1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第334回「BluAge社、内々定取..
2021-12-31 13:56

第334回「BluAge社、内々定取り消しで大炎上!その原因とは?」

第334回「BluAge社、内々定取り消しで大炎上!その原因とは?」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
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向井蘭の社長は労働法をこう使え
法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで今週はですね、久々にちょっと持ち込み企画と言いますか
向井先生に収録中に、いいんですよね、会社名言って
ブルーエイジさんでしたっけ?
はい、ブルーエイジさん。
ベンチャーでね、ガンガン伸びて資金調達もした会社の
内々定を取り消した話が20何名ですかね?
はい。
内々定を取り消して20名字を取り消して大炎上したという話
を聞いて、ちょっと私知らなくて炎上してたんですかって話があったんで
この話ちょっと話ありますってことで、今日はこの件について
お話ししたいと思いますが
はい。
ちょっとせっかくご存じない方もね、私と一緒でいるかもしれないので
ざっくり概要をお伝えいただいてもいいですか?
あの、不動産テック
DX事業ですよね?
DX事業かな?なさっているベンチャー企業で
内々定を新卒の卒業予定の学生に
50人ぐらい出したのかな?40人ぐらい出したんだと思いますが
ところが9月になってみんな集まってほしいと言ってですね
面接試験をして
で、あなたはちょっと内定までに至らないので
内々定を取り消しますと言って
内定を出さないということで
突然10月の上旬ですね
内々定取り消しという通知をもらって
就活が終わってますから
途方にくれちゃって
それでツイッターとかで投稿する人が増えて
一斉に炎上したんですね
今から2週間くらい前かな
実質は内々定という言い方なんでしょうけど
記事的には内定取り消しを受けた就活生たちが
ツイッターで爆発
そう、内々定なんですね
そのあたりの内々定と内定の違い的な話も
改めて教えてもらいたいところではありますけど
内々定というのは4月から一定の条件元に
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働いてもらいますよという雇用契約なんですね
まだ始まってないんだけども
約束して予約みたいなものですよね
予約契約というのかな
正式の予約契約みたいなものなんですね
お互い拘束されるわけですね
結婚式の予約とかあんな感じですよね
なるほど
約束になってるんですよね
内々定というのは何かというと
内定を出すよと
君はもう内々定になったよと言って
法律上は約束をしたとは言えないんだけど
内定を出す予定だという現地を与えて
一定の何て言うんですかね
期待させる状態にあるっていうのかな内定を
法的には何の法則も約束も利口になってない状態ですか
利口になってない場合がほとんどですね
なるほど
とはいえ
5月6月3月に内々定と言われて
普通信用しますよね
途中で取り消されるなんて思わないから
まして9月になったら
9月に呼び出されて
ごめんなさいと実は採用試験はまだ途中だった
最終試験であなた落ちましたと言われて
そりゃないんじゃないのって
おかしいんじゃないのって言って
揉めたという事案ですね
なるほど
それでツイッターで炎上したんですね
おそらくですね
これ昔だったらこんなことなってないかもある
昔っていつって話もあるんですけど
やらなってましたね
炎上してたと思いますよ
さすがに9月に半分くらいの人来ちゃうっていうのは珍しいですね
SNSがあるから明るみに出たと思いますけど
紛争になってたと思いますね
ナイナーって確かに契約じゃないんで切ることできるんですね
ですので会社側は間違いとは言い切れないんですけど
審議則っていうですね
ややこしい言葉がありまして
お互い契約に契約当事者もしくは契約関係に入るであろう人間は
信頼とか誠実とかそういう原則を守るべきだっていう理屈があるんです
今回信頼を裏切ったわけなんですよね
信用信頼というか
その審議則っていう義務に違反したということで
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一社両請求が認められるんじゃないかっていうのは論点ですね法的に
あとは実質的に内定を出していたんじゃないかっていう点も論点には一応なります
ただやっぱり9月なんでね普通10月に内定出すから
それは難しいかなって気がしますけどね
内内定そのものは
公測はないわけですね
法的な法則力はないわけですよね
内内定取り消しということそのものは違法行為ではない
中において損害賠償義務があるかないかっていう審議則
審議則違反としての話になってくる
そうなんですよ
過去にこういった取り消し系で
あるんです内内定もあるんです
厚生RE事件って同じ不動産業界なんですけど
ある
化粧品厚生ですか
じゃない不動産業界
また不動産なんですね
最終的には一社両は数十万円だったかな
一人当たり
50万円だったかな
そのぐらいで終わったと思いますね福岡交際
今回もパッタリね
ツイッターの更新止まっちゃったんですよ
会社の
いやいやいや
炎上に関する
学生の人のツイッター
お金もらったんでしょうね
なくなりました
パッタリ
要するに内内定ってやっぱり法的に
正面から保護されない審議則違反だけなんで
裁判やっても何十万なんですよね
でそこまでやるかっていうことになると
皆さんまだ時間もあるし
未来もあるから
まあ
出発した方がいいですね
ほどほどのお金で手を打ったんじゃないかなと
思いますね
ピタッとなくなりましたね炎上も止まりましたね
これは
ある意味
なぜ起きたのかっていうのはどう見てるんですか
それはですね
分析する方の記事がいくつかあって
結構見てるんですね
そういや僕
あのこれ雑誌に記事書いたんですよ
あーそうなんですか
そうそう
依頼受けて
なるほど
ブルーエイジさんは
もともと不動産の仲介を人間でやろうとしたんですね
だから新卒の学生に達権取らせたりしてたんです
いわゆる不動産営業会社
そしたらねそれやめるってこと決めたんです
5月か6月から
事業方針として
もう事業方針変えて
なるほど
プラットフォーマーとしてやっていくと
なるほど
そういう不動産業者に
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不動産業界の仲介業者に
お客さんを送り届けるみたいな
そういう仕組みにするっていう確かそうだと思いますけど
はいはい
自分で仲介業務やらないって決めたんです
事業転換あって予定してた人員
要は営業で努力してた人たちとかがちょっと
そう
でそれを
もしそうだったら言えばいいと思うんですけど正直に
言わなかったんですよね
なるほどね
いやいやと
先行はずっと続いておりますから
はいはい
それで炎上したんですね
正直に言ってたら
もうちょっとマシだったと思いますけどね
ごめんなさいと事業方針が変わったのに
みんなに伝えてなくてごめんなさい大変申し訳ないと
言えばここまでなってないんだけど
私の思い込みかもしれませんけどね
それで一斉に炎上したんです
なるほど
そんな連絡がずっとなかったのに
いきなり9月から採用活動また採用試験やるっておかしいじゃないですか
それを言っちゃったんですよね
こういう時は正直が一番の方策なんです
自分たちの方針以降による都合があったのにもかかわらず
違う大義名分掲げてそっちで悪くねえぞっていう正当性主張しちゃったことで
そう
炎上を起こしたと
そうこれがもう本当に社長とか記者会見して
ネット動画とかで謝罪動画とか出してごめんなさいと
大変申し訳ないとこういうことだったんですと
私のミスでしたと言えば
まあ大発売すぐ終わったと思います
なるほどねそういうことかもしれない
これはねもったいないなと思いますね
これ投資家も重視しますからね
かなり調達してる企業ですもんね
要するにこういう信用基礎の評判が落ちちゃうと
長期で悪影響でるんですよね
いろいろ人が採用できないとか
だからもったいないことしたなと思いますね
なるほど資金調達してるとね
報告とかもバンバン打たなきゃいけなかったりもする
そうそう
報告もね規制ちょっと打ちにくかったりする
打ちでちょっと無理ですって言われるかもしれないですよね
媒体からね
ありますよね
これはねもう痛恨の
まあわかりませんけどね私の思い込みかもしれませんが
残念かなと思いますね
なんかそういうのも踏まえて最後に
この内定対内定取消し的な観点においての
注意すべき
やっぱり早い決断ですよね
どうしてもこんなに人いらなくなっちゃったとか
ありますから
早めに謝って
早めに決断して謝罪すると
12:00
これしかないと思いますね
なるほど
皆さんね早めに言うと怒るんだけど
もうすぐ転職できるんですよ
転職というか新しい内定
取れるんですこれが
私実体験あるから内定取消し通知して代理人で
謝りに行ったらその間内定取ってたっていう
なんかね顔スッキリしてるんですよね
僕の電話で話してる時泣いたり怒ったりする人ばっかだったんですけど
その人はなんかスッキリしてるんですよ
おかしいなと思ってお父さんと一緒に来て
お父さんが内定決まったんですって
おめでとうございます
希望の会社に行けたんだとかって
それはおめでとうございます
言いましたね
そんな経験もあるんですね
早めに決断して謝る
ということですね
それができないんですね
確かにね
でもこういう事例がありますのでね
ぜひ皆さんも同じ状況になった時に
この話を思い出していただいて
ぜひ対応していただきたいなと思います
ということで終わりたいと思います
向井先生ありがとうございました
ありがとうございました
本日の番組はいかがでしたか
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