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それじゃあ、さっき飛んで埼玉の話をとったところですけど、続けてやっていこうと思います。
ちょっと文脈の話をしてみたいなと思って、文脈で会話するときに大切ですけれど、
会話だけじゃなくて、やっぱりその人の人生にも文脈があると思っていて、
医者として働いているときに、結構それを大切にしないとうまくいかないなって僕は思っています。
もうちょっとわかりやすく言うと、病院に来て、例えばお腹が痛いですって言ってくるじゃないですか、
診察して、お腹触って、どんな感じで痛くなったかとか聞いて、今痛いかとか聞いて、お薬出しますと。
終わりましたって、とりあえず一回治ったとして、
その時、患者さん、ちゃんと見てもらえたって思う人と、そこじゃないんだけどなって思う人とあると思うんですよ。
お腹痛いですって来たときに、みんながみんな、病気ですって言ってくるわけじゃなくて、
あくまでそのお腹痛いですっていう主祖で来るんですよね。
そういう表現で来るんですよ。あくまでその人の表現でしかないので。
だから、お腹痛いですっていうのが、その人にとってめちゃめちゃ困っていることかもしれないし、
お腹痛いですって言ってきたけど、実は困っている大物とは全然違う。
例えば、学校に行きたくないから、そのたんびにお腹痛くなるっていう精神的な部分の問題もあるじゃないですか。
っていう風に、やっぱりそこの病院に来て、主祖を見るだけじゃ全然分からなくて、
その人の主祖が本当の主祖なのかっていうのを確認しないといけないと思ってやってるんですよ。
じゃないと、さっき言ったように、お腹痛いって言って来てやり取りしても、
やっぱり満足度がある一定のところで止まっちゃうと思うんです。
全員を満足させられないと思ってて。
なんで困ってるかっていう、まずニーズの深掘りから始めないといけない。
そのためには、やっぱりその人のその時の言動を見るだけじゃ分からなくて、
その人がなんでそう言ってるのかっていう文脈があると思うんですよ。
だからやっぱりそういう文脈を読まないと、医療って成り立たないんじゃないかなって思ってて。
結構、あそこの病院ダメだとか、あそこの医者ダメだって言われる理由の一つとしては、
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そういう文脈が読めてないっていうパターンはよくあるかなと思ってます。
結局だから会話できてない、その人がなんでそう言ってるのか分からないっていうパターンがあるかなと思います。
ここからすごい私の個人的な偏った考えですけど、
結構医者になっている人って、みんな受験勉強で振り分けられてくる人たちなので、
勉強が得意というか、勉強が得意って言ったらやっぱり違って、
受験勉強が得意なんですよね。
だから決まった答えがあって、そこにどういうパターンで当てはめていけばいいかっていうのをやるのが得意な人たちの集まりで、
そこのパターンの捉え方を正しく教育されてたらいいんですけど、
あんまり医学教育でそういう文脈読みましょうみたいな話ってされないんですよ。
なんかちょっと今の時代変わってきてるのかもしれないけど、
私の時は何かの先生が何かの病気について話しますっていうのが大半で、
だからそこのかの話しかしないんですよね。
だからさっき言った飛んで埼玉の話と一緒ですごい偏ってる人たちが偏って話をしてくるんですよ。
別にそこの分野を勉強した人はいいんですけど、
でも医者として働くときってそこの分野だけ見ればいいわけじゃなくて、
ある程度全部知ってないとすごいずれた方向に行ってしまうので、
なのでその医者として現場に行くときには、
やっぱりこうある程度網羅的に全部知った上で、
この人は何をしに来たんだろうっていうところから始まらないといけないんですけど、
やっぱりそれができない人が結構多いし、
何かできなくてもいいって思ってる人たちもいちゃうと思います。
いわゆるだから専門性が高い人たちほどそういう傾向は強くなる。
専門性高いので、そうやって尖っていくためにはやっぱりそこの分野を極めないといけない。
やっぱり尖っていくのは当然なんですけど、
でもせめて相手が何をしに来たのかっていうところは確認してほしいんだけどなっていつも思いながらやったりしてます。
病院に行ったとき、逆に患者側として行ったときにも、
ちゃんとそうやって文脈を読んでもらえるように話をしないといけない。
しないといけないって言ったらあれですけど、本当は医療者がやれよっていう話なんですけど、
さっきの受験勉強でふるいわけられてきた人たちってパターンで認識していくので、
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答えがわかりやすいパターンでくればいいんですけど、
自分の知らないパターンでくると対応できないんですよ。
なので、そういう人たちと話しに行くんだなっていう、すごいディスってますね。
でもそうなんですよね、実際本当やっぱりね、話わかんない人多いんですよね。
医者だけじゃないです。もう医療関係の人結構そういう集団になっちゃってるところが多くて、
なのでちょっと話し方も考えてあげないとやっぱりことがスムーズに進まなくて、
結果自分が不利益をこむってしまうのが現代の医療のレベルだと思います。
だから患者側としても手術を欠かされると思うんだよ、多分。
病院行った時にね、最初は問診票とかに手術を欠かされる。
あるいは窓口行った時に今日はどうされましたって聞かれて、
だから手術を答えるんですよ、そこでね。
一言であなたの状況を伝えないといけないんですけど、
それを受診する前に自分は今お腹が痛いけど、
でもお腹が痛い原因は何が困ってるかっていうのを一番話してほしいです。
とりあえず病院行こうってなると思うんです。
とりあえず病院行っていいんですけど、
病院行きながらちょっとそういうのを、
何で自分は病院に行きたいんだろうっていうのを詰めておいてほしい。
そこを詰めておいてもらうと、やっぱり早く困っているポイントに到達できて、
まずだから患者と医者とが同じ目標を共有しないといけない。
まずそこがスタート地点なんですけど、
そこに立つのも結構大変なんですよ。
スタート地点に立つために問診をするんですけど、
だから一番最初の受診の時って時間が長くなってしまうんですけど、
そこでちゃんと正しい目標を共通認識として持っておけると、
やっぱり早く診断につながるし、早く治療できるし、
何なら余計な医療もしなくていい、
余計な検査しなくていいし、余計な薬使わなくていいしっていう風になるので、
なのでそこをポイントを抑えたいんですけど、
そのためには医者側も努力すべきだし、
患者側もそうなんだなってやっていくべき、
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まずはそこを共通認識を作ろうっていうところから入らないといけない。
なので文脈を読まないといけない、
医者側は文脈を読まないといけないし、患者側は文脈を読ませるように話をしてほしい。
どうなったからどうだっていうところが大切なので、
なのでそういう風にお互い寄り添っていけると、
より良い医療になっていくんじゃないかなって思います。
ということで伝わりましたかね?
意味わかんねーよって方、コメントください。
またちょっと方向を変えて話したらいいかな、どうでしょう。
ということで今日は以上で終わりです。ありがとうございました。