1. 妄想ロンドン会議
  2. 第319回:NTLive『レオポルト..
2023-01-08 1:27:39

第319回:NTLive『レオポルトシュタット』レビュー

それは、とあるユダヤ一族の半世紀に渡る愛と絆の物語。英国演劇界の生きるレジェンド、トム・ストッパード最新作は粉う方なき名作!惜しむらくは、私たちに歴史的背景知識がなさすぎたこと…。それでも伝わってくる、4幕のエモーショナルさ。なんでもないように思えたセリフが、行動が、じわじわっと後につながりラストは号泣。お願いです、もう一度、もう一度見させてください。ちょっと歴史を学び直してきます…。反省。

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"What's 妄想ロンドン会議?

日本に居ながらロンドンカルチャーを遊び尽くそう!
オトナ女子ふたり(Miz&Sin)による、ロンドンニュース・英国Film/Stage/Drama/Book・英会話情報。神戸在住時々ロンドン。

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00:00
第319回妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
清水です。よろしくお願いします。
この収録は遠隔で行っているわけなんですけれども、
先ほどまで私たちは同じ場所にいました。
そして、帰ってきて遠隔で収録をしております。
謎。
ね、ナショナルシアターライブを見てきたんだよね。
なんか、行かないとねっていう話して、
私たちのロンドンを始めて、水口つぶやいてくれて、
私もそうだよって思いながら、
なんとなく行く日を連絡しそびれてて、
私は今日決めたからね。
私も今日行ける、大丈夫と思って、
動き始めてから、もうちょっとしたら入れなきゃなって思ってたら、
今日行くよっていう連絡が入り、
私もだよって。
その頃には全然別でチケットも取ってるので、
同じ映画館であったにも関わらず、全く別で見て、
私がちょっと急いで帰ったものに、
終わった後もろくすっぽ喋りもせず、
何時?8時15分?半?
9時。これ収録の時間の話ですね。
しんちゃん急いでたんだよね、帰るのね。
そう、なんかね。
私も急いでたけどね、収録の時間に間に合わないと思って。
あとちょっとお仕事が残ってたりとかもあってね。
そうね、お互いバタバタと滞在して。
だから、別々の席で見て、同じ回を見たんだけど、
別にこれ演劇、生の演劇じゃないんでね、
同じ回って何って話なんだけど、
何ら変わらないので、見てるお客さんの層は変わるけどさ、
別に今日のアドリブがさとか、
今日演出あそこがさとかないんでね。
今日の役者さんのテンションがね、もうないからね。
特にないので、別々の回を見ようが変わらないんです。
でも、同じ空間を共有した。
そしてその後、収録もあるからね、
収録の前に感想を喋っちゃうと、
ちょっと収録が盛り上がりに欠けるっていう、
自分たちのね、それもあるよね。
そうね、どうだったから始めたいっていうね。
そうなんですよ。
なのでね、というわけで何を見てきたかというと、
ナショナルシアターライブの2023年1発目の
レオポルトシュタットを見てまいりました。
はい。濃かったね。
はい、というわけでこれね、
2人ともどうだったっていう感想、今からね、
言うので、もうね、あれです。
ネタバレ全開でいきます。
はい。
でも最初の方はね、
そんな言うほどのネタバレでもないかもしれないので、
おそろおそろいくんかい。
03:00
いや、ほらさ、こんな作品だよっていうののさ、
ご案内をするじゃない。
概要ぐらいはね。
そうですね。
今日は、前回と前々回と、
2023年ショートバージョンでいくよって収録をね、
言ったばっかりなんですけど、
ちょっと長くなるかもしれない。
分からない。それは私たちも分からない。
はい。
なるべく任せますので、よろしくお願いします。
では、気の向くまま行ってみましょう。
気の向くままに、はい、行ってまいりましょう。
ということでですね、
こちらのレオポルトシュタットは、
これIMDBさんからちょっと引用させていただきますけれども、
愛と家族と忍耐の情熱的なドラマである。
こちら、レオポルトシュタットはですね、
町の名前になるんですけれども、
20世紀初頭、オーストリアのウィーンで、
最も古いユダヤ人街であったと。
しかし、工場主で洗礼を受けたユダヤ人のヘルマンメルツさんがですね、
カトリックのグレトルさんと結婚しまして、出世を遂げまして、
そのですね、彼ら、そして彼らの一家のお話が、
今回のレオポルトシュタットの話になるんですけれども、
戦争や革命、貧困、ナチスドイツによる併合、
そしてホロコーストといった激動の時代を経て、
半世紀にわたる彼の家族の物語が描かれる。
40人の俳優が家族の各世代を演じる壮大でありながら、
親密な舞台です。というのがIMDBさんに書かれておりました、
本作の紹介文となります。
50年間の話だったんだね。
そうなんだよね。
でね、このナショナルシアターライブ版、
今日見てきたやつは、2021年の8月からですね、
ウィンダムス劇場で上演された、これが実は再演版になるんですって。
上演は2020年の1月で、同じくウィンダムス劇場で行われてたんですけれども、
2020年1月、何が起こりましたか、しんちゃん。
ちょうど、この何年間にわたってのパニックが起こった頃ですかね。
おそらく数年後、これも舞台化されると思います。
コロナの流行によるロックダウンのためですね、上演がストップしたと。
そうだね。
そうなの。でね、再演版、今日見たやつはね、
みんなね、上演後に客席のお客さんの姿が映ってたんだけれども、
多くの方がマスクをされてらっしゃいました。
もう今やね、ヨーロッパやアメリカでは、もうコロナは終わったみたいな感じになってて、
終わったのかもしれない、あちらではね。
06:00
マスクとかもみんなね、つけなくてもいいよっていう風になってるんだけれども、
この頃はまだつけましょうっていう風になってたのかな、ロンドンでもね。
結構マスク姿の方多かった。
多かったですね。
ちょっとそれをあえて印象的に映してるなっていうのも感じたところでもありましたが、
その再演版は、おそらくコロナのこともあって、短縮バージョンになってるんだって。
で、私たち見てきたのはその通りだったんだけども、120分の休憩なし、幕開なしということでね。
そうそうそう。
でね、この作品がどれだけすごいのかっていうのをご案内しますと、
2020年ね、上映はストップしたんだけれども、その年のローレンスオリビエ賞の最優秀プレイ賞を取ってるの。
でさ、そうなんやと思って、ローレンスオリビエといえば、
いつも盛大な舞台でのさ、
受賞式?
そう、受賞式でパフォーマンスが行われるじゃない。
ミュージカル部門とかもあるからね。
そうそうそうそう。
で、どんな風にこの作品が紹介されてるんやろうとか思って、
キャストさんたち受賞に来てんのかなと思ってさ、YouTubeで見たらさ、
当たり前なんやけど、2020年なのでビデオでの遠隔出演でストッパードさんだけが出演されてましたね。
で、プレゼンターっていうのかな、もう一人で、みたいな感じで、どこで撮ったんかな、みたいな。
うーん。
そうそうそう。
どこのYouTubeスタジオみたいな感じになってましたけれどもね。
まだちょっと、得体が知れないって言って、すごく警戒してた時期でもあるので、
いたしかたないとはいえ、でも、
いや、でももうブロードウェイでやられたりとかしてたんでしょう?
あ、そうそうそうそう。
日本でもやったのかな?
やりましたね。つい最近だったと思います。
日本での上演もされて、日本人キャストでのね、上演がされてましたけれども、
はい、ちょっと今ポロッと言いましたが、そうなんです。
これは、えっと、トム・ストッパードさんかの、はい、あのレジェンドですね。
英国演劇界のレジェンドでございます。
の、トム・ストッパードさんの、まあ最新作ということでね。
おんとし85歳でございます。
なんか何人かすごくイギリス的な作家さんだなって思う方がいらっしゃって、
そのうちの一人の御所って感じするよね。
それはあるよね。はは、トム・ストッパード様っていう風に思うよね。
なんかその、なんだろう、今回も感じたけど、会話の端々にだったりとか、
あとなんかシリアスの中にちょっとシニカルな、あの笑いって言ったらあれなんだけれども、
が入ってたり、哲学的だったりとか、
え、これ、この会話意味ある?みたいなことを延々と食い広げるとかね。
あの、アラン・ベネットさん。
09:01
はい。
えっと、ヒストリーボーイズとか、えっと、レディ・イン・ザ・バン。
はい。
お書かれた方も、そのうちの一人、なんか私二大巨頭やねんけど、
二大なんだね。
なんかもうイギリスのことが好きすぎて、嫌いすぎて、っていうのがすごくイギリス的だなと思って、
はいはい。
お前イギリスのこと嫌いやろって思ってるけど、本当に超愛じゃんって思うおじいちゃんの、演劇界じいちゃん2人かな。
そうだね。
なんか、なんだろう、舞台に、なんか自分の作った作品すらもうちょっと、こう、距離感があるというか、
すごく第三者的な視点で、あの作品を見つめている方だなって、私は。
こんなことが、この表現がイギリス的っていうのに合ってるのか分からないんだけども、ちょっとそんな感じがします。
でも多分な、毎日劇場に来てんねんでって思っちゃうの。
そうだね。そう、でも85歳やからどうかな。
だから、各劇場に彼らが住める部屋を作ってあげてほしいってずっと思ってるの、私。
そうだね。とにかくね、トム・ストッパードさんですが、えっと、1967年のね、ローゼン・クランズとギルデン・スターンは死んだが大ヒットいたしまして、
大ヒットって言葉ってのは分からないけど、大ヒット。
そうだよな。各地でローゼン・クランズとギルデン・スターンは死んでるからね。
死んでますね。そうなんです。あの、ローゼン・クランズとギルデンスターン、皆さん知ってらっしゃいます?ローゼン・クランズとギルデンスターン。
あのハムレット、シェイクスピアのね、ハムレットというとてもとても有名な劇局がございますが、そこの中でですね、出てくるんです。
五角湯でしたっけね、ローゼン・クランズさんとギルデン・スターンさん、ハムレットさんのね、出てくるんです。もう名前もちゃんと出てくるしね。
で、登場するのにその後、さらっと死んだよって言われて、何やったの、二人ってなるっていうね。
その二人に焦点を当ててですね、その二人を主人公として、まあよく分からない物語を書かれたのが、これがトム・ストッパードさんでして、それが大ヒットするというトム・イギリスらしいですね。
マシュマロシアターラグで私たちも拝見して、なんというか、まか不思議というか、すごく有名なハムレットの独白を後ろの方で、めっちゃローローと言ってるハムレットの手前の方で、なんかまた言うてんで、どうするよあいつっていう会話をするっていうね。
そう、ハムレット裏から見るっていうね。非常に興味深い、もうなんじゃその視点っていうね。それが、そういうのを作っちゃうのがトム・ストッパードさんなんですけれども、その大ヒット作品以降もですね、様々な傑作、技曲を舞台も映像作品も問わず送り出し続けていると。
12:04
マシュマロシアターライブでは、ロゼ・クランツとギルデンさん、私たちはローギルと呼んでますけれども、このローギルね、ダニエル・ラドクリフさん版だったのかな。拝見しましたね。あと、ハードプロブレムっていう。
ハードやったね。
ハードです。
そう、これもよくわからん作品やったね。
煙に巻かれたね。
そう、なんかこれ、なんだっけ、人生においての最も難しい問題について焦点を当てたという題目の作品だったかと思います。難しかった。
一番難しい。
という名前のね、なんかなんてことない、本当に女性とその女性を取り巻く人々のお話でございました。
この作品より、トム・ストッパードさんって名前になじみのない方、でもこれをもしかしたら聞いたことあるかもなっていうタイトル。
これ、映画のね、恋に落ちたシェイク・スピア。
大好き。
大好きだよね。
これは素敵な作品。これが私たぶん人生で初めてぐらい、人生でもないのかな、シェイク・スピアに触れたんじゃなかったか。
シェイク・スピアっていう人そのものに興味を持ったのがこの作品だったかな。
もしこうだったら、みたいなお話ではあるので、全然史実ではないけど、でも限りなく史実に近いことから想起した、何というか、いふものなのかな。
そうやね、シェイク・スピアさんが作った有名な作品の様々なセリフだったりとかが、書くではあるけれども、シェイク・スピアの生涯ある一時の時を通してね、紡がれていくっていう時にこんなことが起きて、これでハムレットが生まれたんじゃないか、みたいな感じのね、ここではロミジュリーみたいな。
あってもおかしくないというか、あってほしいなって思わせてくれる物語やね。
でしたね、非常におとつきやすいお話で。
これは難しくなかったよ。
これもね、映画でも全然見れるので、もし見てる方いらっしゃったらおすすめです。
あとさ、しんちゃんこれ見た?パレーズエンド?
まだ見てない。
あ、そっかそっかそっか。これね、私も超おすすめで、もしご覧になってない方いらっしゃったら、これ分かりやすい方のトム・ストッパードさんなので大丈夫です。
もうこれ2012年になるんだね、10年前信じられへんねんけど。
BBCで制作されたドラマで、ベネディクト・カーマンバティさんが主人なんですけれども、同名の小説があって、それをドラマ化するにあたってトム・ストッパードさんが脚本担当されてて、
制作葬式も担当されてるんですが、これは良いので、見たい方、見たい方っておかしいな、おすすめですよ。
15:08
どっか配信であったはず。
配信であるのかな。私はね、DVDを当時取り寄せて見てましたね。英語。
名作名高い作品ではございますよね。
良かった、英語も分からんのにね、見て感動してたから、もう一回ちゃんと日本語飲んでみないといけないなって思ってる、そんな作品です。
そういうトム・ストッパードさんなんですが、実はこの作品がトムさんの、トムさんって読んでいい?
トムジーナ?
トムジーナ?
トムジーってさ、あれ誰やっけ、あれポムジーさんやん。ちょっとポムジーさん出てくるからやめてくれる?
アグラペタの。石川お嬢さんなるからさ。
読めさせられた。
いいよ、しんちゃんはトムジーさんって呼んでる、私はトムさんって呼ぶけど。
このレオポルトシュタット自体が、トムさんの自分のルーツを知ったことが元になってできた作品ということで、本当にトムさんの出自をご紹介しなきゃいけないということなんですね。
はい。
これさっきね、半世紀にわたる宇田家人の家族の物語っていうふうに言いましたが、その半世紀の後ろ側の人がトムさんになるんですね。
うんうん。
あれ全部あった。
どこに?
アマゾンにありました。
アマゾンにございますか。
普通にプライムで見れるやつ。
プライムですね。
本当に?じゃあ、私また見ます。
このね、DVD持ってるくせに、もう今DVD再生機器を持っていないっていうね、パラドックス。
あるあるよね。
そうなんです。じゃあ見ようと思います。
ありがとう、しんちゃん。
いえいえ、お邪魔しました。
いえいえ、とんでもないです。
トムさんは1937年のお生まれなんですけれども、チェコスロバキアで、宇田家の家系にお生まれになったと。
でね、その当時のお名前がトマーシュ・ストラウスレル。
シュ。
トマーシュすかね。
覚えられないね。
トマーシュ、トマーシュ。
トマーシュ。
はい、なったんです。でね、お父様がお医者様だったと。
で、その当時ね、ナチスによる宇田家人迫害の懸念が、チェコも強まりつつあったと。
もうその当時も一体だよね。
で、強まりつつあったので、チェコを離れたんですね。
で、1939年に他の宇田家系のお医者様のお仲間たちとともに、家族みんなでシンガポールに帰国されたそうなんですね。
18:01
で、もちろん戦時下ではありましたので、シンガポールでも戦争が起こってたんですね。
で、シンガポールもちょっともうスメンゾーみたいになってきて。
シンガポールはちなみに日本軍が占領されようとしていた直前のことだったそうなんですけども、そのタイミングでインドに移動すると。
すごいね、この国を越えた本当に移動、大変だったんじゃないかなと思うんですが。
命をかけた移動だね。
そうなの。で、その移動中にお父様が、お医者様だったお父様が亡くなってしまったと。
でね、若きトマーシュ君はですね、インドで過ごすことになるんですけれども、インドのダージリンですね。
ダージリンティーのダージリンかしらね、こちらね。
ですね。
そこでイギリス式の教育を受けたと。
で、その中ですね、お母様一緒に逃げたんですけれども、このインドで英国陸軍将尉のケネスさん、ケネスストッパードさんですね、出てきたよストッパードさん。
彼と再婚されたそうなんです。
で、トマーシュ君も義父の姓を名乗ることとなりまして、トムストッパードここに爆誕ということで。
オギャー、二度目のオギャーが来た。
そうなんです。でね、1946年にイギリスに一家揃ってまたお引越しされたということで、
それ以降はね、だから37年に生まれて、この46年、10年間ぐらいの間に、もう3カ国移動して移動して逃げて逃げてやっとイギリスにたどり着いたということで、
もう10歳ぐらいの頃だからね、本当に小さい時の話だよね。
たかな時期にね。
そうなの。でね、初めて50代の時に、このどこまでかわかんない、どこまでを知っててどこまで知らなかったとかわからないんですけど、
この自分のユダヤ人としてのルーツをね、初めて知ったそうなんです。
で、それをテーマに描いたのがこの作品ということで、非常にね、最初のナショナルシアターライブの解説の時にもおっしゃってましたけどね、
お姉さまがね、個人的なパーソナルな作品で、で、演出家の今回ね、演出されてます、パトリックマーバーさんか、
も、とってもエモーショナルだというふうにおっしゃってましたね。
うん。
本当激動の人生って思ってしまうけれども、でもご本人にとってはそれがね、当たり前なんだろうなっていうか、
そういう人生を過ごされた方がとても多い時代だったんだろうなっていうのもすごく思われるし、
なんて私って無知なんだろうって思いました。
そうね。
ずっと見てた。
無知をね、思い知らされる2時間だったね、もう一言で言うなら。
無知と思って。
本当にわからんって思いますから。
やっぱそうなんだ。物知りのしんちゃんでもそうだった。
21:02
全くわからんよ。
そうだよね。
何を言ってるんだこの人たちに。
そうだよね。なんか久々にその気分を味わった。
すごかった。
多種多様な人が出てくるっていうのは、無知なんだから当たり前だと思うんだけれども、
もう国の話から、政治の話から、思想の話から、全部がもう、全員が入り乱れてて、でもそんな人たちは当たり前に話してて、
ヨーロッパの全ての国の名前が出てきたんじゃないかっていうぐらい、どこどこの国がこうやから、そこに行ったらあかんから、じゃあ次はこっちで、でもそこは思想がこうなっているからっていう話してて、
無理で十分。
そうだよね。
たぶんなんか基礎教養として、あのお芝居をお金出して見に行こうと思われる人が、おそらくはほとんどの人が持っていると思われるその基礎教養が、私に皆無だったなっていうのを思い知らされた。
年代がバーンって出てきたときに、やっぱりその時代がどうだって。
そうなんだよね。
ここはまだこうやけど、この時代に入るとここまで変化していて、ここからどういうことが起こってっていうのが、分かってる人が見たら、私なんかよりも全然何百倍この物語を堪能できるし共感できるんだろうなと思って、
それが本当に申し訳なくて。
申し訳なかった。この席に座ってごめんなさいって思っちゃった。
追いつくのに必死やのに追いつかれへんくって。
これはちょっとちょっと疑問句というか言わせていただくと、本当に登場人物が多くて、もう登場人物も追わなあかんし、歴史というか出来事も一生懸命頭の中で、何年だから何年にこの頃はこうなってたはずだからみたいな、私の少ない少ない世界のヨーロッパの歴史の引き出しの奥底の方にしまって、あれを取り出しては答え合わせをしながら進めてたの。
もう必死で。
この時代ってどの辺とか、あれはキングスマントファーストエージェントの頃かしらとか、
そこでね、そのね。
1917で命をかけて走ってるあの時代かしらとか、必死で考えながら見てるんだけど。
ロンドン大空襲、そうあの頃ねとか思いながらね。
うーん、やけどもう全く追いつけなくて。
いやー、これはね、私もそうなのも、今回本当に。
それプラスそのユダヤ人の方々が経てきた何千年の歴史っていうのももちろん背景、大前世流れていて、
24:01
私そこに関しても本当に、なんだろうな、苦手意識でしかなくて。
何回かすごく興味を持とうとするんやけど、入り口で引き返してるのよ。
本当にわからなさすぎて、それが悔やまれるなっていうのが。
いやー、もうほんとね、おそらくこのレビューを聞いてやろうと思って来てくださった、今ね、私たちのお話を聞いてくださってる方の中には、
このレビューを聞いて、あ、あれってそういう意味だったんだな、みたいなことをね、
本当にセンスながらですよ、手前味噌ながらですよ、ちょっとね、ここってこういうことだったんですよね、みたいなのもちろん交えながらね、
私は話したいと思って、今日もこの収録に挑んだよ、いや無理です。
本当に、自分に歴史的背景についての額がなさすぎて、特にこの、なんだろう、
この地域、違うね、なんだろう、宗教かな、まずはキリスト教とユダヤ教だったりとか、
あとはホロポーストに関して、そのユダヤ人という方が、今ねしんちゃん言ってくれたけど、
どういう歴史を通って、経て今、世界に、たくさんの世界にね、
自分の国がなくてどんどんずっと変わって流れていって、そこでコロニーをつくってっていう感じで過ごされてきたっていうことしかわかんない。
あとはもう帽子かぶって、もび上げがチリチリだったら、すごい敬虔なしんちゃんなんだよね、ぐらいの。
もみ上げ、おひげじゃん、もみ上げなの。
なんか髪の毛さ、カールしてらっしゃる方はすごく多かった。
おひげのイメージはあるよね。
おひげのイメージはして、でその髪の毛のカールも、あれ、本当に昔に調べたから、ユニークに行ったときに、
カール、うん。
そのユダヤ人の方々と、
一緒になった。
同宅が一緒にいて、
うん、一緒だった一緒だった。
すごい囲まれたことがあって、
ご育児様だったよね。
そう、でみんなが黒いスーツを着て、黒い帽子をかぶって、うわーってなって、
その人たちはみんな髪の毛がくるくる巻いてらっしゃったので、
なんだろうあれって思って調べたら、お祈りのときに髪の毛を手に巻きつけながら、プロ電話のコードみたいな。
あえて巻いてらっしゃるの?
そう、だからそれが巻けば巻くほど、
敬虔な信者だっていうシンボルだっていうのを読んだっていう記憶しかないのよ、もう。
これ私の全有大な知識でした。
そんなことはないでしょ。そんなことはないですけれども。
27:03
まあね、地域とか宗教の対文化で全然違うんだろうとは思ったけど。
様々なね、あるんでしょうけどね。
何せね、私たちのたぶん一番新しい、私たち全ての知識をエンタメ作品から得ておりますので、
全てですかね。
おそらくはリーマン・トリロジーが最近出会った11種の物語だったんじゃないかなと思うんですけれども、
あれはね、真ん中のシアターライブでしたけれども、
アメリカに渡られたイデア家の方たちの3世代に渡っての4世代かな、ちょっと忘れちゃいましたが、
今回とは違うんだけれども、イデアの方たちのお話でしたね。
なんとなく物語構造的だよね。
ちょっと似てたね。
移り変わっていく一家の物語っていう。
そんなね、珍しいパターンじゃないのでね。
いやでも、今回もね。
あと私たち見てるよ。
シンジュラーのリスト一緒に見に行ったくない?これ。覚えてるんだけど。
そうだったね、そうだったかね。
あのモザイクのさ、映画館。
今は無きね。
今は無きなんですけれども。
あとアウシュブイッツだったり、ナチスとかホロコーストの部分になると、
私はもう、私のバイブル、手塚治虫先生のアドルフィーに都合が出てきたりですとか、
するんですけれどもね。
そうそう、そういうね、薄い。
喋ってて恥ずかしくなってきた。
もうあのちょっと物語に入っていきますけれども、
ユダヤ人でありながら、改修をして洗礼を受けてキリスト教になったとかっていうのも、
なんだろう、神社に行ってその次寺行くみたいなもんじゃないんだなっていう。
京都で神社復活巡りをするっていうレベルの話ではないんだなって思うと。
そうだね、そもそもの宗教観っていうのがちょっと日本とね、
このキリスト教圏、ユダヤ教圏の人たちとあの辺りとは全然違うからね。
ちょっとそこは理解しがたいところがあるかもしれないです。
でもね、私もちょろっと調べたんですよ、一応。
すごくさ、そこが物語の根底にあるところでもあったからさ、
やっぱり今になって、なんで?って思うところもあってね。
もちろんユダヤ人の戦時中の第二次大戦の、戦時中のユダヤ人の迫害においては、
あれはもう本当にヒトラーがユダヤ人を、あいつらが全て悪いみたいな、
30:06
人々を煽動して、そしてユダヤの方々をね、
ああいうひどい仕打ちをするみたいな、それはもう本当にあれは全て、
あの時代のヒトラー率いるあの人たちが勝手にやったことで。
めちゃくちゃ悪いことだなと思ってるんだけども、
何この私の合意のなさ、ごめんなさい。
なんですが、それ以前にもやはり宗教という観点においてね、
宗教の歴史において、ユダヤ教の人々、
ユダヤ人の方々っていうのは、
その差別だったり、憎しみの的になったりっていう、
そういったイメージが、ヨーロッパのキリスト教社会に根付いていたそうなんですね。
なんとなくイメージとして、まず出てくるユダヤ人って、
私あの人なのよね、シェイクスピアの、
なんだっけ、ベローナの石々じゃなくて、
恋の骨おりぞんじゃなくて、
恋の骨おりぞん、誰か出てきてたっけ、
シャイロック。
あー、12ペースじゃない、なんだっけ、
なんだっけ、シャイロックね、おったおった。
12や、じゃない。
違う、シャイロックは、
ちょっと待ってよ、あの人ユダヤの人?
あの人ユダヤ商人だったんだ。
そうや、ユダヤのカネカシ、シャイロック、ベニスの商人。
それだ。
ですね。
で、なんか割と本当に悪徳カネカシ業者みたいな、
そうなんですよ。
描写をされていて、それが割とわからんなりに似てて、
なんかあるあるの笑いなんやろうなっていう、
ステレオタイプって言ったら失礼なのかもしれないけど、
いわゆる一般的なユダヤ人のイメージがあれなのかなって思ったのが。
しんちゃん、正解です。
こちら、今私の手元にですね、
NPO法人ホロコースト教育資料センターの1ページが開かれておりまして、
何でもあるね、何でもあるね。
ここにね、すごいわかりやすかったんで、
もしこの話になったらちょっと私も紹介しながら、
自分でももう一度紙砕こうかなと思ってたんですけれども、
なぜユダヤ人の憎しみの的にということでですね、
33:01
ちょっと読ませていただきますね。
ユダヤ人に対する差別は、
中世以来すでにヨーロッパのキリスト教社会に根付いていました。
キリスト教徒にとってイエスキリストは救世主。
それを認めないユダヤ人は、
キリストを十字架にかけて殺した罪人のレッテルを貼られたということなんですね。
で、信仰の違いから忌み嫌われ、キリスト教への回収をこまめば、
追放、虐殺されることもあったと。
で、ユダヤ人だっていうだけでね、
土地を所有したり、職人の組合、ギルドですね、
に加入したりすることも許されませんでした。
すると仕事がないのよ。
で、キリスト教徒が忌み嫌う、ここで出ますよ、金貸しの仕事をユダヤ人が担うようになり、
金の亡者などという偏見が生まれます。
経済的に豊かになるユダヤ人もいましたが、
それは本当にほんの一部に過ぎませんでした。
で、その中でですね、18世紀末、
フランス革命によってユダヤ人にも平等な市民権が与えられました。
けれども、ユダヤ人のキリスト教社会への同化が進むと、
新しい差別が生まれるんですね。
それはユダヤ人を劣った人種とみなすもの。
ユダヤ人がヨーロッパ社会に同化すると、
その優れた人種であるアーリア人、
これもね、何回か今回の作品にも出てきてましたね。
アーリア人の血が怪我されるという、
そういう極端に歪んだ思想がはびこっていったと。
それをヒトラーはヨーロッパに根付いていた
反ユダヤ主義っていうのを、
ヒトラーが政治的に利用したというのが、
この第二次大戦で起こったホロコーストだったということでございます。
金貸しとかっていうのも、
結局ギルドに入れないとかって、
職につけないからそこに行ってしまったというだけで、
人種的に劣ってるというわけでは決してなくて、
むしろ勤勉で頭のいい人たち、
だからこそ恐れられたのかなっていう気がちょっとしたな。
結局ユダヤ人の差別の始まりも戦争なんだよね。
これ2000年前の話になるんだけども、
その時にかつてのユダヤ人のふるさとね、
中東の地域にあったそうなんですけれども、
そこが2000年前に国が戦争で滅ぼされちゃったのよ。
それ以来、故郷がない。
ユダヤ人はヨーロッパ全土に散らばって暮らしたっていうことなんだけれども、
36:00
もうそれだけなんだよ。
負けちゃったからっていう。
だからどこかに国を作ってって言っても、
それをやっぱり頓挫してとか、
金を殴ってって、
流れ流れてっていう歴史があったんやるなっていうのは。
そう、やっぱり宗教が違うっていうね。
異質なものを人間は拒む、受け入れられないっていうところがあったりするからね。
これに関してはもうね、本当に2000年前からのね、
なんて長い歴史なんだって思うけれどもね。
この中の本当に一番激動の50年を切り取ってるから、
最初はものすごく華やかで豊かで、
そうなのよ。
その地域で、もうある程度目指す、目を張ることができて、
で、その華やかなリシー・ウィーンの都で、
音楽家たち、芸術家たちと交流して、
すごく社交的な生活をしてるっていうところから物語が始まるから、
そう、最初はね、クリスマスになるのかな。
ユダヤ教においてはクリスマスって言い方じゃなかったと思うんですが、
ちょっと忘れちゃったんですけれども、
そのね、お祝いの華やかなね、一族がそろって、そこから始まるんだよね。
お祝いを捧げて、お祝いしてって。
そう、最初のあのバーッと幕が上がったその瞬間から、
もう訳がわからないターンに入っておりましたよ。
ね。
会話がわからない、登場人物がわからない、
これは誰と誰が兄弟で、誰と誰が夫婦なのかしら、
誰の子供で、誰のお母さんなのっていうのは、
一幕ずーっと叶えられて、だんだんパーティーから人がいなくなっていってさ、
最後2人残った男子が語るんだけど、
まあそれがまた歴史に基づいた、そして政治色に満ちた、文化的に満ちた会話で、
まあびっくり、私はわからないよの波に飲み込まれていました。
トムジー節がね。
トムジーがぶってたね。
そうなんです。
でもなんか、すごく魅力的な人たちが山ほど一緒に出てくるからさ、
もう目移りするしかないじゃんと思って。
目移りしますね。
あとまあ、これは私の癖というか、いつものことなんだけど、
できるだけ前情報を入れずにね、行こうって思っていくから、
39:04
そうすると、本当に自分がわかんないテーマだったり、時代のことにぶち当たるとですね、
もう派手なオンパレードになるんですが、
もうね、ウィーンって言ってたでしょ、オーストリアで。
当たり前なんだけど、この人たちが英語を喋っているってことに、すごいもうなんか気になって気になって、
これは、え、えっと、あれだよね、ロンドンで上演されてるから英語なんだよねって思いながらさ、
え、合ってる?それで合ってる?
それとも、この方たちは英語をおしゃべりになる方たちなのかしらとかいう、
そういう考えなくてよかったことをね、最初にすごい考えちゃうっていう。
そうやな、それって日本人、日本語でできひんからな。
そうなんすよ、できないですよ。
そんな当たり前のに、それすらすごい必死で考えたっていう、
いらんね、脳みそをそこに最初使ってしまったっていう後悔はありましたね。
あとだからその、本当に文化が一番華やかだった頃って、
え、フロイトってあのフロイト?とか、クリムトってあれやんな?とか、
芸術家の名前がね、本当に今でも全然名前が残ってる人たちの名前がいっぱい出てきて、
そう、教科書で習ったような人たちばっかり出てきてた。
クリムトといえばあの絵画のですよね、とか。
そうそうそうそう。
っていうのが、それも考えながら、その人たちとつながってるってすごい家じゃね?とか。
思った思った。
思いながら見てて、でもまだなんか時代的には平和なので、
思想的にどっかにユダヤ人の国を建国したいっていう考え方の人と、
いやここで目指していくべきだっていう考えの人が対立してたりとかっていうのはあるけど、
まだなんというか、のどかを保ってたんだよね。
のどか保ってたね、一番ね。
色濃いののどかさがないところはあったけどね。
確かにね、確かにね、そう。
まだなんというか、個人的な感情の起伏で進んでたと思ったら、
で、何十年後みたいな感じで。
そうだね、最初は1年後、1890何年から1900年に。
それはね、そんなになんかひどい、大きなジャンプじゃなかったの。
まだちょっと時続きで。
そうそう。
で、その後20年後ぐらいに、
20年、1920何年で。
だったら文化的にも全然違ってて、子供だった人たちが大人になったんだねと思って。
そう、それがまた第二の混乱を私に、
ちょっと待って、誰が、誰なの、ねえ、誰?ってなって。
この子があの子かなって思ってるのと、
まだやっぱり親戚のおばちゃんの気持ちになっちゃって、
42:03
あのちっちゃかった子がこんな難しいこと喋っとるわって。
そうそうそうそう。
そうなのよ。
立派な大人や、みんな。
ね。
っていう、なんかプチ混乱がずっと続いてたから、なんか今日2時間忙しかったわ。
そうだからね、これは、あれはみなさん1回で、
登場人物については理解できる感じなんですかね。
あの、私結構難しかった。
繰り返し年を経て出てくる方と、ニューカマーと。
やっぱり子供だった人がね、大人になった時は役者さん変わってて、
で、あの、2、30代だった人は、
5、60代、70代、80代まで役される方もいらっしゃれば、
おじいちゃんの役されてた方が若者役でね、最後登場したりとか、
え、この方よね、この方よねって思いながら、すごい私はびっくりしたんだけど、
最後に、字幕でナータンってなってたかな、姉さん。
ナータンとルードビッグとヤコブの3人を演じられたのね。
やっぱりそうやな。
そうやね。数学の、最後ボケたおじいちゃんになってた。
そうなのよ、この方。
ヤコブは、片目を追ってた人?
そうそうそう、たぶんそうだったんじゃないかな。
ヤコブかなんか。
ヤコブって、そう、ジェイコブっていう呼ばれ方をしてましたが。
あ、やっぱり一緒か。
一緒一緒。セバスチャン・アルネストさんっていう方なんだけど、
あの人すごいね。
この方何歳でしょうか、クイズ。はい。
でも、さっきちょっと写真見てんな。40ぐらい?
そうなんです、40歳なんですね。1982年生まれの40歳。
で、もう驚くべきことに。
え、40、え?1900?
82年生まれ。
あ、82年か、よかった。
うまいなと思って。
この方すごいね。びっくりでした。
すごい肩の力抜けた芝居司法あるよね。
だからさ、今回の役の演じる年齢幅の広さが。
えぐい。
だから最後20代ぐらいだったのかな。
はっきりした年齢はわかんないんだけど。
で、途中本当にもうヨボヨボな感じの。
ヨボヨボっていうか。
え、生き生きしてたのか、あの人だっけ。
45:03
そうそうそうそう。
若い子の方やった後に、また別のおじいちゃんでも出て、その後超若者やったりとかしてた。
そうよそうよそうよ。そうなのよ。あの時だよね。
えっと、アイパッチつけてた時ね。
そうだよね。
若者してたから。
なんか2代目ぐらいの年の時は20代かなって感じによくやられてて、
その後60、80ぐらいの役をやって、また20代の役をやってっていうのを。
すごい人だなあ。
すごい。
一番芝居好きだなあと思いながら見てたけど、なんかすごくナチュラルで。
で、なんかその2代目世代のヤコブ。
戦争に行って片目と片腕を失って、ちょっとやさぐれて過ごしている。
でも全然悪い子じゃないのよね。
そうなのよ。そうなのよね。
ただちょっとチャランポランな時代を今生きているっていう人が、
なんかちょっとやり方によってはすごく嫌な人に見えそうやなと思って、
最初出てきた時にちょっと警戒するぐらいな風景やったので、
おっとこれ嫌なやつ出てきたかなと思ったらものすごい人で、
なんかすごい楽な芝居しはるなあと思う。
そうなね。楽な芝居されるですね。
すごいナチュラル。
すごかったです。
どちらかというと、これ全部で1、2、3、4幕ぐらいあるのかな。
4幕であってるかな。あるんですけれども、
そのうちの1から3にかけては、
どちらかというと話の中心には全くならない役をされてる方だったんですよね。
で、最後の4幕でセンターに立つっていう、
来た来たー!っていう感じでね、
驚きでした。
そうか、じゃあこれ、私が今wikipediaで見てて、
2020年版のキャストが載ってて、
で、ルドビック、最初の数学者の人かな、
キャストがエド・ストッパードになっとったんよ。
別の?
トム・ストッパードの息子さん。
あー、そうなんだ。役者さんされてるんだね。
そうそう、何年かんやちょいちょい勘できおるんやけどな。
あのね、これまた、英国演劇界あるあるですけれども、
割と家族出してくるっていうね。
そうそう、ちょいちょい出てきおるのよ。
48:02
またストッパード一族来たわ。
になっとって、
で、そのレイさん、最後のやつと、
ヤコブか、がその方になってんのね。
そうなんだー。
じゃあルドビックまでやっちゃったんや、今回は。
どうしたんやろね、エド。
エド・ストッパード出てたか?ってなって、
どうやってやってるんだって思ってて。
あー、そっかそっか、出てないっす。
そういうことかー。
で、さすがに兼ねちゃったんだね、その人が。
いやー、これはすごいよ。
でもなんかね、あの人がいて、
なんか、全然キャラクターも違うねんけど、
学者派だというか、変わった人を、
ものすごいナチュラルに演じてらっしゃるのが、
なんか一族感すごくて。
そうだね。
こういう人、各世代に一人ずつ多かったなっていう。
ほんまやね、それは確かにそうやね。
でもその、ごめんなさい。
いや、なんかその、血統感出してきたんかなと思って。
それは思う思う、やっぱりその、
3世代をすべて、別の人の役を一人で演じてんのは、
この人しかいない。
そうやね、唯一やね。
そうやね、他は、同じ人をずっとその、
若いときから年老いるまで、
ヘアメイクをチェンジしながらね、
これすごかったけどね、一言で言うけど、
演じてらしたり、
あと若い頃は別の人がやって、
で、年取ってからまた別の人がやる、
みたいな方法をね、取られてましたけど。
そうだから、その構造も、その、
メイドさんで出てた人が後から出てきてんのか、
娘で出てきてたりとかすんのかなとか、いろいろ、
使い回ししてんのかどうなのか、
もう全然わかんなくって。
そうやね、メイドさんいらしたね。
メイドさんとか、ちょっとした役で出てきた人が、
後で何か兼ねてらっしゃるのかどうなのか、
っていうところまでちょっと目が行かなくて、
わかんなかったんだけど。
そうね、私も今ナショナルシアターライブの
パンフレットを見ているんですけれども、
年代別にキャストが載ってるね。
おー、なるほどなるほど。
見ようか。
どこの人かな、ヤーナっていう、
あ、違う、ヤーナは、これがお手伝いさん?
メイドさんかな?
ちょっと名前がね、わかんない。
ヤーナはいないから、
たぶんそうやね、この方、
カーラ・ポーリンガルさんが、
じゃあ他に出ているのかっていうことだよね。
いない。
一世代後の、あ、いないのか。
51:01
いないね。
あとなんかその、
おばあちゃんとかね。
そうそうそう、おばあちゃんの人とか、
あとメイドさんのちょっとベテランさんの人とか、
本当に一言二言ぐらいの人もいってらっしゃったりとか、
で、ピンポイント的に出てくるキャストさんとかって、
例えばドイツ人の軍人さんとか、
はい。
あと最初の、ちょっと色濃いザタに巻き込まれる将校さんとか。
将校ね。将校さんはその後も出てきておりました。
わかりましたか?しんちゃん。
顔長いなって思ったから。
ラスト?
ラストじゃないな。
ラストの方はね、アーティフローシャン、レオの人だよね。
レオポルト。
うん。
この方はね、アーティフローシャンさん、
アーティさんはレオとしてだけしか出てきておりませんね。
あ、婚約者。
あ、違うの。えーとね、婚約者な。
えー、違いますね。
銀行員ではない。銀行員じゃねえや。
ちゃうね。
ジャーネレストではない。
ジャーネレストではない。
将校、フリッツさんやんな。
うん、そうそうそうそう。
フリッツさんは1930何年だったかな、
38年かにお家に乗り込んできた市民という役名になってるんですけれども、
お家に乗り込んできた市民?
うん、えーと、そうです。
マーク・エーデルハントさんっていう方なんですが、
あの嫌な、嫌味ったらしい奴いたじゃん。
あれ警官じゃなくて。
あー。
ほうほうほうほう。
あのサインを書けって言ってさ、鳥を押さえるって言って。
あれじゃなくて、ドイツ人じゃなくて?
ダチの人じゃなくて?
あ、その人、その人。
え、あれ?
ドイツ人?
鍵十字付けてた人?
え?
鍵十字付けてた人?
そうそう、それそれそれ。それよ。
ドナウをふんふん唄ってた人?
あ、そうそうそうそう、その人その人。
えー、そうなんや!
その人その人。
全然似たってなかったー 私もなんかあれと思ってこれあれですよ
私は手元にパンフレットがある のでねあの分かるんですけどです
です
あそうじゃああの人柳役になっちゃ ったね
柳役かお上手なねやってて気持ち 良さそうなんだよなあの2つとも
54:06
そうなんですよね
ぶるいな
ねえ
あそう
そうなの
あやっぱじゃあ兼ねるところは やっぱ兼ねてらっしゃるんだな
まあね
でもねそんな兼ねてないねだから このルードビッグさんを演じられた
セバスチャン・アルメストさんの 兼ねっぷりがすごくてまあでも
このカッターで1本の筋が通った 感はすごく
うんうんそうやね
感じるんだけどね
そうかなと思いながらまさかな と思ってでもそうやと通じるな
って思って
そうなのよ
でちょっと私が見たんですが名前 が違ったから
あいやいや
あれでいいねって思ってただけで なるほどな
でもさだとするとさ最後のあの えっとイギリスにね行った
うん
戦争の中
トムジー
そうトムジーのあの
トムジーもどきな
そうそうそうですもどきという かまあ自身を投影して書かれた
のかどうかわからないけれども 同じそのルーツを持つね
うん
同じ状況のこのレオさんが私が その見たときにねえっと最後の
シーンはまあたくさんいたあの たくさんいた家族がもうあのいろいろ
いろいろなことが起きてもうたった 3人ぽっちになってしまったっていう
そういうねシーンだったんです けれどもそこで3人だけ出てくる
んだよね
でこのナータンの役をルードビヒ じゃあはルードビヒはベイトヴェン
ルードビクと役を演じられてた セバスチャンアルネストさんが
いるんですけれども私はそのこの 人ってあの人だよねってすごい
思いながらじーっと見ててねって ことはこいつレオレオもきっと
今までに出てきてた人なんだと思 ってすっごい顔じーっと見てめっちゃ
面白いけどなんか違うよねえもしか してえあの婚約者の人でもさっき
出てきたあれ誰って思ってやっぱり ここだけにしか出てきてなかった
っていう今の衝撃ね
すっごいごめんなさいね顔長い とか言っちゃって
顔長かったですでもなんかあの イギリスポッシュな感じすごい
してたね
うん
うん
うんあの誰もがちょっとこう想像 するポッシュなイギリスの
若者
若者そうもう客席もね笑顔来て たけども
うん
うん
なんかクリケット得意なんだって ああ言いそうみたいなね
うんうんうんすっごいイギリス 英語やったし
57:02
うん
上流階級な感じのね
うん
うん
ってことはオープニングで最初に いた3人があの3人だったんだ
あオープニング3人やったね
あのポーズやったね
そうやわオープニング3人だった その車幕がね前に向かっててその
後ろにいた3人
まず3人が佇んでいてそこにふわ って家族の群像が出てきて幕開け
っていうとても印象的ですごい 綺麗な照明のシーンから始まって
そうね
その時は何も思わずにいっぱい 人出てきたと思ってふわふわって
なってただけやってんけど今考え たらたぶんあの3人から始まったん
やな
そういうことだね
まあちょっとキャラクターは違う かもしれないけれど
その
きっとそういうことだ
姉さんが姉さんやけど演じるのは ルドビックになってたかもしんないけど
もうすでにね
うん
まああのシルエットやったから ね
うん
かな
そうかもしれんね嫌だから
だといいなって今思った
そうなんか本当にねこれは家に 帰ってきてもう1回このキャスト
などを確認したりちょっとした 歴史のねあの起こったその年代
とかと照らし合わせてああふむ ふむあの時はそういうことだった
のかとかっていうのを確認して この自分のあの額のなさゆえでは
あるんだけれどももう1回みたい ですね
いやあの最初にその演出家の インタビューがあって家族について
話したかみたいなこと言っていや そんな時間なかったんやって
そうだね言ってたね
演出家ので必死だし役者のいい ところを引き出すのでいっぱいいっぱい
やったわみたいなことを言った はっていやでもなんかすごく細やかな
演出されてたりとかやっぱちょっと 視覚的にもなんか瞬間的にシーン
が変わるみたいな
うんうんうんあったね
のが何箇所かあってまぁちょっと あの戦場的なシーンとかもあった
りとか今まで普通に喋ってた人 がいきなりベッドシーンになって
たりとか
うんうんうんうん
えーそんなことになってんのみたい なのですごく印象的に作られて
いて
あとあのあれですね照明が好き やったな
すごい綺麗やった
良かったあのこれねまあナショナル シアターライブさんの撮影クルー
には全然そんなものヘッチャラピー かもしれないんですけれどもあの
撮影クルー中背の照明やなーと思い ながら見ました暗いのよね
暗い
柔らかくて暗い照明
うんでちょっと透明感があるような ちょっとセピア色みたいな
そうそう全体にね
すごく深い照明をやってらっしゃ って
1:00:03
繊細やった
うん
なんかちょっとほんまに肖像画の 世界みたいな
そうね
絵画の世界みたいな感じ
うんちょっとそういう感じの飾り もついてたよねそのなんだろう
舞台の面というかかみしものさん
あーそうだね
うんはっきりと見えなかったけど
うん
お家に行くね袖巻く的なところ に
まあそのお家の一室がずっと舞台 やからそのお家の装飾みたいな
感じやけどちょっと彫刻みたいな 額縁みたいな
額縁やねそうやね
印象的で
うんあの小道具の量だったりとかね あと置いてるその小道具になる
のかがめっちゃすごい最小限という か
めちゃくちゃ切り詰めたんやな っていうのを感じられる舞台やった
あのその時代時代を表すのにもちろん ヘアメイクだったりとかお化粧
だったりとかねあとお洋服っていう のはもう大きくガラッと変わって
いってるんだけどそれプラスその セットで見せることってももちろん
できると思うのよでもあの最小限 の小道具しか使ってなくてそれは
リーマントリオリジの時みたいな 箱を何かに見立てるとかそこレベル
では全然ないんだけど実際のもの を使いながらも最小限ですごい
なって思ってみたあれさあの最小 限さにしちゃうと見立てやったら
なんかアートになるんだけど想像力 が加えられるんだけど実際のもの
を使ってあそこまで減らすとちょっと 寂しく見えちゃうことってある
と思うんだけどそれをねうまく 証明でね区切ってもう本当に人数
があんだけ多いからそこにさらに 小道具とかねセットいろんなもの
大きなものとか入れ込んじゃう ともうごちゃごちゃになって取り
回しも大変だったらだろうなっていう のももちろん思うんだけど全然
寂しさがなくてすごいなと思った よ
シンプルじゃシンプルだもんね そうなのでもちゃんとそこに意味
のある小道具として全部いてて あれはすごいなってどこ見てん
ねんって話なんですけど思いました いやそういうところなんじゃない
かななんか洗練されているとか 極力そういうところではなく物語
に焦点を当てるっていうのはすごく 成功してらっしゃったんじゃない
かなそうだねあとはこんだけわからん わからんついていけんかった
1:03:04
学がなさすぎた言うてますけども ね1幕から3幕経て4幕ですよまあ
感動したねエモーショナルここか と思ってなんもわかってなかった
この私がこんなに4幕で感銘を受け させられて私なんなんやろうと思い
ながら見てましたけどこれは歴史 とかちゃんと背景知ってたらめ
ちゃくちゃ来てたやろうなと思 った
最後にねその3人しか残らなくて 最初の1890何年の時にも家計図の話
をしていて名前が書かれてない けれどみんなが知ってたから名前
が必要なかったけれど忘れてしまう のは悲しいからって言って名前
を覚えてる人のやつはどんどん 書き足していこうって言って家計図
を作るシーンがあって結局最後に 戦後55年かな残った3人で家計図
を見て何も知らないトムジもどき の若者が
レオくんで
レオくんがこの人はこの人はって 言ったら全員が死んでるでアウシュ
ビツアウシュビツアウシュビツ って言われてしまってもうそれ
ってどんだけ被害が大きかったん やっていうのも感じるしこの一族
が今この人数になってしまった ってでも今2人だったものに1人
加わってそこからまた物語が生まれる のかなとかっていうのも感じさせて
くれるしでそこから最後の本当に オーラスの絵がまた家族が全員
バッって
あれはね泣けるよね
戻ってくるっていうの存在を見た 瞬間にやっぱり今まで見た2時間
が全部帰ってきて
走馬灯っすよ
うんこの人たちの人生ガーッと 燃わせてくれるっていうあの演出
すごく巧みだなと思うし
芸は鮮やか
シンプルで力強いすごい良質の物語 を見せてもらったんやなっていう
のを改めてあのシーンだけでも 感じれるなと思って
そうその最後の一瞬のシーンの ためだけにヘアメイク変えて出て
らしたわよすごいわと思って
みなさん若返ったわよ
若返っただって最後のねあの カーテンコールではねあの美しき
お若き姿で登場されてましたから ね
一番綺麗な時代でね
これはメイクチームえらいこと やぞと思いながら見ておりました
全員がまた一斉に帰ってきたり するからねあれ
1:06:01
そうだよ
あーでもあのグレーテルさん
グレートルさん
グレートルさん緑のショールの女
ピンやなあの人
めっちゃ美人
バレすぎ
美人すぎて最初何歳設定なのか わかんなくてわかるこの私の言いたい
こと
わかるわかる
設定がわかんなかったのもう美人 なのよすっごい美しいのね
で声も魅力的やしで何この色気 ただ漏れの人と思いながら見て
でも設定年齢何歳かわかんなくて
であれさ別にあの見た目でね最初の 一幕のあれで50歳って言われても
納得するし
でも30でも全然
30でも全然納得できるし何歳か わかんなかったんだよねっていう
ぐらい本当にちょっともう美しすぎ た
綺麗なーと思ってやっぱその人が すごい魅力的な役やってて
そう
で結局最後おばあちゃんになって 出てくるんやけどなんかもうそれも
すごく何やろなもう老いてらっしゃ るんだけどそれはもう余すとこなく
芝居で表現されてるんだけどでも 前を知ってるからものすごいやっぱ
美しいのよね
まあ確かにそうやね
でもちゃんとおばあちゃんっていう のがすごいな
そうやねあとすごいのがそのさ 若いのとおばあちゃんって割と
その見た目で演じきれるんだけど 途中よ途中
途中のちょっと少年時代わかる あれがね皆さんお見事でしたもう
ちょっと年いってるっていう子供 も大きなってみたいなもうあの
感じがねちょっとどっしりする 感じね今まで線が細かったのが
別にどっしりになってないよ
最近はそう見えるんだよね
もうそう見えるのよ
やっぱり
あれ何やろね
立ち方とか歩き方
歩き方なんだと思うのよね声を 嗅いでらっしゃる方ももちろん
いらっしゃるけどいやそういう ところじゃなくてちょっとした
スピード感とかちょっとした動作 の重さとか完全におばあちゃん
とかじゃないからさあんまり難しい よなって思うねんけど
いやすごいなあと思ったでもそれも やっぱりなんかそのメインっていう
か自分が一幕で目をつけた人しか そのさあの演じ分けとかを見届ける
ことができなくてそれを含めてもう ちょっともう一回すいません見せて
くださいっていう感じですねほんと ごめんなさいけどっていう
見逃してたーってなるよね
そうなのよもうなんか最後にね えっとまあナータンとローザと
レオが出てくるでこのローザさん ローザがこの人誰?って思って
1:09:07
誰状態になったの?
出てたのはわかってねんででも あんまりえーと多分その第二世代
の人やんなあれ
第二世代の人なんよそうなんで 第三の時にさあ警官を踏み込んで
来た時におらんかったからその時 もニューヨークにおったからちょっと
なんかわからんくってそうでも あの最後の最後ねそのエモーショナル
なねそのシーンでごめんなさい ってあの時謝らないといけない
ことがあるっていうその流れから のねあの思い出ああそういえば
隠したって言ってたってごめんなさい あのもう話ポンポン飛んでごめんなさい
なんですけども隠したエピソード あってはいこれ隠したい人みたいな
さはーいって言ってて
お祭りでなんか大きなクッキー みたいなのを一番ちっちゃい子
がどこかに隠してそれをみんなで 隠しましょうっていうゲームのやつ
をどこに隠したか忘れたっていう
その時のそうあのバッとねあの 思い出としてみんなが第4幕にね
バッと出てきてその時の話がさ れるんだけれどもああ言ってた
しこうなってたんやみたいなローザ のさことほんまちょっとしか知らん
かったのにその一瞬でその第4幕 で始めましてぐらいの勢いであった
ローザさんのさこれまでがもう まるで全部私知ってたよあなたの
ことみたいな見てたよみたいな 気持ちにさせてもらえるっていう
あれもうやられたなと思いました しかもあいつピアノに隠しとった
あの
そうやねあかんよねやめて
あぶら回るからやめてもらって いいですか
やめてくださいそうでもなんか そういうさなんかあのさっきのは
クッキーなのかなお菓子の話なんだ けどそのなんでもないセリフとか
行動とかがさなんかじわっと後に 繋がるのがすごいなと思った
だからそのさっき言ってた
ババーン伏線回収じゃないの
グレートルが言ってしまえばい とこかなのが好きになった男の人
を取っちゃってたんだよね
うんうん
しかも自分はね旦那さんいるの にね
それもすごい伏線に繋がんねん けどそれも含めてで何十年後よ
っていう自分がボケた時に謝らない とごめんなさいねって言ってで
何をって言われたらまたポカーン ってしてんのね
忘れちゃったってね
でも謝らなきゃいけないっていうこと だけはすごく覚えててでも結局
結果的にそれで間違いを起こした 人の男を寝取ったっていうこと
がなんか一族を救うきっかけにも なってたっていう伏線が含まれて
1:12:07
てこれどうやってこの筋考える のっていうぐらい入り組んだすごい
多重構造のトリックを仕掛けられて て
しかもこっちはそんなことすっかり 忘れてるからね終わった話だと思
ってるからっていうのが最後に 出てきた肖像画についてもそう
なんだけど言われてみればポイント ポイントで出てきてたんだけど
でもそんな引っ張るっていうか そうやって年を経て時代を経て
きたものっていうのはその時全然 大したことじゃないと思ってた
けどこんなにもなんか象徴になったり その心にね大きく関与するような
そういうものになるんだなとか なんか歴史っていうのをねなんか
こうじわっと
誰も気に入ってなかったからトイレ に飾るようなことはええやで
そうやねん
これが今博物館にあんねんで
それを取り戻そうとしてたりっていう のがあって一族のみんなの思い出
だったり絆っていうのを確かめる 大事な大事な一枚になってたり
とかねもうなんかね不思議な感覚 を味わった
トム・ストッパードという化け物 みたいなじいちゃんの愛最大限
の愛ですね
そうやねんでこれだけのものを 見せてもらっててかつこれが自ら
の羊を元にしたお話だっていう のをそれを私たち知ってるにも
関わらずで彼が本当のとこどう 思ってんだろうねっていうのが
やっぱりつかめずに終わるっていう なんかどうなんだろうどういう
なんか全部が全部がトムちゃん なんだと思うんだけどねそうっていう
感じですねはい1時間14分
いやもうなんか本当にねなんだろう ふわっとしててごめんなさいね
本当にごめんなさいもっとなんか そうだね今年はちょっとこうやっぱり
歴史についてもうちょっと自分でも 学びたいなって思いましたやっぱ
ね学がないとねだめだね
学と言うか
知識初めてそれをね感じたのって あん時だったんだよねあのえっと
オーディエンス
誰だこいつらってなったもんな
そうそうあの女王が
エリザベス
1:15:00
うんエリザベス女王がねまあ代々 のその女王だったり王様だった
りがやってきてた習慣で毎週 月曜日の朝だったっけ
月曜日か火曜日か
ずっと忘れちゃったけどなんか あの首相とイギリスのね
ミーティングというか営権をする っていうね
お茶飲むっていうそうそれをもう 何年にもあたってずっと続けて
きていてっていうのをその営権 の様子を歴史的背景を交えながら
見せてくれるという素晴らしい 作品があったんですけれども素晴らしさ
はわかったよほんとすげえと思 ってみたんですけど歴史的背景
の知識が薄すぎて私はすごくその 時になんでもっとちゃんとイギリス
の歴史を知ってなかったんだろう って思ってそれからねちょっと
ちょろっとですよあのそこにも 興味を持って見たり読んだりする
ようになりましたがヨーロッパ よねやっぱりね
ちょっとねわからんすぎるマダガスカル ってなってたもん
マダガスカルは嫌よって言ってた なんだろうとおうまって
ウィーンに住んどったらさ
そうだよねマダガスカルだけは 嫌って言ってた
ちょっと違いすぎるわ風土がって 思ってた
マダガスカルが候補に上がる世界 なのかとか
そうだねでもトムサンカってあれ やチェコスロバキアからのシンガポール
からのインドやからね
数学のこともあそこまでさなんか 難しいと書いてさチラシーンで
さ操りしてる男が写ってて私なんか これマジカルな何かが
グレーテストショーマン的な
なんかぷわーってなんかここから 出てくるのかなぐらいの勢いで
ものすごいカッコつけて操りしてる 男だからこれなんやろなーと思
ってたけどマジ操りでしたね
操りやった操りの結び目の話でした ね
数学的に見てこの結び目が次どこ に移動するかいやでも一本の紐に
すると結び目の位置は変わらない だから同じだっていう何言ってん
のっていう
これを座標という
それだそれが数学だって言って たね
そのねでもこれがこの本当にあの プライヤーのこの写真が最後の
4幕であの時のっていうふうに 登場人物たちが思い出すきっかけ
になる
すごいすごい些細なエピソード の一つなんだよね
1:18:05
英国演劇界だけじゃないと思うん ですけど
日本の演劇界のプライヤーも結構 そうなんですけど
割と本編に関係がないあのババーン みたいなね写真使われがちなんです
出演者がわかりやすい写真あるいは 日本ではあんまりないけどね英国
議会ではあのイメージ写真誰も 載ってない
そう出演者誰も載ってませんみたいな ねが使われがちなんですこれは
非常に意味のあるプライヤーの 写真でしたね
いやなんやろなと思ってかっこ いいなと思って見てんねんけど
見終わった後でふわーってなった ね
ただのイメージ写真だと最初思 ってた
私は全然違う物語を想像してた マジシャンの話なんかなとかいろいろ
考えてたけど違った
違ったねマジシャンじゃなかった ね
マジカルなの一切なかった
確かにはいっていうところかな しんちゃん何か言い残したこと
ありますか
いやもうねこれはレオくんだっけ ちゃんと手に傷ついてんじゃん
とか
何が
子供の頃にナチスが入ってきた 時にカップを割っちゃってその
カップで傷ついてものすごい流血 して塗った傷が微妙にあの人手
につけてたよね
あそうなんや見えなかった
その人につけてる傷なんかどう なのかわからへんけどなんか刺してる
ところに傷があったのよ
そうなんや
ちょっとだけ足の古傷ですみたいな やつがあって
でもつけてそう
こういうのがイギリスだよなと思 って
いやほんとそうだよね
そういうとこからちゃんとやってん だなって思ってなんかすげえな
って思った
ちなみに日本版日本人キャスト でやった新国立劇場かなでつい
最近上映されてたそうなんです けどは周り舞台でされてたそうですね
でなんか詳細はわかんないんです けれども両方やっぱり見られた
方結構いらっしゃってでラスト がちょっと違ったっていうふう
におっしゃっててね
どういう解釈だったのかしらと思 って演出が違ったのか何か手を
加えられたのかわからないんです けれども日本版の方はナショナル
シアターライブ版ではなく元々 の長かった劇局でやられたっていう
1:21:01
ようなこともちょっとお見かけ しましたちょっとみなさん見てない
んで詳細はわかんないんですけども ねどういうふうにねあとキャスト
の方たちも知らないんで演じられて たのか気になるところではあります
肖像画とかもね
劇局としても素晴らしいと思うし 今回のナショナルシアターライブ
版の演出は私すごく好きだった な
そうだねなんか上品
ナショナルシアターライブで私たちは 別のバージョンのヘッダーガーブレード
見て面白いと思ったけどヘッダー ガーブレード演出家さんやられてる
んだよね
そうみたいだね書いてたね見て みたいね特殊な演出家さんのやつ
見ちゃったからね
いぼないぼ
いぼちゃんのいぼヴァンホーベさん の方見ちゃったんで
すごいエキセントリックな物語 だと思ってると
機会があるなら見てみたいです 常に不穏な空気をはらんでいる
ことで有名ないぼヴァンホーベさん の演出ですけれども
不穏この上なかったけど
その方がやられてたらまたちょっと 違う高質な感じなのかなとか思って
いたり
そうやね他のももうぜひぜひ本当に 見てみたいなと
このストッパード作品何個かやって って言ってたからそれを見せん
かいと思って
そうやな見てみたいな何あった やろうね気になるところであります
ここらで次回のナショナルシアター ライブの作品ご紹介いたしたい
と思います
メモするからお願いします
はい次回ですねアントンチェーフォフ 作のカモメでございます
インディラバルマさん出られて おりますあとエミリアクラーク
さん出てますよ
眉毛ちゃんね
眉毛ちゃんよ眉毛ちゃんそんなん やったっけ
眉毛ちゃんじゃなかった
眉毛エミリアクラークさん何に 出てたっけなちょっと待ってよ
あれゲームオブスローンスに出て なかったっけ
あそうそうそう舞台の方は何も 見てなかった
違った違った眉毛ちゃんじゃなかった
眉毛とかじゃないよねこの人あれ でしょ
エラリシちゃんだ
竜に乗ってる子だ
竜に乗ったっけ私ゲームオブスローンス さあ3話ぐらいしか見てないよね
そうえーっとはい
眉毛ちゃんメイン
そう私にとってはターミネーター のサラコナー役ですね
あそうだね
うん
そうですねはいナショルシアター ライブでは見たことなかったっけ
1:24:04
なんか出てた気もしたけどまあ いいやはい次回きっとわかるでしょう
ということでですね
はい
うんえーカモメでございます
カモメ名作ですな
カモメ名作ですチェイホフやから ね私カモメは見たことあったかな
チェイホフの別のやつは見たかな あのシュールなやつを京都の劇団
サノで見たね
おー私もよく触れたことないん じゃないかな
見てないなちゃんと
うんねチェイホフにあの改めて ね
桜の園とかワーニャオジスとか 三人姉妹とかね
三人姉妹見たね三人姉妹だった ね私が見たの
ほうほう
そうですが桜の園はね同盟の映画 がありましてすごく私としんちゃん
がその昔出会ったばっかりの頃 にしんちゃんも見てたよね確か
うん
いい作品だねって
見たねって
そう盛り上がったっていうめちゃ くちゃマイナーな作品でございます
はい
名作うんでえーとこれねカモメ ですが2023年の2月10日金曜日から
2月16日木曜日までということで またね日程明けてあれしんちゃん
いけるのかネガストーカーがい けるのか
頑張る
頑張る私もねちょっと頑張って いくねなぜならちょっと島次郎
の舞台見に行かなあかんかもしれない この頃やった気がするはいので
カモメも見たいと思います
はい
はいというわけでですねすみません 本当に1時間半近くも話してしまいました
これは最後まで聞いてくださった 方がいったいどれぐらいいるのか
もうわかりませんがもしいらっしゃ ったとしたら本当にありがとうございます
もうあのどどどお風呂入って寝て ください
寝てくださいはい私はね今から これをもう何の編集もかけずに
即アップしたいと思いますそして あの本当にですねあの舞台の何
ですかあの歴史的背景に対する 解釈が足りなくて
はい
本当に申し訳なかったです
本当に申し訳ないです
思ってますあのちょっとはね予習 して出かけようかなって私もさすがに
思いました
はいこれ読めばわかるよとかいう のあったら教えてください
ぜひぜひあとこの作品見るといい よみたいなあのちょっとまたエンタメ
から知識を得ようとしている私 でございますがありましたらあの
教えていただけると幸いでございます ということでモトロンの会議では
1:27:03
お便り募集しております妄想ロンドン 会議のツイッターへリプライ
またDMでご連絡いただくかメール でのご連絡も大歓迎でございます
妄想ロンドンatmarkgmail.commosolondon atmarkgmail.comまでお便りお寄せ
ください
はいお待ちしております感想なんか もねあの教えていただければありがたい
です
はいというわけでまた次回お会い しましょうさよなら
ありがとうございました
01:27:39

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