
最後のところはまた午前中に勉強して
午後に海の深いところに潜ってみるとかですね
海の深いところに潜ってみると魚とかもたくさんいるし
本当にすごい体験ができるわけですよ。
なのでこういう風に実際の座学で勉強するのと
実際の体験を短いサイクルで組み合わせて回していくという
プログラムは本当に日本にいないとできないことなので
ぜひ日本語教育関係者の方はそういう風にやっていただければなと思います。
あともう一つは自由振動学習というやつですね
この場合は自由振動学習もいつもこのムラスペで話してますけど
同じ教科書でクラスで勉強するんですけど
だけどその進度、何ページを勉強するかは
学習者が自分のペースで勉強するというパターンです。
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そういう時にも自分が作らなくても
すでにYouTuberが作っている文系の説明とか
そういうものがリストになっていたら
それを使って早い人はどんどん早く自分のペースで進めるようになるし
遅い人はゆっくり自分のペースで着実に勉強していくというような
そういうこともできるわけです。
これも一人の先生がクラス全体に導入しなきゃいけないとか
そういうパターンになっているとこういうことはまず不可能なんですけど
だけどこういうふうに動画がたくさんあって
それにアクセスできるような環境だったら
こういう自由振動学習もすごく簡単にできるようになります。
僕の行動中心アプローチとかもそういうふうになっています。
実際にLMSグーグルクラスルームでは
動画を見てくださいというのが各課に動画を見てくださいという課題が入っていて
締め切りは決まっているんですけど
もちろん後の方の動画を見る締め切りはずっと後になっているわけですよ。
だけど見たい人はどんどん先に見てやっています。
だけどもちろん締め切りまでに見られなかったらちょっと原点にはなってしまうんですけど
だけど別に本当に締め切りまでに見たかどうかの原点はそれほど大きくないので
それでも何回も繰り返し見てもいいということになるわけですね。
ただ今のYouTubeの動画を見てみると今のところまだ説明的なものがとても多いんですね。
例えばいろんな例を出して自分で気がついてもらうという
そういうタイプの動画はまだかなり少ないように僕は認識しています。
なのでちゃんとした知識の構成主義とか
そういうものを知っている先生がYouTubeを作るというのは
まだまだ大きな余地があると思います。
というか全然足りていないと思いますね。正直な話ね。
なのでもし本当に優秀な日本語の先生がこれからYouTubeで
日本語の文法とかの説明の動画を作りたいというのだったら
まだかなりブルーオーシャンだと僕は思っています。
日本語でも英語でもですね。
だけど今ある動画を使って住み分けてね。
動画のつまり文法の導入はそういうYouTuberがすでに作った動画を使う。
実際の練習とか体験を教室とかあるいは教室で指示して
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教室外でやってもらうとかそういうパターンもいいんじゃないかなと思います。
だけど一つ気をつけた方がいいかもしれないことは
動画を作っている人の中ではそれを有料の授業で
使ってほしくないという人もいるみたいなんですよ。
僕なんかは全然気にならなくて
他の養成講座の人が僕が作っている行動中心アプローチの再生リストとか
それを見てからディスカッションを実際に養成講座でやってくださいというのは大歓迎なんですけど
でもそうじゃない人もいるみたいなので
その辺はですねちょっとセンシティブなので気をつけた方がいいかもしれませんね。
少なくともYouTuberの人にこれ授業で使いたいんですけどいいですかとか言っておけば
後で問題になることはないと思います。
ただ法的にはそれはもう全然無料で公開しているものを授業で使っても
それは著作権の侵害にはならないというふうに僕は今認識してますね。
それではですね今日僕が言いたいのはここまでになります。
リスナーの皆さんもですね
YouTubeの動画で導入とかしてみたい
すみ分けて文法の説明とかは
他の人が作ったYouTubeとかそういうものの動画で導入してみたいと思いますか
もうそれでいいやと
あと自分は練習とか体験の方に集中してみたいという方がいらっしゃいましたら
ハートのマークいただければと思います。
それではですね本日もムラスペにご参加くださいましてありがとうございました。
今日のYouTuberとのすみ分け
ハートのマークいただいております。
ハートありがとうございます。
今日のこのYouTuberとのすみ分けについて
ご感想とかコメントとか質問とかありましたら
ぜひムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは今週も良い1週間をお過ごしください。
そして冒険は続きます。
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