はい、ポッドキャスト、投資って何ですか、の2つ目のエピソード。今回、東中野の雑談さんにお邪魔して、鎌倉投信の皆さんをお迎えして、投資って何ですか、のお話をお聞きしています。
2つ目のエピソードは、鎌倉投信社長の鎌田さんと杉本さんのお二人にお越しいただきました。鎌田さん、杉本さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
1つ目のエピソードの方で、鎌田さんの方からは自己紹介していただいたので、杉本さん、自己紹介を簡単にお願いできますでしょうか。
はい、ありがとうございます。鎌倉投信の杉本と申します。私は2020年に新卒で鎌倉投信に入社しまして、なので今4年目というところになりますね。最初、お客様対応をする部署に所属しまして、そこで3年くらい経験を積んだというところです。
鎌倉投信さんに新卒で就職されるというのは、そもそもどういうきっかけで、この鎌倉投信さんをご存知になったんですか。
そうですね、きっかけとしましては、私の父が元々受益者だったという。
父様ですか。
私が当時高校生ぐらいの時ですかね、鎌倉投信っていういい会社があるんだっていう家の中で結構連行してまして。
なるほど、お住まいどちらなんですか。
実家が札幌北海道ですね。
じゃあ北海道から鎌倉投信にいいぞっていうふうにおっしゃってたんですか。
そうですね。
なるほど、じゃああれですか、就職をきっかけにというか、その前というか大学時代はどちらにいらしたんですか。
大学は東北の方にいたんですけれども。
じゃあこの鎌倉投信さんで、このどういったんでしょう、首都圏というか。
首都圏というか関東に来たという。
関東に来られたということなんですね。
そうですね。
なるほど、でもお父様の力は大きいですね。
お父様が有意運用開始当初からの支援者で、北海道とかで運用報告会などをすると杉本君を連れて一緒に参加したりとかですね。
そうですよね、僕も一度ぐらい息子を連れて行くべきだったんだろうなと。
今からでも遅くないんじゃないですか。
遅くないです、遅くないです。遅くないんですよね、そうなんです。
その時、杉本さんは参加されていて、どういう感想を持ちになっていたんですか。
そうですね、高校生の時は本当に投資進託と言われると全くピンとこなかったので、何を話しているんだろうという感覚でしたね。
でもそこが何でしょう、何を話しているんだろうが何かというふうに、これはって思うようなきっかけみたいなものは何かあったんですか。
大学生になって就職活動をしていったり、いろんな会社を見ていくという中で、そういえばいい会社という言葉を使っていたところがあったなというようなことを思い出したというところと、
受益者総会に参加したということも結構自分の中で大きかったかなと。
それは大学生の就職活動をされている時に参加されたんですか。
大学生の時に参加、京都であったんですけれども。
それはコロナ直前ぐらいのやつですかね、もしかして。
それよりもちょっと前。
よりもちょっと前ですかね。
なるほど。でもそのいい会社という言葉がどこかで降りてくるとかっていうのが、この間ちょっと全然投資の話とはつながるんですけど、雑用の話、雑用論とかというお話をお聞きしていて、
雑用というのは受け取る人しかいないというか、その人がいて初めて成り立つものだというお話があって、しかもそういう雑用というか受け取られるというのには時差があるというか、時間が経って受け取られるみたいな話をされていて、
まさにその何て言うんでしょう、杉本さんのケースだと、いい会社っていうのは時間をちょっと隔てて受け取られたというような感じがすると思うんですけど、鎌田さんはどう思われますか。
そうですね、やっぱり記憶に留めたっていうのが、そこ面白いですよね。
投資というとお金が増えたとか減ったとかっていう、そういうところにどうしても気持ちが行きがちなんだけども、そういったところが記憶に残るのではなくて、いい会社とは何かみたいな、そういえばそんなこと言ってたなみたいな。
鎌倉投資さんは結構新卒の方を採用されていることが多いんじゃないかなと思うんですけれども。
そうですね、今そばに行っても毎年取れるわけじゃなくて、今4人新卒なんですけどね。
ただこの種の業界って結構、違う投資会社とか運用会社さんで経験を持ちの方が即戦力で入ってこられるとかっていうケースが多いのかなと思うんですけど、そこら辺新卒の方を採用される意図みたいなものってあるんですか。
もちろん経営理念とかそういったものに共感して入ってもらいたいっていうのがある中で、ゼロからきちっと指導できる、教育指導できるような会社になることによってみんなが成長するという。
あまりバイアスがないというか、手垢がついてないような人ということですね。
両面あってですね、そういう観点ももちろんあるんですけども、やっぱり未経験の人を教えるってそれなりのスキルが、教える側のスキルが求められるじゃないですか。
思いもない、教える側に思いがないと伝わらないし、能力もないと伝わらないので。
でもさっきの造業の話近いかもしれないですね。
そうですね、そういう意味では新卒採用するっていうのはハードルを会社としては上げるんですけども、これが定着することによって会社は強くなる。
長期で見ればそっちの方が足腰強くなるというような、そういう意図なんですかね。
杉本の場合は2回目の新卒採用で入ったんですけど、最初に入ったメンバーも部長クラスになっているので、
やっぱり鎌倉闘神の良さというのを本当に感じながら、その強みを発揮するにはどうすればいいのか。
部下を育成するにはどうすればいいのかというので、これがやっぱり重層的に重なってくると、独自の哲学を持った運用会社として自立できるかなと思います。
ありがとうございます。
じゃあ杉本さんに投資に関してご質問をしようかなと思うんですけども、先ほども一つ目のエピソードでもお話しましたけれども、
投資というのは特にお金とかそういうことに限定せずに、時間とか、あと自分の考えている思いとかそういうようなものを含めて何かに投じるというようなことでお尋ねしたいんですけれども、
そういうふうな、何か自分でこういうふうな投資の意思決定をされる際に、これだけは譲れないみたいなような基準ってお持ちでしょうか。
そうですね。
自分自身に対して深いところで問いを持つというか、本当にこれでいいんだろうかみたいなの。
その深さを日々鍛錬していくというか、何て言うんですかね、いきなり大きな決断を目の前に迫られて、そこでベストな解を出せればいいんですけれども、
そこに対して訓練というか、ある程度必要なのかなというふうには。
ちょっと具体的に何か例を挙げてご説明していただけませんか。
そうですね。ちょっとさっきの大沢さんの話と被ってしまうかもしれないんですけれども、私もマラソンを。
あ、そうなんですね。
マラソンは。
たまたまマラソン。
だんだん多いですね。
マラソンにだんだん集まっちゃったんですよ。
知っていまして、走っていく中でこの辺でやめようかなとか、いろんな続けることもできるし、やめることもできるという中で、
走り切るというふうに決めたときに、弱い自分というか、そういったものが出てくるときにそれとどう対峙するかですとか、
そういったことを走ることに限らずなんですけれども、日々意識的にやると、
よく投資の中で感情に振り回されることが一番失敗してしまうというのは言われているかと思うんですけれども、
そういったときにぶらされないようにという観点においても、トレーニングみたいになるのかなと思っています。
すみません。同じ質問というか、譲れない基準というか、投資される際にこれだけはというようなことを、鎌田さんは何かお持ちですか。
投資するときの基準ですか。
はい。
何だろうな、若干話がずれるんですけれども、さっきのマラソンの話との共通項で言うと、いわゆる我々の有価証券、株式投資なんかも同じなんですけれども、
信念を持って続けることができるかどうかというところで、続ける力がやっぱり投資には極めて重要で、何にしてもなんですけど、勉強にしてもスポーツにしても趣味にしても、
お金の投資にしてもそうなんですけれども、続ける力を持てるかどうかがこれが成功する成功しない、つまり価値を生むか価値を生まないかという違いだと思うんですよ。
続ける力の根源は何かというと、やっぱり自分の価値観なり、大事にするものを大事にするものに投資をするっていう、
そうですね。
創造しなくても手に入ってしまうということですよね。
だからそこの部分に意識が向くか向かないかで、
やっぱり投資のやり方というか、
投資に対する考え方というのも変わってきますよね。
それはもちろん変わってくると思いますね。
スリモスさんは非常に若いんで、
どうでしょう、
スリモスさんの周りにいらっしゃる同世代の方というのは、
そういうふうな考え方というか行動とかという部分で、
似たような感じをお持ちなのか、
それともスリモスさんちょっと先を行っているのか、
その辺ってどんなふうにお感じになっていますか。
自分の関わり合いが結構そういった価値観を持った人たちが、
周りに多いというのはあるかもしれないんですけれども、
比較的分かれているというか、
例えば今インターネット、アマゾンでポチッと押すと、
翌日には物が届くという。
その日に届くことがありますもんね。
ありますよね。
そういった世界観に何も疑問を持たないということも、
そういった方々も一定数いると思いますし、
生まれた時からそういう仕組みになっていたという。
一方でこれってどうなんだろうという、
当たり前のところに疑問を持っている方々も、
結構一定数いらっしゃるかなとは思いますね。
そういう意味で、今鎌倉東進さんでスリモスさん、
いろんな受益者さんというか、投資家の方であるとか、
投資先の会社さんと受益者総会なんかで
接点をお持ちになると思うんですけれども、
これからお仕事をされていく中で、
どういう人たちとか、どういう会社とか、
どういうチームとより関わりを深めていきたいというか、
関係を作っていきたいというふうにお感じになっていますか。
そうですね、私自身がコロナの時期に入社していたので、
その時期に対面のイベント等ができなかったという背景があって、
つい最近ですね、
いい会社訪問ですとか、そういった対面のイベントで、
受益者さんとお話しすることができて、
本当にその時は、
なんていうんですか、嬉しかったというか、
そういう気持ちはあったんですけれども、
関係性というところで言うと、
顔の見える関係性というところは、
すごく大切にしていきたいというのは、
個人的には思っています。
今、受益者総会のお話をお聞きしたんですけれども、
ちょっと僕、別件でですね、
今回お邪魔できなかったんですが、
大事だね、大事だ。
すみません、サッカー見に行ってましたね。
メニューさんにとっては最大の投資の時間です。
そうですね、投資でした。
僕、コロナ前の2019年の京都のところにお邪魔したんですけれども、
それ以来で受益者総会を催されて、
鎌田さんはどんなふうにお感じになったのかな、
というのをお聞きしたいんですけれども。
受益者総会というのは、唯一の決算報告会で、
お客様と投資者企業と鎌倉がつながる場ということなんですけれども、
コロナになって非対面のイベントだったんですけれども、
今年は4年ぶりに規模を縮小してリアル開催して、
やっぱり対面で顔が見えるというのは非常に大きいなとは改めて感じました。
それはどういう点で、
特に具体的に言うとどこら辺が違うなというふうにお感じになりました?
相手の表情がまず見えるし、実際に会話できるということですね。
オンラインでやっぱり500人とか1000人規模でやると、
相手が見えないじゃないですか。
だから一方通行なんですね。
チャットとか見てると結構ドキドキこと聞くなって。
そうですね。
そういうのもありますし、
そういう率直な意見なんていうのはすごくウェルカムではあるんだけども、
やっぱり伝わりにくいということはありましたので、
対面の方がはるかにそこの顔の見える関係性というか、
信頼の力というのは全然違うなとは思いました。